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瑞泉寺


写真は、本堂

豊臣秀吉の甥、関白豊臣秀次の一族を弔うお寺です。

子供いなかった秀吉が、将来を甥の秀次に託し関白を譲りました。
その後秀吉に実子秀頼が産まれ、邪魔になった秀次は高野山で切腹になります。
さらに秀次の幼児、妻妾も三条河原で処刑になったのは有名です。
これらの霊を弔うために当寺が三条大橋近くに建てられました。
三条木屋町の南東角(松屋)を少し下がったところなので、飲み屋街の一角にひっそりと建っています。

山門をくぐって、右に境内は続きます。
左手に本堂、右手前に地蔵菩薩像(引導地蔵)、さらに右手奥には豊臣秀次らの墓があります。

本堂は通常は入れませんが、窓からは本尊阿弥陀如来像が見えます。

朝ユガ 朝の瞑想会
月に1回朝9:00~10:00まで瞑想の会が本堂であります。
ロビンロイドさんという外国人の音楽療法士さんがされており、簡単に言うと作法のない座禅のようなかんじです。
参加料は志納です。
1時間の間、説明は一切ないです。
9:00~9:05 お勤め
9:05~9:25 瞑想(カリンバというオルゴールのような楽器の音色を聞きながら)
9:25~9:30 休憩(しかし誰も会話もなく、しずかに過ぎます)
9:30~9:50 瞑想(カリンバもなし。静寂です)
9:50~10:00 鐘の音を聞きながら瞑想
10:00~隣りの一室でお茶
です。

その際に本堂内部にお参りしました。
内陣の中央に本尊の阿弥陀如来立像がお祀りされています。
内陣の左手には角倉了以像(右手)と息子の素庵像(左手)が並んでいます。
そして内陣左手奥には圓光上人(法然)像。
内陣右手奥には善導大師像、さらに右手には平清盛発願と伝わる厄よけ地蔵尊がお祀りされていました。

特別公開
2016年秋の非公開文化財特別公開で、本堂と書院が公開されました。
山門を入って正面の庫裏から入ります。
庫裏を入って右手が本堂。
右手前方が書院です。
本堂は前述の通り。

書院には秀次公縁起、瑞泉寺縁起、秀次一族の肖像画や伝来表具裂などが展示されていました。
伝来表具裂は自らの詩歌を遺品の衣装で表装したものです。
展示されていた辻ヶ花などは京都府指定有形文化財で、通常は京博に寄託されています。
また書院の奥には苔のきれいな前庭もありました。

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