サッカーW杯決勝の組み合わせはオランダvsスペインと決まりました。どちらが勝っても初優勝で、遂にブラジル、イタリア、ドイツ(西ドイツ)、ウルグアイ、アルゼンチン、イングランド、フランスに続く8ケ国目の優勝国が生まれます。決勝戦が待ち遠しいですね。
準決勝-1:ウルグアイvsオランダ
このゲームは午前3時30分キックオフでしたが、何とまず妻が起きてテレビをつけて見始めたそうです。その後、長男が前半30分頃から起き出し(ウルグアイ・フォルランの素晴らしい同点シュートを見たそうな)、そして、関東方面への日帰り出張帰りの私は、23時30分頃から4時過ぎまで寝た後、前半終了間際からの観戦となりました。
2-1とリードしたオランダの3点目は、スナイデルと並んで好調なカイトの正確なキックからロッベンがドンピシャのヘディングシュートを放ち、これはGKが一歩も動けない完璧なものでした。一方、1-3となっても決してあきらめることのなかったウルグアイも立派でした。同じ南米勢でも1-0とリードしながら追いつかれ、1-2と逆転されてからはガックリときたブラジルと違い、ゴール前のフリーキックから意表をつくプレーで1点差に迫ったシーンには唸りました。何というセンス、何という執念、しかし何という落ち着き。これで終盤にわかに緊迫感が増し、最後もシュートさえ打てれば・・・といったハラハラ、ドキドキのシーンが続きましたが、遂にゲーム終了のホイッスルが。。。
オランダ 3-2 ウルグアイと点を取り合っての見応えある良い試合でした。ウルグアイはスアレスの欠場が痛かったですが、素晴らしい闘志でした。一方、決勝進出を決めたオランダ。ファンペルシーはまだ本領発揮といかないものの、ロッベン、スナイデル、カイトの攻撃陣は動きが良くてスピードもあり、凄みがありますね。
準決勝-2:ドイツvsスペイン
この試合も午前3時30分キックオフでしたが、私が3時15分頃に起き出し、結局家族4人で深夜から早朝にかけて観戦するという凄い状況でした。教育上あまり好ましくないかもしれませんが、4年に一度、オリンピック以上ともいえる世界最大のスポーツイベントなのでね。これが我が家の教育方針かもです。
試合は最初からスペインの早く正確なパスが面白いように回ります。体格が似ている日本はスペインをお手本とすべきとか言われますが、本家のパスやトラップの正確さ、判断力を含む全てのスピード、ここぞというときにゴール狙う迫力などさすがにレベルが違います。アルゼンチンを4-0で撃破して”生まれ変わったドイツ”、一躍優勝候補とも言われ出したドイツでしたが、その試合とはうって変わったような動きでした。これもまんまとスペインのペースにはまったということでしょうか。
決勝点は後半28分、CKからのボールをプジョルが後方から勢いよく走り込んできての迫力あるヘディングがゴールネットを揺らしました。プジョルは前半にも威力あるヘディングシュートを放っていたので、狙い通りだったんでしょうね。
スコアは1-0でしたが、内容的にはスペインが圧倒していました。ドイツがオーッと思わせたシュートは1本だけだったかな?イングランド、アルゼンチンという強豪から4点ずつ奪って撃破してきたドイツが見せた意外な脆さ。相性などもあるとは思いますが、これもサッカーの怖さというか不思議なところですね。スペインのシャビ、ビジャ、イニエスタという攻撃陣もオランダと同様、素晴らしいです。ただ、ドイツも伸び盛りの若い選手が多いので、今後に期待がもてるといえます。
さあ、オランダvsスペインの決勝戦、8ケ国目の優勝国となるのはどちらか!?特にどちらが贔屓とかはないですし、個人的には迫力あるゴールシーンを見たいので、点を取り合っての3-2くらいの試合を期待したいです。