戦場はキエフに ウクライナは必ず勝利

戦場はキエフに ウクライナは必ず勝利

 市街戦を避けているロシア軍は都市への爆撃に集中している。ロシア軍の戦車が人道回廊を攻撃して都市から市民を避難させないし、食料や水、医薬品を市内に届けることもできていない状態である。ゼレンスキー大統領は「明白なテロ行為だ」と非難した。
 停戦協議が行われている最中の14日にロシア軍は西部リウネ近郊のテレビ塔をミサイルで攻撃し、地元メディアによると、9人が死亡、9人が負傷した。ロシア軍は停戦協議の最中にも都市の爆撃をやっている。これほど残忍な軍隊は過去になかったはずである。
 
首都キエフに向けたロシア軍の進軍は停滞している。キエフ中心部から北西約15キロメートルと北東20~30キロメートルの地点でそれぞれ確認されているが、3日前とほぼ同じ場所にとどまっている。
 米国防総省高官はロシア軍の停滞はウクライナ軍の激しい反撃が主な要因だとし、作戦変更で意図的に停止している可能性もあると指摘した。
進軍できないから市街地への無差別砲撃が「明らかに増えている」と高官は述べている。ロシア軍が引き続き主要都市を包囲しようとしているとも分析している。

15日に停戦交渉に入った。ウクライナは停戦交渉でロシア軍の撤退と破壊された民間施設と死亡した民間人の賠償を要求するべきである。ロシア政府はこの要求を受け入れないだろう。要求を受け入れさせるには戦争に勝つ以外にはない。戦争に勝つことだけが唯一の解決方法である。
軍事力で圧倒的に勝っているロシア軍が勝つと多くの専門家や評論家は予測していた。しかし、ウクライナ軍はロシア軍と互角に戦った。ウクライナ軍の勝利もあり得るという専門家も出てきた。
なぜ、軍事力で圧倒的に劣るウクライナ軍が互角に戦えるかの原因を説明できた専門家はいない。原因ははっきりしている。ウクライナは民主主義国家であり、ウクライナ軍と国民は国民の自由と民主主義を守るために戦っているからだ。自由と民主主義のために戦うことこそが最強にさせるのだ。

これからキエフの戦いになる。チェコ、ポーランド、スロベニア首相がウクライナに行く。北欧安全保障10カ国連合である「合同遠征軍がイギリスで開催した。ウクライナ支援がますます強化されていく。

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ロシア軍はウクライナ民間人への無差別攻撃に戦術転向 残酷な犯罪だ

ロシア軍はウクライナ民間人への無差別攻撃に戦術転向 残酷な犯罪だ

昔「アルジェの戦い」という映画を見た。内容はフランス領だったアルジェリアが独立を懸けて起こした戦争を描いたドラマである。市街地でのテロやゲリラ戦を描いたドキュメンタリータッチで描かれた作品だった。
市街地ては少数で自由に移動できる軍隊が有利であることを描いていた。
私が高校生の頃にはベトナム戦争が激しくなっていった。米軍の敵はベトコンであった。ベトコンは少数で自由に移動するゲリラであり、米軍はベトコンとの戦争に苦戦した。若い頃はベトナム戦争があり、戦争映画も多かった。嘉手納飛行場の近くに住んでいたから戦争についてはあれこれと真剣に考えた。

ロシア軍が軍事基地ではない民間の建物、学校、役所等をミサイルや爆撃で攻撃した時、これは変だと思った。戦争は軍隊と軍隊が戦う。一般市民に危害がないように戦うのが戦争である。
1600年の徳川家康の率いる東軍と石田三成を中心とする西軍との闘いをやった場所は関ケ原である。関ケ原は農民や町人が住んでいない場所である。昔から戦争は民間人を巻き込まないようにした軍と軍の戦いであった。しかし、ウクライナのロシア軍はミサイルで都市を攻撃し民間人を殺害している。戦争で普通は避けることをロシア軍はやっているのである。これは戦争ではなく犯罪である。なぜ、ロシア軍は犯罪行為に走ったか・・・。常識外れのロシア軍の都市攻撃に疑問が湧いた。もしかするとロシア軍は市街戦に自信がない・・・強くないのでは・・・・。というのが私の推理である。

ロシア軍は都市への爆撃をやり、チェルノブイリとザポロジエ原発を制圧した。原発は制圧しやすい。原発で銃撃戦が起こった時、ウクライナ軍が一番恐れるのは原発の放射能漏れである。原発で激しい銃撃戦になったら銃弾が原子炉に貫通して放射能漏れを起こすだろう。放射能漏れを恐れるウクライナ軍はロシア軍との戦いを避けただろう。ロシア軍が原発を制圧できたのはロシア軍が強かったからではなくウクライナ軍が原発の安全を守るために戦うのを避けたからである。ウクライナ軍が激しく戦うことはないことを知っていたからロシア軍は原発を襲ったのである。
都市にミサイル攻撃をしたり原発を制圧してもウクライナ軍の戦力には全然影響しない。むしろ、外国から2万人の支援者が入国して戦力は増したたへろう。

ロシア軍は強くないかも知れないという根拠がもう一つある。
ロシア軍の徴集兵がウクライナ侵攻に関与していることである。ロシア政府はウクライナ侵攻のために若者を徴集し、まともな訓練もしないで、行く場所も、戦争の目的も教えないでウクライナに送った。彼らは戦いに戸惑い多くの徴集兵がウクライナ軍の捕虜になった。この事実をロシア国防省は認めた。国防省は後方支援任務を遂行する部隊のひとつが破壊工作員の襲撃を受け、徴集兵など多数の要員が拘束されたと説明している。ロシア国防相が隠すことができないほどに徴集兵の捕虜が多かったということだ。ロシア軍はウクライナ軍との戦いで想定外の苦戦を強いられた。ロシア軍は強くはないはずだ。もし、市街戦を展開すればロシア軍の被害は大きくなる。だから市街戦を避けて、ミサイル、空爆で都市を攻撃する戦略に転換したのである。ロシア軍はウクライナ軍ではなく都市の市民を攻撃目標にしたのである。「市民への無差別攻撃」への戦術転換である。
マリウポリでは産婦人科・小児科病院がロシア軍の空爆を受け、子どもを含む⒊人が死亡した。
ウクライナ南東部の都市マリウポリのボイチェンコ市長は「死傷者は数千人規模だ」「変電所が攻撃され暖房が使えない。現在は完全に水がない」と訴えた。北東部スムイ郊外や近郊で空爆があり、13歳の少年ら少なくとも3人が死亡。住宅地やガスパイプラインが破壊された。
ウクライナ中部ドニプロで11日早朝、幼稚園と集合住宅、靴工場がロシア軍の空爆を受け1人が死亡した。
ロシア軍は南東部の港湾都市マリウポリに設置された人道回廊を攻撃した。
食料や水、医薬品を載せたトラックの一団をマリウポリに派遣しようとしたが「人道回廊となるはずだった場所に、ロシア軍が戦車による攻撃をしたために中止した。
ロシア軍は殺傷能力の高い燃料気化爆弾を使用したことを認めた。燃料気化爆弾は、シェルターに隠れた人も殺傷する恐れがある兵器で、民間人に使用すれば国際人道法違反になる。ロシア軍は無誘導の爆弾を使用している可能性もある。無誘導爆弾は着弾地を正確にコントロールできないため、民間人被害が拡大する傾向がある。ロシア軍は市民の命を狙い、無差別攻撃を拡大している。ロシア軍のやっていることは戦争ではない。紛れもない犯罪行為である。

 ロシア軍は、3方向からキエフへの包囲を進めている。北西方向から近づいている部隊はキエフ中心から15kmのところまで迫っている。 今後、首都中心部など市街地への無差別攻撃が激化する可能性があると米専門家は指摘している。
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ロシア軍の「96時間以内にキエフ総攻撃」は無しと予想する

ロシア軍の「96時間以内にキエフ総攻撃」は無しと予想する
 米政策研究機関「戦争研究所」は7日に発表した戦況の分析で、露軍が「96時間以内にキエフへの総攻撃を開始する」可能性を指摘した。米国防総省高官は7日、ロシア軍がウクライナ周辺に集結させた15万人超の部隊のうち「ほぼ100%を投入した」と発表した。高官の発表は「戦争研究所」発表の総攻撃が真実味を増す。ロシア軍は本当に総攻撃するのだろうか。発表からすでに48時間経過した。「戦争研究所」の予測では48時間後にはロシア軍が総攻撃することになる。
 ロシア軍のキエフなどの都市への総攻撃はないと私は予想する。この予想はロシア軍が都市への民間住宅へのミサイル攻撃が始まった時からだ。・・・ミサイル攻撃を始めたのは都市に進撃して市街戦することを避けたからだ・・・と私は推測した。市街戦はミサイル、バズーカ砲など大型武器は使えなくなる。建物が防御壁になり、道路は複雑でロシア軍には迷路になる。戦場が小さくなり少数で自由に移動できる部隊が有利になる。市街戦はロシア軍には不利なのだ。ウクライナ軍の戦いぶりを体験したロシア軍は市街戦を避けることにしたのだ。市街戦を避けて都市へのミサイル攻撃をして市民に大きな被害を与えたほうが戦争は有利に展開するとロシア軍首脳は考えたはずである。
ロシア軍は都市に進撃する戦略からミサイルで都市破壊する戦術に転換したと私は推理した。私の推理からすれば「戦争研究所」が示す96時間後にミサイル攻撃は激しくなるかも知れないが、ロシア軍がキエフに進撃して総攻撃することはない。と思っている。

都市への激しいミサイル攻撃は効果があった。
都市の破壊や人的犠牲が増え続け、人道危機が深まったために、ゼレンスキー大統領は8日の声明で、ロシアが要求する中立化について、米国や欧州にロシアを加えた周辺諸国が安全の保障を確約することを条件にNATO早期加盟を断念することもあり得ると表明した。NATO加盟に熱心であったゼレンスキー大統領は激しいミサイル攻撃に屈してロシアが要求する中立化を受け入れたのである。その一方、ロシアが停戦の条件とするウクライナ南部クリミア半島領有権や、東部ドンバス地域の親ロ派独立の承認は「受け入れられない」と拒否した。ロシアとの停戦合意は実現しないだろう。
停戦合意が実現しないで戦争が続いたとしてもロシア軍が都市に進撃し市街戦になることはないと予測する。市街戦でロシア軍が勝利することはないことをロシア軍は知っているからだ。
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「母国と家族のために死ぬ」ウクライナのボクシング元ヘビー級王者兄弟が徹底抗戦宣言

「母国と家族のために死ぬ」ウクライナのボクシング元ヘビー級王者兄弟が徹底抗戦宣言

 ウクライナの首都・キエフのビタリ・クリチコ市長(50)は、WBC、WBOの2団体で世界ヘビー級王座を獲得した元世界王者である。ピタリ氏は通算12度の世界王座防衛をはたした偉大なるヘビー級チャンピオンである。キエフ市長であるビタリ氏はロシア軍の侵攻に対し、「国と家族を守るために死ぬ準備ができている」と徹底抗戦の構えを示している。
 ロシア軍のウクライナ侵攻は拡大していき、ロシア軍の砲撃に晒され風前の灯火となった首都キエフであるが、クリチコ市長は身体を張って守ろうとしている。

 ピタリ氏は日本と関係が深い。17歳の時に日本でキックボクサーとしてデビューした。戦績は17勝2敗の戦績である。その後Kー1にも参戦している。Kー1王座に4度も就くなどキックの世界で名を成したピタリ氏だった。1995年にキックからボクシングに転向したクリチコ氏はヘビー級王座についた。そして、通算で12回も防衛した。
 その後キエフの市長選挙に立候補して当選した。
 ウクライナは侵攻したロシア軍の制圧地域が拡大し、いくつかの南部の都市は制圧された。ピタリ氏が市長であるウクライナの首都キエフもロシア軍が侵攻している。

ロシア軍と戦っているピタリ氏は英スカイスポーツのインタビューに、子供を含めて数万人にのぼるウクライナ人が次々と殺されていることを報告した。市民と市内を死守する戦闘で「昨夜、6人(のロシア軍)を殺した」と生々しい状況を明かした。
米CNNの取材には「私たちは母国と家族のために死ぬ準備ができている。誰かが私たちの故郷に来て私たちの未来を盗もうとしている」と述べた。
ピタリ氏の実弟のウラジミール・クリチコは、WBA、IBF、WBOの3団体の統一世界ヘビー級王座を獲得している現王者である。ウラジミール氏もウクライナ軍に入隊し、兄と一緒にウクライナを守るために戦っている。

ほとんどのウクライナ国民はクリチカ兄弟と同じ精神である。ロシア軍が制圧した都市でも市民はロシア兵に「国に帰れ」と抗議し、戦車の前に立ちはだかり戦車を止める。武器を持たなくても体をはって戦っている。
圧倒的に不利な戦いにも心が折れないで堂々と戦うウクライナ国民の姿に感銘し、ウクライナを支援しロシアの圧力に屈しない国や人々が増えてきた。
ロシア国防省は、ルーマニアがウクライナの軍用機の着陸を認めているとして、「軍用機を駐留させたり、ロシア攻撃のため空域を使用させたりすることは参戦と見なす」と警告した。ロシアの警告にルーマニアのチウカ首相は
「民間人を殺害し戦時国際法は無視。現実から目をそらすための修辞にすぎない」
と反論し、
「今後もロシアはルーマニアを脅すかもしれないが「恐怖を感じる理由はない」
とロシアの警告を跳ね返した。チウカ首相はウクライナに味方することを堂々と宣言したのである。
隣のベラルーシはロシア寄りである。ロシア軍がウクライナ侵攻する直前まで合同演習をやった国である。ロシア軍がウクライナ侵攻した後にロシアから軍隊をウクライナに侵攻するように要請されたのでベラルーシ政府は国境まで軍を移動させた。しかし、兵士がウクライナに侵攻することに強く反対した。兵士たちの反対でベラルーシはウクライナに軍隊を侵攻させることができなかった。ベラルーシの兵士はロシアのウクライナ侵攻に反対であるのだ。
ロシアの侵攻を受けているウクライナと、侵攻の危険を感じているモルドバ、ジョージア(グルジア)の旧ソ連3カ国がEU加盟を申請した。EUは検討の手続きを開始することで合意した。ロシアの圧力でNATOへ加入しなかったスウェーデン、フィンランドの北欧諸国はNATO加盟を求める世論が高まっている。もし、ウクライナがロシアの言いなりになっていたら北欧諸国はNATO加盟には向かわなかっただろう。ウクライナがロシアに対して毅然として戦う姿に北欧諸国はロシアと対決する決心をしたのだ。ウクライナの戦いはロシアに弱気であった東欧・北欧諸国に自由と民主主義のためにロシアと戦う決意をもたらしたのである。

軍事侵攻したロシア軍と戦うためにウクライナに集まった外国人義勇兵の数が約2万人に達した。クレバウクライナ外相は「大勢がロシアや、ロシアが近年やっていたことを嫌っていたが、誰も表立って反対したり、戦ったりしてこなかった」と指摘した。その上で、今では「ウクライナ人が戦い、あきらめない姿を見て多くの人々が参戦しようという気になった」と強調した。
外人部隊は守備をウクライナ軍に任せて、キエフの攻撃準備をしているロシア軍に攻撃してロシア軍を混乱させてほしい。攻撃こそ最大の防御である。
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ウクライナの命をかけた民主主義の戦いを理解していない橋下徹氏に反論する

ウクライナの命をかけた民主主義の戦いを理解していない橋下徹氏に反論する

ウクライナ出身の国際政治学者、グレンコ・アンドリー氏と橋下徹氏がテレビ討論した。グレンコ氏がウクライナとロシア間に妥協点を作るのは難しく、戦況が有利かが結果に直結するため、国際社会の協力や支援が欠かせないとの見解を示した。これに対し橋下氏は「その間にどれだけのウクライナの人たちが命を失うのか」と反論した。戦い続けると被害が甚大になるというのである。そして、プーチン大統領が高齢で長くは指導者として君臨しないとの見方を示し、積極的に国外退去を進めるべきだと主張した。橋下氏の国外退去にはあきれる。
橋下氏はウクライナの人口を知っているのだろうか。人口は4400万人である。橋下氏は4400万人の国外脱出を主張しているのである。そんなことができるはずがない。ニュースでは100万人が国外脱出したとあたかも大量のウクライナ人が脱出したように見えるが440000万人から見ればたった100万人である。橋下氏はウクライナの人口を考えることなく国外脱出を主張したのである。橋下氏はウクライナへのロシア軍侵略に対してウクライナ人の命を守るか否かの問題にしている。命を守るために国外脱出を橋下氏は主張しているのだ。ところが現実問題として4400万人の国外脱出は不可能である。4分の1の1000万人でも不可能だと思う。命の問題としていながら命を守るための実現不可能な国外脱出を主張する橋下氏は無責任である。国外脱出を主張するなら4400万人の国外脱出を実現する方法も提示するべきである。提示することはできるはずがない。橋下氏の国外脱出論は茶番である。

ロシアはプーチン独裁国家である。ウクライナはNATOへの加盟を目指している民主主義国家である。ウクライナ戦争は独裁国家ロシアがウクライナを支配するために侵略している戦争である。ロシア軍が勝てばウクライナは独裁支配されて民主主義は崩壊してしまう。ウクライナ国民は国というより国民の自由と民主主義を守るために戦っている。
ウクライナが独裁国家であったなら
ウクライナが独裁国家であったなら国民はロシア軍との戦いに立ち上がらなかっただろう。ロシア軍とウクライナ軍の戦争になりロシア軍が短期間で勝っていた。ロシア軍が勝てばウクライナの独裁者は処分され、ウクライナはロシアの独裁支配下に置かれる。ウクライナ国民はウクライナ独裁からロシア独裁に代わっただけであり同じ独裁国家の下の生活であるからあまり変わらない。
戦国時代は戦国武将たちが領地拡大を狙って戦争を繰り返した。農民にとってどの武将が支配しても同じように搾取されるだけで生活は同じだった。農民が戦争に関わることはなかった。豊臣秀吉が刀狩りをしたのは農民が戦争に関わることを止めさせて、農業だけをさせるためであった。
ウクライナが独裁国家だったら国民はロシア軍との戦争に立ち上がることはなかった。国民が立ち上がったのはウクライナが民主主義国家だからである。
ウクライナが独裁国家でロシアが民主主義国家だったなら
現在のウクライナ国民のように自由と民主主義精神の強いことを前提にした上で、ウクライナが独裁国家であり、ロシアが民主主義国家であると仮定する。ロシア軍がウクライナを民主主義国家にするために侵攻してきた時に国民はウクライナ軍ではなくてロシア軍と一緒になってウクライナ軍と戦うだろう。ウクライナを民主主義国家にするために。その時のロシア軍はウクライナ解放軍になる。
米軍は2001年にアフガニスタンに侵攻して、同国のターリバーン政権を崩壊させて、民主主義国家を樹立したが20年後に米軍が引き上げると米国がつくり上げた民主主義国家はタリバン敗北してあっけなく崩壊した。米国の20年かけた民主主義国家つくりは失敗したのである。失敗した根本的な原因はアフガンには民主主義を樹立できる内なる民主主義が存在しなかったからである。アフガンには内なるイスラム教が民主主義より圧倒的に強い。だから民主主義国家は崩壊した。内なる民主主義がなければ形式的に民主主義国家をつくっても崩壊することをアフガンが実証したのである。
ウクライナはアフガンと違う。内なる民主主義が強い。ウクライナは民主主義国家になる国である。
ウクライナは民主主義国家であり、ロシアは独裁だからウクライナ国民は立ち上がりロシア軍と戦っている
ロシア軍との戦いはウクライナの自由と民主主義を守るためである。だから、多くの国民が銃を持ちロシア軍と戦うのである。銃を持たない市民もロシア軍の前に立ちはだかり戦っている。

橋下氏は殺し合いの戦争としか見ていない。だから、ウクライナ出身の国際政治学者、グレンコ・アンドリー氏が「国際社会の協力や支援が欠かせない」とウクライナへの援助をもとめたことに対し、橋本氏は「その間にどれだけのウクライナの人たちが命を失うのか」と非難したのである。橋下氏は被害が甚大になることだけを重視している。ウクライナ国民が戦う理由である自由、民主主義は念頭にない。ウクライナの戦争を単なる戦争に矮小化している橋下氏は、
「祖国防衛。そこで命を落とす、それしかないんだって」
と主張した。ひどいね。ウクライナの自由と民主主義を守る戦いが単純な祖国防衛にしている。平和な日本にどっぷりつかって、どっぷりつかっていることの自覚がないままウクライナを傍観しているからそんなことが言えるのだ。アンドリー氏も駄目だ。橋下氏の主張に、
「もしここで降伏して、ロシアに全土を占領されたら結局犠牲者が増えるだけ」と反論した。犠牲者とは死者のことである。アンドリー氏は「20年後、ウクライナ人残りますか、という話です。ロシアの支配を受けて」と橋下氏と言い争ったという。戦争が終われば死者は減る。20年後もウクライナ人が残るのは確実だ。ウクライナ人の生死を問題にするなら橋下氏の主張が正しい。
 降伏してロシアに占領されてもウクライナ人は生き残る。しかし、ウクライナの自由、民主主義は死ぬ。アンドリー氏は確固とした民主主義思想がない。まあ、所詮は知識人階級の学者であるドリー氏には命を懸けてロシア軍と戦う人たちの精神を理解し認識することはできないだろう。
橋下氏とアンドリー氏には「内なる民主主義」がない。志願してウクライナ軍に入隊する国民は「内なる民主主義」が強くある。彼らは祖国防衛のために戦うのではない。ウクライナの自由と民主主義を守るために戦うのだ。ロシア軍と戦うウクライナ国民の内なる民主主義を橋下氏は理解していない。そのことを視聴者が批判する。

ネット上で、
「じゃあ一体誰が国を護る」
「生き残っても国が無くなったら意味ないと思ってるから皆必死になってる」
「ウクライナ出身の人に対してよくこんな的外れなこと言えるな」
と手厳しい意見が散見された。
橋下氏は、
「プーチン大統領が高齢で長くは指導者として君臨しないとの見方を示し、積極的に国外退去を進めるべきだ」と主張した。ロシアは法治国家である。プーチン氏が死んでもプーチン氏がつくり上げた体制、ウクライナに対する政策は引き継がれる。ネットで、
「プーチンが死んでも思想を継いだ次の指導者が出たら同じ」
と橋下氏を批判している。彼の指摘は正しい。


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「伝説のシルバーウルフ」が戦死 韓国で活動のオーケストラ団員が帰国しウクライナ軍に入隊 国を守り民主主義を守る戦い

「伝説のシルバーウルフ」が戦死 韓国で活動のオーケストラ団員が帰国しウクライナ軍に入隊 国を守り民主主義を守る戦い

 「シルバーウルフ」と呼ばれるウクライナのトップガン(最優秀パイロット)オレクサンドル・オクサンチェンコ大佐(54)は2018年に引退した。しかしロシアがウクライナを侵攻すると、すぐに復帰した。
オクサンチェンコ大佐は先月25日、首都キエフの上空でロシアの戦闘機をウクライナの軍隊から引き離す任務を遂行中だったが、ロシアSー400対空防御システムに撃墜された。オクサンチェンコ大佐はキエフ郊外のホストメル空港を死守しようとして死亡した。
 チェンコ大佐はスロバキア国際エアフェスタ、チェコ国際エアフェスタ、英軍事エアショーRIAT(Royal International Air Tattoo)などにウクライナ代表団として参加した。RIATは毎年7月に英国で開催される世界最大の軍事エアショーで、約15万人が集まる。オクサンチェンコ大佐は2017年のRIATに第831航空戦術旅団代表として参加し、最優秀賞を受賞した。

韓国で活動のウクライナ出身オーケストラ団員、国を守るために帰国 手には楽器の代わりに銃
 韓国のソウルポップスオーケストラにはウクライナ出身の団員4人が居た。2002年に入団したコントラバス奏者のZiuzkin Dmytro氏(47)、2016年に入団したトランペット奏者のMatviyenko Konstyantyn氏(52)、2015年に入団した51歳のビオラ奏者の3人は、キエフ国立音楽院出身。Ziuzkin Dmytro氏が他の2人に入団を誘い、韓国で共に活動してきた。3人は優れた演奏で韓国人団員からも人気が高かった。 3人はことし1月の新年音楽会後、連絡が取れなくなったが3月1日にDmytroが軍服を着て銃を持った写真をオーケストラに送ってきた」
3人は祖国ウクライナをを守るために楽器の代わりに銃を持ったのである。

 米国は国民の銃所持を許可している。理由は外国が攻めた時、独裁者が権力を握った時に国民自ら戦って民主主義を守るという精神からだ。銃を持たないウクライナ国民が国の民主主義を守るために銃を持った。
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ウクライナは確実にロシア軍を跳ね返している

ウクライナは確実にロシア軍を跳ね返している

 ロシア軍の攻撃がおかしくなっている。ハリコフの大学や庁舎、首都キエフのテレビ塔などの民間施設へのミサイル攻撃が増えてきた。この攻撃はロシア軍がウクライナ制圧するのに必要のない攻撃である。
 ミサイルで軍事施設を破壊してウクライナ軍の軍事力を弱体化するのがミサイル攻撃の目的である。ミサイル攻撃をした後に地上部隊がウクライナ軍を制圧するのが戦争の手順である。ところが侵略して一週間過ぎて民間施設へのミサイル攻撃をしている。地上部隊が進出を封じられているから地上部隊の代わりにミサイル攻撃をしているのだ。ミサイル攻撃は地上部隊の進出がうまくいっていないからである。
 首都キエフに向かっている60kmも連なっているロシア軍を根拠に、アメリカの国防総省は、「5日以内にウクライナの首都・キエフが陥落する可能性が高い」と分析している。国防総省の予想ではあるが私は違うと思う。その根拠はロシア軍の民間施設へのミサイル攻撃である。民間施設を破壊してもウクライナ軍やパルチザンが被害を受けることはない。ロシア軍の進出を阻んでいる戦力は維持したままだ。
 街は高いビルが林立して迷路のようになっているから市街戦はビルに隠れながら戦うことができる。少数で自由に移動できるからウクライナ軍、パルチザンに有利である。ロシア軍と互角以上に戦うことができる。だからロシア軍はひとつの都市も制圧できていない。
 ウクライナの兵士とバルチザンには国民のため、民主主義、自由のために戦うという精神がある。しかし、ロシア兵にはロシア国民のために戦うという理由がない。これは戦力に大きな差をもたらす。実際にロシア兵が武器・車両・装備112台を戦場に放置した。一部のロシア軍兵力が逃亡したのである。アフガンではほとんとの兵士が武器を放棄して逃げたが、ウクライナのロシア兵士の逃亡はこれからも増えるだろう。
ウクライナ軍はロシアの戦車12台、各種装甲車両38台を奪って戦力に加えた。
 首都キエフ北方で確認された約60キロに及ぶロシア軍の車列が止まった状態が続いている。ウクライナ軍が前進を遅らせるため車列を目標に攻撃を試みた可能性があるという。
 トルコは、国際条約の戦時規定を適用し黒海と地中海を結ぶトルコの2海峡に軍艦を通過させないよう黒海沿岸国などに警告した。トルコは黒海に向かうロシア軍艦の3隻の通航を阻止した。ロシア軍はウクライナ南部への軍需物資の補給ができなくなった。露国防省は2日、人口約30万人の拠点都市ヘルソン中心部を「完全に支配下に置いた」と発表したがウクライナ側は否定している。南部では補給ができなくなったロシア軍が敗退するのは確実である。
米国やその他の国からの武器供与など軍事支援が着実に届き、組織化されている。供与された武器を使って露軍との制空権を有利に争っている。

新しいニュースが入った。「ウクライナ南部ヘルソンが陥落か、市長示唆 主要都市で初」である。

ウクライナ南部の都市ヘルソンの市長は、ウクライナ軍はもう市内に残っておらず、住民は「市の運営に来た武装した人々」の指示に従わざるを得ない状況だと述べ、同市がロシアの支配下に入ったことを示唆した。
フェイスブックで明らかにした。これより前、ヘルソンは周囲を包囲したロシア軍から数日にわたって圧力を受けていた。
ヘルソンは黒海の入り江に位置する戦略的要衝で、人口は30万人近く。市長は2日、ウクライナ軍がまだ市の一部で抗戦していると述べ、ロシアによる制圧の主張を否定していた。新たな投稿では、ウクライナ軍は既に去ったとしている。

市長は米紙ニューヨーク・タイムズとのインタビューでも、武装したロシア人将校約10人が市庁舎に入ったことを明らかにした。これらの将校から、ウクライナ東部の2つの親ロ派分離地域と同様の新たな行政組織を立ち上げる予定だと知らされたという。
ヘルソンがロシアの支配下に入ったとすれば、主要都市が初めてロシア軍に掌握されたことになり、今回の紛争で重要な局面となる。

ヘルソンがロシア軍に制圧されたのは残念であるが、ニュースがいうような重要な局面になったとは思わない。ロシア軍は黒海を利用して軍需物資を補給することが断たれた。本国からの新たな兵士と物資が送られてこなければ南部のロシア軍が弱体化するのは確実である。首都キエフやハリコフを守り抜き、ロシア軍に反撃していくことが重要である。
ゼレンスキー大統領は
「私たちには守るべきものがあり、生きる権利を守っている。彼ら(ロシア人)はここで何をしているのか。殺すため、死ぬためにここに派兵されてきた。だから、われわれは自分たちの国でより強くあり、さらに強くなる」と強調した。ウクライナは民主主義、自由の戦いをしている。ウクライナは勝利する。
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石垣市長選 中山氏勝利 保守+オール沖縄は投票率下がる

石垣市長選 中山氏勝利 保守+オール沖縄は投票率下がる

 1月27日投票の石垣市長選は自民党系の中山氏が自民党を離党してオール沖縄と共闘した砥板氏に勝利した。

投票結果
▽中山義隆、無所属、現。 当選。 1万4761票。
▽砥板芳行、無所属、新。1万2307票。

 元自民党の保守とオール沖縄が共闘した砥板氏の票が増えるのは当然だと予想するだろうが、実際は増えていない。むしろ減っている。

2018年の投票結果である。
中山義隆(無所属・現)当選、1万3822票
宮良操(無所属・新)9526票
砂川利勝(無所属・新)4872票

 中山氏の票は2018年より1000票近く増えている。今回の投票率は前回の73・55%を3・01ポイント下回った。ということは中山氏の獲得票2018年と同じ投票理であったならはもっと増えていることになる。
 オール沖縄の中の保守系が抜けて共産党、左翼がほとんどを占めている。共産党、左翼が強くこだわるのは自衛隊基地建設反対と尖閣で中国を刺激しないことである。石垣市民のコロナ感染や生活を発展させる政策は左翼にはない。尖閣に中国の船が侵入するようになってから共産党、左翼の支持率は落ちた。それでも方針を代えない共産党、左翼である。支持率が落ちたままであるのは当然である。
 反米軍反自衛隊で市民の支持を得る時代はすでに終わっている。共産党、左翼の支持は減っていくのが歴史的必然である。
 問題は砥板氏のようにこんなことを知らないで共産党、左翼と手を組む自民党系政治家が存在することだ。ガマフヤー具志堅の戦争で死んだ人の遺骨が混じった土砂を辺野古埋めてに使用しようとしているという真っ赤な嘘を見破ることができないのが自民党である。県議会では南部の土砂を辺野古埋め立てに使用しないことに賛成した。左翼に簡単に騙されるのが自民党である。

 県民は左翼離れが進んでいるのに左翼に騙されているのが沖縄の自民党である。
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ウクライナの民主主義を守るには国民がロシア軍との戦いに勝利する以外にない 必ず勝利する

ウクライナの民主主義を守るには国民がロシア軍との戦いに勝利する以外にない 必ず勝利する

 米国やEUや日本などの国々がウクライナを応援したとしても戦争でロシア軍に敗北すればウクライナの自由と民主主義は崩壊し、ロシアに支配される。ロシアに支配されれば米国やEUは介入できなくなる。米国やEUの国々には決定的な弱点がある。法治主義であるということだ。ロシアの圧力でウクライナの大統領が代えられてロシアの言いなりの国になったとしても、手続きがウクライナの法律に則った正式な法的手順を踏んでいれば法治主義の米国やNATOは介入することができない。ウクライナはロシア軍に負ければプーチン独裁に支配される運命にある。ロシア軍に勝利する以外にウクライナの自由、民主主義を守る方法はない。

※プーチンが大統領になった時、ロシアの憲法では大統領は米国と同じく⒉期までで、3期はなかった。プーチンは大統領から首相になり、その間に大統領経験者でも立候補できるように法律を改定して再び大統領になった。
2021年4月には同一人物の大統領就任回数の上限を通算2回までとするものの、現職大統領や大統領経験者については、これまでの就任回数を考慮しないという法律に改定した。プーチン大統領は2000年、2004年、2012年、2018年に計4回選出されているが、今回の改正により、2024年および2030年にも大統領選に立候補し、最長で2036年まで大統領に就任することが法的に可能になった。プーチンはとても頭の切れる人物であり、国内政治は彼の思うままである。

 ウクライナの運命を左右するのは米国ではない。NATOでもない。国連でもない。ゼレンスキー大統領でもない。ロシア軍と戦うウクライナ軍とパルチザンである。過去の歴史で旧ソ連圏の国でロシア軍に勝った国は一つもない。ソ連という広大な社会主義国圏があったが、社会主義と名ばかりで、ロシア独裁国家が支配しているのがソ連であった。ソ連で民主主義を目指す国はロシア独裁に弾圧されて崩された。一九五六年にハンガリーで社会主義独裁政治を批判して民主主義国家を目指したがロシアが軍隊を送って弾圧した。
 1956年10月、社会主義体制下のハンガリーで、言論の自由などを求めた学生や労働者による大きな民主化運動が起きた。反政府デモが勃発、ソ連軍が介入したが弾圧に失敗した。反政府派に押されて首相となったナジが、ワルシャワ条約機構からの脱退、複数政党制の復活などを声明したため、ソ連は再び軍事介入してナジを追放、カーダールを首班とする政権を立てて、事態を収めた。
死傷者は1万数千人に上り、20万人近くの亡命者も出た。ナジは捕らえられ、58年に処刑された。

チェコスロバキア二千語宣言
二千語宣言は1968年のチェコスロバキア民主改革運動である。起草者は、作家のルドヴィーク・ヴァツリーク。エミール・ザトペックやベラ・チャスラフスカをはじめとする著名人が名を連ね、1週間たらずで3万人以上の市民が署名した。
『二千語宣言』に署名したチャスラフスカは金メダリストとしての栄誉をはく奪され、職を失い、苦しい生活を強いられる。うつ病にもなったという。しかしそれでも彼女の不屈の精神は弾圧に負けず転向することはなかった。1989年にチェコスロバキアが民主化されるまでの21年間、彼女は耐えに耐えて生き抜いたのである。
1989年11月、ビロード革命によって共産党体制が崩壊すると、彼女はハベル大統領のアドバイザー及びチェコ・日本協会の名誉総裁に就任した。大統領府を辞した後には、チェコオリンピック委員会の総裁も務めている。

東ドイツ、ポーランドなど多くの東ヨーロッパは社会主義から民主主義国家になった。しかし、民主主義運動がロシアの弾圧に勝利して実現したのではなかった。ソ連が崩壊したからであった。ソ連の崩壊は政治ではなく経済破綻が原因だった。独裁政治のロシアては経済は発展しなかった。食料でさえ生産は落ち、スーパーには食料品が並ばなくなった。極度な経済破綻はロシア政権を弱体化させていきロシアが支配する社会主義国家としてのソ連は崩壊した。
経済破綻による政治崩壊があったからソ連圏の国々は民主主義国家になったのである。破綻したロシアの経済を回復させ、ロシアを復活させたのがプーチン大統領である。プーチン大統領へのロシア国民の信頼は高い。


ウクラナイナがロシア軍に勝利すると初めて武力闘争による民主主義の勝利となる。ウクライナが勝利すればロシアの圧力によってNATOに属していないフィンランド、スウェーデンもNATOに加盟するだろう。

ウクライナの多くの国民がロシア軍と戦うために国内に残っている。
武器を持たない市民の抵抗も広がっている。ウクライナ軍に食料を提供し、ロシアの工作員が付けたとみられる空爆目印の消去作業に市民は奔走している。
中部ドニプロ近郊に住む女性(18)は「街は戦闘地域からかなり離れていて安全よ」と話すが、「軍に食料を渡したり、必需品などを持って行ったりして積極的に支援している。ホームレスの人も火炎瓶を作るため瓶を集めている」とも。「見知らぬ人がうろついて、空襲を誘導するための印を道路や建物の屋根に付けている。それを私たちが探し出して消しているの」。
南部オデッサのフセヴォロドさん(29)は、複数の施設に塗料で書かれた「>」の印について、「ロシア航空機が印を頼りに攻撃を修正している。僕らは消そうと努めている」と力説。
第2の都市、北東部ハリコフのドミトリーさん(19)は、士気の違いに希望を持っている。「捕虜になったロシア人はたくさんいて『演習の延長だと伝えられていた』と話している。
現地発のSNS上には、市民がロシア軍の戦車の行く手を阻んで後退させたり、トラクターで戦車を持ち去ったりして抵抗する動画が多数公開されている。フセヴォロドさんは「生まれ故郷のオデッサがウクライナのものである限り、出て行くつもりはない」と決意を示した。
ウクライナ国民は銃を持つだけでなく、ロシア軍の攻撃を邪魔するのに必死に戦っている。女性たちも積極的に戦っている。
ポーランドの国境付近に位置するメディカでは非難してくる人たちがいる一方ウクライナに向かう人たちの行列ができている。ウクライナに戻る男性は「ウクライナを守らなければならない」
「たとえ死んでもわたしは戦う。ウクライナに栄光あれ!」と話した。
ポーランド・プシェミシルでもウクライナへ帰国する男性が「武器の支援があれば、自分たちの国は自分たちで守ります」と決意を語った。
ボクシングの元WBO&WBC世界ヘビー級王者で、現在キエフ市長を務めるビタリ・クリチコ氏と、元同級3団体統一王者のウラジミール・クリチコ氏(ともにウクライナ)の兄弟が、ロシアのウクライナ侵攻に対して「戦う」と宣言している。
ボクシングのロンドン五輪金メダリストで、現WBA、WBO、IBFの3団体統一のヘビー級世界王者であるオレクサンドル・ウシク(35)が、ロシアの軍事侵攻を受けているウクライナの首都であるキエフの領土防衛隊に入隊した。
ウシクは2018年に2団体統一王者の井上尚弥がバンタム級で優勝したことで知られるWBSSのクルーザー級で優勝。決勝では4本のベルトがかけられ4団体統一王者となった。その後、ヘビー級に転向。昨年9月にWBAスーパー、WBO、IBFの3団体統一王者のアンソニー・ジョシュア(英国)を3∸0判定で下して、2階級を制覇し統一王者となっていた。ジョシュアが契約にあった再戦条項を行使したため、再戦計画が進んでいたが、今回の軍隊入りで、再戦が難しくなった。
ウシクは、ロシアのウクライナ侵攻が勃発した際には2月26日に英国グラスゴーで行われるスーパーライト級の4団体統一王者のジョシュ・テイラー(英国)とジャック・カテラル(英国)の世界戦を解説する予定で現地に滞在していたため、一部の評論家やウクライナ国民から「母国の危機に国外へ逃げた」などの批判を受けた。
ウシクは、仕事をキャンセルしてすぐさまウクライナへ戻り、領土防衛隊に入隊した。
ロシア軍と戦うウクライナ国民はどんどん増えている。米国、ドイツの兵器が一日でも早く届いてほしい。
ロシア軍と戦うのはウクライナ国民だけではない。クロアチアからは志願兵らがウクライナに向かっているという、そして、ラトビアでも国民がウクライナで戦うことを全会一致で議会が認めた。ポーランド、ラトビアに続く国は増えるだろう。

ウクライナの自由、民主主義を守るためにロシア軍と戦う市民はとんどん増えている。ウクライナは絶対に勝つ。プーチン独裁にウクライナ民主主義は勝利する。
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