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ひろの東本西走!?

読書、音楽、映画、建築、まち歩き、ランニング、山歩き、サッカー、グルメ? など好きなことがいっぱい!

最近読んだ本です(小説・新書・実用書など)

2018-05-17 22:15:02 | 本と雑誌

最近読んだ本で昨日は建築/旅行関係を挙げましたが、小説・新書・実用書は下記のようなものです。但し、こちらはゴールデンウィークやその前後だけではなく、4月以降と少し期間を広げました。

「コンビニ人間」(村田沙耶香)


「淳子のてっぺん」(唯川恵)


「理科系の読書術」(鎌田浩毅)


「あなたの文章が劇的に変わる5つの方法」(尾藤克之)


「脳のパフォーマンスを最大まで引き出す 神・時間術」(樺沢紫苑)

自分で言うのも何ですが、なかなかバラエティに富んだラインナップですね(笑)。でも、もっと読まねば!なお、読もうとチェック・リストアップしている本は常時30冊はあります。ただ、読む時間がなかなかとれないんですよねえ。他にもやらねばならないこと/やりたいことがいーっぱいありますし(汗)。


最近、読んだ本です(建築/旅行関係)

2018-05-16 22:51:58 | 本と雑誌

最近(ゴールデンウィークの連休やその前後に)、読んだ本です。

ここでは小説や新書・実用書などを除いた建築関係や旅行関係の本を挙げてみました。写真集的なものや再読したものも含めています。

「図説 アール・デコ建築」(吉田鋼市)※再読

「アール・デコ・ザ・ホテル」(稲葉なおと)※再読



「ニューヨーク 摩天楼のアールデコ」※再読

「図説 ニューヨーク 都市物語」※再読



「通販マーケッター岡崎太郎のニューヨーク旅日記」(岡崎太郎)



さて、これらの本を読んだのには何か意図があるのでしょうか?(笑)
それはこれからボチボチと明らかにしていきましょう。
ただ、今後どうなるかは分からないのです(汗)。


青の数学(王城友紀)

2018-02-03 22:49:18 | 本と雑誌

青の数学(王城友紀)

のんびりしようと決めたこの土日、以前に買ってあった「青の数学」を読みだしたらなんと面白いこと! 題材は”ひたむきな想いを、身体に燻る熱を、数学へとぶつける少年少女たちを描く青春長編”とのことで内容的には理解しがたい面もあるのですが、(一応)理系人間としては数字や数学の奥深い世界に引き込まれ、とても興味深く一気読みでした。すぐにでも続刊を読まねば!

~Amazonより~

その数式(まほう)が、君の青春を変える。雪の日に出会った女子高生は、数学オリンピックを制した天才だった。その少女、京香凜(かなどめかりん)の問いに、栢山(かやま)は困惑する。「数学って、何?」――。若き数学者が集うネット上の決闘空間「E2」。全国トップ偕成高校の数学研究会「オイラー倶楽部」。ライバルと出会い、競う中で、栢山は香凜に対する答えを探す。ひたむきな想いを、身体に燻る熱を、数学へとぶつける少年少女たちを描く青春長編。


みかづき(森絵都)

2018-01-27 20:42:04 | 本と雑誌

みかづき(森絵都)

数日前から読み出した森絵都さんの小説「みかづき」(2016年の作品)が面白く、完全休養日とした今日は結局一歩も家を出ずに昼寝を交えたりしながらも500ページ近い大作の中盤以降約300ページを一騎読みして先ほど読了\(^_^)/
森絵都さんの作品は以前から高く評価していましたが、この本も素晴らしかったです!

本の帯には「山あり谷あり涙あり。昭和~平成の塾業界を舞台に、三世代にわたって奮闘を続ける家族の感動巨編!」とありました。読んでいてふと、桜庭一樹さんの作品(「赤朽葉家の伝説」など)と似たような印象も持ったのですが……。
数百ページ読んできたラスト数ページに、大島家の歴史が凝縮されていたり、若者たちの純粋さ・ひた向きさや明るさなどが感じられて感動(吾郎と孫の一郎君、その彼女・井上阿里ちゃんの会話なども良かった~)。分厚い本ですがオススメです♪

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~Amazonより~

【祝】2017年本屋大賞第2位!!
【祝】王様のブランチ ブックアワード2016大賞受賞!!

「私、学校教育が太陽だとしたら、塾は月のような存在になると思うんです」
昭和36年。人生を教えることに捧げた、塾教師たちの物語が始まる。
胸を打つ確かな感動。著者5年ぶり、渾身の大長編。

小学校用務員の大島吾郎は、勉強を教えていた児童の母親、赤坂千明に誘われ、ともに学習塾を立ち上げる。女手ひとつで娘を育てる千明と結婚し、家族になった吾郎。ベビーブームと経済成長を背景に、塾も順調に成長してゆくが、予期せぬ波瀾がふたりを襲い――。

阿川佐和子氏「唸る。目を閉じる。そういえば、あの時代の日本人は、本当に一途だった」
北上次郎氏「圧倒された。この小説にはすべてがある」(「青春と読書」2016年9月号より)
中江有里氏「月の光に浮かび上がる理想と現実。真の教育を巡る人間模様に魅せられた」

驚嘆&絶賛の声、続々! 昭和~平成の塾業界を舞台に、三世代にわたって奮闘を続ける家族の感動巨編。

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年始以降色々あって(こちらなど)、各種の活動や行動を自重したり大幅ペースダウン中で、このブログの「本と雑誌」カテゴリで単独で記事をアップしたのも久々でした。

 


「64」力作! ドラマと映画と原作と

2015-05-20 21:15:59 | 本と雑誌

横山秀夫の傑作&超力作警察小説を原作とするNHKの土曜ドラマ「64」(全5回)が終りました。



私は原作(単行本)を2013年1月に読了していましたが、年明け最初の読了本がそのまま年末に決めている2013年MyベストBOOKSで圧倒的な第1位に輝いたのです!こんなことはまずないので、自分の中ではそれほど高い評価をしていたということですね。

当時の読書メモを少し振り返ると・・・・

「64」 (横山秀夫)  ★★★★★:95~100点

横山秀夫ワールド再び!
熱い熱い力作で凄かった・・・・。
3日くらいかかったが、一気に読ませてくれた。「クライマーズ・ハイ」の熱気がD県警内でずっと渦巻いていたような感覚の超大作。前作の「震度0」が期待度対比では若干”?”だったので、「陰の季節」「動機」「第三の時効」といった過去の名作群に匹敵する、いや凌駕する作品に再び出会えたのが嬉しい。100-5=95の5点分のマイナスは、終盤に起こった第二の誘拐事件の結末がやや性急・強引であったように感じたため。他の書評でも同様のことは多少書かれていた(終盤の展開/結末がやや強引etc.)。しかし、結末部も(一応)筋は通っていたとは言える。また、署で陣頭指揮をとっていた松岡捜査一課長(敏腕、凄腕。沈着冷静で豪胆さもあり。刑事の中の刑事であり、「影の刑事部長」とも。「第三の時効」の一班班長=第一係係長・朽木のような)が指揮車に乗り込んでの追跡劇などは凄い緊迫感あり。

全編にわたって主人公の三上たちが受ける/経験するプレッシャー・ストレスのもの凄いこと!これだけでも特筆もの。犯人vs警察、キャリアvsノンキャリア、本庁vs県警、刑事部vs警務部、広報室vs記者、広報室vs刑事部/警務課/秘書課。新聞記者たちにも県警担当者vs東京の花形記者があるなど、ありとあらゆる対立・半目の数々に絶望感すら漂う。しかし、「ウチの記者」などの地元意識も面白い。

などと書いていました(一部、今回微修正)。

 今回のドラマは原作にかなり忠実で、怒号と熱気が渦巻く横山ワールドの空気を見事に映像化していたと思います。ドラマもじっくりと作られた力作で、原作の熱烈ファンとしては嬉しい限りです\(^o^)/。ネットでは配役に多少疑問の声も上がっていたようですが、主人公である広報官・三上を演じたピエール瀧、その妻:木村佳乃、刑事部捜査一課長・松岡:柴田恭平、三上の部下である諏訪:新井浩文、美雲:山本美月など、私はなかなか素晴らしかったと思います。配役についてはみんな色々語りたくなるものの、ベストの配役なんて誰も決められませんからね。なお、ピエール瀧さんの演技をきちんと見たのは今回が初めてでした(汗)。

また、佐藤浩一主演で映画化も予定されており(2016年に2部作として公開)、そちらも楽しみです。限られた時間にグッと凝縮する映画。ドラマとはまた異なった凄さと面白さに期待したいと思います。

映画がどんな作品になるかはまだ分かりませんが、「64」の素晴らしさ・凄さは横山秀夫の原作に依るところが大であるのは間違いないでしょう。横山さん、数年に一作でも難しいかとは思いますが、ぜひまた熱烈ファンを唸らせるこんなハイレベルな作品を書いて下さい!熱望します。