ひろの東本西走!?

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実家もレトロだった?

2010-08-22 00:43:30 | 日記・エッセイ・コラム

私の実家は堺にあり、盆と正月には家族で帰ります。最近になってうちの実家もよくよく見るとレトロなんやなあと気付き(?)、この夏に初めて意識して写真を撮ってみました。実家は築約50年の平屋で、レトロな味わいがあると感じるのは玄関とそれに続く廊下部分などです。

まずは玄関ドアです。木製で上部の明かりとりやドア本体の縦長窓が特徴です。縦長窓のちょっと高さをずらしたところや、磨りガラスも味わいありでしょうか。

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玄関に入ったところです。まあコンパクトです。

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そして見上げると、天井は網代になっています。但し、編んだものではなく、2種類の板を網代風に貼り合わせているようです。実は私がここの網代デザインに気付いたのはほんの2年前くらいでした(汗)。あれだけあちこちの建築物を見てきたのにね。灯台もと暗しです。

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作りつけの木製靴箱も、こうやって見ると色合いといいなかなか風情有り。

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玄関&廊下の照明です。これも昔のままです。傘の下部は竹細工のような模様になっており、アップで見ると結構細かくデザインされているようにも思います。取り付け金具のデザインは雲に三日月でしょうか?照明は以前からレトロとは思っていましたが、ここまでアップで見たのは初めてでした。実はトイレにも同様な照明がついていたのですが(デザインはよく覚えていません)、リフォームした際に取り替えてしまい、残念ながら残っていません。その当時、リフォーム会社の方がこれは良いから残されては?と語られたそうな。。。

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玄関脇の洋間(一応、応接間と呼んでいました)のドアも同じような雰囲気です。このような段?のついたガラスは何と呼ぶのでしょうね。

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玄関ドアや応接間のドアには真ちゅう(黄銅)製と思われる小さなノブがついています。かなりガタはきていますが、長年使ってきたので愛着が湧きます。

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夜、外から玄関部を撮ってみました。なかなかええ感じです。
自分では気付いていなかったのですが、私の建築好きはひょっとすると実家のレトロな雰囲気にもよるのかもしれませんね。

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6 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
本当に灯台元暮らしですね。 ヒロさんの家も昭和... (NOPPI)
2010-08-22 13:12:06
本当に灯台元暮らしですね。 ヒロさんの家も昭和の時代の香りが一杯です。 もうなくなったけど 小学校時代に私の実家の前の家を増築した時に窓の型ガラスの柄で両親が意見分かれていたのを思い出します、結局 2部屋が夫々の選択したもの使いましたが、父の選んだ方の新製品は、その後あちこちの新築で見たからヒット商品になったのでしょう。 今でもその柄の型ガラスが入った窓見ると懐かしいですね。 5月に行った近江八幡でも見かけました。
今は欧米流で できるだけ太陽光取り入れる為に透明が主流で すりガラスも減りましたね。
でも こちらドイツでも新しい家はアクセントとしてぼかしのあるすりガラスを使ったりしています。 ミュンヘンで今度借りた家も一箇所入っています。
照明も懐かしいですね。 浜寺昭和町2丁~3丁の玄関の外に、門と言うか もう1つ格子戸の入り口のあるような家の軒下にもこう言うデザインが良く使われてました。
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☆NOPPIさんへ (ひろ009)
2010-08-22 21:55:14
☆NOPPIさんへ

ドイツからの長文コメント、ありごとうございます。
最近、携帯を変えたため(番号やアドレスは同じです)、古い方の携帯で受信したときのメールのレスがきちんとできておらず申し訳ないです。
そちらの生活は如何ですか?
ビールも安くて美味しいんでしょうね。

うちの実家は昭和30年代の住宅の香りが濃厚ですね。部屋と部屋などの仕切りのうち襖は1ケ所のみで、他は板戸(というのかな)で襖に比べて重量感があるのも特徴かもしれません。

型ガラスの柄で夫婦で意見が分かれて・・・とは、なかなかのこだわりようだったのですね。すりガラス・型板ガラスなどはちょっとしたデザインでも味わいがあって風情が出たりすると思います。ほおーっ、ドイツの住宅にもすりガラスが使われていますか。
そうそう、玄関先や門のところの照明にも写真のようなデザインの傘が使われていたりしますね。

この夏、実家と共に近所にある本家の方も挨拶・お参りを兼ねて行った際に少し建築的な目で眺めてきました。そちらも縁側のガラスや欄間などが良さ気でした。子供の頃はそこで従兄弟たちとよく遊んだのですが、広いなあとは感じていたものの、やはり良さには全然気付いていませんでした(汗)。

またドイツ便りもよろしく~。
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ひろさんのご実家、すてきですね~。 (びんみん)
2010-08-22 22:18:09
ひろさんのご実家、すてきですね~。
こういうドア窓のデザイン、戦前の住宅でも見たことがあります。
「ずらすデザイン」が好まれる時期があったのでしょうね。

そして、型板ガラス。
型板ガラスの全盛期は1960年代らしいですが、例外的に戦前からある「モール」というタイプだと思います。http://www.osgco.com/mold/nsg/nmorl.htm

照明もいいですね!
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☆びんみんさんへ (ひろ009)
2010-08-22 23:17:06
☆びんみんさんへ

生まれてウン10年、この家に住んで約30年(就職後もしばらくは自宅から通勤。その後はあちこちの工場の寮に入ったり、埼玉に転勤になったり・・・)、最近になってようやく良さに気付いた次第でお恥ずかしい限りです。大学が建築や環境関係の学科だったら、もうちょっと早く気付いたかもですが。

私もこういうドア窓のデザインは古くからある住宅で見たことがあります。

>型板ガラスの全盛期は1960年代らしいですが、例外的に戦前からある「モール」というタイプだと思います

おおーっ、確にこういうタイプですね。
今回写真に撮ってみて、なかなかお洒落やなあと思いました。
ご教授、ありがとうございました!

照明だけは何とか昔から意識はしておりました(汗)。
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昭和レトロな雰囲気が素敵なご実家ですね。 (mayumama)
2010-09-10 21:39:10
昭和レトロな雰囲気が素敵なご実家ですね。
網代風の天井やくつ箱も使い込まれていい味わいで
照明の金具もとてもしゃれてますよね。
丁寧に手入れをして使われてこられたんだなあということがよくわかって
すばらしいなあと思います。
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☆mayumamaさんへ (ひろ009)
2010-09-10 22:19:29
☆mayumamaさんへ

こんばんは。
こうやって写真に撮ると、何となく実物以上にレトロな感じがしますね。
照明の取り付け金具が一番オススメかも。

>丁寧に手入れをして使われてこられたんだなあ

うーん、どうなんでしょう?
子供の頃、廊下は時々雑巾がけはしましたけれど。

そうそう、レトロとは関係ないのですが、実家の台所-隣の部屋間のドアの所は勝手口から庭へ抜ける風の通り道になっていて、昼寝にもってこいなのです。
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