ひろの東本西走!?

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糸魚川駅の煉瓦造機関車庫

2009-08-04 22:33:00 | 近代建築

JR糸魚川駅にある煉瓦造の機関車庫(正式名称は「JR糸魚川列車区機関庫」(?)」が北陸新幹線延伸工事に伴って解体の危機にあるということを、ぷにょさんのブログ”まちかど逍遥”で知りました。このレンガ車庫は、大正2年(1923年)4月の北陸本線全通に備えて、大正元年12月に竣工した機関車の車庫であり、両妻壁と桁下全てが純煉瓦造の、機関車と客車の二輌連結が三列入る広いエリアを擁した建物だそうです。

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この車庫はかつて大阪~糸魚川~南小谷~松本~名古屋~大阪と巡ったとき(南小谷で下車、知人の家に1泊したはずです)に一度見ただけですが、とても印象に残っています。このときは往路に夜行急行の「きたぐに」を利用し、糸魚川で大糸線に乗り換えるときにこの車庫を見ました。時期的には10月頃だったでしょうか?早朝に着く糸魚川で乗り過ごさないように、小さな目覚まし時計まで持って行ったのを覚えています(汗)。この頃はまだ携帯電話を持っていなかったのかな?

最初、糸魚川に着いたとき、煉瓦車庫は夜明け前の闇の中に浮かんでいたような気がします。1時間弱の乗り換え待ちの間に次第に空が明るくなり、車庫の姿もハッキリしてきたことを覚えています。記憶が定かでないのですが、3連アーチが美しく見事で、夜明けの前後ということもあって神秘的かつ幻想的な感じもありました。当時はまだ銀塩カメラ(ただしコンパクトタイプ)を使っており、ここにアップした写真はそれをスキャナで読み取ったものです。この写真は「まちかどの近代建築写真展」にも出典しました。よほど気に入ったんでしょうね。こんな素晴らしい車庫が解体されてしまうとは!絶句です。

南小谷には、建築仲間と参画した登録文化財の推進や村の活性化活動のお手伝いなどで、大阪から2年間で6回くらい通ったでしょうか。茅葺き民家の茅おろしを手伝ったり、山奥の茅葺き民家の調査合宿を敢行したり、建築・まちおこし関係の講演会や文化公演(ひとり芝居や津軽三味線など)を企画したりで楽しかったなあ。


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