方向性がバラバラ 野党共闘で政権奪取なんてお笑いだ 1

方向性がバラバラ 野党共闘で政権奪取なんてお笑いだ 1

共産党


ロシア軍は2月24日、ウクライナに軍事攻撃を開始した。ウクライナはロシア軍との戦争になった。ウクライナ戦は日本共産党の主張が間違っていることを明らかにした。
 共産党は辺野古の米軍基地、馬毛島、宮古島、石垣市の自衛隊基地建設に反対している。そして野党共闘で安保法制廃棄を目指している。ウクライナ戦は共産党の主張が間違っていることを明らかにした。

1 共産党が日本を侵攻されやすい国にしようとしていることがウクライナ戦で分かった 

共産党は辺野古に普天間飛行場移設の基地を建設することに反対している。「辺野古に基地をつくれば有事の時にミサイル攻撃され、名護市民が被害を受ける」というのが反対する理由である。有事とは戦争のことである。戦争になれば辺野古基地がミサイル攻撃されて名護市民が被害を受ける。名護市民の命を守るために辺野古基地建設に反対というのが共産党の主張である。
共産党は辺野古だけでなく宮古島市と石垣市の自衛隊基地建設にも反対している。理由は辺野古と同じで「有事の時にミサイル攻撃される」からだ。基地を建設しなければ有事になってもミサイル攻撃されないから辺野古、宮古島市、石垣市の基地建設に共産党は反対している。有事になれば米軍基地のある嘉手納町、読谷村、宜野湾市や那覇市の一部はミサイル攻撃されるが、浦添市、那覇市など基地がない場所はミサイル攻撃されないというのが共産党の主張である。共産党の主張が正しいか否かは有事にならなければ分からない。
戦争になれば共産党のいう通り基地が狙われるだろう。しかし、攻撃されるのは基地だけなのだろうか、基地以外もミサイル攻撃されないだろうかという疑問が残る。ウクライナにロシア軍が侵攻した。ウクライナが有事になった。ウクライナで起こっていることが実際に有事になったことである。
ロシア軍はウクライナ軍の基地をミサイルで爆撃している。共産党の指摘する通りである。しかし、ミサイルで爆撃しているのは基地だけではない。市民が生活している住宅、都市の高層ビル、学校、病院も爆撃している。爆撃で多くの市民が死亡し、負傷した。ウクライナの有事で明らかになったことは共産党がいうような基地だけの攻撃だけでなく住宅、学校、病院など民間をも攻撃することである。
共産党の「有事になれば基地がミサイル攻撃される」は間違いであることがウクライナ有事で判明した。「有事になれば基地だけでなく全てがミサイル攻撃される」が正しい。辺野古、宮古島市、石垣市は基地を建設されなくてもミサイル攻撃される可能性がある。たとえ、ミサイル攻撃されなくても軍隊に攻撃されてウクライナのように家屋は破壊され死傷者が出るだろう。ウクライナの戦争でロシア軍が都市、学校、病院などを爆撃したことで、共産党の「有事になると基地をミサイル攻撃する」が嘘であることが明らかになった。

なぜロシア軍はウクライナに侵攻したのか。ロシア軍とウクライナ軍では軍事力に圧倒的な差があるからだ。
ロシア軍が侵攻した時には数日でウクライナを制圧するだろうと軍事専門家は予想していた。しかし、ウクライナは制圧されなかった。軍事力に圧倒的な差があったがウクライナ国民の命をかけて自由、民主主義を守る精神がロシア軍の制圧を防いだ。それと米国や欧州の民主主義国家の支援だった。民主主義国家は莫大な資金と武器をウクライナに提供した。ウクライナ戦争で明らかになったことは民主主義国家は民主主義国家を積極的に支援することである。
ロシア軍がウクライナに侵攻したのはロシア軍がウクライナ軍より圧倒的に強いと思っていたからである。数日でウクライナを制圧できるとロシア軍首脳は考えていた。だから、ウクライナに侵攻した。日本が軍事力の弱い国であったら他国に侵攻される可能性が高くなる。共産党は日本の軍事力を弱くして他国に侵攻されるようにしようとしている。
ロシア軍が侵攻した理由がもう一つある。ウクライナがNATOに加盟していなかったことだ。もし、加盟していたら軍事力が弱くても侵攻していなかった。加盟国が攻撃されたらNATO軍が反撃するからだ。NATO加盟国全体と戦争することになる。ウクライナがNATOに加盟していたらロシアは侵攻していなかった。ウクライナの軍事力が弱くNATOに加盟していなかったからロシアはウクライナに侵攻したのである。
共産党は基地建設に反対し、自衛隊を弱くしようとしている。軍事力が弱ければ侵略される。ウクライナのように。共産党は米国など外国の軍隊と訓練することに反対している。ウクライナで明らかになったのは米国やドイツなどの民主主義国家の支援でウクライナはロシア軍の侵攻に耐えることができた。他国と連携することが日本の安全を守ることである。基地建設に反対し、他国との軍事訓練に反対する共産党こそが日本が侵略される国にしようとしている。

2 ウクライナ有事で分か.る 安保法制は必要である 廃棄を目指す共産党は国民に支持されない

 1915年に成立した安保法制によって日本は集団的自衛権の行使ができる。米軍など他の国の軍と連帯することもできるようになった。日本は英軍、オーストラリア軍とも共同訓練ができるようになった。
 安保法制に反対しているのが共産党である。ロシアはウクライナに侵攻した。もしウクライナがNATOに加盟していたらロシアはウクライナに侵攻していなかった。断言できる。NATOに加盟した国が侵攻された時はNATO軍が侵攻した国と戦う。ロシアはNATO軍と戦争しなければならない。

NATO・・・北大西洋条約機構 ヨーロッパおよび北米の30カ国による軍事同盟である。第二次世界大戦後の1949年4月4日に調印された北大西洋条約の執行機関である。北大西洋同盟とも呼ばれる。 NATOは、独立した加盟国が外部からの攻撃に対応して相互防衛に合意することで、集団防衛のシステムを構成している。

ロシアはNATOとの戦争は避ける。ウクライナがNATOに加盟していたらロシアはウクライナに侵攻しなかった。確実に。

安保法制が成立した日本は集団的自衛権の行使が可能になり米国、オーストラリア、印度と海軍共同訓練をやった。中国などが日本を攻撃した時は4軍が共同して戦うことになる。自衛隊はイギリス海軍とも共同訓練をした。安保法制によって自衛隊は他の国々と連帯することができるようになった。他の国と連帯すればするほど侵攻される可能性は低くなり、日本は安全になる。

日本を安全にする安保法制に反対しているのが共産党である。安保法制が成立した2015年に廃棄するために国会では野党共闘結成を目指した。そして、市民連合を設立して政治運動を展開した。
ウクライナ戦争で明らかになったのは安保法制によって他国と連帯するほうが侵攻されないで日本は安全になることである。共産党の安保法制廃棄は国民に反発されるだろう。国民の支持は確実に下がる。
安保法制を廃棄するために野党共闘して与党になることを目指している共産党であるが、安保法制反対は国民の支持を失う。議席を減らす方向に向かう共産党の野党共闘である。

3 維新の会を外す共産党の野党共闘が与党になれないのは100%確実

 共産党は安保法制を廃棄する目的で野党共闘を目指している。全野党が共闘して国会で過半数の議席を獲得すれば国会で安保法制を破棄できる。だから去年の衆議院選挙で野党共闘を目指した。野党第一党である立憲民主や他の政党と野党共闘の交渉をした。立憲民主党の枝野代表も野党共闘によって与党になり政権を握る目標があったので共産党との野党共闘を承諾した。枝野代表と共産党は野党共闘を目指して他の政党と交渉し、立憲民主、共産党、れいわ、社民党の4野党が選挙共闘をした。国民民主は参加を断った。
 野党でありながら共産党が共闘を嫌っている政党がある。維新の会である。共産党は維新の会を野党として認めていない。維新の会は野党でありながら野党ではないないのだ。共産党にとって維新の会は第2自民党である。野党とは認めない。共産党は野党共闘のメンバーから維新の会を外したのである。
国民民主は野党共闘に参加しようとしたが政策に納得できなくて参加しなかった。
現実は自公民の議席が圧倒的にに多く、国民民主と維新の会が参加しても過半数を獲得するのは難しい状況である。そんな状況の中で2野党が参加しないのなら過半数を確保するのは不可能である。事実選挙では自民党だけで安定多数を確保した。それに公明党の議席が加わるのだ。
野党共闘は過半数の議席を確保するどころか減らしてしまった。立憲民主は109議席から96議席と15議席減らした。共産党は12議席から10議席と⒉議席減らした。野党共闘は過半数どころではなく議席を減らしたのである。
一方野党共闘に参加しなかった維新の会は11議席から41議席と30議席も増やした。野党共闘で議席を増やして与党になりたい共産党と立憲民主は議席を減らし、野党共闘から外した維新の会は議席を延ばしたのたのである。
 野党共闘で与党になるのを目指すなら維新の会、国民民主も参加する全野党が共闘しなければ実現は不可能だ。しかし、共産党は維新の会を共闘から外す。共産党は与党になることが不可能な野党共闘をやっているのである。
 共産党の目的は安保法制を破棄することである。破棄するための過半数の議席を確保できる野党共闘を実現するのが共産党の悲願である。しかし、維新の会を参加させない。それでは過半数になれない。悲願を自分で潰している共産党である。共産党の悲劇と言おうか喜劇と言おうか。矛盾のるつぼの中で踊っていると言おうか。
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