goo

仏光寺2 特別公開 書院  寝殿ホール


写真は、白書院

2016年4/8と4/9に京都市文化観光資源保護財団の会員限定事業、「本山 仏光寺を訪ねて」で、書院などの特別公開がありました。
両日10:00~12:00と13:00~15:00の計4回に任意で参加する形式でした。

まず阿弥陀堂では、通常は閉まっている内陣右側の重文 聖徳太子像と後醍醐天皇の位牌のお厨子が御開帳されていました(聖徳太子像は垂れ幕も外されていました)。
さらに内陣の中に入って、至近距離でお参り出来ました。
聖徳太子像は月命日である22日の朝のお参りの際や、4/2の春法要、11/21~11/28の報恩講の際は開扉されるそうですが、遠いのと垂れ幕があるので、ほとんど見えないそうです。

御影堂(大師堂)を経て、廊下伝いに大師堂右手奥の書院へ。
書院は南書院、白書院、黒書院が“コの字”に並んでおり、コの字に蓋をするように大師堂がある位置関係です。
これらに囲まれて、もみじのきれいな書院の前庭があります。

まずは手前の南書院。
滋賀 五個荘で陸軍の演習があった際、宮家の宿泊所として造られたものが移築されました。
書院造の13畳と8畳の2間があり、左手前に4畳半のお茶室 寒雲亭があります。

廊下に出て廊下を左に曲がると白書院です。
上段の間、二の間、三の間と狭屋の間からなる大きな広間です。
いわゆる対面所で、床の間、付け書院に帳台構もあります。

さらに廊下を左に曲がり、南書院に向かい合ってあるのが黒書院です。
黒書院は門主様がさらに親しい方や、重要な客人をお招きする場所です。
大阪の紀州屋敷の御殿を移築したものだそうです。
2間あり、その間の襖絵は吉村周圭の“松に蔦”や“群鶴”でした。

2019年2/9~2/11の「京の伝統産業わかば会 創立50周年記念作品展」では、境内北東角の玄関門からの入場でした。
玄関門から入り中庭を経た奥に白書院があり、そちらで展示がありました。

寝殿ホール
寺務所の右手奥に進んだ奥の左手に寝殿ホールがあります。
2022/4/1と4/2、春法要に合わせて記念展示が無料でありました。
一流相承系図(重文)、善信聖人親鸞伝絵、浄土三部経変相図などレプリカでしたが、近くで拝見出来ました。
また舞台正面には七高僧像(龍樹菩薩、天親菩薩、曇鸞大師、道綽禅師、善導大師、源信和尚、源空上人)がお祀りされていました。
写真撮影も可能でした。



コメント ( 0 ) | Trackback ( )