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ひろの東本西走!?

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映画「スラムドッグ$ミリオネア」

2009-05-07 22:42:41 | 映画

スラムドッグ$ミリオネア
★★★★☆:85~90点

Slumdog1

アカデミー賞8部門受賞作品。参考ブログとして後ろに挙げさせて頂いたアイリスさんと同じく、映画の日に観てきました。

いやはや・・・凄い映画でした。「クイズ・ミリオネア」を題材にした映画とは知っていましたが、まさかこのような描き方をするとは!私はてっきり「クイズ・ショウ」のような(? 実は私は見ていません(汗))やらせやショーアップの問題などを描いた作品----その背景には人種差別や偏見の問題があるのでしょうが----と予想していたら、とんでもない。良い意味で見事に裏切られた気がします。傑作と断言して良いでしょう。

****************************** goo映画より ******************************

インドのスラム出身の少年ジャマールは人気番組「クイズ$ミリオネア」に出演し、あと1問で2000万ルピーを手にできるところまできた。しかし、これを面白く思わない番組のホストは警察に連絡。彼はズルをして正答を得ていたとされ、詐欺容疑で逮捕されてしまう。ジャマールは警察署での警官の厳しい尋問に対し、正答を知ることになった自分の過去を話し始める。そこには1人の少女を追い続けた彼の人生の物語があるのだった…。

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【注)以下、ネタバレあり】

カットバックの回想シーン序盤に出てくるスラム街での凄まじいまでの貧しい暮らし。とはいえ、貧しいながらもそこにはもの凄いエネルギーが渦巻いている。その描写の何とまあインパクトのあること!子供たちが小づかい稼ぎをする有料トイレのシーンがその映像と共に強烈な印象を残す。

貧しい子どもたちを使った実におぞましい商売を営む男・ママン。その表情の不気味さ。歌のうまい少年の目をつぶすシーンが怖い。母を殺されてしまった幼い兄弟(サリームとジャマール)の生き抜こうとする力のもの凄さ。ママンの元を逃げ出して飛び乗った列車の中で、他の乗客のモノを盗んではそれを車内で売って儲ける抜け目なさ。タージマハールでの盗んだ靴の販売や偽ガイドを務める生来の頭の良さ、回転の良さ。彼らの生命力というか逞しさには驚嘆した。終戦直後の日本などもこんな感じだったのか?いや、日本ではちょっと作ることができない、日本人の感性ではちょっと映画にならない/しにくい作品と言えよう。

「レッドクリフ」を映画館で観るべき作品と評したが、「レッドクリフ」よりも映画らしい映画、映画ならではの作品、色んな意味で非日常的空間から切り離された空間で見るべき映画とも言える。ということで、これも映画館で観るべき作品である。

兄・サリームの強烈なリーダーシップも凄い。やはり親を亡くした少女・ラティカには冷たく当たったりもしたが、彼がいなければ弟・ジャマールの目は潰されていたであろうし、生きてはいなかったであろう。兄弟は色々と反目したりもしたが、物語の終盤、弟とラティカを守るという強烈な意志、命を賭してのボス殺しが切ない。

昔見た、聞いた、経験した、それで覚えていることがクイズで次々と問題に出てくる不思議さ、面白さ。ある意味では奇跡とも言えるし、そういう運命だったということか。2000万ルピー(現在の日本円に換算すると約4億円)がかかった最後の問題。「テレフォン」を選択して唯一知っている兄の携帯に電話をかけて助けを求めるが・・・時間切れ寸前に電話から聞こえてきたのは、サリームの助けでボスから逃げ出したラティカの声だった。これもまた奇跡であり運命か。この声のシーンも素晴らしかった。ラティカの声を聞いたジャマールはすがすがしい顔でファイナル・アンサーを口にする。

夢と純愛、兄弟愛、奇跡?いや運命("It is written.")を描いた映画か。また、2人の男(男の子)と1人の女(女の子)のトライアングル・ラブ的な面も。ラストの明るさとハッピーエンドが素晴らしかった。映画はこうでなくっちゃ!

この映画ではカット・バックがとてもうまく使われていた。映像や音響も素晴らしく、有料トイレのシーン以外に、建設中の高層ビルの上階で兄弟が再会するシーンなどもその殺風景な景色(安全柵もロープも何もない超危険な状態)とあいまって妙に印象に残る。

罠に嵌めようとする嫌らしい司会者、最初は何かからくりがあると疑っていた警部(実は良い奴)もなかなか良かった。

◎参考ブログ

   アイリスさんの”To be continued.”


映画「レッドクリフ」 PartⅠ&PartⅡ

2009-04-26 22:31:22 | 映画

レッドクリフ PartⅠ&PartⅡ
★★★★☆’:85点

なんばパークスシネマで、ジョン・ウー監督が「三国志」を描いた歴史巨編「レッドクリフ PartⅠ&PartⅡ」を観ました(11月と4月)。日本では一般的には吉川英治作品が有名ですが(私もかつて吉川英治版・全8巻を読みました。最近では北方謙三版もありましたね)、登場人物が多く戦いの連続でもある「三国志」の世界をPartⅠ&PartⅡに分けたとはいえ、よくぞ描ききったものです。人間ドラマと戦闘シーンのバランスも良く、素晴らしい作品になったと思います。よく言うのですが、このような大活劇はやはり大スクリーンと最新音響システムを完備した映画館で観ないと&体感しないとダメですね。

【注:以下、ネタバレあり】

Redcriff Redcliff2

結果的には、PartⅠで有名なエピソードを交えながら登場人物を丁寧に描き、PartⅡで「赤壁の戦い」に焦点を絞って迫力ある戦闘シーンを描く2部構成が大成功だったと思います。PartⅡでは人間ドラマ部分はやや短めでしたが、これも決して手抜きをしている訳ではなく、一大決戦を目前にしての緊張・高ぶり、迷い・心の揺れなどPartⅠの記憶とも合わせて印象深いものになっていました。

私がかつて読んだのは吉川英治の「三国志」ですが、今回作品の主人公である周瑜(トニー・レオン)のことは全く覚えていなかったです(汗)。沈着冷静にして豪気もあり、音楽に造詣が深く民にもやさしい。姿形が美しく、妻・小喬は絶世の美女。全てに恵まれた完璧な武将ですね。天才軍師・諸葛亮孔明(金城武)はユーモアがあって飄々とした感じが面白かったです。周瑜と孔明、ライバルではあるものの互いに相手の高い能力を評価し、友情を越えた感情すら持つ。この二人の関係が本作品の最大のみどころでしょうか。

劉備・張飛・関羽・雲長も皆良かったですね。張飛・関羽は原作の持つイメージそのままでしたし、PartⅠで雲長が劉備の息子を守って死地を切り抜ける有名なシーンも素晴らしかったです。周瑜の妻・小喬と孫権の妹・尚香という二人の女性の戦い方も好対照(静と動)で見事。

「三国志」は知略・謀略の応酬が見どころの一つなのですが、劉備・孔明、孫権・周瑜が仕組んだ周到な作戦の見事さよ!孔明が10万本の矢を集めるシーンは軽妙な味わいもあってgood.魯粛のとぼけた味わいも良かったです。孔明と周瑜のやりとりにハラハラしたり、とても重臣に見えなかったですけれど(笑)。

PartⅡの「赤壁の戦い」はメインが火を使う戦いということもあって、夜のシーンがことのほか素晴らしく、漆黒の闇のなかで燃え上がる炎は美しく、迫力がありました。VFX(コンピューターグラフィックスの技術を使用した特殊効果)無しにはこの映画はできなかったとは思います。しかし、人間ドラマや手作り部分がしっかりしていないと素晴らしい映画にはならないので、この映画はそれが見事に噛み合ったと思います。

古いタイプの集団戦・群衆戦は例えば「ロード・オブ・ザ・リング」でもありましたが、何となく洋の東西の違いといったものも感じられて興味深かったです。「レッドクリフ」は敗者の美や死にゆくものへの惜別の情などがよく描かれていたと思います。また、強大な敵に対して連合軍が力を合わせて挑むというスタイルは「ロード・オブ・ザ・リング」でもそうでしたし、古くは「スター・ウォーズ」でもそうだったかな?主要登場人物の殆どが自ら先頭に立って幾倍もの敵と斬り結び、しかも”ダイ・ハード(決して死なない)”的大活躍をするなど突っ込みどころもたくさんありますが、まあこれは「リング」でも同様でしたね。

小喬の美貌に目がくらみ戦機を逃してしまった曹操ですが、彼は彼なりに自国の民のことを思う気持ちがよく表れていました。何故、最後に曹操を追いつめた連合軍が彼の首を討ちとらなかったのか? 朝敵になることを嫌った?ということはないか・・・。誰も勝者ではないの意か?あるいは敵ながら天晴れの意?
原作でどのように描かれていたのでしょう?これも覚えていません。

この映画では孫権の描き方がちょっと浅かったかなという気もします。尚香と曹操軍の兵士とのロマンスは、ほのぼのとして微笑ましいエピソードであり、作品に潤いを与えたものの、ちょっと単純で幼い恋すぎるかなという気も。何せ尚香はPartⅠで劉備を退けたくらいの女性なので。

観賞後、少し時間が経ったせいか、何を書きたかったのか忘れてしまいました。
ですが、この作品、ぜひ映画館で観てください。

P.S.
 かつて年賀状のデザインにも「三国志」を用いたことがあります。
                          (designed by ひろ)

Nenga1993


映画「容疑者Xの献身」

2008-11-19 23:23:10 | 映画

X1_2映画「容疑者Xの献身」
★★★★:80点

良かったです。TVのガリレオシリーズとは異なり、湯川(福山雅治)の出番は少な目&ユーモア部分は抑えめで、石神(堤真一)と花岡靖子(松雪泰子)の愛(石神からの一方的な愛、不器用で切ない愛)と犯罪に力点が置かれていました。小説の他のガリレオシリーズを読んでいないので何とも言えないのですが、「容疑者Xの献身」については原作通りで、その意味では原作にかなり忠実な作品といえます。柴咲コウはほんの顔見せ程度でしたね。

原作を読んだときの感想はこちら

映画を観る前、堤真一の石神役はイメージに合わないのではと危惧していたのですが、なかなかのハマリ役でした。ボサボサの髪の毛、いつも同じようなセーターを着てマフラーに顔をうずめ、背中を丸めてトボトボ歩く姿が印象的。生気のない目の表情もとても良かったです。今年「クライマーズ・ハイ」と「容疑者Xの献身」という話題の2作品に出演したこともあって、これから各種の映画賞でどのように評価されるか楽しみです。

【注:以下、ネタバレあり】

石神が隣に引っ越してきた明るく仲の良い母娘に生き甲斐を見いだしたシーンは、当然映画でも描かれていましたが(母娘の会話を壁越しに聞き、開け放した窓から聞こえてくる声に耳を傾けたり・・・)、このシーンはもうちょっと多くても良かったような気がします。ネットでどなたかが書かれていたのですが、母娘がWiiで一緒に遊んでいるシーンは今風と言えるものの、ちょっと違和感がありました。それよりも例えば、二人で休みの日にお菓子やケーキづくりをしていて、「焼きすぎちゃった!」という声が聞こえてきたり、ボウルをひっくり返してキャーキャー言うようなシーンの方が良かったのでは?ありきたりのシーンになるのかな?でも、そういった平凡なシーンにこそ石神は生きていることのささやかな喜びを感じていたようにと思います。

TVのガリレオシリーズを見て、柴咲コウが出てくるシーンや湯川が急に数式を書き出すシーンにひかれて映画を観た人にとっては、映画はちょっと物足りなかったかもしれません。その意味で、映画は妙な媚びというか安易に観客を呼び込もうという作り方をしていなかったのが好ましかったです。まあ、堤真一の起用は観客動員の目的もあったとは思いますが。

今回、良い出来の映画だと思うと共に、東野圭吾の原作が素晴らしかったことを再認識しました。数学の面白さ・奥深さは案外原作よりもうまく描けていたような気もします。原作にもあったと思いますが、論文の内容をチェックしてほしいと石神の家に訪ねてきた湯川。「これはちょっと時間がかかるぞ」と言いながら徹夜でそれに取り組む石神。
留置所(拘置所?)の天井を見つめる石神。そこに4色問題の絵が広がっていく。これらのシーンは良かったです。このあたりはやはり映像の強みでしょうか。

松雪泰子と娘・美里役の金澤美穂も良かったですね。娘の優しさ、石神に対する想いなどもほぼきちんと描かれていたのですが、重要なエピソードが1つ映画ではカットされていました。原作でも記述はわずかなのですが、そこに美里の気持ちがよく表れていたのになあ。。。

他の俳優では、ダンカン演じる工藤だけはちょっと・・・。原作ではもっと嫌らしいというか、優しいようでいて、靖子が置かれた状況につけこんだ感じがもっと表れていたような気がします。決して悪いということはないのですが。

この映画はシネマスケープでも平均3.8~3.9と評価は高いですね。ぜひ劇場で見てください。オススメです。

◎参考ブログ

   そらさんの”日だまりで読書”


クライマーズ・ハイ(映画)

2008-07-26 22:26:00 | 映画

1 クライマーズ・ハイ(映画)
★★★★☆:90点

1985年8月12日、通信社の速報が第一報を伝える。「羽田発大阪行き日航123便が墜落した模様。乗客乗員524名-。」にわかに興奮のるつぼと化す編集局。全権デスクを命じられたのは悠木だった-。
~~~ パンフレットより ~~~

横山秀夫の名作を映画化した「クライマーズ・ハイ」を観てきました。原作が持っていた息詰まるような臨場感、圧倒的な迫力と熱気、凄まじいほどの情熱・使命感・責任感・エゴ・ねたみ・見栄・建前と本音のぶつかり合いをどれだけスクリーンに表現できるのか、期待半分・不安半分だったのですが、完成した作品は原作が持つそれらの魅力を出きる限り忠実に映像化した素晴らしい映画となりました。

横山原作がそれはそれは凄かったのですが、それを具体的な映像で見ると更に印象が鮮明になると共に、原作の凄さを再認識しました。映像化すると御巣鷹山の事故現場や救出シーンがもう少し多く出てくるかなとも予想していたのですが、原作通りあくまでも新聞社を主舞台にその人間模様をじっくりと描いたのが素晴らしかったです。

詳しくは以下に記していますが、ぜひ映画館で観てください!

【注意:以下、ネタバレあり】

主役トリオともいえる日航全権デスク・悠木を演じた堤真一、県警キャップ・佐山を演じた堺雅人、地域報道班部員・玉置を演じた尾野真千子の演技は素晴らしかったです。特に事故初日に助っ人・神沢と共にボロボロになりながらも墜落現場にたどりついた佐山の記者魂と取材ぶりの凄まじさ。絶望感・焦燥感・悲しみと狂気が渦まく現場を見た佐山と神沢が、身体も心もずたずたになりながら命がけで送った現場雑感は・・・。ここが一つの山場でした。そして神沢の悲劇・・・。

事故原因の大スクープをものにしようとする佐山と玉置も印象的でした。事故調メンバーが宿泊する旅館を山の中から双眼鏡で見張り、必死の接触を試みる。今のような携帯電話もなく、何か情報を掴むごとに、旅館や民家の電話を借りるために山を必死で駆け下り受話器にしがみつく姿にも記者魂を見ました。その胸中の興奮と震えの描写も見事。

回りを固めていた演技陣も素晴らしかったですね。販売局・局長:伊東を演じた皆川猿時のでっぷりと太った身体でくちゃくちゃとガムを噛み、にたにた笑う姿が出色。最初出てきたときは○ーさんかと思いましたが。編集局・次長:追村を演じた螢雪次朗、整理部の部長・部員コンビを演じた”でんでん”とマギーなども印象的でした。そうそう、ワンマン・エロ社長を演じた山崎勉はある意味怪物的な名演でした。西田尚美はちょっと幸薄い役柄がよく似合いますね。

新聞社内の描写ももちろん秀逸でした。大事件が起こったときの興奮。乱れ飛ぶ指示、我先にと飛び出していく記者たち。締め切り時間をにらみながらの紙面構成検討とひっきりなしの記事差し替え。怒号と喧噪、狂騒の空気がビンビン伝わってきました。編集局内での局長・次長・社会部長の立場とそれぞれの思惑。編集局と販売局の争い(これが秀逸)。悠木に対する反目と密やかな応援・支持。ダイナミックな描写に頭がクラクラでしたね。

事故原因・圧力隔壁説の極秘情報を特大スクープとして流すか否か。佐山が何とか食らいついた事故調委員の口調からも100%の確信が持てない中、時間的にもギリギリの状態に追い込まれた悠木。上司・仲間が固唾をのんで見守る中、彼が下した結論は!?映画ではこの部分の背景がちょっと説明不足かなという気もしました(原作ではもう少し丁寧な描写があったような気もします)。ここが2つめの山場でした。

途中に挿入される谷川岳の登山(岩登り)シーン。私自身学生時代に少し山登りをしていたこともあって、美しさと厳しさが共存した雄大な景色はとても印象的ではありましたが、映画としてはその映像に目を奪われすぎて多少本筋の方の印象が散漫になったかもしれません。もちろん、原作にもあった”とある”ハーケンの話は良かったのですが。安西父子を演じた高嶋政宏と小澤征悦はgood!

ラスト近くの遺書のシーンはさすがに感動的でしたが、全体的に過度に涙腺を刺激する作品になっていなかったのは良かったです。もちろん、これは原作通り。

◎参考ブログ

   アイリスさんの”To be continued.アイリスの気ままに紡ぐダイアリー”


感想いまだ書けず本、映画

2008-07-19 09:08:25 | 映画

感想がいまだに書けていない本や映画がどんどんたまってきました。建築探訪や街歩きの感想はデジカメ写真でごまかす(?)こともできるのですが、本や映画の感想はそうもいかず時間もかかるため、どうしても後回しになってしまいます。自分でもかなり内容を忘れてしまったものもありますね。

感想が書けていなくても、少なくとも読んだ/見た直後の感銘度を記憶に残しておこうと採点のみアップしてみました。まあ、手元なども参考にエイ・ヤーのところもありますが。


しかし、これらの感想文をとても後追いで書けるような気はしないなあ。。。

毎年、年末には同様なリストをアップしているのですが、これらの作品の採点はそのときには若干変化するかもです。

※これら以外に写真主体の建築関連本は多数買っていますが、それらについては除外しています。 

<フィクション>

  ★★★★☆:90

  映画編(金城一紀)

  ★★★★☆‘:85

  機関車先生(伊集院静)

  天璋院篤姫(宮尾登美子)

  ★★★★:80

  アナン(飯田穣治、梓河人

  ブックストアウォーズ(碧野圭)

  ★★★★’:75

     大延長(堂場瞬一)

     リセット(垣谷美雨)

  ★★★☆:70

     ひ緒の鳥(小野不由美)

     鴨川ホルモー(万城目学)

     警察庁から来た男(佐々木譲)

     葦と百合(奥泉光)

     美亜へ贈る真珠(梶尾真治)

     もう一人のチャーリィゴードン(梶尾真治)

  ★★★☆‘:65

     ステップ(香納諒一)

<ノンフィクション>

  ★★★★☆:90

     シリコンバレー精神(梅田望夫)

     フューチャリスト宣言(梅田望夫、茂木健一郎)

  ★★★★☆‘:85

     ヨーロッパの都市はなぜ美しいのか(佐野敬彦)

  ★★★★‘:75

     都市の記憶を失う前に(後藤治)

     星新一 1001話をつくった人(最相葉月)

  ★★★☆:70

     走ることについて語るときに僕の語ること(村上春樹)

     子供は理系にせよ!(大槻義彦)

     カメラは知的な遊びなのだ。(田中長徳)

<映画(DVD)>

  ★★★★:80

     それでも僕はやっていない

  ★★★★‘:75

     イルマーレ

     007カジノロワイヤル

  ★★★☆:70

     ダイハード4