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革堂(御苑周辺散策8)

写真は、本堂。

下御霊神社を出て左折し、さらに90m進んだ左手の竹屋町通とのT字路の突き当りに革堂(こうどう)があります(簡易地図)。

最寄りのバス停は河原町丸太町です。
丸太町通を進み、寺町通を左折した先の左手です。

正式名称は行願寺です。
開山の行円上人は元猟師で、いつもシカの革を着ていたため革聖と言われ、革堂の由来になったそうです。
ここは西国観音霊場の三十三所巡礼の第19番札所として有名です。

拝観は無料です。

山門を入った正面に本堂があり、本尊は千手観世音菩薩ですが通常は非公開です。
右手には大きな地蔵菩薩像がお祀りされています。

本堂の左手に進みます。
右手に宝物館、左手に愛染堂と寿老神堂があり、寿老人は都七福神巡りの1つです。
突き当りに鎮宅霊符神堂、その左に鐘楼、さらに左奥に加茂明神塔があります。

1/17と1/18には本尊の千手観世音菩薩が開帳されます。
本尊の千手観世音菩薩は本堂の外からです。
お顔は見えますが、垂れ幕で手の先などの末梢は見えないです。
どの道、単眼鏡持参がおすすめです。

また8/22と8/23には“幽霊絵馬”が終日公開されます。
本堂前の賽銭箱の上に設置されるので、かなり近いです。
年季の入った木の板で、右側に幽霊の影、左下には鏡のような影が見えます。

西国33か所霊場草創1300年記念特別公開
2016年10/30~11/13の8:00~16:30まで、内陣と本尊の公開がありました。
拝観料は1人500円でした。
本堂右手から入り、受付をします。
内陣の奥、お厨子の前まで行って本尊の千手観世音菩薩像にお参り出来ました。
千手の前腕や上腕部からも無数に手が出ており、一瞬鱗のように見えるのが特徴的でした。

また外陣の格天井には、9×20+1=181面の木彫りの花鳥彫刻が施されていました。

2017年3/11~3/17の特別公開では、革堂といわれるようになった由来である行円上人の鹿革衣が本堂内、地蔵菩薩像の前に展示されました。

また10月の藤袴祭では、宝物館2階の広間で立礼席の呈茶があります。




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