ひろの東本西走!?

読書、音楽、映画、建築、まち歩き、ランニング、山歩き、サッカー、グルメ? など好きなことがいっぱい!

旧杉山家住宅の螺旋階段

2009-09-15 23:06:24 | まち歩き

富田林探訪記の2球目も変化球です。

重要伝統的建造物群保存地区である旧寺内町の代表的な建物であり、重要文化財の旧杉山家住宅は素晴らしいものでした。しかし、実は私が最も気をひかれたのは小さな木製の螺旋階段なのです(重伝建地区の建物や風情については、また別記事で)。

旧杉山家は明星派の歌人・石上露子(いそのかみつゆこ、本名・杉山タカ)の生家でもあり、この螺旋階段は後に改修した際に石上露子の希望で(?)作られたものとのです。和風の町家にあってここだけがハイカラ、モダンな感じなのですが、全体の雰囲気にうまくマッチしています。

手すりの装飾やカーブなどが優美ですね。小さな階段ですので、おそらくは頭が当たらないようにということでしょうか、昇降する部分の頭上がアーチ状にくり抜かれていますが、ここのデザインも手抜きなしです。側面のドアに?とも思いましたが、横の通路部のドアを開いたときにこの側面に収めるようにしたものか、ドアを側壁に利用したもののようです。これも面白いです。

注)撮影モードの違いで色が様々になってしまいました。ご了承ください。

P1280079_t

P1280031_t P1280068_t P1280065_t P1270987_t P1270989_t  P1280081_t P1280035_t P1280037_t

この階段を見ていると下関の秋田商会にあった螺旋階段を思い出し、以下にその写真もアップしてみました(撮影:2003年3月)。旧杉山家のものは四角の中にはめ込んだような形で、秋田商会のものは円形です。形はスペース制約による関係もありそうですね。

20030302133_t 20030302132_t 20030302131_t


最新の画像もっと見る

4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
機能性と美の追求ですね。 (yume)
2009-09-16 22:03:02
機能性と美の追求ですね。
素晴らしいです。
返信する
☆yumeさんへ (ひろ009)
2009-09-16 22:51:51
☆yumeさんへ

内部見学ができた旧杉山家住宅だけで1時間半近くを過ごしました。
確かに機能性と美がうまく調和していますね。

富田林探訪記も次は直球の予定です(笑)。
返信する
私も秋田商会の階段を思い出しましたよ。 (ぷにょ)
2009-09-23 00:42:44
私も秋田商会の階段を思い出しましたよ。

階段の上り口の上の梁(二階床?)の面取りが素晴らしいですね。
こんなの見たことありません。
四角いスペースなのに確かに螺旋ですね。憧れだったんでしょう。

富田林にこういう面白いものがあったとは知りませんでした。
返信する
☆ぷにょさんへ (ひろ009)
2009-09-24 22:41:36
☆ぷにょさんへ

秋田商会の年期の入った階段も良かったですね。

>階段の上り口の上の梁(二階床?)の面取りが素晴らしいですね。

私もこれを見たとき、おぉーっ!と思いました。
富田林、面白い町です。
返信する

コメントを投稿