実際に読んだのは4月上旬ですが、とても読みやすく、通勤電車の車中で1.5日くらいで読了。後年の(?)宮部みゆきの名作群と比較すると、物語として、人の描き方として、やや軽すぎるかな?深みに乏しいかな?という感じがすることもあって、まあ合格点の70点としました。読後、少し日が経ったら内容を全て忘れてしまいそうな感じもしましたね。
ただ、人によっては、この軽みやユーモア感を評価されるかもしれません。私もユーモア感のある小説は好きなのですが、この作品については、もう少しだけシリアスな雰囲気が欲しく、終盤、誘拐事件の真相が明らかになるあたりも、もうちょっと味わいというか余韻が欲しかった気がします。悪くはないけれど、宮部作品としてはそれ以上でもないかな?といったところです。
【注:以下、ネタバレあり】
しかし、母さんが沢村氏に会っており、事件の計画も全て知っていたというのにはビックリ!!ここは素晴らしいと思います。
◎参考ブログ:
そらさんの”日だまりで読書”
苗坊さんの”苗坊の読書日記”
************************* Amazonより ************************
母さんと父さんは今年で結婚十五年目、僕は中学一年生でサッカー部員。そんなごく普通の平和な我が家に、ある日突然、暗雲がたちこめた。“放浪の相場師”とよばれた人物が母さんに五億円もの財産を遺贈したのだ。お隣さんや同級生は態度がかわり、見ず知らずのおかしな人たちからは脅迫電話があり、おまけに母さんの過去を疑う父さんは家出をし…。相場師はなぜ母さんに大金を遺したのか?こわれかけた家族の絆を取り戻すため、僕は親友で将棋部のエースの島崎と真相究明の調査にのりだした。
こんにちは!
私もブログ記事として残していなかったら、忘れてしまうと思います。
へぇーっ、「青い鳥文庫」にも入っているんですか。
とても読みやすいのでうちのチビさんたちに読ませようかな?
>読後、少し日が経ったら内容を全て忘れてしまいそうな感じもしましたね。
うはは!忘れるよ~o(^▽^)o
でも,何とな~く雰囲気だけ覚えてる…かな。
この作品,「青い鳥文庫」にも入っていることだし,少年少女が最初に読む推理小説としてはこのくらいのさらっと感がいいんじゃないかと思ったような。。。気もしなくはない。。。です。ハイ(^^;)
こんばんは。
お返し、ありがとうございます。
>少年2人が一生懸命で可愛かったですし^^
私は男性なのでそのような感想は持たなかったなあ。
苗坊さんのブログの感想で「男の心理を・・・」のくだりはめちゃくちゃ面白かったです。
私も続編を読まなくっちゃ。
お返しします♪
宮部作品の中では結構さらっと読める作品だったように思います。
少年2人が一生懸命で可愛かったですし^^
そういえば、続編はまだ読んでいないです。
読まなければ。