篠山マラソン（詳細編）

慢性的な練習不足ながらも目標タイムを上回って無事に完走した篠山マラソン。昨年１１月に走った福知山マラソンと比較しながら、もう少し細かくふり返ってみました。
☆写真は、篠山マラソンのホームページより

　　　　　　　　　　　　　２００９篠山　　２００８福知山

　　スタート地点まで　　　　　１６”　　　　　１’４９”
　　　　　５Ｋ　　　　　　　２７’０７”　　　　２７’４２”
　　　　１０Ｋ　　　　　　　３０’１７”　　　　２７’４２”
　　　　１５Ｋ　　　　　　　２９’０９”　　　　２８’３４”
　　　　２０Ｋ　　　　　　　２９’５６”　　　　２９’５６”
　　　　２５Ｋ　　　　　　　３１’０３”　　　　３０’５６”
　　　　３０Ｋ　　　　　　　３１’２７”　　　　３２’４７”
　　　　３５Ｋ　　　　　　　３１’４８”　　　　３４’４８”
　　　　４０Ｋ　　　　　　　３０’２９”　　　　３５’０６”
　　　ゴール　　　　　　　１２’１６”　　　　１５’１９”
　　ＴＯＴＡＬ　 　　　　 ４°１３’４５”　     ４°２４’３８”
     （ネット　　　         ４°１３’２９”　　  ４°２２’４９”  ）

篠山は、５～１０Ｋでのトイレによるタイムロス約１’３０”を含む。

福知山のコースは、おおむね前半：下り、後半：上り。一方、篠山は、３０キロまでは大きな上り下りも１、２箇所あるものの、おおむね上りで、以降はゴールまで下りと対照的なコースです。序盤は、一緒に参加したチームのＮｉちゃんと「飛ばしすぎないように」と話しながら、マイペースをキープ。今回も距離に対する不安・大だったので、とにかく終盤にバテバテ・ヨレヨレで極端なペース・ダウンにならないよう、３０．６キロの折り返し点までは、無理せず焦らずに走りました。

５キロごとのラップタイムは、３５キロまでは少しずつタイムが落ちていきましたが、私にしては珍しいくらいイーブン・ペースに近いタイムで、これは前半を抑え目で走った効果ですね。福知山では２５キロ以降にガクッとタイムが落ちていったのですが、今回は後半に入ってもさほどペースは落ちなかったですし、疲労感などもあまり感じず、折り返し点まで来て、これは最後まで持ちそうだとの感触を得ました。

そして、３０キロ地点でゴールタイムは”４時間３０分以内はまず間違いなし”と確信し、その後も予想タイムは”４時間２０分も切れそう”　→　”４時間１５分くらいかも”　と変化し、４０キロ地点では”スピードを落とさなければ４時間１５分以内も可能”と分かり、ラスト２キロはちょっくら頑張りました。結局今回、３５Ｋ以降は、疲労感は当然あったものの脚はまだ動いており、ラスト２キロは前をゆく人を一応どんどんと追い抜いて、ちょっとはランナーらしく気持ちよく走ることができました。それまでに４０００人くらいに抜かれたと思いますが、最後の最後にわずか１００人くらい（？）とはいえ抜き去るのは快感でした。タイムそのものは自己ベストより５０分も遅く、全然なのですが、現在の走力と練習量から考えると、とくに終盤は会心のレースでした。こういう走り方もあるんやなあ。。。と勉強になりました。

１１月の福知山マラソン以降、３ケ月ちょっとの間に走ったのは結局、たったの１１日間のみでした。走行距離は約１５０ｋｍで、そのうちロング走は２０ｋｍ・２５ｋｍ・３１ｋｍが各１回でした。回数の割には距離はまずまずですね。

普通、フルマラソンを走るには（最低でも）１００～１５０ｋｍ／月× ３ケ月くらいの練習が必要と言われますが、私の場合はその１／３～１／２くらい、よく走る人に比べたら１／５～１／４くらいなので、今回の結果は上々でしょう。また、走ってはいないものの、建築探訪でほぼ１日中歩き回ることも多いので、これが下支えになっているとは思います。

当日の天候は晴れときどき曇りで、日射しのあるところでは暑く、一方、日陰で風が強いところでは肌寒くて、手袋を外したりはめたり、長袖シャツのそでを上げたり下ろしたりと結構忙しかったです。なかなかウェアの選択が難しかったですが、結果的には上：ロングスリーブ・シャツ、下：セミロング・タイツ（何と前日の夕方に購入）で丁度良かったと思います。

今年の篠山は参加者が多く、約１０，０００人のランナーが走ったそうです。沿道の応援やボランティアの方は福知山に比べるとやや少ない感じはしましたが、高校生の吹奏楽の応援（私が通ったときは爆風スランプの「ランナー」でした。ｖｅｒｙ　ｇｏｏｄ！）、中学生の女の子（バレーボール部だったかな？）や少年野球チームの子供達の熱烈応援にずいぶん元気付けられました。また、毎年２０キロ地点で待っていて下さる有森裕子さん（ハート・オブ・ゴールド代表）、コース上でランナーに声をかけながらにこやかに走られていた市橋有里さん（世界陸上セビリア大会女子マラソン銀メダリスト）とハイ・タッチさせて頂きました。市橋さんとは２回も。そうそう、ゲストのかつみ＆さゆりさんともね。

沿道からの差し入れも多く、私は、バナナ：半切れ＊２、リンゴ：１／１６切れ？、みかん：１切れ、飴：４ケ、チョコレート：１ケを頂きました。途中から目標タイムを上回ることができそうと分かったこともあって、今年はレース中のシシ汁はパス。

ひとつ気になったのは、沿道でお皿の上にチョコやあめなどを乗せて「いかがですかー」と声をかけて下さる方が多く、とても有り難かったのですが、そこにスピードを出したまま手を差し出してガッとひと掴みし、チョコレートなどをバラバラッとこぼしながら走り去るランナーがいたことです。ゴメンナサイという声をかけたかどうかは分かりませんでしたが、そんなに急いでどうする？と思いました。私などは終盤は少し立ち止まり気味に「どのあめにしようかなー」などと選んでいましたから。

今回一緒に走った仲間もみんなまずまずの走りができたようで、良かったです。私の場合、３ケ月間、１５０ｋｍ／月の練習をこなせたら、またサブフォー、うまくいけば３時間５０分くらいで走れそうな気はしますが、それだけの練習をするガッツと時間があるかですね。まあ、この冬にエントリーしているレースは終了しちゃったし、とりあえずランは小休止です。次は家族スキーで信州へ！