先日、雑誌「大阪人」2月号に掲載されていた、そば切りの「文目堂(あやめどう)」(大阪市中央区安堂寺町2-2-26)に妻と行って来ました。文目堂は2009年4月にオープンした新しいそば屋さんですが、そば通の方を中心にかなり人気があるようです。
私はそばも好きですが、まずは雑誌で見たお店の外観に大いに惹きつけられました。昭和10年頃に建てられた3階建ての長屋を改装されたそうですが、その外観もインパクトがあります。入り口に向かって右手の窓まわりなどは凄い佇まいです。このような長屋はこれまでにあまり見たことがありません。
お店の中はとても静かでした。一人あるいは2人連れのお客さんが多いようでしたが、皆さん静かに喋りながらそばの味を楽しんでおられるようでした。
お昼の部、最後の客となった私たちが案内された席は、お店の一番奥にある巨大な一枚板のテーブルの席でした(下の写真は他のお客さんが帰られてから撮ったものです)。この席からは、かつての床の間や欄間、お庭の”つくばい”(手水鉢?)などの様子がよく分かります。そば屋さんにこのような空間はよく合いますね。
さて、肝心のお料理です。この日、そばの前にまず「板わさ」と「大豆のえび煮」を頂きました。このお店はお酒を楽しんでもらうこともモットーにされているようで、確かに冷やで一杯やりたくなりますね。
そしてメインの蕎麦は、私が「辛み大根おろしそば」、妻が「大和芋とろろそば」(いずれも細切り)を注文しました。二人とも特にそば通といったことはないので、どう表現したら良いか分からないのですが、なかなかコシがあって歯ごたえ十分。出汁も美味しかったです。
なお、鴨汁そばが名物のようですので、次回はぜひそれを頂かなくては。また、器がすべて素晴らしく、特製の細身の割り箸や爪楊枝も味わいがありました。
外から見て凄いインパクトがあった入り口脇のお部屋は元応接室だったそうです。最後は私たち以外にもう一組お客さんがおられたのですが、お店の方に許可を頂いて元応接室の写真も少し撮らせて頂きました。
立派な格天井(但し、細かいデザインも施されています)をはじめ、照明や窓まわり、壁(腰壁を含む)、棚など見どころがいっぱいです。ここは、これまでにあまり経験したことがない不思議な、しかし、魅力的な空間でした。
「文目堂(あやめどう)」は全体としては和風基調で、改装の仕方なども素晴らしいのですが、洋風(一部和洋折衷)の元応接室も凄かったです。
そばが美味しくて、お酒も楽しめそうですし、なおかつ建築ファンであればご機嫌になること間違いなしのお店でした。ただし、大人数でガヤガヤといった感じはなじまないようです。
こんにちは。
ご無沙汰しております。
ここは私もちょっとビックリでした。
そばも美味しいですし、自信をもってオススメできます。
東京にも古い民家や町屋などを生かした旅館やお店がたくさんあるんじゃないですか?
ランニングの方は3月の篠山フルを目指して割と真面目に練習していたのですが、3週間ほど前の練習中に太もも裏側(ハムストリングというところ?)の肉離れを起こしてしまい、半休養中なのです(汗)。
さすがに大阪です。
歴史があります。
ここ、凄いでしょう?
>長屋・・・三階建ての?
雑誌の記事の表現をそのまま使ったのですが、長屋ではなく町屋の方が正しいかもしれませんね。
こちらは和風部分も素晴らしいのですが、やはり豪華な元応接室が出色です。
うろこのように並んだステンドグラスは室内側は壁の中に塗り込められているようで、光を通して見ることができないのが残念無念。
しかし、とにもかくにも必見&必食です!
ぜひ大阪にお越し下さいませー。
重厚で、繊細な建物ですね~
素敵な建物、以前は何屋さん?
普通の住居?
長屋・・・三階建ての?
外から見える、洋風窓のアイアンも素敵ですが、
うろこのように並んだ、ステンドグラスも素敵!
応接間の、天井の梁や、腰板の飾り淵も、
高級感があって、
なかなかの、リッチな生活ぶりがうかがえますね^^
こんな蕎麦やさん、近くなら絶対に行きます・・・
行かないはずがない(笑)