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2012 1月のアンケートの総括

今月もアンケートに回答頂いた方々、ありがとうございました。

この時期はこの質問しかこのブログではないんでしょうが、やや地味だったでしょうか。

結果は以下の通りでした。

第1位:妙心寺 三門楼上_________22件(34.4%)
第2位:平等寺___________________11件(17.2%)
第2位:長講堂___________________11件(17.2%)
第4位:相国寺 大光明寺__________8件(12.5%)
第5位:妙心寺 隣華院____________5件(7.8%)
第6位:妙心寺 玉鳳院____________4件(6.3%)
第7位:その他____________________3件(4.7%)

考察
三門楼上はなんとなく派手な印象があるので、そこそこ上位だろうと思っていましたが、ここまでぶっちぎるとは思っていませんでした。

平等寺は、僕には読めませんでした。結果から言うと結構仏像好きの方が多いようですね。
ここに来られた方々のお目当ては、まず”薬師如来像”でしょうからね。

長講堂もやや地味ですが、そこは大河ドラマの後白河法皇効果でしょうね。

相国寺 大光明寺は、思っていたより苦戦しましたね。元来拝観者が多い訳ではないので、こんなものなんでしょうか。
京都五山の中では(万寿寺を除く)、圧倒的に拝観者数が少なそうですもんね。

妙心寺 隣華院はこのぐらいというか、個人的には最下位を予想していたので検討した方でしょう。
このアンケートは1つを選ぶ形式ですので少ないですが、三門や玉鳳院に行かれた方々も同時に行かれているでしょうから、実際の訪問者は結構多いのでしょうね。

妙心寺 玉鳳院は予想外の苦戦でした。妙心寺内では開山堂を擁する別格の塔頭なので、かなりの上位を予想していたのですが・・・。
まあ実際の訪問者数は、隣華院と同じ理由で多いのでしょうけれど。

毎回ですが、自分の予想を裏切る結果になる部分も多く、やはりアンケートって聞いてみないと分かりませんね(笑)。

実はこの結果は拝観した当時に参考にしました。
どのように参考にするかというと、自分がまわる際のまわり順の参考にしました。
出来るだけ人気がありそうなところは午後にしないようにするとまだ混雑がマシ・・・なような気がします(笑)。

御協力頂いた皆様、改めて有難うございました。

何気に左サイドバーのアンケートは2月のものになっています。
Introductionは明日しますが、このブログに慣れていらっしゃる方は本日投票して頂いてもOKです。
さて今月のお題は・・・(笑)


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鈴虫寺(松尾散策7)


写真は、本堂(左)と客殿(中央)。

正式名称は、華厳寺です。
大まかな位置関係や、詳細なアクセスはリンクを参照してください。

石段の参道を登ると正面に“わらじばきの幸福地蔵”があります。
このお地蔵さんにお参りすると、家まで来て願いを叶えてくれる話をこの後の法話でたっぷり聞きます。

ここは法話がメインです。
門を入ると左手に本堂と前庭があります。
正面に客殿、客殿の右手にも庭園が拡がります。
拝観料500円を納め、まず180人収容の客殿に入り20~30分の法話を聞きます。
完全入れ替え制です。
年中温度調整が一定の本堂に入ります。
正面には段ボール箱程の大きさのガラスケースが7つあり、5000匹のすず虫が年中鳴いています。
お茶とお茶菓子が出ます。

住職さんの法話はとても面白いです。
法話をされる住職さんは複数おられます。
過去4回行きましたが、話の筋やオチの7割はみなさん同じです。
しかし3割は時事ネタなど個人の裁量に任されているようです。
もちろん話の本筋はお参りの仕方などですが、それを面白おかしく話され、さらにオチが分かっていても笑えます。

2014/6/8に5回目に参りました。
その際には”時代に応じた新ネタ”が仕込まれていました。
詳細は敢えて伏せますが、法話も進化しているようです。

法話が終わると客殿を出て右手へ。
客殿の前庭を経て、苑路に沿って進みます。
まずは京都市内が見張らせる高台へ。
苑路を戻ってくると、御朱印の授与所があります。

最後は門に戻り、門前の幸福地蔵へ説明を受けたようにお参りして帰ります。

注意点は、非常に人気の高いお寺であることです。
法話の入れ替えがあるので、他寺院のようにフラッと入って出て来られません。
繁雑期は待ち時間が、最長2時間になることもあります。
繁雑期の場合は朝早くの方がいいでしょう。

2016年2/14の「洛西の仏像2」で、本堂にお参りしました。
内陣中央には、本尊の大日如来像が、左手には十一面観音像、右手には開山の鳳潭(ほうたん)上人像がお祀りされてます。
また本尊の前には、鳳潭上人の念持仏と云われる宝冠釈迦如来像がお厨子に入ってお祀りされていました。
本堂から前庭を見ると、借景として左手に比叡山、右手に大文字山がきれいです。




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「そうだ 京都、行こう」エクスプレスカード(amadeusが所属している拝観系の会3)


写真は、会員カード

今日は最終3つ目の”「そうだ 京都、行こう」エクスプレスカード”です。

JR東海のカードです。
年会費が2100円必要です。

その上で以下のような利点があります。

利点1:新幹線の指定席の予約がネットや携帯から自分でできて、しかも安い。
登録番号からログインして、自分で予約や変更もできます。
切符も窓口に並ばなくてよく、自分1人なら手持ちのカードでそのまま改札から入り乗車出来ます(写真とは別カード)。
複数の場合も専用発券機で発券できます。

しかも京都~東京の新幹線片道が
通常は13520円、
金券ショップなら12700~12850円、
このエクスプレスカードなら12470円
で行けます。

みなさんは京都へのアクセスに、僕は年に数回の出張や家族旅行で役に立ちそうです。

利点2:拝観料、お店やお土産の割引
いずれもわずかですが、指定の場所なら割引きがあります。
利用できる施設の冊子がありますが、対象が多すぎるのと割引きが少額なため、どれだけ有効かは不明です(笑)。

利点3:会員限定の特別拝観企画がある。
僕はこれに尽きます。
結構レアな物件や体験の企画などもあります。
月毎に企画が更新され、これらを”先着順”で申し込みます。
これだけマメにチェックする人間にとっては先着順の方が有難いです。
3月の東本願寺の阿弥陀堂の屋根と御影堂門楼上の申し込みも楽勝でした。

ちょっと特殊な目的がないと万人にはおすすめしにくいでしょうか。

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苔寺・鈴虫寺へのアクセス(松尾散策6)


写真は、柚之茶屋

バスの場合
松尾大社からの場合、物集女街道を南下します。
1.京都バス63、73、83で苔寺・ずず虫寺下車
2.市バス29で苔寺道下車
です。

苔寺・鈴虫寺へ市内から直接行く場合は、
1.京都バス63、73、83にて嵐山経由で苔寺・ずず虫寺下車
2.市バス29で苔寺道下車
3.阪急電車にて上桂駅下車で徒歩
です。

2は物集女街道(国道29号線:ちなみに”もずめ”街道と読みます)沿いで下車になります(簡易地図)。
エッソの角の道を入ってから直進で徒歩600mもあること、また29系統は2時間に3本程度なので、両方の点からおすすめしかねます。

3はさらに遠く、徒歩1.2kmなので全くおすすめ出来ません。

1は直前まで行けるのでいいのですが、ただでさえ市内から1時間程掛かる上に、繁雑期は市内中心部の渋滞に巻き込まれさらに遅延する危険性が高いです。
その時は嵐山まで嵐電で来て、嵐山から1で来るのがおすすめです。

結論は
・閑散期は京都バス63、73、83で苔寺・ずず虫寺下車
・混雑期は、嵐山までは嵐電→嵐山から京都バス63、73、83で苔寺・ずず虫寺下車
がいいと思います。

自家用車の場合
鈴虫寺専用の駐車場があります。
バスプールから鈴虫寺への側道へ右折して、直進突き当りに1回500円で駐車出来ます。
しかし台数制限があります。
バスプール周辺にも大きなコインパーキングがありますが、土日は20分330円と割高です。
なのでバスプールまでの道沿い、手前右手の私営の「荒木駐車場」なら1日500円なので、鈴虫寺以外に苔寺などにも行かれる場合はこちらが便利です。

京都バスの苔寺・ずず虫寺停留所はバスプールになっています。
目の前の右手に柚之茶屋(ゆのちゃや)、左手に苔之茶屋があります。
この右手前方の道を直進し橋を渡った左前の階段が「鈴虫寺」、
左手を250m進んだ右手に「苔寺」、
右手後方の石の階段登り200m進んだ右手に「地蔵院 竹の寺」があります。

苔寺は大抵13:00ですので、昼食に最適です。




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京都市文化観光資源保護財団(amadeusが所属している拝観系の会2)


写真は、案内のパンフレット

今日は2つ目の「京都市文化観光資源保護財団」です。

会の目的などは言わずもがななので、主に入会した際のメリットについて述べます。

「京都市文化観光資源保護財団」の名前もピンと来ない方が多いでしょうか。
しかしこれにも厄介になった方はおられるでしょう。

春と秋の「霊鑑寺」や「廣誠院」の特別拝観の主催者です。

こちらも入会するのに1口3000円の寄付が最低でも必要です。
寄付なので申告すれば控除の対象になります。

これは入会すると、京都の史跡写真のカレンダーなどグッズなども貰えますが、
1番のメリットは、こちらも
「会員限定の特別拝観企画」
があることです。

申し込み制ですが「春の非公開文化財特別公開」や「京の冬の旅」の2か所に招待されたり、その他に全く会員だけの特別拝観企画もあります。
今までには、東本願寺の書院、燕庵や龍安寺の蔵六庵、知足の蹲踞(ホンモノ)、仏殿や西の庭などレアなところもありました。
さらに祇園祭の山鉾巡行などお祭りの鑑賞会もあります。
案内に対して自分で申し込まないといけないので、それなりの能動性が必要です。
しかし春と冬だけ申し込んでも800円×2+600円×2=2800円相当、さらに無料で上記のようにレアなものにも行けるので、十分に元は取れると思います。

それに寄付金が自分たちが見ている京都の文化財の保全に利用されていると思うと、訳のわからない増税よりは遥かに納得がいきます。

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松尾大社2 松風苑(松尾散策5)


写真は、曲水の庭

本殿にお参りして、右手の社務所で庭園“松風苑”の入苑料500円を納めます。

本殿横の築地塀の下を潜ると、曲水の庭です。
松風苑は重森三玲の作庭で、所謂苔と松の庭園では全くなく、斬新で芸術的なお庭です。
曲水の庭は曲水の流れを造り、中央にサツキの大刈り込みがあります。
これをよく見ると亀のように見えます。
宝物殿に入る前、右手にある松興館の廊下を上がると500円で拝服席があります。
8畳の広間で上古の庭を望む丸窓が左手に、右手には床の間があります。

宝物殿に上ると、中央に御神像3体が展示されています。
男神像(老年と壮年)と女神像で、いずれも重文です。

宝物殿と葵殿(婚礼場)の間に枯山水庭園 即興の庭があります。
建設当初は予定になかったそうです。
砂が2色に分かれており、白川砂と錆砂利(黄金色に見える)を用い、めでたい金銀色となっています。

次に上古の庭(じょうこ)です。
2つの巨石が二神を表し、下は一面の丹波笹です。

あじさい苑を過ぎ、宝物館の裏手へ。
宝物館の裏手には、磐座への坂道が右手にあります。
磐座へは片道30分で、2人以上で行くのが条件です。
初穂料は1人1000円です。

宝物館の裏を抜けると、霊亀の滝があります。
戻って来る途中に霊泉 亀の井があります。
この水をお酒に入れると腐らないと云われています。

ここで一旦、本殿の横から出ます。
真っすぐに進み、楼門の左横に出ると客殿と蓬莱の庭への入口があります。
蓬莱の島を表現しており、石組や植え込みもかなり計算して配置された感じです。




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京都古文化保存協会 友の会(amadeusが所属している拝観系の会1)


写真は、会員証

僕は京都の文化財保護などの会に3つばかり所属しています。
これらについて紹介しますが、会の目的などは言わずもがななので、主に入会した際のメリットについて述べます。

今日は1つ目の「京都古文化保存協会」です。
「京都古文化保存協会」の名前にピンと来なくても、多くの方々が厄介になっておいででしょう。
春(GW)と秋(10月末~11月上旬)に開催される「非公開文化財特別公開」の主催者です。

この友の会を「京都和敬会(わけいかい)」といいます。
多分「若けぇ会」ではないと思いますが(笑・・・失礼!)。

入会するのに1口3000円の出資が最低でも必要です。

その上で以下のような利点があります。

利点1:シングルの場合、非公開文化財特別公開の招待券が4枚貰える。
ちなみに1か所が800円なので、これだけで3200円相当。
既に元は取れます。
さらに会員証を提示すれば、その他の拝観料が700円になります。
つまり「毎年春と秋の非公開文化財特別公開に4か所以上行っている方」は入会した方が得になります。
それに加えて最近の”手引き(解説書)”が、1回分無料です。

もしこれがペアの場合は、5000円で招待券が8枚貰えて、”手引き”も2回分無料です。
つまり春も秋も手引きが無料になります。
ですから1人でペアを申し込んでいるツワモノもいます(笑)。

利点2:春と秋の非公開文化財特別公開の詳細が一般公表より先に案内されます。
皆さんにはどれだけのメリットがあるか分かりませんが、ブログをしている僕には大きなメリットです(笑)。
でも・・・よく考えれば、このブログを見ておられる時点で・・・そのメリットはほとんどないですね(笑)。

利点3:会員限定の特別拝観企画がある。
実は僕はこれを1番楽しみにしていました。
年に数回あります。
今年の3月は石清水八幡宮や善法律寺など行ったことがあるところだったのでパスしました。

この会が1番どなたにも入りやすいと思います。

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松尾大社1 アクセス 本殿(松尾散策4)


写真は、左が拝殿、右が本殿

古来より”お酒”の神様として有名です。

「梅宮大社」の楼門を出て四条通の梅宮大社前の交差点を右折し、松尾橋を渡り約500m直進します。
四条通の突き当たりに「松尾大社」があります。

アクセス(簡易地図
1.市バス29系統で四条烏丸~松尾大社前下車か、28系統で京都駅~四条大宮~松尾大社前下車
2.市バス3系統で四条烏丸~松尾橋下車で徒歩
3.阪急電車で烏丸駅~桂駅で嵐山線に乗り換え~松尾駅下車
4.阪急電車で烏丸駅~西院駅下車し、
市バス28系統、29系統で西大路四条~松尾大社前下車か
3系統で西大路四条~松尾橋下車し徒歩

1は1本で行けますが、29系統は1時間に2本しかありません。28系統なら京都駅、四条大宮経由で1時間に3本です。
2は本数が多いものの、1つ手間の停留所なので、松尾橋を渡る分徒歩が300m必要です。
また先と同じで、繁雑期の1、2は京都市内中心部の渋滞の恐れがあります。
その際は3か4でしょう。

拝観
四条通の西端の物集女(もずめ)街道の交差点に一の鳥居があります。
石畳の参道を進むと二の鳥居があり、くぐった右手に客殿、正面に楼門があります。
GWにはこの辺り一面に黄色の山吹が咲き誇ります(山吹写真2)。

楼門をくぐった正面に回廊に囲われた拝殿、左手に神輿庫、右手に手水舎、右手奥に社務所があります。

松尾大社の神の使いは亀ですので、手水舎の出水口も亀の形です。
拝殿の奥には本殿があります。
ここまでは無料です。

本殿拝観
時期によっては1000円で、回廊内の左手から本殿を特別に拝観できます。
2013 春の非公開文化財特別公開でも実施されました。
まず回廊の左手でお祓いをしてから中に入ります。
本殿左手は斎庭(ゆにわ)といい、白砂に砂紋が描かれています。
参観路は平地に均してあり、1周できます。

屋根は前後の長さが同じ”両流造”であり、前方の屋根にはさらに向拝が伸びています。
また本殿の屋根上左右の端にある”箱棟(はこむね)”は、松尾大社独特のものであり、これと同じものが回廊に展示してあります。

客殿
毎月客殿で月釜があります。
日程はHPに掲載されています。
玄関を入ると7畳半の玄関間があり、こちらで受付をして1,300円を納めます。
隣の10畳が待合です。
待合から奥に進むと2畳幅の廊下があります。
廊下の右手が蓬莱の庭、左手に広間があります。
廊下は庭側が板の間、広間側が畳と半々です。
奥の広間が10畳間で、こちらがお茶席になります。
ここから見る蓬莱の庭はきれいです。




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ビックリです! 仕事関係の親睦会が!!!


写真は、招待状の一部

僕は下戸で既婚者(愛妻家!??)子持ちなので、普段積極的に飲みに出かけることはほとんどありません(3か月に1回ぐらい)。

今回は仕事関係の親睦会に招待されました。
諸先輩方も参加されるので、「まあ今回は行っておかないと角が立つかな」と思って以前から参加の意向を表明していました。

上の写真が昨日届いた案内状の一部です。

かっ、かっ、会場が!!!、 

いっ、いっ、一力茶屋!!!!! 

呼ばれていなくても、潜入するぐらいの勢いになりました(笑)!!!

野村碧雲荘と並ぶ死ぬまでに1度は行っておきたいと思っていた場所でしたが、こんな形で実現するとは・・・。
いや、まだ心の準備が・・・なんてね。

どこまでのオプションが用意されているか分かりませんが、しっかり取材して事後にここで報告しますね!

京都検定合格の天与のご褒美とでも捉えています。

1月のアンケートを実施中です。
もう少しでアンケートは終わります!
アンケートへ是非ご参加を!!!

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梅宮大社2 神苑(松尾散策3)


写真は、梅咲く神苑

社務所に行って神苑の拝観料500円を納めます。
神苑はどこの神社でも同じですが、本殿を取り囲むように本殿裏に続きます。

楼門を入った右手に入口があります。
正面に大きな咲耶池(さくやいけ)を中心として庭園があります。
あちこちに梅やつつじがあり、咲耶池の中ノ島には茶室 池中亭 があります。
反時計回りに池の周囲を歩きます。

途中に石の八つ橋、庭園の最奥には土橋があります。
土橋を渡って戻ってくると、土俵があります。
ここから先が本殿の真裏になります。

本殿の裏には勾玉池があり、このあたりには八重桜や花菖蒲があります。
ここを過ぎるとアジサイ、椿の細い道があり、これを抜けると梅苑です。
梅苑もきれいですが北野天満宮よりはこじんまりした感じです。

まずは梅が有名ですが、“神苑”では4月中旬に八重桜、5月から6月には花菖蒲やアジサイも咲きます。

池中亭
2023/9/9のNHK文化カルチャー「貴族の庭園の歴史」で内部に入りました。
土橋を渡ると正面に躙口、左手に貴人口があります。
そのさらに奥にある水屋の入口から入りました。
水屋は4畳と板の間。
その奥に4畳半と1畳半の相伴席があります。
前述の躙口は4畳半に貴人口は相伴席に面しているので、襖を閉めると相伴席は待合としても使えるのかもしれません。
 



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妙心寺14 特別拝観9 隣華院(太秦・花園散策19)


写真は、方丈の前庭

北総門を入ってすぐです(簡易地図)。
2012年「京の冬の旅」で公開がありました。
門前で拝観料600円を納めます。

大きめの門前の庭園を経て方丈に上がります。
賤ヶ岳の七本槍の脇坂安治が創建した塔頭です。

方丈は例のごとく正面に3間、後ろに3間の構造ですが、これを最終的に1周します。
方丈正面中央の間の襖絵は長谷川等伯の“水墨山水図”で、その他の5つの間は京狩野派9代目の狩野永岳の金地極彩色の鮮やかな襖絵です。

方丈の前庭は苔と白砂の枯山水庭園です。
方丈の裏庭も苔のきれいな枯山水庭園になっています。

襖絵を見ながら方丈を1周して終了です。

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梅宮大社1 アクセス 本殿(松尾散策2)


写真は、梅と楼門

アクセス(簡易地図
1.市バス3系統か29系統で四条烏丸~梅ノ宮神社前下車、28系統で京都駅~四条大宮~梅ノ宮神社前下車。
2.阪急電車で烏丸駅~桂駅で嵐山線に乗り換え~松尾駅下車し徒歩
3.阪急電車で烏丸駅~西院駅下車し、市バス3系統28系統、29系統、71系統で西大路四条~梅ノ宮神社前下車
などがあります。

しかし、繁雑期の場合1のように市バスのみでは京都市内中心部の渋滞に巻き込まれる可能性があるので、その際は3がいいでしょう。
また2は阪急の路線が桂駅まで一旦南に回り込んで、嵐山線で再度北上します。
その結果市内からの場合はやや遠回りであり、かつ松尾駅から徒歩で750mと少し不便です。

拝観
四条通の梅宮大社前交差点を北に入ると、奥正面に朱塗りの鳥居と楼門が見えます。
楼門の手前左手には西梅津神明社があります。
楼門を入った正面に舞殿、左手に社務所、右手奥に稲荷社、右手前に神苑の入口があり、舞殿の後ろに本殿があります。

本殿の右横にまたげ石があります。
これはこの石をまたぐと子を授かると云われています。
しかし本殿の築地の奥にあるので、築地越しにお参りは出来ますが実際にまたぐことはできません。
舞殿の周囲にも梅がたくさんあります。
ここまでは無料です。




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2011 第8回京都検定 3級と2級の結果


写真は、試験結果通知と合格証

昨年末に受験した第8回京都検定の3級と2級の結果が返ってきました。

僕は自己採点どおり、3級が99点、2級が93点で共に合格でした。

実はペーパーテストは小学校4年生から訓練された”猟犬!?”みたいなものですので、結構得意です(笑)。

全体の結果は以下の通りです。

_____受験者数___合格者数___合格率
1級____935_________51_______5.5%
2級__1,816________543______29.9%
3級__2,503______1,361______54.4%

やはり隔年で難化、易化を繰り返しており、今年は難化の年でした。
1級や2級の合格率にモロにでます。
ちなみに第7回の2級の合格率は60%を超えています。

いよいよ本年末こそが本番です。
例年の傾向のように、1級が易化することを期待するのみです(笑)。

どうなることやら・・・。
(1年後。こうなりました

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松尾散策の概要(松尾散策1)


図は、周辺の簡易地図

松尾は京都の西部で、「嵐山、嵯峨野散策」の南に接する場所です。

具体的には
梅宮大社→松尾大社→鈴虫寺→苔寺(要予約)→地蔵院 竹の寺
です。

四条通の東の果ては、祇園の「八坂神社」で、一方の西の果てにあるのが「松尾大社」です。
その少し手前に「梅宮大社」があります。

またここから少し南に下がったところに「鈴虫寺」、「苔寺」、「地蔵院 竹の寺」が徒歩圏に固まっています。

「鈴虫寺」は人気なので多くの方が来られるようですが、「苔寺」や「地蔵院 竹の寺」にも行かれる方はほとんどお見かけしないように思います。
せっかく“あそこまで”行くなら、是非「苔寺」を事前に予約して、「地蔵院 竹の寺」の存在に気づいて、一緒に行かれるのがおすすめです。
それぞれ「鈴虫寺」の面白い法話、「苔寺」の見事な苔の庭園、「地蔵院 竹の寺」の落ち着いた雰囲気は格別です。

これらを順に散策していきます。

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妙心寺13 特別拝観8 玉鳳院 花園法皇忌(太秦・花園散策18)

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写真は、祥雲院殿(奥)と風水泉

領内のほぼ中心です(簡易地図)。
通常は非公開ですが、2012年や2016年の京の冬の旅で公開されました。
また毎年11/11、花園法皇忌の献茶式がこちらで行われます。
山内でも最古の塔頭です。
庫裡から内部に入ります。
拝観料は600円です。

庫裡から方丈に入ります。
方丈内部は正面に3間、後ろに3間の構造ですが、正面の3間を縁側から拝観します。
正面に開基の花園法皇の尊像が祀ってあり、襖絵は左から麒麟図、竜図(室中)、山水図(以上は狩野安信筆)で、右手奥の上段の間は金色の秋草図(これだけ伝狩野益信筆)です。
前庭は白砂の枯山水庭園で庭の正面に唐門があり、そのまま奥の開山堂の前まで続きます。

廊下に移動すると、前庭の反対側は苔で緑の枯山水庭園です。
このすぐ手前に“風水泉”という古井戸があります。
ここで開山の関山慧玄が立ったまま入寂されたそうです。
庭園の奥には豊臣秀吉の子・鶴松の霊屋”祥雲院殿”がありますが、これは後程近くまで行けます。

次に開山堂の“微笑庵”です。
ここには開山の関山慧玄がお祀りされていますが、内部には入れず外からの拝観です。
後日別の機会で開山堂内に入りました。
床は敷瓦で、正面の須弥壇の奥に関山慧玄像がお祀りされています。
その須弥壇の手前に1段広めのスペースがあるのですが、この直下に関山慧玄が埋葬されているそうです。
ですからここは中央を通らずに、端を回り込んで奥に入ります。
さすがに奥の天井は、二重折上小組格天井でした。
開山堂の前には妙心寺型燈籠が2基あり、さらに庭園を挟んだ正面には重文の平唐門があります。

外部に戻り、開山堂を回り込みます。
奥には、向かって左から織田信忠(信長長男)、織田信長、少し離れて武田信勝(勝頼長男)、武田勝頼(信玄四男)、武田信玄、武田信豊(信玄次弟信繁の長男)の供養塔があります。

さらに進むと前述の祥雲院殿の前に着き、内部を覗けます。

後は引き返して終了です。

花園法皇忌 献茶式
玉鳳院での献茶式と拝服席+他の塔頭での副席(持ち回り)+微妙殿でのお斎で、3000円。
お茶券は方丈で一般発売もしています。
庫裏から入り、廊下に荷物を置いて方丈へ。
方丈の左手側は御詠歌の方が座られるので、一般は右側に座ります。
9:00~9:30まで藪内家家元による献茶式。
唐門からお参りの和尚さんたちが入られるので、この間は唐門が開扉されます。
最後はお焼香をして、終了です。
お焼香の後は、廊下の手前、庫裏にある10畳間で拝服席。
御詠歌の方が優先ですが、一般でも1席目に入れる余地はあります。
しかし点出しですので、10分程度で1席が終わります。

このあと法皇忌は、副席(場所は毎年持ち回り)と微妙殿でのお斎で12:00前には終わります。




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