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和楽

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写真は、外観。

和楽は築250年の武家屋敷を利用した海外の方向けの侍体験の施設です。

アクセス
市バスのみぶ操車場で下車します。
バス停前に団地がありますが、それとは後院通を挟んで反対側に渡ります。
信号のある超細い道(車1台がギリギリ)があるので、この蛸薬師通を進みます。
進むほどにこの道は広くなります。
交差点から約120mの左手に和楽の表門があります。

江戸時代、二条城近くの奉行所に監獄があり、その監獄の番役人の邸宅だったそうです。

2024年1月のOtonamiでの「京都 和樂 築250年の武家屋敷で書家・清高院月蓮氏に学ぶ書道と水墨画 −道着に身を包んで−」にて、こちらで書道と水墨画の体験をしました。

表門を入ると右手に蔵、正面に主屋、左手は元は馬小屋でしたが、今は剣の体験をする広場になっています。
主屋に入ります。
こちらの邸宅の特徴は中央にまっすぐ通り庭があり、その右側が公邸、左側が私邸になっているところです。

まずは左手の私邸から。
3畳の玄関間に上がり、右手に進みます。
4畳の控えの間には陣屋にあるような提灯の入った箱が並んでいました。
4畳間の奥に6畳の二の間と8畳の一の間が並んでいます。
一の間の床の間は長押には手斧で飾り彫りされています。
一の間の奥には苔がきれいで、お社のあるお庭があります。
私邸の二の間で書道と水墨画の体験をしました。

体験後に公邸側も見せて頂けました。
主屋に入って右手の3畳の玄関間に上がります。
玄関間には正面と左手に襖があり、まずは正面に入ります。
正面には8畳の三の間、その左手に8畳の二の間、さらにダリ手に8畳の一の間が並んでいます。
玄関間の左手に進むと二の間、一の間に並ぶ4畳の廊下の様な鞘の間があります。
つまりそれぞれの間を仕切って使う場合、鞘の間から入れば他の間を横切らず各部屋に直接入れる仕様に出来ます。
この公邸側の広間で坐禅や茶道体験などをされるそうです。
一の間の外にも石燈籠のあるお庭があります。

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顕道会館(浄土真宗本願寺派京都教区教務所)

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写真は、外観。

顕道会館(けんどうかいかん)は大正12年に顕道学校の同窓会館として建てられ、今は西本願寺の寺務所として使われています。

アクセス
堀川正面の東側にある西本願寺の総門からスタートします。
正面通を約50m進むと、右奥角に伝道院があります。
この角を左折して油小路通を進みます。
約150m進んだ右手に顕道会館があります。

コンクリート造りの洋館で正面に3つのアーチが並んでおり、その上には唐草模様の装飾が施されています。

2023年の京都モダン建築祭で内部化公開されました。
正面から入ると玄関間のようなスペースがあり、右手に2階への階段があります。
1階正面奥には広い講堂があります。
鉄筋なので中に柱がなく、広いスペースを確保できます。
その分鉄筋の梁のアーチが天井を支えています。
最奥には演台があり、中央に阿弥陀如来像、右手には親鸞聖人画像、左手には聖徳太子像がお祀りされていました。

階段で2階へ。
途中の踊り場の窓もアーチ状の意匠です。
階段を登って右手に廊下を進んだ奥に仏間があります。
廊下がある分、1階の講堂の広さの半分ぐらいです。
こちらの中央の花頭窓の奥には仏間があります。
そしてこちらも天井は鉄筋に梁で支えられていますが、こちらは緩やかなアーチ状で、花頭窓の意匠に合わせているようにも見えます。

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2024 6/2の拝観報告5 最終(清宗根付館)

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写真は、2階。

 京都市南部クリーンセンター を出て、国道1号線の北へ。
東寺で突き当り、右クランクで大宮通へ。
大宮通を北上し15:30頃にやって来たのが、壬生寺の前にある清宗根付館です。
今回こちらに来たのは「今年の4月から館内撮影が可になった」からです。
今までは館内撮影禁止でした。
しかしこのSNS時代。
写真の拡散も宣伝になると考えられたのでしょうか、解禁になりました。

根付も面白い形のものが多いですし、観ていると飽きないです。
それもありますが、今回は館内の写真もたくさん集めました。
本編はもちろん、本編にリンクしている過去の写真も今回のに入れ替えています。
しかしこの本編は僕の記録の意味もあり、リンクの写真を追っていけば「僕がいつ来ており、何回目か」が分かるんですね。
我ながらよく出来たコンテンツだと思っていますw

ちょうどこのころ小雨が豪雨になり、15:50頃にこちらを出て帰宅しました。

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2024 5/3の拝観報告4 最終(二条城 第70回市民煎茶の会)

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写真は、香雲亭。

一旦帰宅して、今度は12:50頃に徒歩で妻と出かけます。
13:00前にやって来たのが、二条城
この日は清流園の香雲亭と和楽庵で、市民煎茶会がありました。

現地で妻の友人とも合流し、3人で参ります。
到着してすぐに席札を戴いたのですが、香雲亭が14:30で和楽庵が15:00と最後の席でした。
そこで二の丸庭園や本丸庭園を散策して時間をつぶします。

そして香雲亭に14:00過ぎに戻ってきたら、諸々の事情で14:30の席の開始が遅れると。
そうなると和楽庵の最後の席に間に合わなくなります。
それを相談したところ、和楽庵の方はお点前なしでお菓子とお茶を毛氈で出すか、別日の5/5に再度来るかと言われました。

お友達さんもウチも近所なので、和楽庵の方だけ5/5に来ることになりました。
ただし僕は5/5は次男と京セラドームに野球観戦の予定だったので、僕の分は妻の別のお友達を呼ぶことにしたということでした。

さて14:40から泰山流のお席が開始。
最近の傾向ですが、市民茶会に外国人の方が増えましたね。
皆さん当日券でもなさそうなので、外国人向けにお茶券の販路を設けたのでしょうか。
お菓子は柏餅。
こしあんと味噌餡のどちらか。
僕は味噌餡でした。
久しぶりの煎茶の席でしたが、床の間やお道具などの説明が全然なく、淡々と進んで行きました。
1煎目を戴き、お菓子。
そして2煎目。
こちらは2煎目を急須から自分で入れるスタイル。
1番目だったので、量の調整に緊張しますw

煎茶を美味しく戴き、15:20頃に終了。
今回僕は1席になりましたが、そもそも「妻の接待」なのでまあいいですw
また秋の市民茶会にも行きたいそうです。

この日はこれで帰宅しました。

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2024 3/31の拝観報告1(渉成園 僧侶がご案内「名勝渉成園 ”おもてなしの舟旅” 特別ツアー」)

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写真は、池に浮かぶ船からの漱枕居。

日曜日です。
なかなかハードスケジュールな1日が始まりますw
9:00過ぎに車で自宅を出て向かったのが、渉成園です。
10:00からの予約でしたが、早めに来たのは渉成園近くのコインパーキングが埋まる前に来たかったからです。

9:30頃に到着。
この日は僧侶がご案内「名勝渉成園 ”おもてなしの舟旅” 特別ツアー」に予約していました。
舟待合の漱枕居(そうちんきょ)に入って、船に乗れますよというツアー。
予約開始と同時に申し込んでいます。
参加費は5,500円でした。
1回6名でしたが、アマ会は桜さん、Tさんと僕の3名で、もう1人は桜さんのお茶友で僕もかつてご一緒したことがある方。
もう2人はご夫婦でした。
9:30頃に漱枕居に着いたら、「ご参加の方ですね。もう入れますが時間が早いので、お庭を観に行かれますか?」と。
もうこっちとしては「いやいやいやいや、中に入ります!」って感じw
内部の無人写真、メッチャ撮りましたw

10:00になり、最初の10分程度はイントロのお話。
そして閬風亭の前あたりから船に乗ります。
船は漱枕居の前まで行ってターン。
そして縮遠亭の島に向かい、その奥の島にある十三重塔を回り込み、元に戻ってくるコース。
これが思っていた以上に楽しかったです。

そして徒歩で臨池亭へ。
こちらで呈茶があり、10:45頃に終了。
次があるので桜さんと速やかに退出しました。

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太子堂白毫寺

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写真は、本堂。

太子堂白毫寺(たいしどうびゃくごうじ)は、五条富小路を下がった「本塩竈」に密集している寺院の一つで、天台宗系の単立寺院です。

アクセス
河原町五条の交差点の1本西の富小路通を南に進みます。
途中の右手に“世継地蔵”の上徳寺を通過し、五条通から約150mの右手に太子堂白毫寺があります。左手に見える極楽寺の少し先です。

鎌倉時代の1260年頃に太子堂が創建されたらしいです。
場所は粟田口、今の知恩院の前辺りでした。
当初は真言律宗で、京都の布教拠点だったそうです。
応仁の乱などで焼失し、江戸初期には知恩院拡張に伴い現地に移転したそうです。
以降は天明の大火や蛤御門の変などで何度も焼失しています。

通常は非公開の寺院ですが、2022/10/16のそうだ 京都、行こうツアー「聖徳太子1400年大遠忌!京都ゆかりの地めぐり」で内部にお参りしました。

表門は東寺の西門を移築したと云われています。
前庭が拡がり、中央の石畳の先に本堂があります。
また本石畳の右手には太子堂があります。

本堂は太秦広隆寺の護摩堂を移築したと云われており、床などは煤のためか黒いです。
本堂の内陣中央には本尊の如意輪観音像が、その背後には四天王像がお祀りされていました。
また左手の脇壇には弘法大師像が、右手の脇壇には聖徳太子立像がお祀りされています。
お厨子の前にお前立があり、この際はお厨子も開けて下さいました。
太子自刻とも云われる太子2歳の像で、像高40㎝ほど.
下衣は真っ赤、上半身は無衣で真っ白でした。
HPに写真が掲載されています。
また本堂手前の左手には地蔵菩薩像がお祀りされていました。


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2024 3/17の拝観報告3 最終(都和旅館 静佳庵で優しい茶会)

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写真は、静佳庵。

大徳寺を出て、今宮神社のコインパーキングへ。
ちょうどこの頃に雨が降り出しました。
まだ次まで時間があったので、今宮神社にお参り。
さらに一和であぶり餅も戴きました。
昨年のおくどさんサミットで一和の御主人とお話をさせて頂き、「またお伺いします」と言ったので、律儀にやって来ましたw

12:15頃にはこちらを出て、雨の中車で堀川通を南下します。
七条堀川のコインパーキングに駐車して、徒歩でやって来たのが都和旅館です。
この日はこちらで「静佳庵で優しい茶会」がありました。
旅館の中に昨年新しく直されたお茶室 静佳庵があり、こちらでのお茶席体験です。
2月からスタートし、3月に申し込みました。
今回は2.420円でしたが、4月からは3,300円になっていましたね。

路地の奥にある旅館で受付。
お茶席に入ります。
13時の会は我々2人と3人組の計5人でした。
待合から隣の4畳半へ、席入りから教えて下さいます。

お菓子は糸さんというお店がなくインスタなどで活動されている方のもの。
非常に美味しかったです。

お作法もあらかたは知っていますが、細かいとこも改めて教えて頂きました。

13:30頃に終了し、この日はこれで帰宅しました。

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2024 2/24の拝観報告1(西本願寺 飛雲閣 京の冬の旅)

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写真は、滴翠園の胡蝶亭(左)と澆花亭(右)。

3連休の中日です。
この日は予約が1件あっただけ。
その前に1つだけ寄り道を。

予約の件にも一緒に行く姪のMちゃんも一緒に行くというので、途中車でpick upして10:15頃にやって来たのが、西本願寺です。
京の冬の旅の予約不要の飛雲閣外観拝観です。
今更飛雲閣の外観と思われるかもしれませんが、今回のメインは滴翠園です。

僕が拝観を始めた2011年当初、西本願寺の諸殿拝観では写真撮影NGではなかったのですが、まもなくNGになりました。
そしてここ数年、飛雲閣の改修が終わってからは飛雲閣の外観写真は解禁になりました。
今回はそれに伴い周辺の庭園 滴翠園にもある程度は入れて写真も撮れたので来た次第です。

滴翠園も手入れをされて、非常にスッキリしましたね。
2011年当時の澆花亭周辺はこんな感じでしたし。

飛雲閣の方はAMに行くと大体逆光なんで、写真はほぼスルーでしたw

滴翠園の拝見と写真撮影をして、10:40頃にこちらを出ました。

そして、
          
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写真は、3月の朔日餅 よもぎ餅 900円。

赤福の朔日餅。
3月はよもぎ餅。
お餅の食感、よもぎの風味がいいですね。
もう恒例なんで、ご報告までw

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京都市中央市場 水産棟

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写真は、外観。

JR梅小路京都西駅から丹波口駅間に沿って、京都市中央市場があります。
その水産棟が整備され、2023/4/1から内部が見学できるようになりました。
月~土は朝5時からせりの見学も可能です。

アクセス
JRの梅小路京都西駅で下車します。
改札を出て左折し、線路に沿って左手に梅小路公園内を歩きます。
約100mで七条通に出るので、信号を渡り左折します。
ホテルエミオン京都の前を通過し、最初の交差点を右折します。
約120m進んだ右手に水産棟への入口があります。

見学は無料で、月~土の5:00~17:00までです。
玄関を入ると既に魚の匂いがします。
左手の階段orエレベーターで2階へ。
2階に上がったら、正面に入口があります。
まずは映像スペースがあり、それを見たらターンして奥に進みます。
奥の2階の廊下沿いを歩きます。
ガラス越しに1階が見え、そこがせりが行われる市場です。

廊下は全長260mあり、右手はずっとガラス越しに1階が見え、
左手には市場の役割、仕事内容や食の流通などの展示や映像が並んでいます。
展示は大きく4つのエリアからなり、
①時を越えて受け継ぐ役割
②産地と消費者をつなぐ市場の流通
ここで廊下が左クランクに折れて、
③水産物と駆け抜けるプロの1日
④進化を続ける京の食文化
です。
最後は廊下を端まで歩くので、丹波口駅との真ん中ぐらいのところに出てきます。

日祝以外は早朝にせりをしており、見学出来ます。
京都市中央市場のHPに開催日が掲載されています。

5時開場で2階の通路から下を見ます。
既に発泡スチロールに入った魚が並んでいます。
せり自体は5:20頃から始まります。
あちこちでやっていますが、始まる場所では抽選で当選した時のような鐘を鳴らして知らせます。
会場の音がマイクで通路にも流れるので聞こえます。
売り手がいて、その方に買い手が持っている手のひらサイズの黒板に買い値をチョークで書いて見せています。
決まると売り手が2つの数字を書きなぐった紙を発泡スチロールに入れて、次へと進んで行きます。
恐らく買い手の番号と、買い値を書いているようです。
18時前には終わります。


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山中油店2 粲宙庵 庭園 平安宮内裏の宿 京まちや平安宮


写真は、山中油店の東側の水車や蔵。

山中油店の向かい側にある町屋を改装したギャラリーです。
町屋の通り側半分ぐらいをフラットなフローリングにして、展示スペースにしています。
左手のスペースには蒔絵師 下出祐太郎氏の作品が常設で展示されています。

平安宮内裏から西陣の味と歴史を巡る
庭園
通常奥の庭園は居住スペースのため公開しておられませんが、2021/11/20の「平安宮内裏から西陣の味と歴史を巡る」で、見学させて頂きました。
「神仏燈明売捌処」の扁額のある門を入ると、右手に蔵の扉、左手に池のある庭園があります。これはお店の事務所の裏に見えているお庭です。
池には石の八つ橋が掛かっており、ここにも水車が回っています。
これは元々こちらだけにしか水車がなかったのですが、あまりにも「見せてくれ」という要望が多かったので、外にも作ったのだそうです。
さらに奥には中央にドーナツ状の円形の人工池がある広いお庭があります。
この邸宅より古い樹齢の杏の古木や、実が鈴なりの柿が2本ありました。

平安宮内裏の宿
上記イベントでは、綾綺殿の道を北上し、次の交差点を左折したところにある
平安宮内裏の宿の内部も見学出来ました。
10軒長屋のうち6軒がゲストハウスにリノベーションされています。
かつての内裏の跡地にちなんで、左から弘徽殿(こきでん)の南邸、壱の局、弐の局、参の局、承香殿 西対、承香殿 東対となっています。
天井の太い梁、奥庭、畳の部屋はそのまま残し、2階の虫小窓のスペースをベッドルームにしています。
それぞれに内部が違って同じじゃないのも魅力ですし、1棟貸しなので3~4人の家族連れなどではさらにお得です。

山中油店が所有する町屋で、場所は本店の水車の道を挟んで向かい側の角です。
同志社女子大学の公開講座を月1回こちらで開催しておられ、事前予約制で一般でも参加可能です。
玄関を入ると右手に3畳の玄関間があります。
この左手に2階への階段があります。
正面奥が6畳の三の間で天井は枠の大きな木の格天井で、洋室風になっています。
その左手に4畳半の二の間、さらに奥が8畳の一の間で、床の間や床脇があります。
さらに奥は奥庭です。
一の間にプロジェクターを置いて、二の間で14:00~16:00で講座を拝聴します。
2階に上がります。
階段を上がった正面に縁の廊下があり、この右手に2間あります。
手前が6畳間で道側が板の間になっています。
北山杉の床柱、竹節の大きな窓が階段側にあります。
奥が8畳間で、床の間から床脇まで床は1枚板。
床脇の地袋は三角形になっています。


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2024 1/27の拝観報告1(伝道院 和紙はがきを伊勢型紙で染めよう!)

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写真は、3階の塔屋内部。

土曜日です。
この日は午前中にこの伝道院でのイベントがあっただけ。
しかしお昼とおやつを食べて帰ろうと。
14:20からは大相撲 初場所の14日目があるのでw

さて伝道院でのイベントは10:00からでしたが、おやつを戴くのに整理券がいるんです。
なので某所に8:40に到着し、9:30の配布まで待って、それを確保してから伝道院に向かいました。
そのおやつの件は後日。

9:40に伝道院に到着。
「和紙はがきを伊勢型紙で染めよう!」というイベントで、参加費は2,000円でした。
和紙はがきの上に伊勢型紙を乗せ、上から顔彩で染めていく体験です。
参加者は20数名おられた感じですが、半分近くが小さなお子さんでした。

さて受付をして中に入ると、「上まで見学できるのでどうぞ。上の階段は急で狭いので、気を付けてください」と。
・・・コレって3階じゃないの!
ってことで、不意なことで念願の3階の塔屋内部を拝見出来ました。
しかも写真撮影もOK。
正直こちらの方は以前に拝観じゃないイベントで参加された方が写真撮影がOKだったといわれていたので、ちょっと期待していましたw

参加者の半分以上がお子さん連れ。
なかなか上まで見学に来られないので、ゆっくり拝見出来たのはよかったです。

体験の方は集合待ちで10:24頃からでしたが、それほど難しい行程ではないので、やり始めれば早かったです。
コツは顔彩をつける際に、水分を少なくすること。
水分が多いと滲んじゃいます。

11:30に終了し、こちらを出ました。

なおこのイベントは3/2も開催されるので、気になった方は参加してみてください。

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2024 1/25の拝観報告5 最終(京都 和樂 築250年の武家屋敷で書家・清高院月蓮氏に学ぶ書道と水墨画 −道着に身を包んで−)

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写真は、私邸の広間。

13:40頃に三条商店街のsweets cafe KYOTO KEIZOを出て南下します。
蛸薬師通へ西進し、13:50頃にやってきたのが和楽です。
こちらは築250年の武家屋敷を使用して、通常は外国人相手に侍体験をしておられます。
今回はこちらでOtonamiの「京都 和樂 築250年の武家屋敷で書家・清高院月蓮氏に学ぶ書道と水墨画 −道着に身を包んで−」に申し込みました。
今回は2名で、参加費は8,000円でした。

まず表門から中に入ると、早速前庭で海外の方が剣術の体験をしておられました。
その前を通過して中へ。
こちらの武家屋敷は元は幕府の役人の邸宅で、中央に通り庭がありそれを挟んで左手が私邸、右手が公邸だそうです。
今回はその私邸の広間での体験でした。

体験はまず墨を擦るところから。
墨を擦るのなんて、小学校以来ですw
そしてまずは書道から。
運筆から丁寧に教えてくださいます。
たぶん小学校の時も基本は先生が教えておられたんでしょうけれど、全く聞いていなかったので(笑)いい勉強になりましたし、それなりの字が書けました。

さらに続いて水墨画の練習。
薄い墨汁を筆に付け、その先だけに濃い墨をつけて書く先端濃墨の練習。
最低限の技術を習って、僕は色紙に海老の画を描きました。
なかなか先端濃墨の技術が難しいですね。

体験は16:30頃に終わりましたが、和楽の方と話していると「もう少しであちらの体験が終わるので、その後なら公邸の方も観れますよ」ということでしたので、もちろん待つことにしましたw

10分ほど待つとあちらも終わったので、中を拝見しました。
8畳間が3つと、それに並行して廊下の鞘の間がありました。
各部屋を仕切っても個々に出入り出来るような構造なんでしょうね。 

17:15 頃にこちらを出て、この日は帰宅しました。

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二条城4 本丸御殿

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写真は、玄関(左)、御書院(中央)と御常御殿(右)。

本丸御殿は明治26年に、京都御苑の今出川御門の南東にあった桂宮御殿を移築したものです。

阪神大震災の被災で内部見学が安全ではなくなり改修され、2024年秋から一般公開になりました。
2024/1/19と1/20に一口城主に50口以上申し込んだ返礼の修理対象文化財説明会で内部に入りました。

本丸御殿は主に4つの棟から成ります。
正面に玄関、その奥に御書院、右手に御常御殿、左手に台所と雁の間で、ぐるっと1周できます。

まずは正面の玄関へ。
唐破風の大きな屋根を入ると玄関の間があります。
赤いカーペットの廊下を右に進みます。
右手には33畳の使者の間、その奥に15畳の段上の間と12.5畳の公卿の間が隣接しています。

御書院 中書院
廊下をさらに奥に進むと御書院になります。
御書院は右から中書院、小書院と雲鶴の間の3つから成りますが、往路では中書院を観ます。
中書院は手前から21畳の三の間、14畳の中の間、14畳の一の間からなり、一の間は上段の間で格天井、床の間と違い棚のある床脇があります。
違い棚の襖絵は原在照です。
三の間は畳をあげると能舞台になり、入室廊下が橋掛になります。

御常御殿
右手の縁を奥に進むと、突き当り右手に御常御殿への廊下があります。

廊下を進むと、御常御殿の右脇に出ます。
内部の御座の間が6室構造です。
正面が左手前の五の間で八木奇峰の萩の襖絵、右手に進み三の間は中島華陽の耕作図の襖絵。
さらに右手が右手前に当たる二の間で中島来章の草花図。
廊下を奥に進んだ右奥に当たるのが一の間で、大きな床の間、床脇や付書院があります。
黄金の障壁画は狩野永岳の松鶴図です。
4灯の豪華なシャンデリアも見所です。
ここから奥の廊下を戻ります。
隣は四の間で御寝の間。
襖絵は長野祐親の春秋花鳥図。
さらに隣が左奥に当たる御納戸です。
御納戸の奥には化粧の間、さらに廊下を戻ってくる奥側に御茶所があります。
御常御殿を一周して元の廊下を進み、御書院に戻ります。

御書院 小書院・雲鶴の間
御書院の奥の廊下を進むと、中央の小書院に来ます。
小書院は正方形の4間で四季の間です。
左手前が夏の間で襖絵は多村挙秀、右手前が冬の間で襖絵は星野蝉水、左手奥が春の間で襖絵は円山応立、右手奥が秋の間で襖絵は岸竹堂。
夏の間と春の間の間の欄間は卍くずしで、春の間には床の間と床脇があります。
さらに廊下を奥に進むと、御書院最奥に雲鶴の間が3間並びます。
奥側から一の間、二の間、三の間です。

御書院を出て廊下を進みますが、廊下途中の左手に高貴な方々用の白磁のトイレがあります。

台所・鴈の間
廊下を進むと、台所と鴈の間です。
廊下右手、最奥に台所があり、お寺の庫裏のようです。
左手には鴈の間で18畳と15畳の2間あり、こちらは執務室のように使われていたそうです。
その名のように襖絵は中島来章の雁が描かれています。
今は15畳間に床の間がありますが、元は18畳間の方にあったそうで、移築したため15畳間の竿縁天井は床刺しになっています。

廊下を進むと一周して、玄関の間に戻ってきます。

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2024 1/19の拝観報告2 最終(二条城 本丸御殿 修理対象文化財説明会 後編)

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写真は、本丸御殿の玄関。

さて今年の修理対象文化財説明会は、修復を終えたばかりの本丸御殿内部でした。
というか、以前にも書いたように一口城主の特典は
5万円以上で修理対象文化財説明会への参加
10万円以上で芳名板への掲出 
だったので、このダブル特典ネライで10万円寄付しました。
しかもこのタイミングで寄付したのも「そろそろ本丸御殿の修復が終わる」と踏んだからで、まさに狙い通りでしたw
野球で言うと「決め球は変化球だろうから、それ待ちで振ったらクリーンヒット」って感じでしたねw

修復を終えた本丸御殿の正面から入ります。
本丸御殿は4つの棟からなります。
玄関、御書院、台所・雁の間と御常御殿が前後左右にならび、拝観経路はこれらを反時計周りに回ります。
阪神大震災でかなりダメージがあり、その耐震補強もしています。
なので御殿のあちこちに金属の支柱が足されているのが分かります。

内部の詳細は明日10時の本編で掲載しますが、もちろんよかったですよ。
一般公開は今年の9月頃を予定されているそうです。

二条城の現在の拝観券は入城券、二の丸御殿内の2つですが、本丸御殿が公開されると本丸御殿内も加わって3つになるのかな。
3つ参観券だと結構しそうですねw

本丸御殿の見学後は天守閣跡にも行き、休憩所に戻って15:30頃に解散になりました。

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2024 1/19の拝観報告1(二条城 黒書院三の間特別入室、修理対象文化財説明会 前編)

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写真は、中庭からの大広間(左)、蘇鉄の間と黒書院(右)。

金曜日です。
この日は午後からお休み。
14時から二条城の一口城主の返礼の修理対象文化財説明会がありました。

そのために職場から二条城に向かいました。
しかしちゃんと食事をするだけの時間はないと踏んで、買って行くことにしました。
ちょうど経由する地下鉄山科駅構内の定期的にお店が変わる売店が嵐山の中村屋惣菜製作所でしたので、そちらで総菜パンを買いました。

         
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写真は、中村屋惣菜製作所のコロッケパン 350円、とんかつサンド 1,000円。

これを持参して、13時頃に二条城へ。
まずは年パスで二の丸御殿に入ります。
先に1/4~1/29までの黒書院 三の間入室に参りました。
こちらは2020年7/15~8/24にもあり2回目。
しかし意外と入ったことを覚えていないのと、説明書きがやっぱり変わっていましたw

もうほぼここだけ拝見して、休憩所で持参したお昼を戴きました。

そして14:00から修理対象文化財説明会。
1/19(金)と1/20(土)のどちらかですが、この週末は仙台で大学の同窓会があったので、金曜日の午後にしました。
参加者は5名で、土曜日は4名だったそうです。

管理事務所でご挨拶とイントロの説明があり、今回メインの見学に向かいます。
見学に向かうのも通常は公開していない二の丸の中庭を通るサービス付きでした。

そして14:30頃からメインの説明会です。

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