前原代表が非自民党・非共産党に徹したから保守・非左翼の新政党ができた

前原代表が非自民党・非共産党に徹したから保守・非左翼の新政党ができた
 希望の党への合流を決めた民進党の前原誠司代表(衆院京都2区)が7日、京都市内で京都新聞社のインタビューに応じた。
 前原代表は希望の党への合流について、
安倍政権の5年間で民進党の勢力の低迷が続いてきた。安全保障関連法反対の野党共闘をして勢力回復を目指したが、民進党の存在感は高まらなかった。
一方、共産党、社民党と共闘したことによって、民進党の左旋回が強まっていった。民進党の保守派は共産党を気にして憲法改正や消費税の問題では発言できなくなっていった。このまま衆院選に突入すれば、壊滅的な状況に陥るという危機感に襲われた。
安倍政権を終わらせるには与野党が1対1の構図をつくる必要があると考え、選択肢として、
1、 野党共闘
2、 選挙区での共産党とのすみ分け
3、 野党再編
の三つを考えた。
しかし、小池百合子東京都知事が代表になって希望の党を設立する動きがあったので考えが変わった。
希望の党と連携すれば前原代表の思いでもある「非自民・非共産」の大きなかたまりをもう一度作ることができる。
それが前原代表が希望の党と合流を決意した理由であった。
前原代表は「非自民、非共産党」の政党を目指したが、小池代表は非共産党に留まらず非左翼に拡大した。旧社会党系のリベラル派が入党できないように安保法制賛成等の入党条件をつけたのだ。前原代表も小池代表の要求を受け入れた。二人の合意で「非自民・非左翼」の保守政党が誕生したのである。

希望は自民党との違いが見えづらいとの質問には、
外交安全保障は現実路線で、大きな違いはないと答えている。しかし、内政では違うところが多いと答え。例えば、民進党で「中福祉・中負担」で社会保障を充実すると主張してきたが、そのことについては小池代表も賛同したという。また、財源については民進党は消費増税分を想定していたが、安倍政権の経済政策の路線で増税すると格差を広げることになるので、希望が公約にしている増税凍結は理解できると答えている。

前原代表の「非自民・非共産党」へのこだわりと小池代表による希望の党設立によって日本政治史上初の「非自民・非左翼」の保守政党が誕生したのである。
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