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京都からの洛星中学校受験記17(最後に)

長かったKくんの中学受験が終わりました。
受験後彼は、洛星から頂いた課題を毎日短時間ずつですが、自分で計画的にやっています。
さらに彼から「英語を始めたい」と申し出がありました
そこで僕が中学の時に使って1番よかったと思った本、「改訂 英作文の栞」(山口書店)の暗唱を毎日3つずつしています。
そんな日々を過ごしながら、本人はもちろん、親もエトゥープのシャツを着て(笑)洛星中学校に4月から通うのを心待ちにしています。

さて洛星中学校受験の総括です。
どこの学校もそうですが、洛星中学の受験生にも大きく2パターンあると思います。
・洛星より偏差値上位の学校も受験している場合
・受験校の偏差値Maxが洛星の場合
です。

前者の場合はほとんどが東大寺が、後者の場合は東山が併願でしょう。

受験は一発勝負。
仮に何度か試験をしたら、半分近くは合格者が変わる可能性があるでしょう。
どうしても洛星に合格したければ、何度やっても合格出来る「上位3~4割に入って」おける、前者のパターンに持ち込みたいところです。
周りのお友達をみていても、合格率は前者の場合は9割ぐらいでしたが、後者の場合は5割ぐらいの印象でした。

そういう意味では馬渕教室 四条烏丸校でT1クラス(6年生の秋以降はAクラス)に定着することは、分かりやすい指標になると思います。
公開模試なら4科で120番前後にいれば、洛星はカタいでしょう。
ちなみに東大寺なら4科で50番、灘なら3科で20番ぐらいにいないと、大丈夫とは言えないでしょう。

最後に勉強に関して思うことは
・勉強は集中力が命
・出来なかった問題の復習を徹底する
・宿題が消化不良になるのは絶対によくないので、選択授業を減らしたり、クラスを一旦落とすのも手である
ことです。

合格の仕方は千差万別。
この受験記が1つの参考になればと思います。

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京都からの洛星中学校受験記16(1/23 東大寺合格発表)

平日でしたが、妻と本人が現地まで11:00の合格発表に行きました。
僕は職場でHP上での掲載をみました。

Kくんの受験番号はありませんでした。

妻によると泣きことはしなかったですが、結構落ち込んでいたそうです。
本人なりに全力は出し切れたようなので、期待していたみたいです。
帰宅して話を聞くと、「あんな思いは2度としたくない」といいました。

2日後に試験結果が郵送されてきました。
受験者平均点から、
国語+10点、算数-12点、理科-12点、社会+15点。
総得点はほぼ受験者平均点で、合格最低点には10点足りませんでした。

塾の先生に報告すると、国語、社会は申し分ない。
算数は難化し全体の平均点も低いなか、算数が苦手なKくんは健闘した方である。
しかし理科であと10点取るのは可能ではなかったかということでした。

まあ模試でも最高でB判定。
通常はC判定。
それこそ夏前まではD判定でしたので、完全に力不足でしたね。

そうなった1番の原因は、そもそも彼自身に「東大寺に行きたい!」という主体性が足りなかったと思います。
見ていて「クラスのみんながそうするから、自分もそうしようか」ぐらいのモチベーションでしたね。
でもそれが彼の意志なので責めることは出来ないし、そもそも受験自体に担ぎ出したのは僕ら親なので。
我々親自身も東大寺入学を熱望していたわけでもなかったので別によかったのですが、不合格といわれた残念感は正直残りましたね(笑)。

でもこれでよかったと思います。
今回の受験で彼にも「逃げた部分」は確実にありました。
僕もその都度指摘はしましたが、僕が何度言うよりもいいお灸になったと思います。
それを今後の反省材料にして、次に向かって洛星で頑張って欲しいです。

そしていつの日か「自分で受験勉強を始めたわけじゃないけど、やってよかった」と僕のように思ってくれる日が来ることを願っています。

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京都からの洛星中学校受験記15(1/21 東大寺受験)

統一試験日、3日目。

朝は6:00に起床。
計算問題1題の日課だけしてもらいました。
帰り支度をして、7:00に朝食へ。
朝食後、トレイを済ませて、ホテルを8:00頃に出ました。
近鉄で新大宮~西大寺~高の原と乗り換え、8:25頃に高の原駅に到着。
時間も早いし、Kくんが歩きたいというので、東大寺までは徒歩で行きました。

現地に着くと、左手に馬渕教室の先生方がおられ、出迎えて下さいました。
右手奥の校庭には、浜学園、希学園、日能研、能開センターなどの陣地も見えました。

9:10頃から各教室毎に集まって、担当の先生から最後のお話があります。
9:40頃には保護者で花道を作って、試験会場に送り出しました。

そこから僕はKくんが仲良くしていたお友達のご両親と10:00過ぎまでお話して、また試験会場を脱走しました(笑)。

徒歩で高の原駅に戻り、郡山駅へ。
大和郡山城を見学しました。
次は西ノ京駅で下車し、唐招提寺と薬師寺を拝観しました。
途中でお昼にまえはらさんでお蕎麦を頂きました。
その後高の原駅に13:30頃に戻ってきて、14:30頃までフードコートでお茶していました。
そして15:10にテストが終わるKくんを迎えに、再び東大寺へ。

試験後は仲のいい塾の友達と3人で出て来ました。
一応、全力は出し切れた様子。
他のお友達も皆さん洛星には合格されており、受験全日程が終了しているので、子供達と一緒になってゆっくり京都まで帰りました。

帰宅したのは17:30頃。
すべてから解放されたKくんは、寝るまでずっと本を読んでいましたね。
いつまで読んでも、文句を言われることもなく(笑)。

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京都からの洛星中学校受験記14(1/20 洛星合格発表)

統一試験日の2日目。
多くの受験生は試験がありますが、うちは試験がなく夕方の洛星の合格発表だけです。

6:00に起床。
計算問題を1問して、朝食。

7:00から東大寺直前特訓の残りの課題をやります。
算数の予想問題1年分、国語の説明文2題、理科の計算の予想問題残りの6題。
あとは2日分の社会です。
算数はなかなか難しい問題もあり、何度もくじけそうになっていましたが、
「本番でもどうしようもないぐらい難しくて絶望的になることがあるかもしれないけど、絶対に諦めずに1点でもこそげ取る練習をするんだ」
と言いました。

そして16:00前に。
次男も含めた家族4人、バスで洛星へ。
ずっとA判定だったKくんが力を出し切れたというので、合格を信じて次男も同行させました。
16:20頃に到着。
16:30から開門され、発表のある地下のケルブ講堂へ。
後方のドアから入ります。
17:00が近づくにつれて続々と人が集まってきますが、お互い知り合いを認知するのが気まずいので後ろを見られませんでした。

17:00に舞台の緞帳があがり、後ろにある合格掲示板が・・・Kくんの番号、ありました!
信じてはいたものの、ホッとしました。
隣のKくんはちょっと笑ったぐらいで落ち着いたもの。
片や後ろの妻はもうウルウルしていましたw

しかし近くで確認しようと後方から人が押し寄せてくるので、すぐに退散。
一方通行になっており、帰りは前方のドアから出るように指示されます。

合格者は正面の階段を登って、1階で入学手続き書類をもらう。
不合格者は左に曲がって、成績報告の書類をもらう。

正面と左・・・この光景を3年後に受験を控える次男にしっかりと見て貰いました。

そしてすぐにバスで帰宅して、自宅で夕食を食べました。
合格したものの、まだゆっくりは出来ません。
翌日の東大寺受験に向けて、18:30にKくんと自宅を出て奈良を目指します。
妻は「もう私的には受験は終わったから、2人で頑張ってきて」と(笑)。

地下鉄で竹田駅へ。
近鉄に乗り換えて、丹波橋駅で指定席券を買って特急に乗ります。
いつもは急行で行くので、その特別感にKくんは喜んでいました(笑)。
西大寺駅で奈良線に乗り換え、新大宮駅で下車。
19:45頃に宿泊先の奈良ロイヤルホテルに着きました。
部屋に入り、すぐに入浴へ。
こちらには大浴場があるというか、Kくんが好きな大浴場があるのでこちらにしました。
入浴してちょっとゆっくりしたら、もう21:00。
21:00に就寝しました。
Kくんはしばらくゴロゴロしていましたが、21:54には入眠していました。

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京都からの洛星中学校受験記13(1/19 洛星受験)

洛星の当日の朝は6:00起き。
日課であるヤヤコシイ計算1問だけをして、朝食。

7:00にタクシーが迎えに来たので、長男のKくん、妻と僕の3人で出かけます。
次男は1人でお留守番。

北野白梅町の北西角の交差点付近に7:20頃に到着。
そこからは歩いてグランドの西側、保護者待機所になるヴィアトール大講堂へ。
到着すると中は浜学園、成基学園、希学園、日能研と我らが馬渕教室でそれぞれに陣地が確保されていました。

塾それぞれで締めをして、7:40に開門になる校舎に入ります。
馬渕はいつも最後に行くようです。

8:00前には子供達は校舎に入るので、うちは帰宅しました。
自宅で11:30頃から昼食を食べ、12:00過ぎにバスで洛星へ。

13:10頃に校舎から出て来ました。
大きな失敗もなく、普段通り出来た様子で安心しました。

帰宅後はKくんに昼食を食べさせて、15:00までは遊ばせました。
うちは直前特訓が洛星だったため、東大寺直前特訓の予想問題などを頂いており、そこからはそれに手を付けます。

しかしさすがに本命校の後、16:00には疲れ果てて集中力が落ちてきたので、16:15~16:45まで寝かせました。
寝た後はやや復活し、夕食を挟んで21:30までに、算数の予想問題1年分、国語の物語文2題、理科の計算の予想問題の6題(直前特訓課題の半分)はなんとか終わらせてくれました。

22:00頃に就寝し、すぐに入眠していました。

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京都からの洛星中学校受験記12(1/9 愛光受験)

試験日が1/9(水)でしたので、1/8、1/9と仕事を休み、僕が松山まで同行しました。
クリスマス、年末と1/1の計4日で過去問4年分を消化しています。
最後の1年分は松山に持参しています。

1/8(火) 
朝6:00に起床し、愛光の国語の過去問をしてもらいました。
8:45に自宅を出て、10:00に伊丹空港へ。
空港の出発ロビーで社会の過去問を。
11:10伊丹発~12:05松山着。
まずは大街道のホテルへ。
13:00に大街道の吉野家で牛丼の昼食。
そこから伊予電で愛光学園の下見。
下見の後は14:45頃から2人で松山城へ。
往路はロープウェー、復路は黒門参道を歩いて降りました。
僕と同じく戦国時代やお城好きなKくんへ事前に「日本百名城」のスタンプラリーの本をプレゼントしていたので、2人で松山城のスタンプを押しました。
松山城に行ったのは、精神的なリラックスと、体を疲れさせて早く眠れるようにとの配慮からです。
16:00にホテルに戻りチェックインして、算数の過去問を。
18:00からごいちという鳥料理屋で夕食。
食事後、19:00から理科の過去問。
20:00頃からホテルの大浴場でゆっくりして、21:00には就寝。
21:30には入眠していました。

1/9(水)
5:30起床。毎日の計算1題だけして、身支度。
6:30からホテルで朝食。
7:13発の伊予電で愛光へ。
8:00頃に愛光着。

控室である体育館内のパイプ椅子は、大手の塾に先に占拠されていたので、体育館の端で待っていました。
8:30に入室し、9:00に試験開始。
9:30から体育館で学校から諸注意と、今後の説明が15分ほどありました。
午前の試験が12:20までで、昼食に子供が試験会場から出てきます。
それまで僕は脱走(笑)。
護国神社(各地の護国神社をお参りし、靖国神社の御朱印帳に御朱印を頂いています)→湯築城(百名城)→道後温泉に入り、12:30頃に10分遅れて試験会場に戻りました。
するとKくんは動揺する様子もなく、待ち合わせ場所で既におにぎりを食べていました。
「ああ、遊びに行ってて、遅れたんやろう」と落ち着いたもの。
親をよく分かっています(笑)。

終わった国語、理科、算数はいつも通りの力を出せた様子。
13:10~13:50まで社会ですが、社会は得意科目。
もう大丈夫だと思いました。
13:50までは大人しく体育館で待って、試験後はKくんと一緒に伊予電からリムジンバスで空港へ。
16:00松山発の飛行機で帰りました。

1/11(金)の19:00~HP上での合格発表でした。
18:58にはもう見られました。
合格していたので、塾に行っているKくんに速報メールをしました。
まわりも当たり前のように合格されていたので、本人も「まあそうか」ぐらいの感じw
その後19:00を超えたら30分以上はHPにつながらなかったので、19:00前にみるのがいいでしょう。

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京都からの洛星中学校受験記11(年末年始から統一試験日前日まで)

いよいよ直前。
年末年始です。

冬期講習が12/30に終わり1/4から再開になるまでの間、12/31と1/1は愛光の過去問、1/2と1/3は過去にやっていない年度の洛星と東大寺の過去問を朝から時間を計ってやりました。

過去問が終わった後は、塾の宿題。
さらに残った時間で算数の単元別総復習のテキストと、理科の先生から頂いた計算分野だけの課題をひたすらやって貰いました。
もう国語と社会は塾の宿題だけと、最低限にしました。

朝から寝るまで僕もテーブルで勉強する長男の前にずっと貼りついていました(ネットをしながらただ居るだけで、口出しはしていません)。
どこにも出かけないので、15:00頃から家族4人で気分転換に1時間ぐらいお散歩に行くのが日課でした。
この頃は8時間睡眠で、食事+休憩の時間を約3時間として、残りの13時間は「集中して勉強していた」と思います。

年明けからの小学校は、勉強時間が欲しいというよりインフルエンザやウイルス性胃腸炎の感染を避けるために、受験日まで休みました。

1/4~1/7は冬期講習と、空いた時間は宿題+算数の単元別+理科の計算。
1/8~1/9は愛光受験。1/9の塾はおやすみしました。

1/10~1/12はまた時間を計って、洛星過去問✕1と東大寺の過去問✕2。
空いた時間は宿題+算数の単元別+理科の計算。
1/13と1/14の連休は洛星の直前特訓で、これ以降一旦東大寺対策はヤメて洛星に集中しました。

1/15、1/16も洛星過去問と塾の宿題+空いた時間は宿題+算数の単元別+理科の計算。
1/17と1/18は直前特訓で頂いた洛星の算数の予想問題を4回しました。

前日の1/18の塾は徒歩で行き、ちょっと疲れて貰いました。
塾は壮行会も含めて19:30に終り、帰宅し夕食後は家族でUNOをして、21:00に就寝させました。
最初はベッドでゴロゴロしていましたが、21:45には入眠していました。

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京都からの洛星中学校受験記10(6年生 秋から冬)

6年生後半です。

10月
受験まで100日を切ったころから、本人も真剣になってきました。
10月の公開模試で算数の偏差値が69.4。
他の科目も今まで通りぐらいで、4科総合68.2。
この回はたまたまよかっただけなのですが、「結果を出せば、口出しはしない」と約束していたので、11月中は本人の意志にまかせて様子を見ることにしました。

11月
11月上旬に洛星実践テスト(四条烏丸校)と、東大寺実践テスト(上本町校)が連日でありました。
洛星は文句なくA判定、東大寺はやはりC判定でした。
しかし11月の学習を見ていると、勉強の途中で本を読み始めたり、現実逃避しているような様子も・・・。
またこの頃になるとNクラスからAクラス(T1クラスが9月から名称変更しています)に降りてくる生徒さんもちらほら出てきました。

12月
12月の模試がまた元通りぐらいになり、再び放置は出来ないと判断しました。
具体的には12月2週目以降の週末やお正月は、口出しはしませんが、朝から晩までずっと長男の勉強するテーブルの前に座っていました。
現実逃避したり、ダラダラし始めないかの監視・・・ですね。
僕がいる限りはちゃんとやっていました。
しかし「まだそこまでされないと出来ないか・・・」というのが、正直な感想でしたが。

最終的なKくんの学力は、社会>理科>国語>算数の順になったと思います。
社会は東大寺レベルでも上位。
理科は暗記の部分はほぼ間違えないが、計算分野が設問に乗り切れないと半分ぐらい間違える時もある。
国語は説明文が分かる時と読み切れない時があり、それ次第ではあるが東大寺レベルでも通用しそう。
算数は中級までの問題は遜色なく解けるが、難問には滅法弱い。正直東大寺では平均に達しておらず、洛星相当のレベルでした。

最後にKくんは睡眠時間が減ると極端に集中力が落ちるので、終始8時間は寝かせていました。
基本は22:00~6:00。塾などで帰宅が遅くなった場合は、23:00~7:00でした。

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京都からの洛星中学校受験記9(受験校選定 2日目と前受け)

次は関西統一試験日の2日目と前受けについてです。

京都からの洛星受験者の場合、
1日目午後(2科)ないし2日目(3or4科)の東山、
2日目午後の西大和か高槻
が多いようです。

洛星 前期の試験が13:00に終わるので、東山は食事を済ませて15:00頃から2科で、ないしは2日目の朝から4科で受験することになります。
正直すべり止めとして塾から受験を勧められることが多いです。

高槻は2日目の午後ですが洛星のすべり止めになるほど簡単ではないので、受験するならそれなりに対策もした方がいいと言われます。

西大和も2日目ですが、偏差値が64と洛星よりやや上です。
また立地的に大阪や奈良からであれば、十分通えるので併願するでしょう。
しかし京都からは通学に片道2時間はかかり、さらに試験が2日目の15:30頃~20:00頃まであります。
こんなに試験開始が遅いのは、灘の2日目が終わるのを待っているからでしょう。

さて我が家の場合です。
うちの方針は「入学する意志のない学校は受験しない」でしたので、上記のいずれにも出願しませんでした。

理由は3つありました。
まずKくんの精神力や体力を考えると、3日目の東大寺に向けて2日目は体力気力を温存したかった。
次に彼の程度の学力では、ちゃんと対策をしないと西大和に不合格になる可能性がある一方で、そのような時間的余裕がないこと。
そして最後、1番の理由は、西大和を受験すると「2日目17:00~の洛星の合格発表を本人が自分で見られない」のです。
「結果はどうであれ、合格発表は自分の目で確認すべきだ」というのが、僕の方針なので。

前受け
最後に前受け、本命前の練習受験です。
関西の日程の場合、北海道の北嶺函館ラサールか愛媛の愛光が1/9前後にあるので、その辺りの前受けが多いです。

我が家の場合は「入学する意志のない学校は受験しない」ので、Kくんを入学させてもいいと思った愛光だけを受験しました。

愛光受験は、松山本校と地方会場として東京、大阪、福岡にも試験会場があります。
しかし4教科400点で合格最低点が例年、松山本校なら240点前後、地方会場なら280点前後と40点も差があります。
これを塾の80%合格ラインの偏差値にすると、本校が56、地方が62なんです。
長男の最終的な偏差値が64前後でしたので、大阪会場受験は親がビビりました(笑)。
本命前に出鼻をくじかれるのもツラいですし、うちの場合は愛光に入学する意志もあったので本校受験にしました。

結果、我が家は日程順に、愛光洛星 前期東大寺の3校に出願しましたが、周囲の方々と比べると少ない方でした。
大抵は1日目午後や2日目を含めて、5校ぐらい出願されていましたね。

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京都からの洛星中学校受験記8(受験校選定 統一試験日と3日目)

10月になると入試説明会が始まるので、受験校を具体的に決定する必要があります。
今回と次回の受験校選定の話では、日程が分かりやすいように日程ごとに色づけしています。
関西統一試験日
初日(灘初日、甲陽初日、大阪星光、洛星前期)
2日目(灘2日目、甲陽2日目、西大和)
3日目(東大寺、洛南)
5日目(洛星後期)
となっております。

さて関西の場合に骨格になるのは関西統一試験日初日と、3日目の東大寺or洛南の選択です。

恐らく京都から最難関校を受験するなら、初日は洛星
ごく一部の非常に優秀な方が灘を受験されるぐらいで、その他(甲陽、大阪星光)は非常に少ないでしょう。

我が家はもちろん、初日は洛星 前期
洛星(偏差値60)は模試でもA判定しかなかったので、是非ここは抑えたいところです。

さらに洛星は統一試験日初日の前期で180名を募集する他に、後期として5日目に1クラス分45名を募集します。
後期の方が難易度が上がりますが(偏差値62)、前期でA判定続きのレベルなら、もう1度チャンスを貰えるという意味では有難いです。
もちろんそこまで受験戦線をもつれさせたくはないですが。

さてその上で、3日目の東大寺or洛南です。
京都なら洛南と思われるかもしれませんが、洛南の出願には専願と併願があり、併願なら偏差値70。
専願なら65ですが、洛星か洛南なら洛星に行かせたいので、洛南の専願はない。
でも洛星の合格発表が2日目の17:00なので、洛南を専願で出願し、洛星に合格したら翌日の洛南は受験しないという選択もあります。

しかしKくんの向上心を維持し、限界までチャレンジするために、東大寺(偏差値68)にしました。
Kくんの場合東大寺は、夏前までD判定、夏以降はC判定。
10月の1回だけがB判定でしたので、まあまあのチャレンジですね。

それに前述のように本人もそれを望みましたし、馬渕教室 四条烏丸校T1クラスの男子の多くが洛星-東大寺で出願しています。
そもそも馬渕教室自体が、「東大寺押し」ですしね(笑)。
この出願方法は上記のように洛星の合格発表が統一試験日2日目の夕方、つまり東大寺の試験前日にあるので、
「洛星の合格を確保した上で東大寺受験に行く」のが理想です。

京都からであれば「東大寺に不合格でも、通学時間のかからない洛星は保証される」ので。

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京都からの洛星中学校受験記7 (6年生 秋まで)

6年生になるとNクラスが完全に分離して、Nクラス、T1クラス、T2クラス、Fクラスの4つになります。
灘は社会がないため、Nクラスは3科目を徹底的に鍛えるプログラムです。

さらに2月から隔週日曜日に志望校別特訓が始まります。
志望校別は東大寺学園コースにしたところ、宿題が山のよう。
唯一授業のない土曜日は、朝から晩まで宿題。

5月末
しかし通常+ハイクラス+志望校別の算数が質・量とも付いていけず、消化不良に。
算数はほぼ自力で解けないので時間が掛かり、さらに他教科特に国語に時間を割けないような事態に。
算数以外は東大寺特訓に付いていけていたものの、総合順位では半分よりやや下ぐらい。
模試の成績も判定が出る5年生後期からずっと東大寺はD、洛星はAでした。

6月、7月
そこで本人とも相談の上、6月から志望校別特訓は東大寺特訓(四条烏丸校開催)を諦め、洛星特訓(桂校開催)にしました。
本人にも異論はありませんでした。
ここでも判断の起点は、「とにかく洛星には入ってくれ」でした。

そうしたら志望校別特訓の算数が質的に7割、量的に5割(本人談)になり、通常+ハイクラスは従来と変わらないものの、そちらにじっくり時間を使えるようになり、本人も前向きに取り組めるようになりました。
また7月には大阪の上本町教室で東大寺トライアルがありましたが、Kくんは大阪まで行って勝負出来るだけの力はないと判断し、参加していません。
公開模試の偏差値は4科で63ぐらい。
5年次よりは、よくなってきました。

8月
夏休みは特に油断している様子もなく、夏期講習の課題を地味というか地道に勉強していました。
本人なりにがんばったようでした。

9月
公開模試で算数の成績がやや回復してきたのですが、最難関トライアルでは算数の偏差値が38。
その結果を受けて、「もう東大寺の受験は諦めて、3日目は洛南の専願にするか?」と長男に提案したところ「イヤだ。東大寺を受ける!」と。
初めて彼が受験校に関して自分の意見を言いました。
それを受けて「じゃあ、玉砕してもいいからやってみなさい」と言いました。
まあこの発言も、洛星がA判定だったから言えたことですが。

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京都からの洛星中学校受験記6(5年生)

2月から新学年。
通常クラスはT、F1、F2の3クラス編成になります。
通常コースのTクラス(火、木、土の17:00~20:30)+Nクラスへ(金の17:00~20:30)。
それに伴いハイクラスはなしに。

しかし4月にはNクラスにはついて行けず脱落。
本人も「こんなにシンドイ思いをするなら、灘には行けなくてもいい」と。
このレベルの算数が出来ないことや、そもそもそんな覚悟で灘は到底ムリなので、彼に相応な学校に行って貰おうと改めて思いました(笑)。
大事なのは「とにかく洛星には入ってくれ」です。

結果金曜日はなしになり、ハイクラスを復活。
火、木、土の20:30~21:30が追加になります。

偏差値は60前後をウロウロ。
僕自身が5年生で放置され成績が急降下した経験があるので、それなりに宿題はチェックしていました。

途中でT1、T2、Fのクラスに名称変更。
その後はT1クラスには通年で残るも、まだ真ん中より下ぐらいの位置。
算数は通常の授業でも、再テストになることが多かったですね。

5年生になって宿題だけは四の五の言わずするようにはなりましたが、やるのは最低限の宿題だけ。
「どこか行きたい学校とかある?」と聞いても、「いや、別に。どこでも~~~」と。

たぶん本気の5割ぐらいで流していたと思います。

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京都からの洛星中学校受験記5(4年生)

最初は通常コースのTクラス(2クラス編成の上のクラス)のみ。
火、木は17:00~19:00、土は13:30~17:00の授業。

8月ぐらいまでは宿題をするのも嫌々。
何とかなだめすかしてやっている状態。

9月からハイクラス算数受講(木の19:00~20:00)。
しかしついていけず、算数がパニックになり、通常クラスの成績もあやしくなってきました。
もともとあまり自信がないタイプなので、崩壊し始めるとなかなか立ち直れなかったです。

そこで10月~11月末までは、僕の判断で敢えて定着クラス(通常の授業の復習)へ。
定着に行ったことで、心に余裕が出て全体が見渡せるようになったよう。
まずは自信を取り戻し、徐々に成績も回復してきました。

12月からハイクラスに復帰。
10月ぐらいからは自発的に宿題をするようになるも、勉強の詰めは甘かったです。

模試の偏差値は算数58前後、他は60前後。
2ヶ月毎のクラス替えでTクラスにはずっと残りましたが、中の下ぐらいだったでしょう。

それと4年生、5年生の5月には灘の、9月には東大寺と洛星の文化祭に連れて行っています。
もちろん「なんのために、勉強をしているのか」を子供に示すためです。

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京都からの洛星中学校受験記4(方向性 塾えらび)

さて中学受験をするといっても、どのレベルを目指すのか。

そのために最終的にどうしたいのかを妻と相談したところ、
「東大、京大ないしは国公立の医学部レベル」に合格できる目途がつく学校に行かせたいという点で一致しました。

そうなると関西の男子なら志望校は、「関西男子最難関7中学」になるでしょう。
7校とは灘、東大寺、甲陽、大阪星光、洛星、洛南、西大和です。
洛南と西大和は共学で、あとは男子校です。

恐らくこのレベルをねらう京都男子の父兄が思うことは、
「とにかく洛星には入ってくれ」
これに尽きるでしょう。

うちの場合も最初から最後まで、Kくんの受験の標語はこれでした。

それを踏まえての塾探しです。
京都にある大手でピックアップしたのが、浜学園、希学園、日能研、馬渕教室、成基学園でした。
この中で純粋に「洛星、東大寺あたりをメインターゲットにしており、そういう受験生が集まって来そうな塾」を探しました。

浜学園や希学園からも洛星には行きますが、もとが西宮の塾。
メインターゲットは、灘・甲陽でしょう。実は浜学園は僕がOBなのでよく知っています。

日能研は教室も全国、生徒層の幅も広いので、特にどこがターゲットなのかは分かりにくいです。
ただ転勤族の方は、全国に教室があるので通わせやすいとおっしゃっていました。

成基学園は京都の塾なので、洛星や洛南にはたくさん入っています。
しかし東大寺や灘への対策となると、ちょっとキビシイのかなと。

結局うちは、洛星や東大寺をメインターゲットにしており、あわよくば灘への道も残されている馬渕教室を選びました。

馬渕教室の四条烏丸校の通常クラスは、4年生は2クラス、5年生は3クラス。
その1番上の「T1 クラスに最後まで残れれば、まず洛星に不合格になることはないです」とおっしゃられました。
ですので、当面の目標は「T1クラスを維持する」ことになりました。

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京都からの洛星中学校受験記3(塾以外の習い事)

まずは参考までに、塾以外の習い事です。

うちの方針としては心身ともに健全な子になって欲しかったので、体を使う習い事もある程度重視していました。

まずはスイミング(週1回)。
こちらは幼稚園の年中から小3の終わり、塾に入るまで。
四泳法がちゃんと出来るようになりましたし、怪我することもなく体力もついたのでよかったです。

もう1つも幼稚園の年中から、YMCAのアウトドアクラブ。
こちらは毎月1回日曜日、ないしは土日の泊り。
キャンプ、登山、川下りとか、とにかくアクティブに外で遊ばせてくれます。
これはかなりよかったです。
自分達で考える、
助け合う、
自然を観察する、
テントの張り方、ロープの結び方や飯ごうの使い方も覚えられた。
人間力が付いたと思います。

ただそれだけではなく、これは多分受験での「やり抜く」という精神力にもつながっているような気がしています。
こちらは小5の終わりまで通いました。
大抵は日曜日だけですが、土日で宿泊の場合は塾を休んででもこちらに行かせていました(本人もそれを希望しましたし(笑))。

また小2から小3の終わりまでは、成基学園のアルゴクラブに週1回通っていました。
思考力ゲームやパズルなどを通じ、数字で遊ぶような感じです。
効果があったかどうかは、不明ですが(笑)。

そしていよいよ小3の2月から、新小4として塾通いが始まります。

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