京都観光のガイドブログです。定番の楽しみ方から特別拝観、さらには年に1度の御開帳まで。
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東本願寺5 内事

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写真は、内事門。
内事(ないじ)は宮御殿や白書院のさらに裏手(西側)にある内向きの建物で、洋館は歴代門主の居宅になっていました。
2019年に洋館、日本館と鶴の間が重文に指定されました。
通常は当然非公開ですが、2025/3/2 モダン建築祭のガイドツアー「完全非公開「内事洋館」特別見学、武田五一のセセッション代表作へ」にて事前予約制抽選で公開されました。
10:00~12:00、13:00~15:00、15:00~17:00の3組、各20名で参加費は18,000円でした。
最初の40分は阿弥陀堂と御影堂の説明。
そして阿弥陀堂と御影堂の間から西側の非公開部分に入りました。
正面奥に境内西端の石垣が見えます。
左手前方に重文の宝蔵が、右手に曲がると昭和10年代に建てられた式務所があります。
さらに境内の西端を北に進むと、右手に内事の洋館が見えてきます。
洋館は大正12年、武田五一によって設計。
全体的にはセセッション式でありつつ、随所にフランク・ロイド・ライトの造形を取入れています。
車寄せの外観も立方体や直方体などの幾何学模様が使われており、天井は吹き寄せの格天井。
そして吹き寄せ部分は凹になり、数珠上に玉が直線的に並んだ装飾です。
玄関を入ると左手に2階への大理石の階段、右手のロビーから3つほどの部屋があります。
それぞれの扉の上には矢羽根を意匠化したようなステンドグラスが多いのですが、一部は写実的な藤のステンドグラスもありました。
階段裏にある廊下から奥(東側)に進みます。
洋館は北東に向かって雁行状に3棟ほど続きます。
最初の棟の裏手に和室の鶴の間があります。
鶴の間は第23代法主彰如(しょうにょ)の妻 章子(三条実美娘)のお部屋で、お印が鶴だったそうです。
手前に10畳(うち左奥の1畳が床の間)と8畳間と縁からなります。
釘隠は鶴を意匠化したもので、床の間の角には直角二等辺三角形の地袋と棚があります。
また床脇にあたる縁との壁には楕円形のステンドぐらいが嵌め込まれていました。
洋館の廊下に戻り、さらに北東側に雁行状に進みます。
次の棟の1階にはアールデコ調で舞台があるまさに学校の講堂のようなお部屋がありました。
昭和期に改修されたものだそうです。
再び廊下を雁行状に北東に進み、次の棟は階段で3階まで上がりました。
すると大きなお部屋があり、ビリヤード場でした。
それぞれの棟で階段の手摺りや扉の窓の仕様も違っていました。
さらに廊下を雁行状に進み、次は2階へ。
洋館ですが再び和室があり、萩の間です。
萩の間は第24代門主 闡如(せんにょ)の妻 智子女王(香淳皇后の妹)のお部屋で、お印が萩だったそうです。
10畳の次の間に12畳の本間。
本間の右手には大きな床の間がありました。
廊下を北に進むと日本館に連続します。
こちらの1階東側には人形の間があります。
大枠の格天井、右手奥に床の間。
左右に低めの琵琶棚があり、筆返しが付いていました。
廊下で西側に進むと近年、高松伸氏によって改修されて応接間がありました。
側面など所々に朱塗りの材が使われ、天井は金の二十折り上げ格天井と、ちょっと派手目な感じでした。
このお部屋の廊下を挟んで日本館の玄関です。
玄関にも天井には大きな長方形の1枚板が5枚ほど並べて使われていました。
そしてこの外が、檜皮葺唐破風屋根の車寄せでした。
前庭を経て、内事門を出ると境内北端の花屋町通に出て、見学は終了でした。
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2025 3/2の拝観報告1(東本願寺 完全非公開「内事洋館」特別見学、武田五一のセセッション代表作へ)

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写真は、内事門から見た内事 日本館。
3/2の日曜日です。
とうとう来ました、この日が。
現状、今年1番楽しみにしていた日です。
もういいですね。
東本願寺の内事の見学会です。
各寺院の建物はある程度把握しており、さらにアマ会の方々もアンテナが高いので、重文に指定される前から武田五一設計の洋館があることは知っていました。
そしてそれが2023年に重文指定されたので、ワンチャン見学の機会はないかと伺っていました。
今回はモダン建築祭の一環として、1日3回、1回20名、参加費18,000円で事前申し込み多数の場合抽選で開催されました。
アマ会での動向を見る限りでは、倍率は1.5倍ほど。
参加費の高さで「ある程度本気」の人の応募に絞れた感じでしょうか。
僕は10:00~の回に参加しました。
アマ会からはあんとんさんと京loveさんが来ておられました。
御影堂門下に集合。
阿弥陀堂と御影堂へ案内付きでお参り。
この辺りはスルーは出来ないですよねw
そして10:40から阿弥陀堂と御影堂の間の門から裏の内事の敷地へ。
入って少し進んだ左手奥の重文の宝蔵が見えていました。
そして境内の西端に道を北上し、南北の中ほどにある洋館の玄関へ。
ここから笠原先生の解説でスタート。
結論からいうと、洋館が大きい。
北東方向に雁行状に3棟ほど続いており、1番最初の棟だけはきれいで今も使っておられる感じでした。
そして洋館最初の棟の裏手に同じく重文の鶴の間があり、こちらも拝観。
洋館は各棟1部屋ぐらいは見れました。
講堂のようなホール。
3階のビリヤード場。
この3階では外の景色を1番に確認しました。
今自分がどのあたりにいるのか。
内部が大きくてやたら曲がるので、どのあたりにいるのか分からなくなりがちでした。
また洋館には萩の間という和室もあります。
そして最後が1番北側にあり、内事門から見えている日本館です。
こちらも2部屋拝見出来ました。
内部の大きさが想像以上だったこと、また洋館、鶴の間と日本館のすべてを拝見出来たので、非常に有意義な内容でした。
12:00頃に終了し、花屋町通沿いの内事門の外で解散しました。
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2025 2/16の拝観報告2 最終(輪違屋 粋を極めた芸妓の最高位・太夫さんとお座敷遊び まいまい京都)

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写真は、2階の紅葉の間。
對龍山荘を出て、地下鉄東西線の蹴上駅から二条駅へ。
二条駅からJR嵯峨野線で丹波口駅へ。
この日は11:30からまいまい京都の「輪違屋 粋を極めた芸妓の最高位・太夫さんとお座敷遊び」でした。
参加者は19名、参加費は38,000円でした。
11:30の丹波口駅を出て、島原西門跡→島原住吉社→歌舞練場跡と進み、輪違屋へ。
最初に1階奥の座敷に上がります。
イントロがあって、まずは邸内見学。
特別公開の際も内部見学できますが、今回は写真撮影が2階もOK。
ただし傘の間のネットupは自主規制となりましたw
でも隣の紅葉の間はこんな感じです。
そして1階に戻り、次も特別公開では入れなかった帳場へ。
この帳場から通り庭を見る形で禿ちゃんと如月太夫が太夫道中を実践してくださいました。
1階奥のお座敷に戻って、
・かしの式(写真撮影はNG)
・太夫のお点前
・太夫の胡弓の演奏
・太夫の舞踊
を拝見。
ここで13:00頃。
この後、宴会となりました。

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写真は、たん熊北店のお弁当。
お食事はたん熊北店のお弁当。
ここに輪違屋の御主人と如月太夫が順に回ってきてお話してくださいました。
お2人ともさすがに客商売とあって、非常にお話が面白い。
そいうこともあってかこのツアー、この金額でもリピーターさんが多いんですね。
今回も5~6人はおられる感じでした。
14:30頃にツアーは終わりましたが、実は輪違屋の奥にバーがあるんですね。
内部を拝見させて戴きました。
このあと希望者はバーで2次会でした。
僕は生憎このあと家族の用事があったので、参加できませんでした。
もし次回申し込んだら、後ろは空けておこうと思いました。
参加費こそ高いですが、非常に楽しいツアーでした。
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重信会館

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写真は、外観。
重信会館(じゅうしんかいかん)は渉成園の西にある、昭和5年築の洋風建築の会館です。
アクセス
京都駅の地下通路を北へと進み、突き当り右手の「烏丸七条交差点東方面」の出口から地上に出ます。
地上に出た左の信号を渡り、烏丸通を北上します。
道が右にカーブしながら約250m進んだ信号のある正面通の交差点を右折します。
約100m先の右手に重信会館があります。
重信会館は当初は田代会館と云われ、東本願寺の財団事務所だったそうです。
昭和7年には重信寮という大谷大学の寮でしたが、2001年に閉館しました。
昭和7年には重信寮という大谷大学の寮でしたが、2001年に閉館しました。
外観はアールデコの特徴である、一見左右対称そうなのですが実は変化を付けているところです。
玄関の左右に丸窓がありますが枠の意匠が異なっていたり、2階と3階の窓の下の横の線もよく見ると右と左で違います。
通常内部は非公開ですが、2024年の京都モダン建築祭で11/2と11/3に内部が公開されました。
玄関を入ると玄関間で、床の正方形2種類の幾何学模様がきれいです。
左手に2階への階段があり、手すりの下にも意匠を凝らした丸窓があります。
正面に進むと講堂があります。
講堂の奥には舞台があります。
舞台の左右には擬宝珠のような意匠があったり、側壁や梁にも漆喰でしょうか中東を思わせるような花や葉の意匠が凝らしてありました。
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2025 2/2の拝観報告3(聖徳寺 青面金剛御開帳、お寺 de POP UP SHOP)

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写真は、本堂と表門。
原了郭を出て、八条口から塩小路通側に出てきます。
シェアサイクルに乗って、四条大宮方面へ。
12:30にやって来たのが、壬生寺にほど近い聖徳寺です。
普段は静かなお寺ですが、節分の日だけ表門左手にある庚申堂内の庚申尊青面金剛木像が御開帳されます。
これは以前からの情報。
そしてさらに今年は本堂でお寺 de POP UP SHOPというイベントも開催されました。
近くで壬生寺の節分会をしているので、いつもよりは門前の人通りが多くはなります。
その中で以前はポツンと庚申堂だけが開いていました。
それが一転、今年は幟とか立ってるしw
表門の前でも物販や御朱印の授与もされていました。
本堂では前日はヨガのワークショップや、当日はパステルアートもされていました。
いつもはわざわざインターフォンを押して御朱印を戴くことになりますが、この日は本堂でも気軽に戴ける感じでした。
聖徳寺に行かれるのなら、この日がいいでしょうね。
お参りをして、12:45頃にこちらを出ました。
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2025 2/2の拝観報告1(伝道院 伊東忠太の建築進化論と伝道院)

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写真は、講堂。
今年は節分が2/2の日曜日。
暦も曜日に気を遣ったような(笑)。
さてこの日は朝からシェアサイクルで出かけます。
9:30頃にやって来たのが、伝道院です。
この日は10:00からTERAKOYA HONGANJIの「伊東忠太の建築進化論と伝道院」がありました。
TERAKOYA HONGANJIは西本願寺が主催するカルチャーイベントのような感じです。
今回は倉片俊輔先生の講義と伝道院の見学会でした。
参加者は28名で、参加費は3,000円でした。
最初に1階の歓喜の部屋で講義です。
伊東忠太が様々な国の建築を学んで、しかもそれをちゃんぽんして設計を始めたお話。
要するに独自にちゃんぽんしていく様を「建築進化論」と呼んでいるようでした。
講義は45分程度。
そして先生の解説で各部屋を回ります。
たまに特別公開やモダン建築祭で公開されますが、その際は参観者同士のトラブル防止のためか撮影禁止ですよね。
この会は全面OKなんですよ。
さらに3階のドーム内もあり。
今回は講堂の写真が掲載できました。
11:30頃にこちらを出て、次へと向かいました。
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丸福楼3 ハート棟(住居棟)、クローバー棟(倉庫)

写真は、102 ジャパニーズスイート。
元住居棟のハート棟と元倉庫のクローバー棟を、2024/11/7の京都モダン建築祭の丸福楼ガイドツアーで拝見しました。
ハート棟は元住居棟の既存棟で、宿泊したスーペリアキングノースはこちらにあります。
玄関間は格天井で欄間も残されています。
1階右手が102のジャパニーズスイートルームで、正面に2階への階段があります。
102は玄関間の奥に8畳の和室があります。
クローバー棟との間に露天風呂があり、さらにクローバー棟の中にベッドルームがあるそうです。
階段を上って2階へ。
中に入ると左手に客室が拡がります。
右手に暖炉があり、暖炉の側面にはエビの意匠、足元は泰山タイルが敷かれています。
左手にキングサイズのベッドがあり、その奥には当初からあるステンドグラスの丸窓があります。
正面最奥は洗面、トイレ、お風呂。
右手奥にはこれも当初からある造りつけのクローゼット扉もあります。
また周囲の梁にはアール・デコ調の意匠がなされ、これも当初からのものだそうです。
3階へ。
階段を上がった3階のフロアにはタイルを張った洗面台の跡があり、今は棚が設えてあります。
フロア左右の306と307は2階とほぼ同じ間取りです。
泰山タイルの暖炉は共にありますが、梁や壁の意匠がほぼなくシンプルです。
宿泊するなら2階の方がおすすめです。
ハート棟を出て左手の奥に元倉庫のクローバー棟があります。
玄関を入ると左手にステンドグラス、右手奥に2階への階段、そして中央に貨物用のエレベーターが残っています。
左手の奥は前述の102の一部であり、右手はレストランのcarta(かるた) になるので1階に客室はありません。
2階へ。
2階は左右に客室、フロアには椅子があり休憩できるようになっていますが、如何せん元倉庫なので梁がみえるぐらいで細かな意匠はありません。
3階へ。
3階も左右に客室がありますが、フロアの奥の半円状の1段を下りるとベランダがあります。
左右の客室にもベランダがあり、廊下から出て扉側に振り返った上方に「任天堂」の文字が扁額のようにありました。
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2025 1/5の拝観報告1(京都駅前運転免許更新センター 運転免許更新)

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写真は、講習会場の前。
年末年始休暇も最終日。
この日は大事な用事を済ませます。
運転免許の更新です。
僕は2/3生まれなので、更新はいつも正月休みの最後です。
今回は久しぶりに優良講習でよくなったので、駅前で可能になりました。
調べてみると運転免許保持者のうち、優良の方って60%強もいるんですね。
そのうち「ペーパードライバーの自覚がある人」は1/3だそう。
すると運転免許保持者のうち、約20%がペーパードライバーなんですね。
ペーパードライバーが1人で羽束師(運転免許センター)に行くのは結構大変なんで、駅前は助かるでしょうね(ペーパードライバーはまず優良でしょうから)。
もともとは七条警察署で、今は五条警察署と合体して五条警察署が下京警察署になりました。
土曜日と祝日が休みなので、1/5(日)に来ました。
受付が8:30のところ8:26に行ったのですが、既に結構な行列。
受付したのが9:00でしたので、約30分並びました。
しかし並ぶのはここまでで、そのあとの手続きはスムーズでした。
料金の支払い、書類確認、視力検査、写真撮影などは15分で終了。
9:15に地下の講習会場で約15分待って、9:30から講習。
講習自体は30分。
終わったら番号順に新免許をもらって帰れました。
受付までの時間+1時間あればすべて終わりますね。
1月は他に平日休む予定があったので、その時にくればもっと早く終わったのかな。
また講習は事前予約もできるんですね。
次来る頃には忘れてそうw
10:00頃にこちらを出て、次へと参りました。
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2025 1/4の拝観報告4 最終(二条城 二の丸御殿 大広間 帳台の間 特別公開)

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写真は、桃山門(重文)。
市川屋珈琲を出て、いったん帰宅して自転車を置きます。
そこから徒歩で13:45頃にやって来たのが二条城です。
二条城はシーズン毎に普段は廊下から見るだけの部屋の内部に入れるようなイベントを開催しています。
今回は大広間一の間の帳台構の奥に連続する帳台の間が、廊下からですが観られる仕様になっていました(通常は非公開)。
ちょうどこの日が初日で、1/27までです。
二条城は入城と二の丸御殿参観で1,300円が必要ですが、京都市民限定の年パス(2,600円)が効果を発揮しますね。
さすがにこれだけのために毎回1,300円だと来てないかもですw
二の丸御殿に直行。
このイベントの時は、もうその部屋しか見てませんw
奥まで行って戻ってきた復路で室内がしっかり拝見できました。
もともとの花鳥図は今は帳台構の扉だけ。
あとは明治の離宮時代に京都御所の襖絵に張り替えられています。
長押の上は武蔵野図、長押の下は竜田風俗図ですが、これも複製。
ホンモノはこのあと、収蔵庫で拝見しました。
収蔵庫の別途100円も年パスで行けるので助かります。
そして最後は恒例の「ブログの扉絵写真」。
今回は重文の桃山門。
そのうち扉絵写真が尽きそうですw
14:30頃に終了し、この日は帰宅しました。
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2025 1/11の拝観報告1(東本願寺 僧侶が案内する特別拝観 東本願寺 諸殿)

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写真は、宮御殿 10畳間、 襖絵は冬の大鷹狩図
本来はまだ昨年12月の拝観報告ですが、こちらだけ速報しておきます。
3連休の初日。
今日ですねw
朝から車で自宅を出て、8:30頃に烏丸花屋町辺りのコインパーキングに駐車します。
まずはコンビニでこの日のお昼ご飯を買って、車に戻しておきました。
8:50頃にやってきたのが、東本願寺です。
事前予約制の「僧侶が案内する特別拝観 東本願寺 諸殿」です。
参拝接待所の前で受付をして、2,200円を納めます。
1回の定員は25名前後。
アマ会からはあきさらささん、frippertronicusさん、Kiさんご夫妻が参加しておられました。
まずは阿弥陀堂と御影堂にお参り。
ここで9:25頃でした。
冬の間は廊下側の扉を開けて見やすくなっており、秋の間も扉を外して全開でした。
予約不要の特別公開では室外から室内を覗き込む方式ですが、このツアーでは室内にも入れました。
お庭ももちろん観られますし、ここまでは写真撮影OKです。
そして次はいよいよ桜下亭ですが、ここからは写真撮影禁止です。
今回は梅の間前から入りました。
順に竹の間、松の間と拝見します。
こちらも予約不要の特別公開では廊下から室内を覗き込む方式ですが、このツアーでは室内にも入れました。
そして人数を半分にして、松の間の奥にある茶室 桜下亭内へ。
8畳間でした。
太い自然木の床柱、付書院は火頭窓風になっており、桜下亭の扁額がかかっていました。
そして廊下を鞘の間方面に進んで、梅の間に戻ってきて1周。
2班目と一方通行で入れ替えでした。
最後は白書院の前まで行き、能舞台も拝見出来ました。
明日の大河ドラマ「べらぼう」で、この白書院と能舞台が使われているそうでです。
最後は大寝殿に戻ってきて終了です。
終了後、宮御殿と桜下亭の再拝観も可能でした。
東本願寺の京の冬の旅は断然、この事前予約制の方がいいでしょう。
しかしもう1月は満席。
2月3月はまだ空きがありますが、金土だけで残席も少ないので早めに予約した方がいいでしょうね。
10:10頃に終了し、次へと参りました。
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2024 11/23の拝観報告3(東本願寺の非公開建築と御影堂門楼上特別見学 大寝殿でいただく「泉仙」の精進料理 クラブツーリズム 後半)

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写真は、鐘楼の天井。
書院、宮御殿と桜下亭の参観を終えて、11:30頃に大宸殿へ。
11:30からお斎です。

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写真は、泉仙のお斎。
東本願寺は春の慶讃法要に2回来ており、その際にお斎を戴いております。
その時も泉仙でしたが、お弁当でしたね。
またこちらいつもお土産も下さいます。
12:30までお斎で、再び拝観再開。
午後は鐘楼から。
10/12の撞き初め式に参加しましたが、その際は鐘楼内に入れず。
今回入れて頂けて、天井もしっかり拝見できました。
はからずもリベンジ出来ました。
そして御影堂門楼上。
もう4回目ぐらいかな。
ここ終わりで13:30頃。
14:00からの報恩講の法要は自由参加でしたので、僕はここで失礼して次へと向かいました。
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2024 11/23の拝観報告2(東本願寺の非公開建築と御影堂門楼上特別見学 大寝殿でいただく「泉仙」の精進料理 クラブツーリズム 前半)

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写真は、宮御殿 奥の12畳 秋の撰虫図。
自宅を出て地下鉄で京都駅へ。
10:00過ぎにやって来たのが、東本願寺です。
この日はクラブツーリズムの「東本願寺の非公開建築と御影堂門楼上特別見学 大寝殿でいただく泉仙の精進料理」に申し込んでいました。
参加費は12,000円、参加者は23名でした。
ちょうど報恩講の期間でもありました。
書院、宮御殿、御影堂門楼上などのプランでしたが、1番の目的は桜下亭。
1月からの京の冬の旅で公開されますが、僕の場合は「その前に行ってレポートする」ことに意味があるのですw
人数の加減で2班に分かれます。
結果的に1時間×3の予定でした。
まず最初の1時間、我々の班は10:30~11:30は書院と御殿。
大宸殿前を通過し、能舞台(外観)、白書院(内部)、百間廊下→宮御殿(内部)そして桜下亭です。
桜下亭は茶室と待合で、待合の部屋が3間。
円山応挙の襖絵がそれぞれに老梅図、壮竹図と稚松図。
通常の公開ではこの3間の公開のようで、今回もここまで。
京の冬の旅の予約拝観のコースでは、6畳の広間の桜下亭も参観するようですね。
ちなみに内部の写真撮影は禁止でした。
ここまで見終えて、大宸殿に戻ってきました。
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2024 11/7の拝観報告5 最終(丸福樓 ガイドツアー 京都モダン建築祭)

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写真は、206 スーペリア サウス。
京都駅を出て、シェアサイクルで向ったのが丸福樓です。
この日は13:30から、京都モダン建築祭で当選したガイドツアーでした。
丸福楼が開業してからいくつか見学ツアーがありましたが、いずれも共有スペースのみ。
それが分かったので、2023/6/30~7/1には1番見ごたえのある住居棟の部屋に宿泊にまで来ました。
今回はその住居棟の全部屋を拝見できるツアーということで申し込んではみましたが、ほとんど諦めていました。
そしたら当選w
定員6名のツアーが時間差で2回なので12名。
20倍ぐらいだったそうです。
参加費は8,000円でした。
今回は元応接室のゲストラウンジ →クローバー棟(旧倉庫)の共有スペース→住居棟の307→306→207→206→102→ダイヤモンド棟(新築棟)で終了でした。
住居棟について述べると、307と207、306と206は上下の部屋なので間取りは共に同じ。
しかしこれも共に2階の206、207の方が意匠が細かいですね。
最後1階の102はジャパニーズスイートで、和室があります。
リビングが和室でクローバー棟との間に露天風呂があり、寝室や屋内のバスとトイレはクローバー棟の方にあるそうです。
14:40に終了。
住居棟がすべて観れたのは満足しました。
この日この後にもう春の総会の下見と予約に行ってから帰宅しています。
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2024 11/3の拝観報告7(SHIKIAMI CONCON 京都モダン建築祭)

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写真は、外観。
14:45の京博終わりで、夕方のツアーを残してこの日のmustの予定は終了しました。
そこで時間まで当初予定していなかった京都モダン建築祭のパスポート公開を回ってみることにしました。
京博から京都駅まで行き、シェアサイクルを返却。
そこから地下鉄で京都駅~烏丸御池駅~二条城前駅へ。
15:20に徒歩でやって来たのが、SHIKIAMI CONCONです。
長屋にコンテナを持ち込んだ複合テナント施設って書いていましたが、どんなの~~って。
見たら分かりました。
上の写真が分かりやすいのではないでしょうか。
古い町屋を壊さずにその上に「覆屋のように」鉄骨を組んで、その上のフロアにコンテナを置いて個室的に使うんですね。
長屋を壊さずに上の空間を使えるし、長屋を風雨からも守ってくれますね。
建築の法律的な許可がヤヤコシそうですが、そこさえクリアできればいろいろ有効活用出来ますね。
15:40頃にこちらを出て、次へと参りました。
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2024 11/2の拝観報告2(重信会館 京都モダン建築祭)

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写真は、1階の内部。
10:20頃に八坂圓堂を出て、一旦川端通まで出てみました。
そしたら段々雨が強くなってきました。
朝からレインブーツは履いていましたが、やっぱり歩くのがイヤになったので、タクシーに乗車。
そこから12:45にやって来たのが重信会館。
以前暗~~い展示会で入ったことがありましたが、内部がよく見えませんでした。
今回は京都モダン建築祭でのパスポート公開でしたので、しっかり拝見出来ました。
まあ基本的には顕道会館と似たような感じですね。
講堂があり、側壁や梁の漆喰の花や草の意匠が細かい。
階段や外壁の丸窓などが見所でしょうか。
室内には重信会館や東本願寺の歴史のパネルもありました。
12:55頃にこちらを出ました。
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