いつも参考にさせて頂いているgipsypapaさんのブログ”レトロな建物を訪ねて”で、東北大学( 旧制二高)の建物が解体か?との情報を知り、急きょアップしました。
この建物は明治24年竣工の東北帝国大学本部(旧制二高物理実験室)です。
私が東北大学の片平キャンパスを探訪したのは、仕事の関係で仙台出張をした際に立ち寄った2008年11月と今年2月の2回です。2008年11月の時にはまだ一応使われていたようで、5枚目・6枚目の写真はその際に玄関から内部を少し覗かせてもらったときのものです。タイルが張られた腰壁がしっとりとした落ち着きあり。今年2月に再訪したときには既に使用されておらず、確かそのようなことが書かれた張り紙があったかと思います。外観写真は再訪のときのもので、このときは天気が雪から晴に変わり、慌ててキャンパス内の各建物の写真を撮ったことを覚えています。この建物も結果的には風情のある姿をおさめることができました。
外観では正面玄関周りの造形と佇まい、木製の枠が使われてアーチもある窓、換気用の小屋根(?)などが特徴的です。ピンク色で丸みを帯びてぽってりした感じがする玄関部はユニークですね。
片平キャンパスには歴史ある建物が多数あり、全体的な佇まいもが素晴らしいのですが、この特徴的な建物が失われてしまうと寂しいですね。