緊感染症専門家が新型コロナ感染封じを知らないという驚くべき真実


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・緊感染症専門家が新型コロナ感染封じを知らないという驚くべき真実
元国立感染症研究所研究員岡田晴恵白鴎大学教授は新型コロナウイルス感染についてテレビで何度も発言している。彼女の発言は専門家としての意見であり、感染病専門家は彼女と同じような意見をマスコミで述べている。公衆衛生・感染病・疫病の専門家のほとんどは岡田教授と同じ考えである。専門家の理論は長い年月の中で積み上げられた理論である。その理論を学んだ専門家が同じ意見になるのは当然である。岡田教授がテレビで話したことを批判する。

1月22日
岡田晴恵「ヒトからヒトへに確かに感染したが、限定的だ!感染例は患者と濃厚接触者、感染は限定的なもの!どんどんうつっていく状況ではない」

 専門家の考える新型コロナの感染は一人から二人、二人から四人と累乗的に増えることである。最初に日本国民が感染するの中国からやって来た観光客などてある。観光客の数は日本国民の人口に比べればば少ない。それに新型コロナに感染している観光客は一部であり、全員ではない。だから感染は限定的であり、感染がどんどん拡大している状態ではない。
 岡田教授の指摘は外国から侵入してきたすべての感染病に言えることであり、新型コロナに限ったものではない。感染病の専門家の普通の判断である。

2月22日
岡田晴恵教授
「既に隠れ感染者は万単位でいる」、「政府は早期拡大期と言っているが既に拡大期に入りつつある」
(当時の日本の累計感染者数は132名だったが、日本はPCR検査が少ないから万単位の感染者を見逃している!既に隠れ感染者が万単位でいる!既に感染拡大期だ)

 2月13日に東京でタクシー運転手の男性(70代)の新型コロナウイルス感染が確認された。都がすぐに取り掛かったのは感染経路であった。すると1月18日に行われた屋形船での個人タクシー組合の新年会に中国の観光客が乗っていたことが判明した。


都は屋形船に乗っていた客を調査してPCR検査をした。すると10名以上の感染者が分かった。PCR検査は屋形船に乗船した市民だけではなかった。屋形船で感染した市民との濃厚接触者も険阻をした。運転手らが所属する組合に勤務する女性ら新年会に参加しなかった人からも感染が確認されたのである。

屋形船感染を見ると岡田晴恵教授の言う通り既に隠れ感染者は万単位でいる」かも知れないと思うし、「日本はPCR検査が少ないから万単位の感染者を見逃している」というのも納得できる。しかし、PCR検査は数分ではできない。検査に4時間から6時間もかかり検査時間が非常に長い。短期間での大量の検査が不可能であるというPCR検査には決定行きな弱点がある。岡田教授は万単位の感染を見逃しているというが無差別な検査で万単位の感染者を見つけるには数百万のPCR検査をしなければならない。
最近、新型コロナウイルス感染後にできる抗体を調べたところ陽性率は東京都の500検体で0.6%であった。とするとPCR検査で1000人検査して6人の感染者しか見つけることはできないということである。Ⅰ万人の感染者を見つけるには10000÷0、6×100=1666666となりおよそ160万件の検査が必要である。5万人なら800万検査が必要である。PCR検査は無差別検査に不向きな検査方法である。
検査時間が長いPCR検査の効果的な検査は感染率の高い市民を検査することである。それがクラスター潰しである。都はタクシー運転手が新型コロナに感染したことが分かると、彼が感染した場所を探した。屋形船に中国観光客が乗っていたことが分かると屋形船がクラスターであると判断し、屋形船のお客を探してPCR検査をした。陽性の市民が出ると、市民との濃厚接触者を探しPCR検査をした・・・・。これがクラスター潰しである。
 岡田教授流のPCR検査をしていたら東京は新型コロナ感染者が米欧のように増えていただろう。

4月13日
4月7日に安倍首相は非常事態宣言をした。海外のような厳しいロックダウンをしないことに国内外の専門家から一斉の非難が巻き起こった。内容は岡田教授の、
「ニューヨークの今の惨状は2週間後の東京だ。地獄になる」
と全く同じだった。岡田教授専門家たちは日本が2週間後には感染者13万8836人、死者5489人に増加し、感染爆発を起こすと断言したのである。いや、これは少ないニューヨーク州の人口は1945万人である。日本がニューヨークのようになるとは人口比も計算するから80万人以上感染者が出るということになる。
 5月16日で感染者は1万6285人である。なんと78万人以上の開きがある。公衆衛生専門家は科学者であることに誇りを持ち、新型コロナの感染予想も科学的に計算して予想している。直感で予想しているわけではない。ということは専門家の科学的な公式が根本から崩れたのである。

5月7日
岡田晴恵教授
「韓国は強いリーダーシップを持つ指揮官を置いて徹底してやってきました!やはり初期対応の違い、検査をして隔離する繰り返しが大事なんだ」

 え、4月13日に日本はニューヨークのように感染爆発が起こると断言していたのに、ニューヨークのようにならなかったことを説明するのではなく、日本より感染者数が少ない韓国と比較している。検査して陽性を隔離をする繰り返しは韓国だけでなく米国、欧州の国々もやった。しかし、感染爆発が起こった。PCR検査では新型コロナは感染爆発を起こすことを米国、欧州で実証されている。そのことを岡田教授は深刻に考えないといけないのに日本より感染者の少ない韓国と日本を比べている。日本の感染者数は1万4119人、死者は435人、韓国は1万0774人死者は252人である。確かに日本が韓国より感染者は多いが日本も韓国もⅠ万人台であり死者は両国とも500人以内である。日本と韓国に大差はない。米国や欧州と比べれば日本と韓国は同じといってもいいくらいである。それなのに岡田教授は日本と韓国に大差があるように説明している。二週間後にはニューヨークのようになると断言した教授なのだから本当はニューヨークと日本を比べるべきである。日本がニューヨークのように感染爆発すると断言したことを胡麻化すために韓国と日本の比較にすり替えたとしか考えられない。
 岡田教授が堂々と居直るのは日本の感染専門家のほとんどは岡田教授と同じ考えだからである。日本だけでなく世界の感染専門家が岡田教授と同じだからである。PCR検査をして、それでも感染が増えていったロックダウンをする。かれらの教科書にはクラスター潰しの理論はない。だからクラスター潰しの効果が彼らには理解できない。

5月15日
岡田晴恵教授
抗体保持者は東京で0.6%との情報に、
東京都なら99・4パーセントの人がかかっていないということです」とし「ですから、まだ流行は来てない」
「流行はまだ来てないだけ。11月以降の秋冬に非常に大きなヤマが来る。たぶん秋冬、低温乾燥の11月以降に非常に大きな山になる可能性が危惧される。そういうことがあることを見越して政策を立てないといけないということ」
 
 4月に5月は感染爆発が起こると断言した岡田教授である。ところが5月は感染爆発が起きなかったどころか感染者は減り、政府は非常事態宣言を解除するまでになった。すると岡田教授は東京都では99・4パーセントの人がかかっていないことを根拠に11月に大きな感染拡大が起こると予想する。2月から4月までの3カ月で0、6パーセントしかかからなかったのである。これが現実である。11月を予想するのには2、3、4月に起こったことを参考にするべきである。過去を参考にすれば11月までには0、6パーセントの2倍のⅠ、2パーセントかかる予測が成立する。いや、第一波を体験したから新型コロナの感染を押さえる技術は発達しているから1、2パーセント以下になることは間違いない。
 11月以降に第二波に゛襲われると予想しているのは、5月に東京は感染爆発が起きると予想した専門家たちである。大外れした専門家たちの予想は外れるに違いない。大外れしたのだから次も大外れするのは当然である。彼らの理論は破綻している。

 政府は25日に首都圏の1都3県と北海道を緊急事態宣言を解除した。これで全国が解除されたのである。これで新型コロナ感染問題は第二ステージに移った。第一ステージは経済を犠牲にして新型コロナ感染拡大を押さえるのが目的であった。第二ステージは新型コロナを押さえた状態を保ちながら段階的に経済を再生することである。第二ステージで絶対に避けなければならないのは緊急事態宣言を出すような状況にならないことである。
 飲食店、キャバレー、トレーニングシムなどの濃厚接触をする営業を許可し、将来的には野球も観客動員を許可するようになれば感染の可能性は高くなる。国民に接触の自粛を要請しても無理である。経済再生を実現するためにはクラスター対策班を中心に48都道府県に新型コロナ感染対策チームを結成して徹底して新型コロナ感染を封じることである。日本はそれができる。
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