全く予備知識なしで読んだのだが、不思議な味わいの小説だった。
刑事の九野が出てきたときは、うん?刑事物か?と思ったのだが、読み進むうちに、どうもそうではないと感じた。この小説はどういったジャンルに含められるのだろうか?ミステリーでも犯罪小説でもないような気がしたのだが。
平凡ながらも幸福だった家庭がとある事件をきっかけに少しずつ崩壊していく物語。家族の交通事故の後、神経症にかかり不眠症に悩まされてきた刑事が実は既に壊れていて(?)、最後に救われる(?)物語。この2つの物語がクロスしていたということかな?
夫(及川茂則)は放火事件の後、何もせずに何もできずに堕ちていき、妻(及川恭子)はのたうちまわって堕ちていく。男はもろくて弱く、女は強くたくましいということか。しかし、それにも限界があり、更なる事件へと繋がっていく・・・。
夫に愛想をつかした妻が放つ言葉は痛烈で、言葉つきまでがコロッと変わったのには驚いた。
「~するんだよ!」「耐えろって言ってるの」「あんた死ねば」
あー、おっとろしー(ああ恐ろしい)。
読んでいる最中、九野の義母はちょっと不思議な感じの人物だなあと思っていたが・・・。ミステリアスな味わいもありましたね。「おぬし」というえらく古風な表現を使う同僚の佐伯。若い刑事・井上。九野のことを気遣い、助け、かばう彼らも印象的だった。
好きなタイプの小説ではないのだが、なかなか凄い作品だったとも言える。
◎参考ブログ
本を読もう(2007-04-27追加)
雑誌の表紙とかを写真に撮ってブログに載せるのって
著作権とかの問題はないのでしょうか?
ひと言出版社に断りを入れる方が無難ですか?
※ローカルランお疲れ様でした。
打ち上げだけ参加という、ふざけたことして申し訳ありませんでした。
ローカルラン、打ち上げ参加ありがとうございました。
みんな色々都合もあるし、打ち上げだけ参加も当然OK!大勢で楽しくやらなくっちゃ!nishioさんの参加は大歓迎でしたよ。
著作権については正直言ってよくわかっていません(^_^;
僕の場合は、Amazonや大手書店などのサイトで書名を検索し、そこから表紙画像をダウンロードしています。
そして、自分のブログに用いるときは、エントリーのタイトルに著者名を、画像の横に出版社名を書くようにはしています。本当はAmazonからとかも書くべきなんでしょうけど、省略してます。少しくらいは”宣伝してあげてる”ことになっているのでは?といった感覚もありますしね。
僕はやっていませんが、アフリエイトと言って、広告を自分のブログに掲載するかわりにモノが売れたら多少のお金(パーセントにしたらしれていると思いますが)が入ってくるという仕組みもありますね。
表紙画像とかは多くの人が使っているので、あまり深く考えたことがなかったです。他の人はどうなんでしょうね。
ワタシはamazletツールを利用しています。
http://app.bloghackers.net/amazlet/
誰でも簡単に商品画像つきリンク(htmlタグ)が作成できます。
ベンリですよ。
基本的には、アフィリエイト用のプログラムなんですが、
アソシエイト・ID(アフィリエイト用のID)を入力しなくてもOK。
その場合はゲスト扱いとなり、当然IDなしのhtmlタグが作成されます。
つまり、このツールに限らず、IDなしで商品画像リンクを
自分のHPにて使用するという行為は、Amazonの商品を、
ボランティアというか無償で宣伝してあげてる状態となるのです。
少なくともAmazonはそういう考え方みたいです。
ちなみに「はてなダイアリー」や「アメーバブログ」は、
記事(日記)作成欄に、最初から「amazletツール」のような
Amazon連動の商品画像リンク育成プログラムが組み込まれています。
つまり「あなたのブログで、どんどん商品を宣伝してくださいよ~」
ということなのです。
ただ、著作権うんぬんというよりは、ほとんどの無料ブログは
アフィリエイトを禁止してますんで、そっちの配慮のほうが重要かな?
http://www.ma-mate.com/#hikaku
ひろさんのように、商品画像の直リンク先が画像提供サイトにない場合は
実際のトコロ、ちょっとどうなのか分かりません(苦笑)
まあ、営利目的でなければ、おそらく大丈夫でしょう。
そんなの言い出したらきりがないもんね。
追記:
ひろさんの邪魔のレビュー。う~ん、微妙な感想ですね。
奥田作品これから入るのって、結局どうなんだろう?
と、いうことですnishioさん。
って、わかりますかねえ?
☆アトマツさんへ
例の件、模倣犯へのレスも見てください。
「邪魔」は誰にでもオススメできる作品ではないです。
私はこれしか知らないので何とも言えないのですが、他にもう
ちょっと単純明快な作品があるのなら、そちらから入る方が良いかも。
アトマツさんトコで見かける「そらさん」が読んでますよ。
名前見かけてことあるかな?
http://xxxsoraxxx.blog11.fc2.com/blog-entry-16.html
彼女は本友&ブログ友です。 ほんわかした感想を書く方ですよ。
宣伝しておきま~す。
(そらさんトコにも書いてこよっと)
そらです。
実は数日前にこそ~っとお邪魔させてもらっていました(^o^)
「模倣犯」の感想に、うんうんと大きくうなずいてました。
「邪魔」、不思議な味わいの作品でしたね、本当に。
主婦及川恭子、君はこれでいいのか?!と思いました。
読んでいる途中は何かに急かされるように一気に読みました。
「最悪」も同じ雰囲気を持っていますが、私は「最悪」のほうが読後感がよかったです。
もしよかったらど~ぞ♪
また、ちょくちょく遊びに寄らせていただきますね。
よろしくお願いいたします。
ゆきうさぎさん、お友達の紹介ありがとう!
なんだか”友達の輪”って感じですね。
「邪魔」、ほんと不思議な感じの作品でした。よくあんな小説を書けるなー。
私はラストについてはあまり違和感は無かったような気が・・・。
日本映画で藤山直美が主演した「顔」(横山秀夫とは関係なし)という作品があったのですが、ラストの雰囲気(あくまで雰囲気)が似ていたかな?「わたしは絶対につかまれへんねん!」
及川恭子は怖さ故に夫の告白をあえて受け付けようとせず、現実から目を背けて堕ちていきましたね。夫婦の会話が少しでもあれば、あのような悲劇には至らなかったのに・・・。箱根への最後の家族旅行、哀切でした。
「最悪」も読んでみたいと思います。
これからもよろしくお願い致します。
ひろさん、『最悪』よりも先に『イン・ザ・プール』を読んではいかが?
図書館の棚にボソッとありますよ。 『空中ブランコ』もいいですよ。
『サウスバウンド』もとっても良いですよ。
奥田英朗に『最悪』なイメージを持たないよう、お『邪魔』してみました。
∩∩
(=^・^=)
ちょっとアトマツさん風・・・(?)
うーーーむ、奥田英朗の次回作どれにするか迷いますね。
じゃー、まー『イン・ザ・プール』にしますか!
アトマツさん風のコメント、ありがとうございました。ニヤリ。
とりあえず、載せようと思う出版社に問い合わせたところ
問題ありませんということでした。
逆にお礼を言われてしまうほど問題ないみたいです。
最近は、著作権とか個人情報とかで過剰反応が多く
慎重になってしまいます。