天満教会の見学を終えた後、一行は淀屋橋(西天満)にある大江ビルヂング(大正10年築、設計:葛野壮一郎)を目指しました。現在は東側の土地が整地されているため側面部がよく見えます。こうやって眺めると結構な量感ですね。玄関がある角部からのアングルの印象が強いので、側面からの眺めには新鮮な驚きがありました。この建物は内外ともにどこから見ても、どこを見ても一級品だと思いますが、景観を台無しにしている多数の電線がいただけません。何とか地中埋設にしてほしいものです。
大江ビルヂングは内部の写真撮影が禁止されているのが残念ですね。以前、それを知らず写真を撮って注意されたことがあります。裁判所に近いという場所柄かこの建物には司法書士事務所などが多いのですが、写真撮影禁止はそれらとも関係しているのでしょうか?ギャラリーなども入っているし、もうちょっとオープンでも良いと思うのですが。。。玄関部だけとか、フラッシュ無しなら全然問題ないような気もしますし。そうそう、私の出向元の会社が近所にあるので、昔、ここの会議室を借りたりしたこともあります。その頃は古いビルやなあと感じただけだったかな?上の方の階に上がってみると、建物の中央部は低層階のみになっていて、その屋上部には採光のためのトップライトがありました。
この日の最後は、近くにある曾根崎変電所の外観を簡単に見学しました。水平線・垂直線が強調されたダイナミックな造形が特徴です。かつては落書きなどもあってもっと薄汚れていたのですが、現在は外壁も塗り直されたようで興味のある人にとってはかなり見応えがあります。
見学会終了後、川島先生を含む有志10数名でビアホールの「ニュー・ミュンヘン」でちょっと早い忘年会兼懇親会を楽しみました。私は10月からの参加で皆さんのお名前やお顔もよく存じあげていないのですが、全くと言っていいほど気をつかうこともなく、美味しいビールを飲みながらワイワイガヤガヤと賑やかに過ごしました。幹事&連絡係を務めて下さいましたK林さん・N宮さん、どうもありがとうございました。