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2013 10月アンケートの総括


今月も90名以上の方々に投票をして頂きました。
ありがとうございました。

さて今月はいつものお題で、
2013 秋 京都の特別拝観で行きたいところは?
でした。

結果
上記の通りです。

考察
第1位:放生院、恵心院、興聖寺
正直この結果は、全くの想定外でした。
いくら3つもあるとはいえ、1位ですか。
でもこの辺りは全く未開拓の方も多いのかもしれませんね。
だったらこの機会に行くのは非常にいいですね。
”飛車角落ち”の宇治ですが、”金銀桂馬”で攻め上がれそうそうですね(笑)。

第2位:冷泉家
ここは昨年も公開しており、希少さでいうならそれ程でもない。
しかし来ると思いました。
というのも、当ブログの”検索キーワード”で結構上位に来るんですね”冷泉家”。
やはり冷泉家のネームバリューなんでしょうね。

第3位:建仁寺 西来院
ここは個人的なイチオシでもありますし、2013 秋の特別拝観(総集編) の表紙で青モミジを見せて煽った影響もあるのかもしれませんね(笑)。
しかしこの紅葉が紅葉したらきれいでしょうね。
僕も是非見てみたいです。

第4位:東福寺 永明院
こちらは恐らくB派がメインと思われます。
予想通りぐらいの順位でした。
永明院はマイナーですが、”東福寺”の塔頭ですので、意外と票が伸びたのではないでしょうか。
禅寺って、塔頭をまわり始めると”トコトン行きたくなる”んですよね(笑)。
そういう心理も働いた!?のかもしれませんね。

第5位:六波羅蜜寺 十一面観音像御開帳
昨年に続いての公開となりました。
昨年のアンケートではトップだったのですが、2年連続となると失速するのも仕方ないでしょうか。

第6位:その他
今回の選択肢以外では、約3年ぶりに修復を経て公開になる金戒光明寺の山門が注目されているようです。
というか、どうしてこれを選択肢にしなかったのだろう・・・。
自分でも分かりません。
またコメントの情報では建仁寺の霊源院もデジタル複製の襖絵が公開されるとの情報もあり、これらも期待が高まります。

第7位:慈受院
ここは意外に振るわなかったですね。
情報によると庭園もあり、寺宝もありで結構期待できそうなんですが。
寺ノ内という少し地味なエリア(玄人好きのするところではありますが)がハンデだったのか、
それともこのご時勢は、
「まんべんなくいいよりは、突出したいいもの(国宝とか)がある方が人気」
なのかもしれませね。

第8位:西念寺
ここはただ、ただマイナーですよね。
僕も今回までその存在すら知りませんでした。
事前のアピール度には欠けた感がありますが、その分ハードルが下がっているので、事後の評価が急上昇する可能性を秘めているのではないでしょうか。

投票頂いた皆様、ありがとうございました。 

来月もよろしくお願い致します!

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宗蓮寺


写真は、シュウメイギクが咲く前庭

高雄のさらに北、北山杉の里で知られる中川にある浄土宗寺院です。
10月にシュウメイギクが咲くことで有名です。

場所
福王子から周山街道(国道162号線)に入ります。福王寺から約5kmで、神護寺のヘアピンカーブに差し掛かります。さらに約3kmで杉の里トンネルが現れるので、これをくぐります。次にまたすぐに中川トンネルが見えますが、この手前右に「中川へ」と書いた分岐があるので、ここに右折します。
しばらくは対面2車線ですが、やがて右手に細い坂の道が分枝しますので、これに入って坂を登ります。周囲には杉が立ち並び、道は細く対向車とのすれちがいは不可能な程です。心細くなるほど進むと、やがて右手に「宗蓮寺」の石柱が見えます。
しかしここは徒歩用の参道です。さらに先に進んだ右手の坂の上に駐車場があり、裏参道につながります。

拝観
室町時代末に円誉上人が小堂を建てたことに始まるといわれています。
境内は小さいです。
裏参道から石段を登ると、右手に簡素な山門があります。
門をくぐると左手は小さな池で、石畳が右斜めに続きます。
右手には庫裏、右手奥には本堂があります。
本堂の扉は閉ざされていて、内部を見ることはできません。
左手は前述の池から小さな庭園となります。
10月中旬~後半にはこのあたりにシュウメイギクが咲きます。
また庭園の中央辺りには観自在菩薩の像もありました。
石畳を進み右手の本堂前を過ぎると、表参道からの山門と石段に出ます。

また本堂の左脇から奥に進むと、裏手の庭園に出ます。
しかしここに入るには、一声かけるべきです。
本堂の裏には北山杉の山を借景にする庭園があります。

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2013 報道ステーション紅葉中継 第2回大予想大会!


写真は、過去に中継のあった場所

既にエントリーは締め切りました。

まだ10月末ですが、既に気になっているのが「報道ステーションの紅葉中継」です。

そもそも今年も中継があるのかどうかは不明なのですが、見切り発進しました(笑)。
今年のピークをネラうのなら、11/18~11/22か11/25~11/29でしょうか。

今年もこの大予想大会をしてみようと思っています。

ルールは以下の通り。

参加資格
・当ブログの読者の中で、報道ステーションのスタッフと打診のあったお寺の関係者以外(笑)。

エントリー
・予想をコメントで投稿する
・大抵は5夜ですので、1人5つの神社仏閣を提示できます。
五十音順に記載してください
・5つ以上書いた人は失格!
既出の5つの組み合わせでのエントリーは禁止。先にエントリーしたもの勝ちです。エントリーは最後に掲載しますので、五十音順に並べ替えて同じものがないかを確認してください。5つとも同じであれば失格ですが、1つでも違えばOKです。
・一度エントリーしたら、変更は不可。
・塔頭など同名の場所がある場合は、必ず1か所に特定できるよう明記する(来迎院など:大原か泉涌寺か)
・定員は、先着38名
・エントリー出来るのは、本人のみ
・なお初代のWAN師匠は、申し込み順に関わらず38番目のエントリーとなります。

判定方法
正解数が最も多い人が優勝
・もし最多正解数が複数であった場合は、最も早くエントリーした方1人が優勝者。

優勝特典
皆さんご存知、当ブログ内での”二代目師匠”の名跡!
初代WAN師匠も再選を果たしたければ、”実力”で勝ち取ってください(笑)!

さて今年はいかに!

早速ですが、僕の予想です。
・北野天満宮
・金戒光明寺
・三千院
・随心院
・法輪寺(達磨寺)
今年はほとんど直球ネライですが、1つだけ変化球ネラいです(笑)!

エントリー(選択肢は、五十音順)

26・粟生光明寺・厭離庵・鍬山神社・金蔵寺・西明寺:すぎ
36・粟生光明寺・北野天満宮・高桐院・常寂光寺・真如堂:京love
13・安楽寺・渡月橋・毘沙門堂・宝泉院・法然院:雅椿
22・今宮神社・銀閣寺・興聖寺・花筏・宝筐院:ごんぎつね
30・石清水八幡宮・金戒光明寺・建仁寺 西来院・真如堂・鹿王院:ヒロ
20・石清水八幡宮・祇王寺・高桐院・金戒光明寺・宝泉院:tsumuji
25・石清水八幡宮・興聖寺・志明院・泉涌寺・善峯寺:2級のほう
05・石清水八幡宮・詩仙堂・勝持寺・浄瑠璃寺・真如堂:toganji
37・厭離庵・銀閣寺・高山寺・東福寺 通天橋・毘沙門堂:くろ
03・黄梅院・高桐院・真珠庵・南禅寺 金地院・南禅寺 南禅院:京極堂
23・黄梅院・源光庵・泉涌寺 雲龍院・南禅寺 天授庵・南禅寺 南禅院:ルーキー
35・愛宕念仏寺・興聖寺・智積院・宝筐院・八幡正法寺:km
14・何有荘・渡月橋・法然院・法輪寺(達磨寺)・妙覚寺:松戸在住
32・勧修寺・仁和寺・毘沙門堂・善峯寺・鹿王院:Hito
17・北野天満宮・高桐院・城南宮・神護寺・宝厳院:masa
01・北野天満宮・金戒光明寺・三千院・随心院・法輪寺(達磨寺):amadeus
31・北野天満宮・金戒光明寺・醍醐寺・毘沙門堂・曼殊院:kazu
10・北野天満宮・青蓮院・宝厳院・曼殊院・蓮華寺:京都好きな人
21・貴船神社・金戒光明寺・青蓮院・神護寺・醍醐寺:かんじろう
19・貴船神社・泉涌寺・天龍寺・南禅寺 金地院・宝筐院:狛犬好き!
07・貴船神社・青蓮院・天龍寺・東福寺 天得院・曼殊院:あんとん
12・祇王寺・高台寺・高桐院・金戒光明寺・東福寺 通天橋:まい
28・光悦寺・高台寺・高桐院・神護寺・天龍寺:みる
09・光悦寺・金戒光明寺・毘沙門堂・宝筐院・宝厳院:An.
29・興聖寺・神護寺・醍醐寺・南禅寺 天授庵・宝厳院:KEI
16・高台寺・金戒光明寺・三千院・神護寺・毘沙門堂:至誠館
08・高台寺・金戒光明寺・寂光院・等持院・宝厳院:光子こうこ
34・高桐院・古知谷 阿弥陀寺・金戒光明寺・毘沙門堂・蓮華寺:Osaru
18・高桐院・金戒光明寺・詩仙堂・天龍寺・蓮華寺:なごやん
38・高桐院・金戒光明寺・毘沙門堂・宝厳院・宝泉院:WAN師匠
04・高桐院・三千院・真如堂・東福寺 通天橋・曼殊院:ミッキー
06・古知谷 阿弥陀寺・三千院・寂光院・勝林院・宝泉院:super-meteor
27・金戒光明寺・勝林院・南禅寺 天授庵・宝厳院・無鄰庵:もしかしたら
11・金戒光明寺・大覚寺・宝泉院・曼殊院・蓮華寺:おくた
24・金戒光明寺・毘沙門堂・宝筺院・善峯寺・蓮華寺:Taepodong
15・神護寺・醍醐寺・宝筐院・宝泉院・南禅寺 天授庵:maybe
02・随心院・天龍寺・宝厳院・法然院・曼殊院:hyt
33・赤山禅院・光悦寺・南禅寺・宝厳院・蓮華寺:Y's

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2013 10/27の拝観報告(建仁寺 慶讃大茶会)


写真は、霊洞院の方丈前庭

今年の春にあいるさまが四頭茶礼に参加され、「霊洞院や久昌院にも入れたよ」との情報を頂きました。
さらに来年は栄西禅師800年大遠忌で春の四頭茶礼がなく、その代わりに10/25と10/27に慶讃大茶会があることを聞きました。

そこで是非にも行こうと、4月の段階から予定していました。
しかしこのお茶券はHPから一般発売もされますが、入手困難との情報もあったので、あんとんさまのお茶の先生経由で手配して頂きました。

当日はのあんとんさま、toganjiさま、かんじろうさまと僕の4人で参りました。
今回の最大の難関は、お茶券代ですね。
1人25,000円。
贅沢な娯楽です(笑)。

さて8:30に建仁寺に集合。
すぐに本席(四頭茶礼)の予約へ。
9:00開始ですがすでに”8席目”、11:20までに方丈に集合でした。

それまでの間は、各塔頭のお茶席をまわります。
平たく言えば、TDLのようにファストパスを取って、それまで他のアトラクションをまわるのと同じです(笑)。

お茶席は、西来院、久昌院、正伝永源院が薄茶席、霊洞院が濃茶席、両足院が煎茶席で、禅居庵か方丈で点心席(食事)があります。

まずは霊洞院へ。
濃茶席なので勝手が違うからか北村美術館や藤田美術館の主催なので、いいものを使われているせいか、ここが1番混むようです。
朝1番でまわったのは正解でした。
席自体は30分程度でしたが、2席目でしたので、9:30頃終わりました。
でも待ち時間は、ゆっくり名勝庭園を見させて頂きましたので満足です(笑)。

次に久昌院へ。
ここで”面倒な正客譲り合い”が始まり、うんざり。
こういうのは性に合わないです(笑)。
ここも待ち時間が少なくすぐに入れたので、10:20頃には出たように思います。

一旦本坊を見ると、まだ5席目。

本坊をスルーして西来院へ。
ここも席にすぐに入れたのみならず、お茶席自体も20分足らずで終了。
しかしここまでで生菓子も3つ目。
もう”口が甘すぎ”でツライです(笑)。

結局、10:50ぐらいに再度本坊へ戻ると、ちょうど8席目入場になりました。

しばらく本坊裏の展示を見て待ちます。
そして待合に使われるいわゆる”衣鉢の間”に入ります。
四頭茶礼は、部屋の”4隅づつに分けて4グループ”に分けて4人が別々に給仕されます。
ですから正客も4人です。
しかし作法は現地で説明して下さいますので大丈夫。
しかも無言で行うものですので、正客もお話する必要がない、いや話してはいけないので大丈夫です。
むしろ正客以下は自分でお皿を取って最後は戻す必要があるので、四頭茶礼に関しては正客が1番楽に見えました。
四頭茶礼は20分程度で終了です。

そして12:00前になったので、禅居庵で点心席(昼食)です。
本坊でもいいのですが、そら禅居庵でしょう(笑)。
泉仙さんの精進料理でした。

僕とtoganjiさまは、生菓子もお茶席も!?お腹いっぱいになったので、これで帰りました。
かんじろうさまは別の場所に行かれたそうです。
あんとんさまは最後までまわられたそうですが、午後はさすがに混むようで待ち時間が長かったそうです。
でも朝8:30にくれば、14:30ぐらいには終わるのかな。
あんとんさまいかがでしょう。

念願の霊洞院と久昌院にも行けたので、多少”コスト高”ではありましたが(笑)満足致しました。

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2013 10/19の拝観報告2 最終(宗蓮寺)


写真は、シュウメイギクの咲く境内

神護寺を後にして、さらに国道162号線を北上します。
やってきたのは中川地区。
この夏に1度、下見!?に来ています。

8/11来てからこの日を待っていた”宗蓮寺のシュウメイギク”です。
こういう”1度行くと決めたら絶対に忘れない”ところが、多分僕の普通じゃないところでしょうね(笑)。
あっ、以前から書いていますが、間違っても”ストーカーになったことはない”ですよ(笑)!

1度来ているので道に迷うことなく到着です。

少し台風の影響か倒れている花もありましたが、カワイイ濃いピンク色の花が咲いており、以前より少し華やかな印象です。

長男と次男も「このお花はなに?」と聞いていました。
我々の声を聞きつけてご住職さんが出て来られました。
「何かと思たら、花見ですか。ゆっくり見ていってください」と言われました。
うるさくて怒られるのかと思いました(笑)。

境内一帯を散策して、車に戻りました。

帰りは国道162号線をさらに北上して、府道31号線の”酷道”を走って鷹峯に出ました。

昼ご飯をサイゼリアで済ませて、無事
・子供のお出かけ

・自分の満足
を両立させました(笑)。

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2013 10/26の拝観報告(京都市美術館 竹内栖鳳展と・・・)


写真は、光の広間

この日は拝観日ではありませんでした。
本来の予定は、まもなくやってくる長男のお誕生日プレゼントなどを買いに京都駅方面へ行くことでした。

朝7:00頃、妻に出発予定時間を聞くと「昼前でいい」と・・・。
なんや、時間あるやん・・・ということで、「あの、ほんなら長男と京都市美術館行って来ていい?」と聞いてみました。
長男は以前”ゴッホ展”にも行っているように、絵が好きです。
すると以外にも「いいよ」と。

市バスで東山仁王門にて下車し、9:05着で行ってきました!
京都市美術館は中学か高校の時に学校行事で来ているので初めてではないですが、実質初めてですね(笑)。
ちなみに9:05なら、待ち時間なんてなしでした(笑)。

京都では10/22から始まった本展は、重文の”斑猫”が後期に出るのでそちらに注目が集まっているのかもしれません。
しかし僕が気になっていたのは、京都検定の勉強を通じて知った、”アレ夕立に”と”絵になる最初”でした。
”絵になる最初”は通期展示なのでいいのですが、”アレ夕立に”は10/27までなんですよね(短かっ)。
まさに”気になる絵画”でした(笑)。

”アレ夕立に”は、画の舞妓さんが今にも動き出しそうとかもありますが、それが1番の感想ではないです。

舞妓さんが舞う姿を近くで見ると、それは優美なものです。
それをみて、ある種の感動、極端にいえば”日本人でよかった”と思ったのを覚えています。
その感動を画という媒体を介して、こちらに思い出させてくれますね。
ここの画の前には3回戻ってきました(笑)。

長男に引きずられながらの観賞でしたので、10:15頃までしかいられませんでした。
そうそう、どの道聞かれそうなのでお答えします。
図録でしょう。
買いましたよ(笑)。
意外にも妻が「買ってきて」と。
アマデウス会で見たい方、お貸しします。

そして帰りも東山仁王門から市バスに乗ろうと歩いていたら、本妙寺の本堂が開いていました!
そこで長男と2人で本堂前まで恐る恐る近づいてみました。
すると気配を感じられた御住職が出て来られました。
どうしようかと思っていると、御住職が長男の方を見て「僕、かわいいな!」と。
でかした長男。
勝ちました(笑)!
本堂に上がらせて頂きお参りをして、さらになんと由緒書きまで頂きました。
12/14の宝物館の公開は10:00~16:00ぐらいまでだそうです。

そして11:00には帰宅して、家族でお買い物に出かけました。

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2013 10/19の拝観報告1(神護寺 金堂 薬師如来像)


写真は、国宝 薬師如来像がお祀りされている金堂

この週は本来拝観日はなしです。
朝から小雨がパラついていましたが、9:00頃には上がりました。
翌日は1日雨っぽかったので、この日は子供を屋外に連れ出そうということで、長男と次男を連れてお出かけに行くことにしました。
妻はお家で休養です(笑)。

さて、どこにいくか。
そもそもまた雨がいつ降るか分からないので、車で行くのは決定。
しかし、”さて”と言いつつも目星はついています(笑)。

車で向かったのは、高雄です!

”本当の第1目的は別にある”のですが、折角なので以前スーメテさまや師匠から聞いていた、”神護寺の薬師如来最接近”にも行くことにしました。

神護寺ってある意味いいんですね。
山を登るので子供のいい運動になります(笑)。
ちょうど雨も止んできて、総門に到着。
やはり拝観受付は金堂に移動していましたが、真新しい小屋が出来ていたので、今秋からはまたもとに戻るのではないでしょうか。

境内は数人程度。
雨上がりの9:30頃ですからね。
これなら子供連れでもそれほど気を遣わなくて済みます。

金堂に行くと左手で拝観料500円を納めます。
すると「今なら内陣の奥まで入って頂けますよ」と誘導して頂けました(ネライ通り(笑))。
本当に国宝 薬師如来像のすぐ下まで入れて頂き、お参り致しました。
Bの本でみたとおりの出で立ちでした。
長男、次男くんにもこれが国宝であることや、こんな至近距離でお参りできることはまずないことを説明しましたが・・・あまりよく分かっていないでしょうね(笑)。
まあちゃんとお参りしてくれたので、よしとしましょう(笑)。

しかし内陣を出ると、源頼朝像のレプリカがありました。
それをみた長男が「これ・・・みたことある・・・」と。
そうです。
彼は2012年の5月の国宝展示に、ここ神護寺の本坊に来て”源頼朝像のホンモノ”を見ているのです!

子供だからって侮れませんね。
2代目 amadeusの継承者か!?
でもこのままだと2代目は”B派”ですね。
困ったものです(笑)。

この日の神護寺は薬師如来さんが見たかったので、かわらけ投げには行かず下山し、本当の目的地へと向かいました。

告知
明日からは10:00の掲載も「拝観報告」になることが多いです。
1日1回では掃けないぐらいまわるので(笑)。

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光照院門跡

-
写真は、常盤会館

常盤御所ともいわれる尼門跡寺院です。
南北朝時代の持明院殿の跡地でもあります。

アクセス
烏丸今出川の一本西、今出川新町を北上します。
道は右にクランクしながら、左手に同志社大学、右手に三時知恩寺が現れます。
すると左手角にヤマザキショップがある、新町上立売の交差点に差し掛かります。
ここを左折します。そして次の右T字路を右折します。
少し進んだ左手に光照院門跡の表門があります。

拝観
通常は非公開ですが、2002年の京の冬の旅、2015年の秋の非公開文化財特別公開(ただし常盤会館はなし)や2020年の京の冬の旅で特別公開がありました。
今回は1年に1回10月に開催される、常盤未生流献花展で内部を拝観しました(1000円)。
しかしこの会も案内状が必要です。

表門を入ると正面に庫裏のような常盤会館があり、ここから入ります。
常盤会館は昭和天皇の即位大典の建物を移築したものだそうです。
まず正面に講堂のような大きな部屋があります。
廊下を右手奥に進むと、書院造りの3間が左手にあります。
右手は書院への渡り廊下で、書院の奥には6畳のお茶室があります。

書院への渡り廊下を進みます。
廊下の左手の中庭中央に本堂があります。
本堂には本尊で清凉寺式の釈迦如来立像、右手には恵心僧都作という阿弥陀如来坐像、そして左手には開山の自本覚公像があります。
折上天井は田能村直外筆の花天井です。

さらに廊下を進むと書院があります。
書院は京都御所の旧桂宮御殿を移築したもので、2部屋が横に並びさらに雁行状に並ぶ棟に3間があります。
前庭は手前が苔のきれいな、奥が白砂の枯山水庭園で、この中央に樹齢500年という見事な枝ぶりの五葉松があります。
今まで見た中で最大の五葉松でした。
奥の白砂には石組や石橋が架かっているのですが、それらが五葉松の枝で見えにくいぐらいです。

3/14 善導忌
3/14だけ毘沙門堂が公開されます。
表門右手に石の鳥居があります。
この奥の門が、当日は開いています
ここに入ります。
この正面奥に毘沙門堂があります。
そこまでの右手手前から弁財天、天照大神、猿田彦命と荼枳尼天(だきにてん)のお社があります。
毘沙門堂の奥には毘沙門天のお厨子があります。
雨なら開扉されません。
また毘沙門堂の右手で御朱印が頂けます。
さらに毘沙門堂の右手には福寿稲荷社があります。

2015年10/30~11/8の秋の非公開文化財特別公開で内部が公開されました。
この際は常盤会館はなくその右手前の門から入り、直接本堂へ。
そして書院へ向かうルートでした。
書院の床の間には、毘沙門堂の毘沙門天像のお厨子が開扉されていました。
約20cmぐらいの像でした。

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2013 10/17の拝観報告(光照院門跡)


写真は、表門

以前super-meteorさまからメールがありました。
”10/17に光照院門跡で献花展があって中に入れるんですが、平日なんで絶望的です”と。
僕も”勘が悪い方ではない”ので、「これは強烈なお誘いだな」と判断して(笑)、お昼間に4時間の休みを取って行くことにしました!
なんとなく声をかけたWAN師匠とあんとんさまも一緒です。

ここは2002年の「京の冬の旅」で公開されていますが、それ以降は特別公開もないですし、一切の参拝を断られているとのことでした。
つまり今回は「1年に1回だけのチャンス」だったんですね。
しかしこの献花展もややクローズ気味の会ですので、いきなりお願いしても難しいかもしれないですね。
間違いないのは、
「super-meteorさまに同行する」
これしかないです(笑・・・でもマジで)。

さて13:00に門前で集合。
当寺院で教えておられる常盤未生流の華道の作品が境内に並びます。
また参加費1000円にお茶券が付いていました。
華道の献花展でお茶券。それに案内状は達筆。さらに「大したお茶席じゃないですよ」との先方の弁。
当然我々は深読みします(笑)。
総員”懐紙と菓子切り装備”&やや正装気味で参りましたが、杞憂でした(笑)。

そして本堂と書院へ。
書院の五葉松はスゴイです。
僕が見た中で”最大級”です。
見事な枝振りですね。
グーグルマップで上空から見ても”これ!って分かります(笑)。

行けてよかったです。

よく”3人寄れば文殊の智慧”などといいますが、
過去には、スーメテさま情報で万暁院やここ光照院門跡に、
あんとんさま情報で、金毛閣楼上興聖寺に、
WAN師匠情報で、有斐斎 弘道館西行庵などに
行くことができました。
もちろん他のアマデウス会の方々にも多分にお世話になっています。

間違いなく1人ではここまで情報が集まらなかったと思います。

本当に有り難い話です。
そして僕はいつもそれらをセッティングするのが”仕事”です・・・が、

そもそも・・・こういう組織を構築した僕が1番・・・なんてね(笑)。

アンケートを実施しています。
左サイドバーにあります。
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2013 10/13の拝観報告(本隆寺 御会式法要)


写真は、御会式法要時の本堂

前日は拝観日で出歩いていたので、この日は大人しくしていた方がいいのですがそうも行きません(笑)。

10/13はこのブログ内なら”大徳寺の本坊と高桐院の虫干し!”ですが、僕は今年はパス。
一方で10/13は、日蓮上人の命日です。
ですから10/12の夕から10/13の午前中は、日蓮宗寺院の多くは御会式法要(おえしきほうよう)をされています。

さてどこに行くかですが、以前から本隆寺の本堂内部および由緒書きを頂いていなかったので、ここがネライめと定めました(笑)。

法要は10:00~ですので、10:00に行くと法要で身動きがとれなくなると予想して9:00に参りました。
そうしたら読み通り(笑)、ちょうど本堂を開けておられるところでした。
「お参りしてもいいですか?」とお伺いすると、快く入れて頂けました。
そしてついでに「由緒書きってありますか?」と聞いてみました。
すると「あります。少しお待ちください」とおっしゃられて、奥へと消えていかれました。

その間本堂でお参りをしましたが、本堂の端ではずっと「南無妙法蓮華経、南無妙・・・」と太鼓を叩きながらエンドレスでお題目を唱えられている方がおられました。

結構長かったです。
10分ぐらいしてからようやく戻ってこられて、無事念願の由緒書きを頂きました(笑)!
カラーのきれいなやつ。
やっぱりあるんですね。
普段は人気(ひとけ)もなく電話もつながりにくいお寺ですので、こういう機会をネラうのが確実ですね。
それにhytさまからの情報で後日知ったのですが、この本堂と祖師堂が重要文化財に指定されたそうですね。

ここを訪問したのが10/13、重文に指定されたのは10/18。
後追いで重文に指定されるとは、”京都観光のパイオニア”冥利に尽きますね(笑)。
”先見の明がある”みたいでかっけー(偶然ですが(笑))!

9:40頃には帰宅して、そのまま長男、次男と地下鉄に乗り、醍醐車庫見学会に行きました。
少しは”働いて”おかないと、今後の自由拝観に支障が出そうなので(笑)。

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養源院2 特別拝観(東山南部散策50)

-
写真は、本堂前庭

2011年は大河ドラマが“お江”なので、2011年の「京の冬の旅」で特別拝観がありました。
定期的な特別拝観ではないので参考程度です。

拝観料は600円です。
上記に加えて、淀殿、崇源院(お江)、豊臣秀頼の肖像画の掛け軸や寺宝が特別公開されました。
豊臣秀頼の肖像画は、写真で良く出てくるそのものでしたし、崇源院の肖像画はこれしかないそうです。

また本堂外の右手の庭園には、母のお市の供養塔が道の右手に、最奥には大きな崇源院(お江)の供養塔もありました。

そして通常は非公開ですが、本堂裏に庭園があります。
ここを2013/10/12の東山ふれあい文化財観賞会で拝観しました。
崇源院の供養塔の手前左手に小さな木戸があり、ここから入ります。
左手に本堂、さらにその奥に書院があり、この右手に庭園が拡がっています。
小堀遠州の作庭です。
手前には大きな池があり琵琶湖を模したそうですが、その割には形がいびつです。
本堂の前にはきれいな苔が蒸しています。

さらに奥の書院前にも庭園が続きます。
ここにも池がありますが、やや小さめです。
池の周囲には護岸石組みがされ、手前には石橋が架かります。
そして正面には枯滝石組みがあります。
また池の周囲には見事な紅葉があり、紅葉時はさぞきれいであろうと思われました。
七条通に戻った左手の角に「三十三間堂」があります。

本堂 外陣(松の間)
浅野長政公450回忌記念で、本堂外陣の松の間が2022/7/16~9/5まで公開されました。
本堂中央、室中にあたる外陣に入れました。
須弥壇の中央には本尊の阿弥陀如来像、左の脇壇には左から浅井長政、徳川秀忠、お江の位牌がお祀りされていました。
須弥壇の下には狩野山楽筆の唐獅子の羽目板貼付絵が描かれています。
外陣左右の襖絵は、俵屋宗達の「岩に老松図」です。
左手が若松で、右手が老松。
幹の苔が違います。




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2013 10/12の拝観報告5 最終(智積院)


写真は、講堂

養源院にある崇源院の供養塔の脇から東大路通に抜ける裏口を、当日は使わせて頂き東大路通へ。

そして”東山ふれあい文化財観賞会”最後に1つ、智積院です。
別に智積院が悪い訳ではないですが、ここは6月の青葉まつりでも来ており目新しさはありません(笑)。

そもそも清水寺からより近いのは養源院ではなく智積院でしたが、
万一時間が押した場合、
養源院は必須、智積院は最悪・・・(笑)
という判断が僕とWAN師匠の間であり、養源院が優先になりました。

しかし国宝の桜楓図を見せて頂けるのですから、贅沢を言ってはいけませんね。

そして書院の庭園へ。

ここもほとんど休憩場所状態でしたね。

まさにボーっと眺めていました。

そして16:00過ぎには腰を上げて、東山七条のバス停でバス待ちをみんなでしていました。
するとスーツを着た大学生ぐらいの3人組さんが、「あのーー」っと。
”うちらウルサかったっけ?”とか思っていると、
「ブログされている方ですよね?」と(笑)。
今まで声をかけて頂くのは50代ぐらいの方が多かったので、それには慣れていました。
しかし大学生から声を掛けられたのは初めてだったので、少し驚きました。

同行していたアマデウス会の方々は「こういう感じで声をかけられるんですね」と、面白がっておられました(笑)。

結局この日は知恩院の大方丈・小方丈と、養源院の庭園を観ることが出来たので、非常に満足致しました。

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知恩院6 法然上人御堂(東山中央散策30)


写真は、法然上人堂の玄関

平成31年までの御影堂の修復工事中は、御影堂の後ろにある法然上人御堂が本堂の代わりに使用されています。

御影堂の西側の参道の奥に法然上人御堂の入口があります。
法然上人御堂には法然上人像や、源智上人像がお祀りしてあります。

さらに入ってきた廊下と反対側の奥の廊下へ進みます。
その廊下の奥に大方丈への廊下があります。

ここに“知恩院の七不思議”の案内ブースがあります。
“三方正面真向の猫”と“抜け雀”(狩野信政筆)の襖絵の複写があります。
ホンモノは方丈にあります。
そしてこの廊下の天井には、ホンモノの“大杓子”があります。
通常の拝観時では見られないですが、御影堂が工事中の平成31年までは一般拝観でも見られます。

またこのあたりの床も“鶯張りの廊下”です。
全長は御影堂から法然上人御堂を経て、大方丈と小方丈に至る550mにも渡ります。

最後に
知恩院の三門を出て右折し、神宮道を進みます。
すると左折のT字路になり(H地点)、この道が華頂道です。
この手前右手には塔頭の崇泰院があり、T字路の突き当りには“黒門”があります。

H地点の交差点の真中に謎の囲われた小さな部分があります。
これが知恩院の七不思議の1つの“瓜生石”です。

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2013 10/12の拝観報告4(養源院)


写真は、奥側の庭園

清水道から市バス206で、東山七条まで。
やってきたのは、養源院です。
ここが「東山ふれあい文化財鑑賞会」の2つ目でした。

今回の東山ふれあい文化財鑑賞会の最大の目玉がココです。
普段は非公開の本堂の裏側にある庭園が公開されました。

通常の公開では本堂内部だけ。
2011年の京の冬の旅でも崇源院(お江)の供養塔まででした。
しかしこの供養塔の左手の木戸の奥に庭園が拡がっているんですね。

今回は通常拝観の要領で、由緒から本堂内部、そして血天井と牡丹の間、最後に玄関の杉戸絵の説明があり、その後裏手の庭園に靴を履いて回り込む形式でした。

庭園の詳細は今後の本編で掲載します。
僕もその存在は知っていましたが、見たのは今回が初めてでした。

キッチリ手が入っている感じではないものの、庭園のポテンシャル自体はなかなか高そうでした。

WAN師匠とも事前に話をしていましたが、正直今回の東山ふれあい文化財鑑賞会は「ココネライ」だったので、満足しました。

もし上の写真だけを見て「養源院!」と言い切れる方がいらっしゃるのなら、相当な”庭園派”ですね(笑)。

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知恩院5 山亭庭園、勢至堂(東山中央散策29)


写真は、山亭庭園

平成22年から平成31年まで御影堂の修復工事期間中に写経場として特別公開されています。
山亭は、霊元天皇の皇女の宮殿を下賜されものです。

まず勢至堂の右脇の受付を訪ね、2000円を納めます。
山亭に案内され、お香の粉(塗香 ずこう)を指示通りに両手に塗り身を清めます。

写経は、漢字だけの”発願文”か、平仮名交じりの”一枚起請文”のどちらかを選びます。
筆も、普通の墨か、筆ペンかを選びます。
半紙の下に見本を敷いてくださりそれをなぞる形式ですので、比較的簡単です。

写経が終わると重要文化財の勢至堂へ。

勢至堂に写経を奉納し、勢至堂の歴史について説明があります。
勢至堂は元々の本堂で、知恩院では1番古い伽藍で、扁額の“知恩教院”は後奈良天皇の御宸筆です。
本尊はもちろん法然上人の本地身(ほんじしん)とされる勢至菩薩像です。

再度山亭に戻り、山亭の説明とお抹茶と干菓子がでます。
後はゆっくり庭園を眺めます。
白砂と松の緑がきれいで、右手には三尊石が配されています。
さらにここは高台なので、借景として西向きの京都市内が一望できます。

なお通常時は、方丈庭園の石段を登ってくると山亭庭園に着きます。
山亭庭園の奥には木戸があり、この木戸を出た左手には“千姫のお墓”があります。
右手に行くと勢至堂と法然上人御廟があり、順路に沿って階段を下りてくると方丈庭園の拝観入口の横につながります。





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