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安養寺 倒蓮華寺(寺町マイナー散策9)


写真は、門前

洛陽六阿弥陀霊場の1つとして知られており、倒蓮華寺(さかれんげじ)ともいわれます。
本尊を造る際に蓮華形の台座がどうしても壊れるので、蓮華を逆さにしたところ無事に完成したという伝説があります。

場所は、寺町蛸薬師の南東です。
蛸薬師通が河原町通から広くなっているところです。

通常拝観
真新しい山門があり、1階の奥には地蔵菩薩などの小堂があります。
さらに薄暗い小道を進み、左に曲がった突き当りに庫裏があり、御朱印はこちらで頂けます。

山門を入ってすぐ右手の鉄筋の階段を登って2階にあがります。
本尊の阿弥陀如来像はここからガラス越しにお参りします。
ですから通常は倒蓮華を見ることができません。

洛中六阿弥陀めぐりの功徳日である1/15、2/8、3/14、4/15、5/18、6/19、7/14、8/15、9/18、10/8、11/24、12/24と春秋のお彼岸はお厨子を開けておられ、10:00~15:00までは本堂に入ってお参り出来ます。

特別拝観
2012年11/1~11/4に開催された、第10回 都伝統工芸会 特別企画展にて特別拝観がありました。
門前で拝観料300円を納めます。

2階に上がり、本堂の中に入ります。
一休宗純や後陽成天皇御宸筆の掛け軸や、恵心僧都の画がたくさん展示されていました。
本堂の内陣中央には、本尊の阿弥陀如来像がお祀りされています。
厨子の右手にまわると、右下が開放されており倒蓮華(さかれんげ)を見ることができました。
また本堂左横には元三大師像、左手奥には釈迦如来像と毘沙門天像がお祀りされていました。

さらに1階奥や隣のビルの展示室にも展示があり、狩野探幽の山水図、狩野山雪の蝦蟇鉄拐図なども展示されていました。

非公開文化財特別公開
2016年秋にありました。
本尊を初めとする内陣の公開。
もちろん本尊のお厨子の右下も開いており、倒蓮華が見えます。
内陣の手前には恵心僧都座像もありました。
本堂には地蔵曼陀羅、絹本著色截金真向阿弥陀如来像や絹本刺繍地蔵菩薩像などが展示されていました。

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コメント ( 2 ) | Trackback ( )
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コメント
 
 
 
ぱっと見は (2級のほう)
2013-08-28 20:37:03
ここは入り口以外は民家にしか見えないですよね。でも倒蓮華の他、結構な寺宝を持っているようで侮れませんね。前回は近所のくせに行けなかったので、また公開してほしいお寺です。
 
 
 
さかれんげ (masa)
2013-09-08 18:23:35
本日、9月8日
人文字写経というイベントで
阿弥陀さんの横の扉が開いており
さかれんげ見れました。


20時半までやってます。
 
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