京都観光のガイドブログです。定番の楽しみ方から特別拝観、さらには年に1度の御開帳まで。
京都観光では最も詳しいです!
Amadeusの「京都のおすすめ」 ブログ版(観光)
妙法院門跡2 特別拝観(東山南部散策47)
-
写真は、大書院の南庭
毎年年1回、秋の非公開文化財特別公開で公開されています。
まず、庫裡の前で拝観料800円を納めます。
ここの庫裡は国宝で、非常に大きいです。
庫裡は台所なので、屋根まで天井がなく無数の梁が剥き出しです。
もちろん煙を排出し易くするためです。
また最上部は物見櫓のようになっており、昔はここから物見をして警戒していたそうです。
庫裡の裏手にはきれいな枯山水庭園があり、奥の大書院へと続きます。
大書院は、秀忠とお江の子にして後水尾天皇の中宮、東福門院ゆかりの殿舎です。
一の間は帳台構(いわゆる武者隠し)があり、襖絵は狩野光信(永徳の子)の唐人物画です。
二の間の襖絵は、狩野永徳らの四季花鳥図です。
大書院前の南庭はきれいな池泉回遊式庭園です。
この南庭を囲うように、大書院、内仏殿、龍華蔵があります。
内仏殿は護摩堂とも云われ、内陣中央には平安初期作の不動明王像、左手には地蔵菩薩像、普賢菩薩像、右手には十一面観音像、大日如来像など、さらに右隣りの間には阿弥陀三尊像がお祀りされています。
次の龍華蔵は宝物殿です。
秀吉直筆の書状、国宝のポルトガル国印度副王信書や秋草蒔絵文台などたくさんの寺宝が展示されています。
さらに手前に戻る形で、宸殿に向かいます。
宸殿には阿弥陀如来像、天皇、皇后、中宮の位牌が安置されています。
幕末の“七卿落ち”の舞台でもあります。
狩野山楽の“繋馬図”、円山応挙の“竹鶏図”などが展示されていました。
ここから横に進むと大玄関の後方を通過して、庫裡に戻り終了です。
コメント ( 6 ) | Trackback ( )
« 2011 10/29の... | 寂光院2 特別... » |
最初に、コメントの二度送信は間違いですよね。
一つはこちらで保留にしました。
さてご質問ですが、大徳寺の聚光院を除くと、今回の特別拝観内では特にはないですね。
今回の特別拝観外なら、既に行かれているかもしれませんが、金地院の八窓席、予約がいるものでは曼殊院の八窓軒や妙喜庵の待庵でしょうか。
ありきたりなお返事ですいません。
曼殊院の八窓軒は、覚えていますが、後の2軒は、たぶん未だです。 聚光院さんは、何度か拝見させて頂いているので今回は、伺いませんでした。
毎月28日に大徳寺は、釜がかかるので偶数月に今年初めて伺ったので今月奇数月にも伺ってみようと思っています。
裏千家さんによく行かれるようで、すごいですね。
お床 道具 茶花などのお写真がなかなかお撮りに
なれないでしょうが、お稽古に行かれて覚えて
いらっしゃるようでしたらまた、ご紹介頂けたら
嬉しいです。
ある程度有名で、かつ参観可能なお茶室に行っているだけです。
孤篷庵を拝観した今次に見てみたいのは、大徳寺 龍光院の密庵(みったん)ですが、多分一生無理でしょうね(笑)。
孤篷庵の特別拝観は、多分ですが半分以上の方は狙って来ておられたのではないでしょうか。
特別拝観に気付いた時には終わっていたり、気付いていても予定がつかず涙を飲んだ方々からすると、奇跡のような話ですね!
そんな強い"引き"が、僕も欲しいです。