やはり足(第一中足骨と呼ばれるあたり)の痛みがあるため、今日も午後にランニング代替の自転車による近場の建築探訪に出かけました。
谷町6丁目界隈をグルグル巡り、寒くなってきたしそろそろ帰ろうかなと思って何気なく道を右に曲がると・・・そこで出くわしたのがこのお宅です。おおーっ、こ、これは!?
かなり大きな邸宅で、ヴォーリズ風の煙突が3つもあります。外壁と塀は荒い仕上げで、サッシはハッキリとは分からないものの木製のようです。窓には全て鎧戸がついており、これも見事に洋風です。
邸宅の北側には3階建のこれまた大きな倉庫風の建物がありました。1階は車庫のようですが、こちらの用途はちょっと想像がつきません。
この出窓の雰囲気もちょっと珍しいかもしれません。
正門の置物は中国風?(沖縄風?)でしょうか。門扉のすきまから3連アーチが見えており、不思議なテイストもあるものの、かなり本格的な洋館であることがうかがえます。
雨樋も細かな意匠が施された銅製で、緑青がいい感じです。
帰宅後にネットで少し調べたのですが、どうも情報らしい情報がなさそうで、古い建物であることは間違いないものの詳細は不明です。また、この近くにもう一軒、会社建築でなかなか趣のある建物もありました。偶然このような建物を発見するのがまち歩きの最大の魅力で、やっぱりやめられませんね。
◎情報追加(2012-0213夜)
びんみんさんから教えて頂きました。
この建物は何と大正年間に建てられた旧木子七郎邸だそうです。
びんみんさんは2007年にこの建物を見つけられ(素晴らしい!)、
”谷五のスパニッシュ屋敷”としてブログにもアップされていました。
旧木子七郎邸と分かったのはその翌年とのこと。
それにしても、大正年間に建てられたというこんな凄い建物が
今でも町の真ん中にひっそりと、しかし、きちんと残っているとは……。
大阪もまだまだ奥が深いです。
ここ、旧木子七郎邸です。
大阪のまちなかにこんなものが残っているというのがすごいですよね。
おぉーっ!木子七郎自邸でしたか!
びんみんさんは5年前に見つけておられたんですね。素晴らしいアンド凄い!私は全然知りませんでした。
それにしても、こんな凄い建物が今でも町の真ん中にきちんと残っているとは……。良い意味で絶句です。
ひろさんのブログを参考に旧木子七郎邸を訪ねてきました。
遅れながらですが、こんな凄い建物あったんですね。
ありがとうございました。
こんにちは。
このお宅を見たときはビックリしました。
そして、旧木子七郎邸と知ってそれ以上にビックリ!
大都市のど真ん中にこんな建物が残っているとは、
建築探訪の隠れた醍醐味ですね。