ひろの東本西走!?

読書、音楽、映画、建築、まち歩き、ランニング、山歩き、サッカー、グルメ? など好きなことがいっぱい!

旅館西郊(荻窪)

2013-10-14 00:21:54 | 近代建築

びんみんさんのブログで見て、次に宿泊を伴う東京出張の際にはぜひ泊まろうと考えていた「旅館西郊」さんです。

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実はこの日、仕事後の打ち上げが終わったあと一緒に仕事をしている方から誘われて◎座で飲み(もちろん断ったりしません(笑))、かなり遅くなってしまいました。途中で2回ほど宿に「すみません、ちょっと遅くなります」との電話は入れたのですが、結局荻窪の「西郊」さんに着いたのは0時20分頃でした(汗)。深夜に駅から暗がりの中を初めて行く場所は、地図のプリントアウトは持っていたものの、道を間違えてこれ以上到着が遅れては迷惑がかかるとヒヤヒヤ・ドキドキものでした。しかし、何とか無事に到着。玄関ではご主人夫婦が起きて待っていて下さり、大陳謝&大感謝でした。

※なお、東京でのレトロな和風旅館宿泊は、鳳明館台町別館森川別館に続いて3軒目です。

宿泊当日と同様、今夜も遅いので、まずは深夜の館内探訪写真などのみアップしたいと思います(汗)。

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泊まった部屋は2階で、ほの暗い中を館内散策したのですが、階段が3か所あったりして、ちょっと迷路のようだったのも面白かったです。翌朝の写真などは(その2)でアップ予定です。


喫茶ルオー(本郷)

2013-10-12 08:57:09 | レトロ喫茶、純喫茶

本郷の東大前にある「喫茶ルオー」です。

7月には、やはり近くの「万定フルーツパーラー」を訪れ、その際にこちらのお店にも注目していました。

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ほぼ全面がガラス張りで、グリーンもいい感じです。

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奥の方の席に座りました。
中庭というか温室的なところにも緑があります。

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背もたれにカップ&ソーサーと思われるくり抜きがある椅子がカワイイです。

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店内から外を眺めると、グリーンの美しさが映えます。
実に心地よい空間ですね。

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上部の看板で、背景はレンガ壁で白抜きの形はパレットでしょうか。
2階席もあってそちらも素晴らしいようですので、次回はそちらの席に座ってみたいと思います。また、本郷界隈には他にもレトロな喫茶がありそうですし、機会を見つけて色々巡ってみたいものです。


京都市交響楽団・大阪特別講演 ボレロ

2013-10-09 22:14:09 | 音楽

2013_0921_2かなり日数が経ってしまいましたが、9月21日にザ・シンフォニーホールで開催された京都市交響楽団・大阪特別講演に行ってきました。座席は2F AA-17でした。 

指揮 :広上淳一(常任指揮者)
ピアノ:山本貴志

①デュカス:交響詩「魔法使いの弟子」 

②ラフマニノフ:パガニーニの主題による
          狂詩曲
 

③リムスキー=コルサコフ:スペイン奇想曲 

④ラヴェル:ボレロ 

※アンコール 

  ブラームス:ハンガリー舞曲 第6番<o:p></o:p>

曲目ごとの大まかな感想・評価です。
:△ ②:〇 ③:◎ ④:◎<o:p></o:p>

プログラムの後半に演奏される曲やよく知っている曲ほど印象に残るのは致し方なしですね。曲目ごとにもう少し細かい感想を書くと・・・ 

①大太鼓の強打や鉄琴・ピッコロの高音などが印象的。<o:p></o:p>CDによる予習は3回くらいで、耳になじむところまでになっていなかったのがちょっと残念でした。

②予習は部分的に聴いたりも含めて1~2回といったところ。完全な予習不足でしたが、良い曲だと思いました。山本貴志さんは最初、鍵盤に覆い被さるような弾き方でちょっとビックリ。

この日のコンサートでは、ピアノソロとオケの協奏曲的な面と”競争”的な面の両方を併せもった感じがしました。指揮の広上さんは、オケをグーッと引っ張って大きな音を引き出し、それを山本氏に受け渡すというか放り投げるような指揮ぶりが印象的でした。CMなどでもよく使われたり、単独でとり上げられることも多い有名な第18変奏(アンダンテ・カンタービレ)はやはり飛び抜けて美しいメロディで、ピアノもオケも素晴らしかったです。
 

ピアノ以外では、オーボエソロ(美音!)→クラリネットソロ→ホルンソロの音の受け渡しやコンマス氏(若い泉原氏)のソロなどが印象的でした。演奏後はかなり盛大な拍手があり、山本氏も4回くらいステージに引っ張り出されましたが、アンコールはありませんでした。熱演で疲れておられたとは思いますが、もう少し拍手を続ければアンコールピースが聴けたのでしょうか?
 

③曲も美しいですし、迫力もあって、コンサートでは嬉しいプログラム。③④はよく知っていると考えて予習なしでした。出だしは割とゆっくり目のテンポでしたが、次第に白熱。全曲を通じて、コンマス氏のソロ、クラリネットトップ、イングリッシュホルンが素晴らしかったです。またオーボエトップの方はこの日は終始美音で見事な演奏でした。タンバリン、カスタネットなども印象的。
 

この曲が切れ目無く演奏されることは一応知っていましたが、予習なしもあって考えていたよりも短い感じがしてちょっとビックリ!もっとこの音の渦の中に浸っていたかったですね。広上さんは曲の途中、指揮台の上で飛んだり跳ねたり、踊ったりしておられました(笑)。見ていても実に楽しかったです。
 

④コンサートで「ボレロ」を実際に聴いたのは3回目くらいでしょうか。かすかな微弱音~最強音まで的確で素晴らしいリズムを刻んだスネアドラム。美しい音色を聴かせてくれた管楽器群のソロ、それをしっかりと支えた弦。期待通りに、いや期待以上に素晴らしかったです。
 

ソロはフルートから始まりますが、落ち着いた美しい音色が響き渡りました。後のソロ奏者もそのペースにうまく乗ったのか、全体的に非常に良かったです。メロディを奏でる楽器順は次のようでした(Wikipediaより)。
 

 1.1フルート 

 2.1クラリネット 

 3.1ファゴット 

 4.小クラリネット 

 5.オーボエダモーレ 

 6.1フルート、第1トランペット(弱音器付き) 

 7.テナーサクソフォーン 

 8.ソプラニーノサクソフォーン→ソプラノサクソフォーン
  (今日ではソプラノサクソ
フォーン1本で演奏) 

 9.ピッコロ(ホ長調とト長調)、ホルン(ハ長調)、チェレスタ(ハ長調)

10.オーボエ、オーボエ・ダモーレ(ト長調)、コーラングレ、第1,2クラリネット 

11.1トロンボーン 


以下省略
 

私が特に印象に残ったのは第1フルート、オーボエダモーレ、テナーサクソフォーン、第1トロンボーンなどです。客演だったサクソフォーンの2人(女性)にはソロパートが終わると広上氏が親指を立ててgood!ポーズ。これもなかなか良かったです。

演奏後、
お客さんの一番の拍手を浴びたのは、もちろんスネアドラム(女性)でした。聴衆だけでなく仲間からも大喝采が送られました。次いでお客さんの拍手が大きかったのはトロンボーントップだったでしょうか。楽器のことはよく分かっていませんが、トロンボーンで細かく正確な音程を刻むのはなかなか難しいと思われます。ずーっと以前、TV放映で某世界的オケの「ボレロ」でトロンボーンが音を外したのを聴いたことがあり(何とか挽回しましたが)、私もトロンボーンソロの前はちょっとドキドキしていました。しかし、ちょっとコミカルな感じもあるBパート(?)のメロディを見事に吹ききって天晴れ!です。

広上さんの指揮は振りが大きく、身体全体(特に上半身)を使って&動き回っての指揮ぶりでした。「ボレロ」の前半以外は、結構タイミングなどの指示を細かく出されていました。オケとの信頼関係も抜群なようですし、素晴らしい指揮者ですね。この日も素晴らしいコンサートを堪能してオケメンバーの方々の見送りを受けながら、気持ちよくホールを後にしました。


大阪マラソンに向けて

2013-10-06 23:23:47 | ランニング

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大阪マラソンまであと3週間になりました。

大阪を初めて走ることになる今年はこれまでより約1ケ月開催が早くなったのに、夏は超がつくほどの猛暑となったため、完全な走り込み不足です。まあ練習不足は毎度のことなのですけれど(汗)。

7~9月の練習量を振り返ってみました。

  <7月> 7日 -  41km  平均約 6km
  <8月> 8日 -  57km  平均約 7km
  <9月> 5日 -  54km  平均約11km
    計  20日 - 152km

9月はもうちょっと走りたかったのですが、土日も色んな用件で忙しかったし、うーん、これで精一杯でしたね。ただ、暑い中を長時間走っても疲れるだけと考えて、毎回、距離は短めでもラストはスピードを上げるビルドアップ走で、質の向上を図りました。ほんまかいな(笑)。

で、さすがに距離に対する不安感が大きくなり、10月に入って最初の週末、金曜日の夜から日曜日の夕方・夜にかけて3日間で計50kmを走りました(金:16km+土:12km+日:22km)。おー、やればできるもんや。しかし、疲労感は凄いです。また、とても暑かった今日は練習後も体が水分を欲するのか、水・お茶・コーヒーをがぶ飲みしています。本来であればレース前に一度は30km走をこなしておきたいところですが、あまり疲れを残してもいけないし、今回はちょっと無理かなあ。。。max25kmをこなせれば上出来か。

なお、距離は私にしてはそこそこ稼いでいますが、スピードは全然で、全盛時(フルを3時間22分くらいで走っていた頃)に比べて30~40%遅いスピードが精一杯で、今回の大阪も人がいっぱいで走りにくいことを差し引くとしても4時間半を切れるかどうかといったところです(汗)。まあ、大阪は記録を狙う大会でもありませんし、完走目標で楽しむことにします。


巨星墜つ 山崎豊子さん

2013-10-05 10:40:31 | 本と雑誌

作家の山崎豊子さんが亡くなられました。
まさに文壇の巨星墜つです。

Siroikyotou2 Kareinaruitizoku2 Humoutitai2 Futatsunosokoku2 Daitinoko2 Sizumanutaiyou2 Unmeinohito2

8年前の(!)ブログ記事で、北杜夫・井上靖・新田次郎という学生時代からの「御三家」に、女性作家の山崎豊子さんを加えて「四天王」としていたことを書きました。

私は大阪の船場などを舞台にした初期の作品は未読ですが、後に書かれた社会派長編小説の名作群を読んで愛読者になりました。 「不毛地帯」「白い巨塔」「華麗なる一族」「大地の子」・・・。山崎作品はどれもが手応え・読み応えずっしりです。池井戸潤の半沢直樹シリーズなどもとても面白く読んでいるのですが、山崎豊子さんの作品は別格のヘビー級といった感じです。

主人公をはじめとする登場人物の歴史にもてあそばれるような人生、絶望感、望郷の思い、信頼と裏切り、苦渋の選択、かすかな希望、正義感と強靱な意志。そこから来る感動度や感銘度、ハラハラ感が凄いです。秋の夜長を過ごすのにぴったりの作家さんでした。
硬派の女性作家では他に高村薫さんの作品が好みですが、また山崎作品とは若干異なったテイストですね。これもブログのどこかで書いたかなあ。

山崎作品にあえて順位をつけてみました。エイヤーの面はあります。
マラソンレースに例えると・・・

  先頭は2作品がつばぜり合い  「不毛地帯」    「白い巨塔」

  僅差の3位にも2作品       「華麗なる一族」 「大地の子」

  更に僅かに遅れて         「二つの祖国」  「沈まぬ太陽」

  近作は少し離されて7位      「運命の人」

といった感じでしょうか。

数年がかりのもの凄い取材のため寡作です。しかし、いずれの作品も綺羅星のごとく輝いています。今後、山崎豊子さんの作品を読めないのは実に残念です。
週刊誌の連載が始まったばかりだった「約束の海」は未読ですが、20回分くらいは書き終えておられるそうなので、読んでみたいものです。