ひろの東本西走!?

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プラハ・ウィーン旅行記(第5日目-2)

2008-04-10 23:01:02 | まち歩き

天気が今イチなこともあって、午後からはウィーン・フィルの本拠地でありニュー・イヤー・コンサートの会場としても有名な「ウィーン楽友協会」の内部見学ツアーに参加することにしました。ウィーンでも毎日どこかでコンサートが開かれており、それに行くことも考えたのですが、既にプラハでコンサートを鑑賞したこともあって、どうせなら黄金のホールをじっくり見ようと内部見学ツアーに変更しました。

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この日の昼食を街角のサンドイッチで軽くすませた後、集合場所に行ってみると、既に5、6人が集まっていました。ツアー参加者は開始時間が近づくに連れてどんどん増え、最終的には何と約30人になりました。後から旅行社の方に聞いたら、最小催行人員の3名に満たず中止となることも多いそうで、30人くらいと話したら驚いておられました。この日は音楽好きが多い日だったのでしょうか?

最初に玄関ホール(?)で簡単なレクチャーがありました。説明は英語ですが、まあ何となく半分くらいは理解できました。良かったー。そしていよいよ黄金のホールへと進みます。。。

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観客席横手の扉をくぐってホールに入った瞬間、参加者から一斉におぉーっ!といった感じのどよめきが起こりました。どう表現したら良いのでしょうね。豪華絢爛、華麗にして繊細・・・。黄金色満載なのですが、なぜか落ち着きも感じられます。天井に描かれた絵も見事です。あまり広くはないと聞いていましたが、確かに幅方向は狭いですね。ホールの形状は完全なボックスタイプで、これが世界一とも言われる素晴らしい響きの秘密のようです。高い位置には窓が多数あり、結構明るいのにも驚きました。写真ではこの空間の凄さ・素晴らしさがなかなか伝わりません。やはり現地で目と耳と肌で感じるのが一番です。

参加者の多さに気合いが入ったのか、案内のお姉さん(ちょっと中山エミリ風)の説明にも熱がこもります。黄金色に輝いているけれどもホール内部は全て木製であること、床下には座席を収納できるように空間が広がっており、これが共鳴箱(?音響ボックス?)のような働きをして、より素晴らしい音になるetc.
説明に熱が入りすぎて自由に写真を撮る時間が少なくなってしまいました。慌てて撮ったので構図を考える余裕も無かったのが残念です。ビデオも撮りたかったのになあ。。。まあ、この空間に身を置いただけでも幸せに感じないといけませんね。でも、いつの日かこのホールでウィーン・フィルの演奏を聴きたいものです。

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次に見学した小ホールである「ブラームス・ホール」↓がこれまた素晴らしかったです。特にホール後方部のあたりが凄い!ここはある意味、黄金のホールを上回っているとも言えます。

「ウィーン楽友協会」は、今回の旅行でとても印象に残ったものの一つでした。こんなホールは日本には無いですからね。ウィーンに行かれるかたはぜひ、内部見学ツアーに参加してください。

そうそう、この見学の後でケルントナー通りを歩いていたら、指揮者のズビン・メータ氏とすれ違いました。日本に帰ってから調べてみると、この時期メータ氏はウィーンで指揮棒を振ることになっていたので、まず間違いないと思います。シェフの小澤さんだったらサインを貰ったんやけどなあ。

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