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2024 3/20の拝観報告3 最終(仁和寺 高松宮記念書院 十一面観音菩薩像新調奉納記念特別展 呈茶)

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写真は、高松宮記念書院の庭園。

北野天満宮周辺から今出川通→馬代通→一条通と進み、
13:20頃にやって来たのが、仁和寺です。

前日にアマ会のTさんから仁和寺の高松宮記念書院で呈茶がこの日まであると伺ったので、急遽日程に組み込みました。
昨年10月のお茶会で1度来ていますが、なかなかチャンスがないところなので行っておきます。

しかし駐車場代500円+御殿拝観800円+呈茶1,000円=2,300円と、なかなかコストはかかりますw

今回は十一面観音菩薩新調奉納記念特別企画展での呈茶でした。
昨年10月は表の2間を食事会場に使ったので、奥の部屋は今回始めて入りました。
お菓子はいと達さんの。
点出しなので、全く気楽。
写真もOKでした。
室内もお庭もバシバシ撮って(笑)、13:40頃にはこちらを出て帰宅しました。

全くもう場所中は14:30までには帰り着きたいモードになるのでタイヘンですw

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平安郷2 光琳乾山忌茶会

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写真は、中の茶屋の寄付。

尾形光琳の命日である6/2と翌日の6/3に毎年、平安郷で光琳乾山忌茶会が開催されます。
MOA美術館の主催で副席を毎年担当、本席は毎年いずれかの美術館が担当されます。
このお茶会は各美術館が所有するお道具を出されます。
よってお点前よりも、お道具の観賞会の要素が強いです。
いいお道具なので実際に使えないことも多く、お点前はなく2023年は本席も点出しでした。
各美術館のいいお道具を拝見する感覚で行かれるといいでしょう。

お茶会の詳細が分からなければ、3月ぐらいにMOA美術館に問い合わせれば郵送してくれます。
毎年6/2と6/3で、申し込み時にどちらかのAMかPMかを指定します。
会費は25,000円で、本席、副席と点心席があります。

平安郷の表門の右手に駐車場があるので、同日そちらに駐車可能です。
そして表門には入らず、きぬかけの道を渡って背後の側道を進みます。
約70m先の右手に研修センターがあるので、そちらで受付をします。
着くとまず受付の整理券をくれます。
席は9:30~ですが、受付は8:45頃から整理券順に始まります。
受付をしたらすぐにジャンボタクシーに乗って平安郷内に入り、まずは本席のある中の茶屋(池畔亭)へ1席12名で参ります。
なので1席目は9時過ぎにはスタートになります。
広沢池畔にある中の茶屋に入ると3畳の寄付があり、そちら床の間のお軸の説明があります。
基本お道具がメインなので、お道具があればほぼ説明があります。
そして左手へ進み広い縁の待合へ。
広沢の池を見ながら、こちらで主菓子を頂きます。
そして庭に出て、奥の小間に躙口から入ります。
4畳半の小間で、2023年は先代の直入さんがお道具について説明して下さいました。
そして茶道口から廊下を進み、9畳の広間に入ります。
こちらで当代16代目の樂吉左衛門さんのお話を聞きながら、濃茶を点出しで頂きました。
ちなみに正客はのんかう、次客は直入さん、三客は当代のお茶碗で頂け、頂いた後は手に取って拝見出来ました。
そして隣の6畳間には箱書きがあり、最後は最初の3畳の寄付に戻ります。

ここで本席は終了で、またジャンボタクシーで移動します。
次は広い庭園の奥にある上の茶屋(春遊亭)です。
こちらは最初に10畳の立礼席でお菓子とお薄を頂きます。
ガラス張りで広い庭が一望出来ます。
こちらの床の間の説明の後、隣の8畳間に入ります。
この広間でMOA美術館が設えたお道具の説明があります。
こちらは観賞と説明だけ。
そしてまたジャンボタクシーに乗り、研修センターに戻ります。
1席目だと10:40頃には戻って来れました。

研修センターに戻ると、奥の食堂に案内され嵐山吉兆の点心を頂きます。
1席目だと各席の待ち時間もなく、11時過ぎには終わりました。


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2023 12/23の拝観報告2 最終(風の和音 風の茶会)

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写真は、和の間。

うららカフェから帰宅し、今度は車で13時頃に自宅を出ます。
仁和寺の駐車場に車を停めて、境内を横断し西門から出ます。
13:30にやって来たのが、風の和音です。
この日はこちらで風の茶会がありました。
以前からマルシェを開催されており、そちらで2度来ています。
マルシェの際は小間での呈茶があったりにぎやかでいいんですが、いかんせんマルシェなんで屋内も人がいっぱい。
なのでまず建物メインの無人写真が撮れません。

そこで10月から風の茶会が主屋の広間で開かれるようになり、その際は建物内が撮りやすい状況だとアマ会のTさんから伺ったのもあり、今回来てみました。
参加費はお菓子ありで1,500円。
別にお菓子は持ち込みでもよくて、それなら1,000円です。
オープンと同時に来たので、1番目w
早速広間の撮影。
こちらは非常に緩いお茶会です。
来たらその順に点てて下さるので、途中でも全然出入りがありますし、お作法も関係なしです。
僕がお菓子を選んでいると、アマ会のfrippertronicsさんも来られましたw
お菓子は5種類あり、うち2つの上用饅頭と五平餅はいと達さんのでしたので、僕は上用饅頭にしました。

お菓子とお茶を戴いた後、「小間もお庭も見て下さい」とおっしゃって下さり、再度拝見しました。
さらに離れも方も開けて下さり、フルで見させて頂きました。
離れの方もマルシェでは会場なんで人だらけ。
今回きれいな無人写真が撮れましたw

毎月第4土曜日にこの「風の茶会」を開催されています。
お作法も関係なく気軽にお茶とお菓子を戴けて、さらに建物内もフルで見せて頂けるのでいい機会だと思います。

14:20頃にこちらを出て、帰宅。
さらにこの日は妻と長男の高校、洛星高校のクリスマスタブローに行きました。
キリストの降誕を喜び祝う無言劇で、間に聖歌がたびたび歌われます。
一般参加が4年ぶりに再開になりました。
前回の5年前が長男が中1で参加した時(中1は全員参加)でした。
今回長男は参加していませんが、もう高2。
在学中にもう1度観ておこうと。
荘厳でよかったですよ。
16時から18時まで、ゆっくり拝見しこの日は帰宅しました。

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2023 11/19の拝観報告5 最終(陽明文庫 虎山荘見学会)

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写真は、虎山荘の外観。

さて一旦帰宅して、今度は車で出かけます。
13:45頃にやって来たのが、陽明文庫です。
実は複数のアマデウス会員さんから「陽明文庫の見学会をして欲しい」との要望が以前からありました。
そこでまずは今年の2月頃に「4月に見学会をしたい」とTELしました。
すると「もう春は空いている日がない」と言われました。
そこで今度は6月に「秋に見学会をしたい」と申し上げると、
「講演会などの予定があり、それを避けても週末なら11/19しかない」と言われたので、即決しましたw
早速会員さんに募集をかけたら、最終的に29名の参加がありました。
陽明文庫の名和館長も「多いな」っておっしゃってました。

さて当日は14:30に現地集合。
29名の参加者はもう多すぎるのでHNは割愛w
陽明文庫のアマデウス会での見学会は2回目で、1回目は2015/4/4にしています。
その際も28名集まりましたが、今回は最近入会の会員さんが多く、京極堂さん、masaさん、京loveさん、KEIさん、シヲ さんと僕だけでしたね。

今回は陽明文庫+虎山荘で4,000円でした。

さて14:30から陽明文庫へ。
今回も前回と同じく、御堂関白日記や和漢抄の国宝を見せて下さるのですが、「ガラスケースオープン」ですよ。
直接見せて下さる価値は大きいですよね。
あと壁面に掛かっている掛け軸も軒並み重文。
茶杓もズラッと並んでいましたが、千利休作、細川幽斎作、珍しいのは福島正則作とか。
さすが近衛家ですね。
名和館長の説明でじっくり1時間拝見。

その後は虎山荘へ。
この数寄屋もいいですよね。
まず広い。
そして意匠がさりげなく細かいんですよね。
派手派手しくない奥ゆかしさがあって好きです。
こちらが約40分で、16:10頃に終了しました。

通算3回目でしたが(もう1回は朝日カルチャーセンターの講座でしたが、もう10年ぐらい開催がないですね)、何度見てもいいものはいいですね。
恐らく参加された皆様も満足されたのではないでしょうか。

この日はこれで帰宅しました。

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2023 11/11の拝観報告1(高山寺 非公開文化財特別公開)

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写真は、金堂。

11/11の土曜日です。
11/11と言えば「アノ日」ですが、それは後程。
個人的には前日が有給休暇だったので、3連休の中日ですw

この日は朝から車で高山寺へ。
8:40頃に到着。
11/11~11/20まで非公開文化財特別公開で、金堂内部が公開されました。
しかしね~~、どうしてこんなに混む時期にするんでしょうね~~。
分散させようよ~~w

しかも高山寺は11月だけ駐車場代が必要で、1,040円。
さらに入山料が500円。
もし石水院に行くならさらに1,000円。
そして非公開文化財特別公開で1,000円ですよ。
もう何度も行っているので、石水院は楽勝でパスしましたw

早速金堂前に行くと1番目w
しかし待っていると公開時間には30名ぐらい並んでいましたね。
9時から公開で中に入りました。
僕は数少ない台風被害前にこちらに入ったことがある人ですが、確かに床とかきれいになっていましたね。
仏像のラインナップも変わっていないと思うのですが、1つ識別間違いがあったので本編を直しておきました。

もう高山寺は時期的にこれ以上遅いともっと混むし、
この日もこれ以上いると帰るの渋滞しそうなので、
9:15頃に撤退し、次へと向かいます。

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2023 11/4の拝観報告8(立命館大学衣笠キャンパス 以学館・末川記念会館 京都モダン建築祭)

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写真は、以学館の側面(泰山タイル使用)。

車は平野神社前のコインパーキングに停めたままで、徒歩で西へ。
15:45頃にやって来たのが、立命館大学衣笠キャンパスです。
こちらもこの日1日だけの公開でした。
最悪タイムアップなら諦めようと思っていました。
間に合ってよかったですw

まずは以学館へ。
昭和40年に竣工。
内部はきれいに改修もされているのでしょう。
教室もいくつか拝見出来ましたが、いわゆるフツーの大学の教室でした。
ただし3階や4階の廊下から側面が見えるところがあり、そこから泰山タイルが観られるというのがポイントのようです。

次にキャンパス北側の末川記念会館へ。
こちらは末川名誉総長を記念したホールです。
末川博は戦前の滝川事件で京大を辞職した法学者で、戦後に立命館大学の学長になっています。
そういう関係でこちらの2階には京都地裁の第15号法廷が移設されていました。
また1階には末川博の生家を再現したお部屋などもありました。

段々暗くなりつつある16:20頃にこちらを出て、この日は17時から鷹ヶ峯のしょうざんリゾートわかどりでのアマデウス会 秋の総会に参加しました。

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2023 11/3の拝観報告9(金閣寺 方丈 非公開文化財特別公開)

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写真は、2013/9/28の方丈裏の陸舟の松。

紫明通りを西に進み、堀川通から西は鞍馬口通を西へ。
途中に船岡温泉もあり、今回のモダン建築祭では予約のツアーでの公開かな。
まあもう1回行っているので、今回はスルーしています。
ひたすら鞍馬口通を西に進んだ突き当りにあるのが、金閣寺です。
14:30頃に到着。

今回は非公開文化財特別公開での方丈の公開です。
方丈はかつて独自開催で春秋に公開していたのですが、もう随分来ていませんでした。
今回久しぶりに公開情報を得たので来てみました。

久しぶりに来たものの内部の印象は記憶通りw
方丈1周なんでそんなに複雑じゃないからか。
本編は襖絵の情報が詳細ではなかったので、そこだけはチェックして加筆しています。

しかしね~~
庭園も含めて撮影禁止で1,000円は寂しいと言わざるをえないですね。
昔の写真、引っ張り出して来ましたよ。

もう「ここは撮影いいけど、あそこはダメ」ではコントロールできないと判断したんでしょうね。
残念です。

14:45頃にはこちらを出て、次へと参りました。
             
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2023 10/22の拝観報告2(仁和寺 御殿で親しむ立礼の茶席 後編)

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写真は、高松宮記念書院の内部。

さて茶室見学を終えて、12:00から点心です。

          
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写真は、たん熊北店の松花堂弁当。

松花堂弁当ですが、それよりも点心の会場です。
高松宮記念書院です。
仁和寺ももうすべて行ったかなと思っていましたが、まだありましたね~~。
場所は黒書院の西側。
もちろん通常は非公開のエリアです。
東京の高松宮邸の和館を移築したものだそうです。
正直今回これに申し込んだ1番の理由はこちらですw

結構新しめなのか部材もきれいでしたね。
そんなに手入れはされていませんが前庭もありました。
庭の向こうが大内の間でした。

さらに食後は12:50から立礼のお茶席。
またこれが未訪問の黒書院 立礼の間。
黒書院と銘打っていますが、場所的には高松宮記念書院から庭を隔ててさらに南側なので、黒書院からはちょっと離れています。
大内の間の向かい側ぐらいでしょうか。

黒ベースのシックで現在的なお茶室です。
中央のテーブルは再建した際の観音堂の部材で出来ています。
こちらで老松の栗金団を戴き、飯島先生のお茶碗の解説を聞きながら一服戴きました。

13:35頃に終了しましたが、僕は次の予定があったので早々に次へと参りました。

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2023 10/22の拝観報告1(仁和寺 御殿で親しむ立礼の茶席 前編)

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写真は、我前庵の内部(写真は、2020/11/25のプライべートツアーにて)。 

日曜日です。
この日は午前、午後と予約が1つずつ入っています。
まずは午前から。
しかしその前に10:00から京都モダン建築祭のパスポート事前予約の空き枠の
先着申し込みがあったので、それを終わらせます。
もう探さなくていいように抽選で外れた今原町屋のところへ直でショートカットを作って待ち構え、10:00数秒で抑えて家を出ましたw

そして車で自宅を出て、まずは妙心寺へ。
11/11の花園法皇忌のお茶券を購入します。
それから裏道を使って最短距離で向かったのが、仁和寺です。

10:30頃には到着しました。
この日は「仁和寺 御殿で親しむ立礼の茶席」があり、10:45~の部に参加しました。
2班あり、前半の方は参加者が9名。
中には姪のMちゃんとそれに同行したうちの母もおりましたw
参加費は18,000円でした。

まずは遼廓亭と飛濤亭の見学です。
もう5回目ぐらいでしょうか。
今回も写真撮影は禁止。
今まで写真が撮れたのはあの時1回だけですね。

飯島先生の案内で参ります。
細かなお茶室の造りの説明は非常に興味があるので、非常に面白かったです。
我前庵は如庵を模していても、細部が違う(床柱など)などは聞かないと分からないですし。
また今回は茶室の内部にも入れました。
外からの見学会はあっても中に入れるもの少ないですし。

そして次は飛濤亭。
こちらは外から中を見るだけ。
それでも相伴席などの化粧屋根裏は、作ったままの屋根裏なんですね。
今でいうコンクリート打ち放ししたいな。
天井を張ってないそのままなので、1番格下になるってことを今回初めて知りましたw

茶室見学は11:50頃に終わり、12:00からの点心へと移動します。
             
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2023 10/15の拝観報告6 最終(仁和寺 福王子神社 秋季大祭 勅使門開扉)

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写真は、開門された勅使門。

嵐電で北野白梅町駅から御室仁和寺駅へ。
13:45頃にやって来たのが、仁和寺です。
この日は 福王子神社の秋季大祭。
普段は開かない勅使門が開扉され、御神輿がここから南庭に入ります。
その開扉される勅使門を見に来ましたw

途中で結構雨が降るタイミングもありましたが、止んでくれてよかったです。
勅使門の前で待っていると、アマ会のIさんも同じ目的で来ておられましたw

14:00でしたね。
内側から開門されたのは。
しばらく外側から見ていたのですが、Iさんと一緒に「拝観料払って内側行きます?」と相談して、14:15頃に白書院の縁に陣取りましたw

そしたら遠くから神輿の掛け声が。

        
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写真は、勅使門から南庭に入る神輿。

14:50頃でしたね、神輿が入ってきたのは。
高さが結構ギリギリなんで、入る際は上に十分注意されていました。
そして南庭で神輿を一旦降ろして、宸殿に向かって般若心経のお参り。
続いて門主さんのご挨拶。
これで南庭は終了で、15:10頃にはまた勅使門から出て行きましたね。

年1回のイベントをやっと抑えましたw

この日はこれで帰宅しました。
             
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左大文字 火床

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写真は、火床から見た比叡山と大文字。

五山の送り火で知られている左大文字の火床が大北山にあります。
通常は入山禁止ですが、まいまい京都のツアー「左大文字 普段は入山禁止の金閣寺大北山へ!火床から絶景大パノラマ」に参加すると入ることが出来ます。

まず左大文字の火は、西大路通を渡ってすぐにある浄土宗の法音寺で8/16の19:00頃に門火(篝火)を焚き、ここから山頂に運ばれます。

金閣寺の前を通り、右折。
駐車場の前を経て、左斜めの坂のカルメル会修道院に入ります(ここから関係者以外立入禁止)。
坂を登り、途中で左へ急な坂が折れます。
そのすぐ先の右手に、大北山への石段があります。
ここから先は左大文字保存会の管理なので、施錠されています。

この石段を10分ほど登ると、左大文字の大の左下の火床が見えています。
ここは岩石が多くて火床が掘にくいので、コンクリートの火床が設置されています。
また左手を見ると比叡山から如意ヶ嶽がきれいに見えます。
また大の字の1番上の山頂は広くなっており、休憩出来るスペースがあります。
 

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旧堂本印象邸

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写真は、主屋の広間。

画家、堂本印象の旧宅で今は立命館大学が所有管理して、学内のサークルや授業などで活用されています。

アクセス
市バスの12系統59系統で、金閣寺の先の立命館大学前で下車します。
立命館大学の正門の通りを挟んで向かい側に堂本印象美術館があります。
その右隣に細い通りを挟んで旧堂本印象邸があります。

通常は非公開ですが、2023/5/14のらくたび「堂本印象の暮らした衣笠絵描き村探訪!印象の旧宅を特別見学し、堂本印象美術館を鑑賞、衣笠エリアを歩いてサツキが見頃の等持院へ」で内部に入りました。

表門を入ると、右にカーブしながら石畳の道が続きます。
カーブした先の右手に玄関があります。
玄関を入ると3畳の次ノ間があり、廊下を右にクランクして続き、左手には洋間の応接室があります。
床は木組みで、白い内装なので明るいです。

廊下を奥に進むと左手に手前から8畳、6畳、6畳と3間続きの主屋の座敷があります。
8畳間には床の間があり、縁側は先の洋間とつながっています。
この3間の外は、奥行きが狭めの細長い庭園になっています。

廊下の右手は台所などの内向きのスペースで、さらに奥には4畳+板の間の居間があります。
居間で廊下が右に折れ、次の間を経て内玄関があります。

内玄関を出ると右手正面にアトリエの棟があります。
アトリエの外壁にも堂本印象の装飾デザインが施されています。
また玄関を出て左手に進むと茶室の棟があります。

1畳足らずの玄関を入ると水屋があります。
水屋の左手に四畳半の又隠写しの茶室があります。
また茶室とは反対に進むとお手洗いもこのお茶室には付いていました。

茶室の躙口を出ると露地庭園になっており、こちらは先程の主屋の庭園と連続しており、その間には柴折れ戸がありました。


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衣笠山の家(小林家住宅)


写真は、住宅。

衣笠山の家は昭和39年に京都大学工学部建築学科教授の増田友也が設計した京都大学理学部教授 小林稔の邸宅で、京都を彩る建物や庭園に選定されています。

アクセス
市バスで金閣寺のさらに先、立命館大学前で下車します。
バス停前にある堂本印象美術館側に渡ります。
美術館に向かって左手に進みます。
美術館の先に「衣笠幼稚園→」と書かれた坂があるので、そこを右折し登ります。
約70m進むとY字路になりますが、このY字路のちょうど角の正面に衣笠山の家の表門があります。

今もお住まいのようなので、通常は当然非公開です。
2021/10/23、10/24に事前予約制で内部の見学会がありました。

門を入って坂のアプローチを進むと、左手に鉄筋コンクリート2階建ての邸宅が見えます。
邸宅の前には広い芝生の庭園があり、中根金作の作庭です。

邸宅の外観は1階が2階より少し小さく、縁のようなスペースがあります。
柱・梁はコンクリート打ち放しで、柱は2階の部屋の内部を貫通しています。
左右の面にはタイルが貼られ正面2階にはピロティがあります。

右手には大きな飛び石があり、その先に邸宅の入口があります。
中に入ると正面に木製の玄関、そのまま左手に2階への階段があります。
右手にはコンクリートの仕切りがあり、その奥に仕事場のような1室がありました。

2階へ上がると右手に食堂、左手に居間が拡がります。
階段はほぼ2階のフロアの真ん中にあり、フロアの左上1/2が来客用で、右下1/2がプライベート空間になります。
まずは来客スペース。
居間の床は格子の木組み、正面奥に金箔張りの床の間がありますが、いわゆる和風の床の間ではなく、床が高い木製なので感覚的にはテーブルです。
部屋の内部には前述のコンクリートの柱が部屋の端を貫通している一方で、窓枠は木組みがされていたり、部屋の間にはわざわざ長押を設けて襖、障子を入ているのが和風です。

次にプライベートスペースへ。
台所の前にはリフォームされたきれいなキッチンがあり、
フロアの右手には個室が3つ並んでます。
左手の居間の奥には書斎があります。
左手の書斎と右手の個室の間には、6畳の和室があるようですが当日は閉まっていました。

3つ並んだ個室のある廊下に屋上への階段がありました。
階段を登ると屋上で、屋上には手すりが全くありません。
階段出口部分は三角形、出窓は台形と意匠にこだわりがあるようでした。


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2023 6/3の拝観報告(平安郷 光琳乾山忌茶会)

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写真は、上の茶屋の外観。

6月第一週の週末の土曜日、6/3です。
やっと6/3が週末になったので、やっと平安郷での光琳乾山忌茶会に参加できました。

MOA美術館の主催で、副席は毎年MOAが、本席はどちらかの美術館の持ち回りで今年は楽美術館でした。 
結論から言うと、このお茶会はお道具を各美術館の所蔵のいいものを使われるので、ほぼ「美術品鑑賞会」の様相ですね。
 いいお道具なので実際に使えないこともあるのでしょう、本席、副席ともお茶は点出しでお道具のお話がメインでした。 

まず道路を挟んで反対側の研修センターに受付。
8:15に到着したら受付2番目の整理券を頂けました。
9時前には受付が始まり、順次ジャンボタクシーで席へと移動します。
平安郷内は広いので、ご高齢の方は徒歩での移動はムリですねw

1席目は中の茶屋での本席。
寄付、待合でもお道具の説明がしっかりあります。
お庭から小間へ。
小間では直入さんがしつらえの選んだ経緯や理由もしっかり説明して下さいました。
茶会記は最初に栞として下さるのもありがたいです。

そして廊下伝いに広間へ。
こちらでは当代の吉左衛門さんのお話。
前述のようにお茶が点出しで正客はのんこう、次客は先代の、三客は当代のお茶碗で頂け、清めた後は手に取って拝見出来ました。

ここからまたジャンボタクシーで、副席の上の茶屋へ移動。
まず立礼席でお菓子とお薄を頂き、床の間の説明。
そして広間に移動して、お道具の説明だけ。

           


最後は研修センターに戻ってきて、吉兆の点心席。
すべて1席目で行ったので待ち時間がなく、11時にはこちらを出ました。

 本席+副席+点心席(吉兆)で25,000円。 
また良ければ来年行ってみてください。
お点前はなくいいお道具が見られるので、気楽に参加できます。

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2023 5/14の拝観報告3 最終(旧堂本印象邸 堂本印象の暮らした衣笠絵描き村探訪!印象の旧宅を特別見学し、堂本印象美術館を鑑賞、衣笠エリアを歩いてサツキが見頃の等持院へ らくたび)

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写真は、茶室の外観。

13:30前に集合場所の立命館大学の正門前にやってきました。
午後からはらくたびの「堂本印象の暮らした衣笠絵描き村探訪!印象の旧宅を特別見学し、堂本印象美術館を鑑賞、衣笠エリアを歩いてサツキが見頃の等持院へ」
を予約していました。
参加者は30名ほどで、参加費は6,500円でした。
アマ会からもfrippertoronicsさん、あきさらささん、Kさん、姪のMちゃんも来ていました。

このツアーは、旧堂本印象邸(内部)→堂本印象美術館(内部)→木島櫻谷邸外観→等持院(内部)。
もちろん目玉は旧堂本印象邸。
場所は堂本印象美術館の右隣。
というか時系列的には、旧堂本印象邸の隣に堂本印象美術館を造ったんですね。
旧堂本印象邸は普段は非公開で、立命館大学が2018年に改修をされ課外活動などで使われています。

平屋の主屋に隣接してお茶室とアトリエがあります。
主屋と茶室は内部も拝見出来ました。
この詳細は今後の本編でw

なかなかお邪魔できるチャンスがないところなのでよかったです。
14:15頃にこちらを出て、引き続き隣の堂本印象美術館へ。
正直こちらは初めてでしたw
今回は印象の長兄の養子 堂本元次の特別展でした。
14:45頃まで拝見。

その後、木島櫻谷邸周辺散策から等持院もあったんですが、この日は大相撲5月場所の初日。
ここで失礼して、この日は帰宅しました。

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