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徳迎山 正法寺1 大方丈、本堂(八幡散策11)
写真は、桜の咲く本堂と大方丈の前庭
大原野の正法寺(しょうほうじ)はある程度有名ですが、八幡の徳迎山 正法寺(とっこうさん しょうぼうじ)を知る人は少ないのではないでしょうか。
浄土宗の寺院です。
当地の出身である“お亀の方”が徳川家康の側室となり、九男義直を産みます。
この義直が尾張徳川家初代藩主です。
以降尾張家によって厚く庇護されてきました。
通常拝観では正門から入って、正面の唐門を外部から見られるだけです。
右手には宝物館の“法徳殿”あります。
この左手に伽藍内への入口がありますが、通常は非公開です。
しかし年に6回の週末は伽藍内が公開されます。
4月、5月、6月、9月、10月、11月の1週末です。
玄関で拝観料700円を納めます。
八幡市観光協会の方の案内で拝観します。
まずは大方丈です。
襖絵は狩野派のもので、奥には上段の間があります。
右手前方の本堂との間は、唐門や鐘楼を背景にしたきれいな枯山水庭園です。
本堂内部には本尊の阿弥陀如来像と観音勢至菩薩を従えた三尊像です。
三千院の往生極楽院と同じ“大和座り”を間近いで見られます。
また長らく公開されていなかったので、内部の極彩色の装飾もきれいに保存されています。
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