普天間移設に安波区の地主は賛成過半数



 米軍普天間飛行場の移設問題で、説明会に集まった安波区の地主の47人中の36人が賛成した。賛成する理由は農業するよりも土地を貸したほうが収入は多いからだ。安波区の地主たちは名護市が普天間基地の辺野古移設を反対している状況の中で、安波区に受け入れることに賛同した。基地反対の人たちから見れば欲に目がくらんだ人間に見えるだろう。でも金に目がくらまない人間はいないし、いい生活をしたいと思っている人が圧倒的に多い。
 安波区の地主たちが金に目がくらんで普天間基地移転に賛成したと考えて軽蔑している人は多いと思うが、軽蔑する人が安波区の生活をよくしてくれるわけではない。今のままだと安波区の過疎化は進むだけであり、村も県も安波区の過疎化は放置していて、過疎化を防ぐことはしていない。安波区の地主が自分の生活をよくするために普天間基地移転に賛成するのを責めることはできない。

 問題は安波区の土地を持っていない人たちの態度だ。米軍普天間飛行場が移設すれば、仕事が増え、人口が増える代わりにヘリコプターの騒音被害や墜落の危険が生じてくる。地主以外の区民は普天間移設に賛成するか、それとも反対するのか。

 普天間基地の辺野古移転に決まったのは、最初は辺野古の住民が普天間基地移転に賛成し、辺野古区民の有志が前名護市長を説得し、辺野古移設に賛同した前名護市長が県知事を説得したという経緯がある。

 安波区民が普天間基地の移転に賛成するかどうか注目する必要がある。安波区の動きに対して辺野古区民はどう動くか。

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