水~木と東京・埼玉・群馬方面へ久々に宿泊を伴う出張がありました。水曜日は14時頃に工場に入れば良かったので、早朝に大阪を出て昨年8月の「灼熱の東京を歩く(鳩山会館、明日館ほか)」以来の東京ミニ建築探訪を楽しみました。
今回、まずは東京国立近代美術館工芸館(旧近衛師団司令部庁舎)へ。ここは、改修工事によって煉瓦造の建物の内側に鉄筋コンクリートの構造体が作られたものです。煉瓦好きの私ですが、結構大物が未見でした。この日の東京は快晴。青空をバックに濃い目の煉瓦色・白・塔屋の緑などが映えてビューティフルでした。
続いて、歩いて10分ほどの学士会館と博報堂へ。学士会館はシンプルなデザインですが、倶楽部建築らしい落ち着いた雰囲気があります。最上階のフラワーバルコニー(?)がなかなか可愛らしいです。博報堂は様式建築の名手・岡田信一郎の設計。銀行建築風ですが、オーダーの柱頭飾りは独特の紋様です。写真ではちょっと分かりにくいのですが、塔屋の意匠も華やか。この2つの建物は時刻が早すぎて陰の部分が多いのが惜しかったです。
次に目指したのは「旧岩崎邸庭園洋館」。
国指定重要文化財の超大物です。 ※以下、別エントリーに続く