JR畝傍駅に続いて、旧和歌山銀行橿原支店(旧第六十八銀行八木支店)です。建築年は昭和3(1928)年で、現在は結婚式場として利用されています。
ここの意匠は面白いですね。様式建築がベースであるとは思いますが、様々なアレンジがなされています。付け柱のオーダーは黒い柱頭がイオニア式を角っぽくデザインしたような感じですし、途中の黒い帯もユニークです。オーダー間の半円アーチは大阪の中央公会堂みたいですね。櫛型デザインもリズミカル。飛び出しの浅いベランダ(?)部分の形と細部装飾も印象的です。
ドア回りも全体的に素晴らしいですね。溝の浅い、淡色のスクラッチタイルと石の組み合わせに味わいがあり、外灯もいい感じです。
ここはじっくり見れば見るほど、細部を眺めれば眺めるほど、その素晴らしさや面白さが分かってきますね。
ふと周囲を見上げた先に見えたのが橿原市役所です。最頂部には管制塔のようなものが見えており、市役所としてはユニークだなと思いました。また、近くで見上げると軒の出が深く、なかなか印象的な陰影を描いていました。
前の職場の時は毎日 橿原市役所や畝傍駅の傍を車で通勤していたのでヒロさんも興味あるかなと思って見てました。
車だと通り過ぎるだけですが歩いて周るとより新しい発見がありますね。
近くの小さな繁華街には良く飲み行ってたのですけどね。
まだアメリカ出張中の為か非常に懐かしく感じます。
おー、こちらにもコメント頂けるとは!
京阪神はかなりカバーしていますが、滋賀・奈良・和歌山は遠くてこれまであまり探訪していません。今井町も行きたかったのですが、今回わずか1時間では無理でした。
そうですか、橿原市役所や畝傍駅の傍を車で通勤されていたんですね。
ミニミニ探訪でしたが、なかなか風情のある良い町でした。
今度は大和八木(八木西口)から今井町までずーっと歩いてみたいものです。
私は逆にアメリカに行きたいですね(笑)。