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冷泉家1 特別公開(御苑周辺散策17)

写真は、玄関

冷泉家(れいぜいけ)は、藤原定家を祖とした代々和歌の家で、近世公家住宅唯一の遺構です。
アクセス
烏丸今出川駅の出入口3を出て左折した約100mの左手にあります(簡易地図)。

普段は非公開ですが、毎年11月上旬に数日内部の特別拝観をします。

表門で拝観料800円を納めます。
表門の梁の上には木彫りの亀がいます。

ここはすべて土足での拝観です。
正面に大玄関がありますが、まずは入って左の台所に入ります。
土間には藁を束ねた魔除けの“しゃぐま”が吊り下げてあります。

次に正面に戻り、供待(ともまち)の腰掛け、立蔀(たてじとみ)があります。
立蔀がないと内玄関が表門から丸見えなので、衝立となっています。
通常は内玄関を使い、貴賓には大玄関を使って頂く仕様です。

大玄関右手の塀重門をくぐると、手前から使者の間、中の間、上の間と並びます。
ここの襖紙は地味な牡丹唐草模様ですが、これは歌を詠む際に絵柄が歌に影響しないようにするためです。
縁側に谷文晁の龍虎図が展示してあります。

L字に庭をまわり、左手が広間、右手が小さな庭園の斉庭になります。
さらに奥には当主が生活した“松の間”や“鶴の間”があります。

さらに奥に進み、御文庫があります。
時雨文庫所蔵の国宝“明月記”などが保管されています。
ここの木の屋根はすぐに外せるようになっているそうです。
母屋が火事になっても延焼させないためだそうです。

さらに奥から表に通じる小路を通って今出川通に出て終了です。




コメント ( 2 ) | Trackback ( )
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コメント
 
 
 
クラウドファンディング (アノマロカリス)
2020-06-10 22:08:18
残り90日ですが、既に目標金額の倍近い金額が集まっています。

https://the-kyoto.en-jine.com/projects/reizeike

気になるのは30万円の寄付での特別見学会。建物内部に入れるようです。
一口で何人入れるんでしょうか?

 
 
 
アノマロカリスさん (amadeus)
2020-06-11 12:47:20
なかなかハードル高めの、クラウドファンディングですね。
しかしそれでもこれだけ集まるのですから、すごいです。

まだ三密は避けるべき状況が続くでしょうから、1口1人なんじゃないでしょうか。
 
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