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西方寺 常盤


写真は、表門

西方寺は花園の西、常盤(ときわ)にある浄土宗寺院です。

アクセス
嵐電の常盤駅で下車します。降りた目の前の大きな道が丸太町通。
踏切を渡り、右へと進みます。
約400m進むと信号2つ目の交差点に差し掛かります。
右手前方の角に大きなスーパーのマツモトがあります。
ここを左折します。
約110m進んだら右手前の角にお社が見え、ここを右折します。
すぐ先の左手に西方寺の表門があります。

平安時代、三条天皇の長子 敦明親王がこの地に隠棲したのが始まりです。
隠棲したのは、三条天皇の次の後一条天皇の外戚が藤原氏(道長最盛期へ)で、敦明親王の外戚がそうではなく政争に敗れたからなのでしょう。
その後鎌倉時代に- 宇都宮頼綱(実信房蓮生)がここに念仏堂を建立し、西方寺となりました。
応仁の乱で仁和寺が焼失した際には、再建まで寺基がこちらに移されたといわれています。

表門を入ると正面に庫裏、左手に井戸、右手に前庭が拡がります。
さらに右手前方の奥に鉄筋コンクリートの本堂があります。
本堂外陣は花天井になっています。
内陣中央には本尊の阿弥陀如来坐像が、その左右に法然上人像、善導大師像がお祀りされています。
また内陣の天井から雲中供養菩薩のように雲に乗った観音、勢至菩薩像が吊られていたのが珍しかったです。
左脇壇には阿弥陀三尊像、右脇壇には地蔵菩薩像がお祀りされています。

西山入道実信蓮生法師忌
11/11の夜18:00~本堂で行われています。参加費は志納です。
18:05~18:20 法要。
18:20~18:55 2016年はホスピスの先生の講演。
19:00~20:00 2016年は加古川教信寺 宝泉院住職長谷川慶悟氏のコントラバスの演奏の奉納でした。ウィーン国立音楽大学に留学され、欧州を中心にプロのコントラバス奏者として活躍されていた経歴だけあって、非常に素晴らしかったです。

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百萬遍知恩寺 瑞林院(百萬遍散策7)


写真は、庫裏と「當山隠室」の石碑

瑞林院は百萬遍知恩寺にある塔頭で、織田信長の4男羽柴秀勝がお祀りされています。

アクセス
市バスの百萬遍で下車し、百萬遍の交差点の北東角に大きな百萬遍知恩寺があります。
今出川通沿いにある表門から入ると、正面奥に御影堂が見えます。
この境内の右手に沿って奥に進み、御影堂のほぼ横に瑞林院の表門があります。

こちらは1592年に織田信長の4男(織田信忠、北畠信雄、神戸信孝に次ぐ)、羽柴秀勝(羽柴秀吉養子)をお祀りするため創建されました。
かつては知恩寺の歴代法主の隠居寺であった時期もありましたが、無住時代に多くの宝物や伝小堀遠州作の庭園も失ったそうです。

表門を入ると、左手に庫裏、右手奥に庭園が見えています。
また庫裏の前には「當山隠室」の石碑があり、隠居寺時代を思わせます。
右手奥の庭園は枯山水庭園で、築山の上には浅井、織田、豊臣、徳川に仕えた名鷹匠小林家鷹のお墓があります。

毎年3/15には京大落研の追い出し寄席がこちらで行われていますし、今回は2017年9/15~9/18まで、新調の襖絵が公開された際にお邪魔しました。

庫裏から入り1間を経た、奥の18畳間の襖絵が新調されたものでした。
河村武明さんという詩画家さんの作で、脳梗塞後遺症で右片麻痺や失語症などの後遺症がありながらも活躍されています。
3体の龍や星などがキラキラしたアクリル絵の具で描かれていました。
また奥の部屋に内陣があり、本尊の阿弥陀如来像がお祀りされていました。
また羽柴秀勝公像もあるそうです。




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2017 9/23の拝観報告3 最終(千總ギャラリー 「保津川図屏風」 特別展示 )


写真は、千總ギャラリーの入口

12:30にいいちょラーメンを出て、次男と自転車で南下します。
13:00頃に烏丸三条の大垣書店に到着。
次男は本を見ているというので、大垣書店に残し、僕は向かいの伊右衛門サロン京都へ。
店には入りますが、そのまま左手の階段で2階へ。
2階にあるのが、千總ギャラリーです。

こちらで7/1~、屏風が映し出す縁という展示会が開催されていました。
しかも9/22~9/26までは急遽、円山応挙の保津川図が展示されることになったとHitoさんから伺ったので参りました。

展示室は1室ですが、無料です。

今回は、
長澤蘆雪の花鳥図屏風
松村景文の花鳥図押絵貼屏風
森祖仙の猪図屏風
岸竹堂の大津唐崎図屏風
などが展示されており、そして正面奥に
円山応挙 保津川図
が展示されていました。

保津川図は川の流れの躍動感が伝わってきます。
川沿いの巨石や雄大な松の風景は、保津川下りで観る景色そのもののように思えました。

展示室内は、常に3組ぐらいは人がいる感じ。
人が多くなかったので、ゆっくり拝見出来ました。

帰りに伊右衛門サロンを通るのですが、13:00過ぎということもあり、その前には若い女性がたくさん待っておられました。
「待ってるのなら、保津川図、観て行ったらいいのに・・・」とか思いましたが、余計なお世話ですね(笑)。

13:20頃に帰宅しました。

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2017 9/23の拝観報告2(いいちょラーメン)


写真は、ラーメン並(650円)とやきめし(450円)。セットは1000円。

自転車で北大路通を西へと進みます。
下鴨本通を越えて、次の大きな道、北山通には京都コンサートホールがある道との角に、いいちょラーメンがあります。

ここは以前から美味しいと聞いていたのですが、なかなかこの辺りでお昼になることがなく、来れず終いになっていました。
今回はラーメン好きの次男と一緒。
すぐに昼食の同意が得られました(笑)。

12:15頃に到着。
3組ほど待ちました。

中はカウンターが10席ほど、4人掛けのテーブルが1つ、奥に4人座れる座敷が1つ。
子供連れだったためか、座敷に案内されました。

注文は2人ともラーメン並。
美味しいとウワサのやきめしも1つ。
ですので注文はセットが1つとラーメン並1つ。
やきめしは2人で分けました。

ラーメンは典型的な京都の背脂系。
スープは正統派。
しかし正統派というと、「特徴がない」とも取れるののですが、いや飽きがこない感じ。
コクがあって、クセがないんですが、やっぱりスープが美味しいです。
麺は細めのストレート。
僕は好きですね。

やきめしはパラパラはもちろん、香ばしい。
また来たくなる味ですね。

下鴨神社からは比較的近いです。

ラーメン好きの方は是非。

12:30過ぎにこちらを出ました。

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2017 9/23の拝観報告1(松ケ崎浄水場施設見学会)


写真は、山の中に貯水池がある五山の送り火「妙」の火床

土曜日ですが、祝日です。
この日は次男と朝から自転車でお出かけ。
8:50にやって来たのが、松ヶ崎浄水場です。
年に1回の見学会に申し込んでいました。
長男くんは塾の宿題があるのと、学校の社会見学で1度来ているのでパスでした。

例年9月最終週の土曜日開催のようで、お盆頃に京都市上下水道局のHPに募集が出ます。
9:00~12:00、13:30~16:30の2回で、各回定員30名ですが、実際の参加者は20名程でした。

最初に挨拶とDVd観賞があります。
そして実験をします。
原水(疎水の水)に粉炭と凝集剤を入れて振ります。
すると汚れが固まりになって、モロモロと水中を浮遊します。
これをペットボトルに敷き詰められた砂利の層を通過させて、きれいにろ過するというものです。

これをやっておくと、次に見る施設の役割が分かりやすくなります。

そして施設内を順に見学します。
施設詳細の説明は、後日の本編です。

そして11:00頃からはバスで浄水場を出ます。
向かうのが五山の送り火の妙法の、妙の山の上。
浄水場で浄水された水は、いつでも各家庭に送れるように一旦貯蓄されます。
その貯蓄するタンクが、妙の山の中にあるんです。
だからあの山、中は水でチャプチャプなんです(笑)。

山の上のスペースは広大な太陽光パネルがあって、発電しています。
そしてさらに通常は立ち入れない、妙の火床にも入れて頂けました。
まず妙法の火床って、写真のような金属製なんですね(笑)。
さらに消し炭は厄除けになるので、大文字などでは拾うのも大変なようですが、こちらはそのまま残っており頂けました。

またバスで浄水場に戻り、アンケートを書いて、12:00前に終わりました。

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小5長男の作文(クロールのコーチ)



今日はちょっと脱線です(笑)。

昨日妻が「Kくん(長男)の学校の作文。見て。」と。
その全文が上記です。

まずは読んでみてください。
タイトルは「クロールのコーチ」です。

長男くんはやさしくて、年下の子の面倒もよくみるいい子です。
でもいい子過ぎて他人にもやさしく、自分にも甘いのか(笑)、競争などは得意ではないようです。
ちょっとヘタレなところもあってかわいいのですが、競争では仇になります。

その長男が頑張ったのがよく伝わってきます。
個人的には2か所。
試験の日、水がいつもより冷たく感じたという文学的表現(笑)。
そして最後のやっぱり背泳ぎは苦手というヘタレがこぼれた部分がお気に入りです(笑)。

実は水泳は幼稚園の年小時に、体験に連れて行きました。
そうしたら案の定、「やりたい!」って言いました。
そこで僕が「やりたいんだね。じゃあやってもいいから、お約束書いて」と言って、1枚約束を書かせました。
それが、「すいえいをしたいです。じぶんからやめるとはいいません。」です。
当然、文面のような事態に後々なることを想定してのことです(笑)。
妻は「幼稚園生にそんなこと書かせる?」と言いましたが、
僕は「じゃあ、なんのためにするの?」と返事しました。

小1の時、確かに妻から「Kくんが水泳、辞めたいって言ってる」と報告がありました。
即座に本人に事情を確認すると、やはりクロールがうまく出来ないから。
そこで「印籠」の登場。
「最初に約束したよね。自分から辞めるって言わないって。他の子が辞めようと、お母さんがいいと言っても、お父さんは許さない。出来ないからって、逃げてはいけない。」と言いました。
キビシかったようであるクロールのコーチにも感謝です。

最初に妻には言いましたが、正直水泳をさせたのも、泳げるようになるのは2番目の目的。
1番の目的は「つらいことでも逃げずに立ち向かって、克服すること」です。
結局小3の終わりで最後のクラスまで合格して、小4からの塾のため水泳は辞めました。

今から思えば長男は、小1で人生最初の「小さな山」は越えていたんですね。

そして今は受験という人生2つ目の「中ぐらいの山」を登っています。
彼なりにキビシイ目標を、自分で設定しました。
正直僕は登頂できなくてもいいと思っています。
「最後まで諦めずに登ろうとする経験」が、これからの彼の人生を支えると思っています。

このまま懸命に生きて、大人になって現れる「大きな山」を逃げず登れる人になって欲しいです。

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光福寺 出町柳


写真は、本堂(正面)、観音堂(右奥)と鐘楼

光福寺は出町柳にある浄土宗寺院で、毎年8/20の夜に六斎念仏が行われます。

アクセス
京阪電車の出町柳駅で下車して、叡電の出町柳駅方面に向かいます。
階段(エスカレーター)を登ると左手に叡電の出町柳駅がありますが、ここを直進して有料自転車置場の方向へ進みます。
約65m進むと三叉路になります。この細い真ん中の道の先に光福寺の表門が見えています。
三叉路の角に大きく「光福寺」と案内があるので、迷うことはないでしょう。

開基は六斎念仏を世に広めた道空上人で、後柏原天皇から六斎念仏総本寺の勅号を賜りました。また豊臣秀吉が鷹狩の途中に立ち寄った際に、住職が干菜(ほしな)を供したことにより、干菜山(ほしなざん)光福寺の称号を与えられたそうです。

表門の右前に「六斎念仏総本寺」の石碑があります。
表門をくぐると、正面の石畳奥に本堂があります。
右手には鐘楼、その奥には観音堂があります。
また参道途中の左手には宇津の井戸があります。

観音堂には如意輪観音像と火除の地蔵尊像がお祀りされていました。

本堂の左前には勢至丸像があり、その奥に庫裏があります。
庫裏では判子の御朱印が頂け、カラーの由緒書きも頂けました。

六斎念仏 
毎年8/20の夜に行われます。
この日は本堂が開いています。
本堂の右手と内陣の前が演者の舞台、左手が観覧席となります。
本堂の内陣には本尊の閉目阿弥陀如来像と脇侍の観音・勢至菩薩像がお祀りされています。
左の脇壇には阿弥陀如来像と法然上人、善導大師像が、右の脇壇には豊臣秀吉公木像がお祀りされていました。

19:20に行くと、既に本堂では鐘回向が始まっていました。
19:45から演目が始まりました。
こちらは芸能系の六斎念仏で、それぞれに演目があり、その見所は司会の保存会の方がその都度説明して下さいます。
1演目は5~10分程度です。
前半の目玉は「猿回し」(20:15~20:25)。
猿に扮した2人が太鼓と猿回しの掛け声で面白可笑しく踊ります。
20:45から後半。
後半の見所は最後の「獅子の曲」(21:00~21:25)。
獅子舞のような赤い獅子が登場。
前脚と後脚の2人で演じられています。
獅子は善の象徴。
この獅子が太鼓に合わせて踊りますが、2人のアクロバットが注目(笑)。
特に最後の方の3段重ねの囲碁盤の上に乗るのは見事です。
そして最後に悪の象徴の土蜘蛛登場。
蜘蛛の糸を撒くところがクライマックスでしょう。
これが21:25に終わり、終了でした。

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西院 高山寺


写真は、庫裏(左)と本堂(右)

西院にある高山寺(こうざんじ)は浄土宗寺院で、2017年から六斎念仏が復活しました。

アクセス
阪急電車の西院駅で下車し、地上に出ます。
西大路四条の交差点のちょうど対角の角の右側に、高山寺の表門があります。

表門を入ると正面に本堂、左手奥に玄関と庫裏、左手前に鐘楼、本堂の前から右手にかけて西院(さい)の河原と言われる地蔵菩薩群や宝篋印塔があります。

六斎念仏
2017年から8/22の19:00~20:00過ぎまで、本堂左手の書院で六斎念仏が復活しました。
本堂左手の玄関から入ります。
入ると6畳間があり、右手は本堂ですが、当日は演者さんの控室になっていました。
さらに正面奥には6畳間、さらに奥には12畳半の間があり、この12畳半の間が舞台です。
縁側を挟んで奥はお庭です。
12畳半の間の左手にも10畳間、さらに手前に6畳間があり、舞台の12畳半の間をL字に囲むこれらの部屋が観客席です。

演目は19:00~順に、
・発願・万歳
・さらし
・四ツ太鼓 4つの太鼓をリズムに合わせ、順に1人ずつ叩いていく。
・祇園囃子 途中でひょっとことおかめが出てきます。ここのは結構長めで15分。
・獅子と土蜘蛛 お約束の蜘蛛の糸が出ます。
・結願
で、20:10頃に終わりました。




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2017 9/18の拝観報告3 最終(皐盧庵茶舗)


写真は、中庭

13:00に粟田山荘を出ましたが、frippertronicsさんとTさんはここまで。
後の8名はタクシー2台に分乗して、13:30に向かったのが大徳寺 龍光院の向かいにある皐盧庵(こうろあん)茶舗です。

今回はこちらで茶道体験を予約していました。
以前から行ってみたかったのですが、食事会があるので追加でお声掛けしたら8名集まりました(笑)。

最初にご主人から、皐盧庵茶舗の沿革、煎茶と抹茶の茶葉の精製法などのお話しがあります。
その後2階の広間で呈茶。

これで終わりじゃつまらない(笑)。
順にお薄を点前座で点てさせて頂きました。

こちらに心得のあるものがいると分かっておられたので、身内だけでヤイヤイ言いながら順に点てました。
頂くのも順番。
最初に僕が点てたのを、あんとんさんにお出しした時の顔!
そんなにイヤがらなくても・・・(笑)。

心得のない人もお湯を入れて、茶筅で点てるだけでも、見ているだけよりはいい経験が出来ました。
こういう臨機応変な対応も、ご主人のお人柄なんでしょうね。
とても楽しかったです。

ちなみに、1人3700円でした。

15:00に終了し、こちらで解散しました。

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2017 9/18の拝観報告2(粟田山荘)


写真は、さつきの間。

百萬遍知恩寺を出て、タクシーに乗ります。
11:20頃に粟田神社の鳥居前に集合。
既にルーキーさん、さくらさん、Hitoさん、京loveさん、frippertronicsさんとTさんは、到着しておられました。
我々4人と合わせて10名で向かったのが、粟田山荘です。

この日は1階、廊下途中右手のさつきのお部屋でした。
食事は休日ですので、粟田重。
税・サービス料込みで、6000円。
上の写真ですが、この他にてんぷら、椀物とデザートが付きます。

粟田山荘ですので、美味しいです。
ですが、僕ももう43歳。
正直お昼にこの量は、少し多いですね。
お腹いっぱい(笑)。

国宝展や、今後の予定などいろいろお話をしましたが、Tさんから伺た南禅寺ぎんもんどの話が最もショッキングでした。
南禅寺ぎんもんどが今年の5月に閉店されたのは知っていましたが、庭園を残してもう建物はなくなり更地になっているそうです。
今年の春のアマデウス会総会で利用したばかりだったので、皆さん感慨深いかったです。

時間は11:30~13:00でしたので、13:00前にこちらを出ました。

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2017 9/18の拝観報告1(百萬遍知恩寺 瑞林院 襖絵公開)


写真は、瑞林院の庭園

台風一過の祝日月曜日です。
前日、前々日の天気が大荒れだったのがウソのよう。
この日はアマ会の昼食会がありました。
また随分前に決定しているのにこの日だけ晴れるあたり、やっぱり僕は持ってます(笑)。

昼食会が11:30集合でしたので、その前の10:50頃にバスでやって来たのが、百萬遍知恩寺の塔頭 瑞林院です。
前日ぐらいに京都新聞で、こちらの新調した襖絵の公開があると見たので来ました。

11:00前に門前であんとんさん、シヲさん、桜さんと合流します。
少し早く着いたのですが、入れて下さいました。

こちらの襖絵は脳梗塞の後遺症がある詩画家の河村武明さんが描かれたものです。
11:00にはご本人も来られました。
右手に麻痺、お話が出来ない運動性失語の後遺症。
片や歩行は問題なさそうでしたので、左中大脳動脈領域の前頭葉外側が梗塞巣なんだろうなと、つい仕事の感じで診てしまいます。

さて襖絵はキラキラしたアクリル絵の具で龍や星が描かれていました。
こちらの塔頭では、3/15に京大の落研が4年生の追い出し寄席を開催されているのを知っていました。
しかしなかなか都合が合わずに来れないでいたので、いい機会でした。

11:00過ぎにはさらに人が入って来られたので、我々は失礼しました。
お庭も拝見させて頂き、由緒書きも頂き、11:10頃にはこちらを出ました。

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吟松寺


写真は、表門までの紅葉

吟松寺(ぎんしょうじ)は、鷹峯にある紅葉のきれいな浄土宗寺院です。

アクセス
西大路通を北上し、金閣寺道を通過します。
道なりに右にカーブして北大路通に移行する角を側道へ直進します。
約650mで鏡石通と合流し、さらに直進します。
右手のしょうざんを通過し、鏡石通をさらに約1km進んだ左手に吟松寺があります。

また鷹峯の源光庵や光悦寺の道をさらに先に進むと、とんでもない下り坂になります。
これを下った先はT字路になるので、これを左折します。
少し進んだ左手が吟松寺です。

公開されている寺院ではないので門前までですが、紅葉の頃の門前は非常にきれいです。
鷹峯に行かれた際には足を延ばされてもいいでしょう。
ただしこちらの紅葉は少し早めで、11月15日~20日ぐらいにはピークになります。



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宝幢寺


写真は、紅葉の本堂

宝幢寺(ほうどうじ)は大原に向かう国道367号線が分岐する花園橋の奥にある浄土宗寺院で、8/19に上高野念仏供養踊が行われます。

アクセス
叡電本線の三宅八幡宮駅で下車します。
ホームへ出てすぐに踏切を渡り、反対側のホームへ。
そして細い線路沿いの側道を直進すると道に突き当たります。
ここを踏切と反対の右手へ。
約300m進むと、正面に生垣のあるお宅があり、その右斜めに道が折れます。
折れた先が直進と右になっており、ここを生垣に挟まれた右手の道に進みます。
ここから約230m進むと、左手にカーブする石段が見えます。
これを登ると宝幢寺です。

表門を入ると広場のようになっており、真っ直ぐに参道が伸びます。
その先に中門があります。
中門の左脇には毘沙門天像があります。
中門を入ると前庭があり、正面に本堂、左手奥に鐘楼があります。

上高野念仏供養踊
毎年8/19に夜に念仏供養踊が行われます。
19:30~19:45まで、本堂で法要。一般でも参加出来ました。
本堂の内陣中央に本尊の阿弥陀如来像が、右の脇壇には阿弥陀如来像、法然上人像と善導大師像が、左の脇壇には地蔵菩薩像がお祀りされていました。
法要はこの右手の阿弥陀如来像の方で行われます。
法要後は先程の広場に戻ります。
広場の中央には焼香台があります。
20:00~20:15まで、保存会会長の挨拶、この地域で1年間に亡くなられた方への黙とうとお参りが行われます。
20:15~念仏供養踊です。
焼香台を中心に25名程の踊り手さんが円になり、うちわを持って念仏を唱えながら踊られます。
演奏は太鼓1つ、鐘2つだけですので、しんみりした感じです。
1サイクル約4分。1回目が終わると、物故者の縁者がお焼香されます。
この間約4分。
その後に2回目の念仏供養踊が始まります。
また4分程度で終わるので、その後一般のお焼香になり終了です。
20:30頃には終わります。

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伊佐家住宅


写真は、主屋(重文)

伊佐家住宅は八幡市の通称 流れ橋の近くにある江戸時代の庄屋建築で、重要文化財に指定されています。

アクセス
堀川通から京都駅を経て油小路通をひたすら南下します。
木津川を渡り、八幡上津屋の交差点を府道22号線へ左折します。
約550m先で道なりに右にカーブします。
カーブしきった左手にお寺が見え、浜上津屋の交差点があるので、これを左折します。
約100m進んだ左手に伊佐家住宅があります。
車で行かれる際は、伊佐家北側にある流れ橋の駐車場に車を停めて、木津川沿いに南下してくるのがいいでしょう。

参観は10名以上で要予約。四季彩館を通じて申し込みます。
参観料は1人300円です。

表の外周には濠があり、濠の奥左手に長蔵、正面に茅葺の主屋が見えます。
濠に掛かる橋を渡り、主屋の前に出ます。
参観形式は、伊佐家の方の解説を聞きながら、主屋の走り庭から裏に抜け、主屋の外周を反時計回りに1周します。

まずは主屋の走り庭へ。
台所であり、祭礼の際に使われた“大くど”などがあります。
走り庭を抜けて、主屋の裏へ。
主屋は裏から見ると瓦ぶきで、2階もあります。
主屋の裏には内蔵が隣接し、さらに奥に移築された東蔵があります。
その東蔵との間から主屋の裏庭に出ます。
裏庭の奥には2階蔵と乾蔵があり、これらは主屋と高縁で繋がっています。
またこの間にある裏庭は中央が低くなっており、当時は井戸の水で満たされていたそうです。

さらに主屋の左手を回り、南側の座敷へ。
南側の座敷は来客用で、当時から居住空間としては使っていなかったそうです。
座敷は「桃山」という赤壁で、前庭もきれいに手入れされていました。
木戸を出ると、主屋正面の式台(玄関)に戻ってきます。

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澤井家住宅


写真は、主屋(重文)

澤井家(さわいけ)は、京田辺市で曇華院の在地代官職を務めていました。
邸宅は江戸時代もので、重要文化財に指定されています。

アクセス
堀川通を南下し、京都駅のJRの高架下をくぐり油小路通となります。
油小路十条を下がり、上鳥羽ICから第2京阪道路を走ります。
八幡東ICで降り、八幡内里の交差点を左折します。
約1km直進して突き当りの西玉造の交差点で、府道22号線へ右折します。
府道22号線を約2km進むと、左手に明治の工場が見えてきます。
この先の右T字路で右折します。
そして最初の信号のある交差点を左折します。
左折して約200mで道なりに左にカーブしますが、この正面が澤井家住宅です。
左にカーブする本道の正面の門が開いているので、そこから入り駐車します。
このカーブを曲がりきった左手に本来の表門である黒い高麗門がありますが、通常は開いていません。

春や秋にはコンサートなどのイベントを、こちらで開催されています。
またHPには第2第4土日が一般公開とありますが開いておらず、参観には事前にメールかTELで連絡が必要です。
しかしメールはあまりチェックされておらず返信がなく、TELも出られないことが多いです。
管理の方が昼間は外で仕事をされていることが多いそうなので、京田辺市が雨の日にtelするのがいいです。参観料は1人300円です。

正面に茅葺きの主屋があります。
主屋の左手が土間でここにピアノが置いてあるので、コンサートなどはここでされるようです。この土間の大梁には台風で倒れた天橋立の松が、改修の際に活用されました。
土間に面した座敷には黒須さん(天邪鬼)が柱に掛かっています。

主屋の右には式台の玄関があり、6畳ほどの座敷が4つ程並んでいます。
この座敷の奥には「桃山」という赤壁で塗られた数寄屋風の8畳間が2つあります。
鯉の欄間など、細かな意匠がなされています。
この数寄屋風の8畳間の2面の縁側に沿って、枯山水の庭園があります。

また主屋の裏手には土蔵があるのも見えました。

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