新型コロナ感染対策はPCR検査・ロックダウンしかない世界の公衆衛生専門家が感染爆発を起こさせた 


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新型コロナ感染対策はPCR検査・ロックダウンしかない世界の公衆衛生専門家が感染爆発を起こさせた 

日本はPCR検査数が少ないということで批判され続けてきた。感染が始まった頃は韓国と比較された。韓国は検査数が25万件であるのに日本はわずか1万件しか検査していないと国内外の専門家やジャーナリストは韓国を称賛し日本を批判した。
 私の関心は検査数ではなく死者数であった。新型コロナウイルスの怖さは感染にあるのではない。感染すれば死ぬかもしれないからである。インフルエンザのように死の恐れがないなら誰も新型コロナを怖がらない。死ぬから怖いのである。100万人が感染しても死者がゼロであるなら誰も感染を怖がらないが、1000人感染して100人の死者を出したら怖い。死者が多く出るか出ないかが問題である。死者が少なければ少ないほど新型コロナ対策が優れているとみるべきである。しかし、国内外のマスメディアと専門家は違っていた。

3月15日に日本の新型コロナ感染者の死者は21人であった。韓国の死者は72人である。日本より韓国の死者が3倍である。日本は1憶2000万人、韓国は5000万人だから人口を参考にすれば韓国は9倍の死者数であった。死者数からみれば日本の方が新型コロナ感染を押さえている。韓国は検査数は増やしているが検査数の少ない日本より新型コロナ封じには失敗しているとみるのが当然であると思ったが、マスメディアは違っていた。PCR検査の少ない日本を批判したのである。
 日本のマスメディアの多くは安倍政権批判に徹する傾向がある。死者数を問題にすれば安倍政権批判はできない。PCR検査は少ないから批判ができる。だから、マスメディアはPCR検査を問題にしていると思った。死者数が少ないのはクラスター対策班の徹底したクラスター潰しをしたからである。死者数が少ないことを発信しないマスメディアは同時にクラスター潰しの報道も抑えていると私はブログでマスメディア批判を続けた。
 クラスター対策班のクラスター潰しを高く評価していた私はジャーナリストや専門家が日本は近いうちに感染爆発を起こすという見解に反論した。
 安倍首相が非常事態宣言した時は国内外からの批判は高まり、ニューヨークが二週間後の日本であると日本のオーバーシュートを予測したジャーナリスト、専門家がほとんどだった。言うまでもなくオーバーシュートは起こらなかった。そうであるのだから日本の新型コロナ対策は正解だったということになるが、オーバーシュートを予測したジャーナリスト、専門家はオーバーシュートが起こらなかった原因を解明するべきであるのに解明はしないでPCR検査が少ないことで安倍政権批判はますます強くなった。そして、PCR検査の拡大の要求が大きくなっていった。マスメディアだけでなく専門家会議、教授、米国欧州に住んでいる日本人の教授などからもPCR検査の要求が増えていった。
彼らの主張を変に思うようになった。米国、欧州の国々の死者が2万人から7万人であるが安倍政権を批判する連中は死者の多さには何にも感じていないことだ。なんにも感じていないというのは大げさかも知れないが、彼らは死者数の多さを比較することはしないで、感染率、死亡率、感染数の増減の比較に関心を持っていることに気が付いた。彼らはグラフを描いて感染のピークに達したかそれともまだ達していないかを注視しているのだ。彼らは新型コロナ感染を押さえることに懸命になっているのではない。新型コロナの感染の増減を参考にして今後の流れを予測することに興味を持っている。
感染症の専門家というのは感染症を封じ込めるのを最優先に考える医師と思っていたがそうではないようだ。彼らは死者数の少ない日本に対してPCR検査が少ないことを批判し、PCR検査をするように圧力をかけている。死者数が少ないことを称賛しない彼らは何者だろうと疑うようになった。
日本の新型コロナ感染者数が少ないのは検査数が少ないからというのは確かである。しかし、死者数が少ないのはPCR検査数が少ないからとは言えない。政府が発表した死者数は324人であるが本当は350人は居るだろうとは言えるかも知れないが10000人も居るとは絶対に言えない。1000人さえ居るとは言えない。1000人でも米国欧州の国々に比べれば非常に少ない。新型コロナ封じに成功しているのは日本であることを容認するべきであるのにPCR検査数が少ない理由で日本の新型コロナ封じを認めない。PCR検査を増やすように政府に要求するだけである。
日本は死者数が少ないのだから感染者数も確実に少ないはずである。新型コロナウイルス感染の死亡率というの全世界共通しているはずだ。日本だけ特別に死亡率が低くて、感染者は欧米並みに何十万人もいるが志望者はわずか324人というのはあり得ないことである。
感染者が少なければ死者数は少ない。逆に死者数が少なければ感染者数も少ないはずである。逆も真なりである。しかし、専門家は「逆も真なり」を認めない。PCR検査数が少ないことで政府を非難し、PCR検査の拡大を要求し続けている。なぜ専門家は死者数を無視してPCR検査にこだわるのか。そんな専門家に疑問を持つようになった私は専門家の肩書に注目した。すると彼らは公衆衛生の専門家であることを知った。公衆衛生について調べた。

公衆衛生は、集団の健康の分析に基づく地域全体の健康への脅威を扱う。健康は多くの機関により、さまざまに定義されている。疾病の実態調査の標準を設定・提供する国際連合の機関である世界保健機関 (WHO) は、健康を「身体的・精神的・社会的に完全に良好な状態であり、たんに病気あるいは虚弱でないことではない」と定義している。
公衆衛生は多くの分野からなるが、典型的な区分としては疫学、生物統計学、医療制度がある。また、環境・社会・行動衛生、職業衛生(労働安全衛生)、食品衛生も重要な分野である。

公衆衛生は臨床医学のように直接病人を相手にするのではなく、社会的な疾病を調査し、統計によって指標を作って指導する医師である。伝染病(感染症)の病人を治療する医師ではなく、伝染病の感染の拡大を予防する医師である。医師と言うより専門家といったほうがあっている。臨床医が病気を治療するために必要なものは病気の原因である。だから診察して病気の原因を調べる。 公衆衛生専門家に必要なものは感染情報である。治療法は決まっている。感染者を見つけて隔離することである。新型コロナならPCR検査をして陽性の人を隔離することである。
 WHOはPCR検査を徹底することを世界に発した。感染病封じ込みには検査をして感染者を隔離することが一番の対処であるのだ。しかし、PCR検査には決定的な欠点があった。検査に4~6時間と長く掛かり検査員も少ないということである。新型コロナが侵入した国は感染者がどんどん増えていったためにPCR検査は追い付かず、新型コロナに感染していそうな市民を検査するのに精一杯になった。欧州では検査して隔離するのが間に合わないくらいにどんどん感染が広がっていった。PCR検査で新型コロナを封じることができた国は一つもない。ドイツは最初は無差別にPCR検査をしていたが新型コロナ感染がどんどん拡大していくと感染症状のある国民を優先して検査するようになった。PCR検査は結果が出るのが遅いのでPCR検査で感染率を出すことはできない。だから地域の感染率を調査する時には抗体検査を行う。ドイツ国内で最大のクラスター(感染集団)が発生したガンゲルトガンゲルトの感染率、致死率を調べるために抗体検査をした。感染率15%、致死率0.37%だった。

新型コロナの死者数と100万人当たりの死者表である。


世界で新型コロナ対策で一番優れていると評価されているのが韓国である。日本は韓国と同じくらいである。欧州で称賛されているのがドイツであるが日本はドイツの19分の1である。この表を見ればPCR検査が新型コロナ封じに効果がないことははっきりしている。
韓国は封じ込めに成功している。しかし、PCR検査をしたからではない。PCR検査をして隔離している時は感染者は増えていった。韓国が感染封じ込めに成功したのは中国のように携帯電話やGPSで徹底的に個人の行動を監視するようになったからである。
韓国政府は、感染者の個人情報や行動情報をシステムで追跡&把握して、自宅アパート・名前・年齢・性別・利用店舗や利用施設などの主な行動履歴をネットに公表する。800万台超の防犯カメラなどで感染者の行動を監視する。感染者が他の市民と接触をさせないシステムを構築したのが韓国である。韓国はPCR検査ではなくスマホ、GPSを利用した監視によって新型コロナ封じに成功したのである。韓国がPCR検査で新型コロナ感染を封じたというのは嘘である。英国は韓国のPCR検査を称賛し、PCR検査で新型コロナを封じ込めようとしたが失敗し感染爆発を起こした。

公衆衛生専門家のPCR検査による隔離の次の対策がロックダウンである。だから、米国、欧州の国々はロックダウンをやった。公衆衛生の伝染病拡大を防ぐ方法はロックダウンで終わりである。ロックダウンの次は感染のピークを待ち、ピークが過ぎるとロックダウンを解除しながら経済復興を目指すというものである。しかし、経済復興には人と人との接触が増えるから伝染病が再び拡大する恐れがある。拡大した時には状況に応じてロックダウンをする。公衆衛生専門家たちは9月に感染の第二波がやってくると予想している。
経済復興とロックダウンを繰り返していけば免疫者が増えていき感染者は減少していく。免疫者が5、60%になれば新感染者数は次第に減っていくというのがが公衆衛生の伝染病対策論である。
公衆衛生専門家の新型コロナウイルス感染を押さえる方法はPCR検査をして優性者を隔離することと人と人の接触を禁じるロックダウンである。PCR検査を増やせば増やすほどに新型コロナ感染をおさえることができると信じているのが公衆衛生専門家である。日本、世界の専門家のほとんどがPCR検査信奉者である。感染爆発が起こったのは新型コロナの感染力が強いからであり、対策が間違っていたからではないというのが彼らの理論であり解釈である。PCR検査、ロックダウンをしていなかったら感染者は倍増していただろうというのが公衆衛生専門家の見解である。

公衆衛生専門家が政府にPCR検査の拡大を強く要求しているのはPCR検査が唯一の新型コロナ感染対策と思っているからである。
日本はPCR検査は少ないしロックダウンも規制が甘いものであった。公衆衛生専門家から見れば、日本は感染爆発が起こる条件が揃っていた。ところが感染爆発が起こらないどころか死者も圧倒的に少ない。公衆衛生専門家が読んだ専門書には書かれていないことが日本で起こったのだ。新型コロナ感染を抑え込むにはPCR検査とロックダウンしかないのにこの二つを疎かにした日本が感染死者は圧倒的に少ないのだ。公衆衛生専門家は専門書に書いていないことは理解できない。理解するための本がないからお手上げであるし原因を解明することもできない。死者が少ない原因を解き明かすことができない公衆衛生専門家たちはCR検査拡大にすがるしかないのである。PCR検査にすがる専門家は奇妙なことを言いだした。
本庶佑京都大学大学院特別教授は「検査することによって陽性の人や過去の感染履歴がある人を正確に把握すれば致死率が下がる。10%が感染しているようなら致死率は低くなる。すると感染しようがしまいが気にせず、重症者の治療へフォーカスをあてるという戦略に切り替える必要がある。」と述べている。
検査する人を増やせば致死率が落ちるのは当然である。しかし、死者数が減るということではない。陽性者が増えれば入院患者が増える。重傷者が入院できない状態が起こる。本庶教授の言っていることとは逆のことがことが起きるのだ。本庶教授はPCR検査を無理に正当化しようとしている。
PCR検査を全国民にやるべきであるという専門家の教授もいる。PCR検査には長時間かかる。検査員も少なくて検査が全然はかどらない。だから新型コロナ感染を効率よく抑えるために考え出したのがクラスター潰しである。公衆衛生専門家にはPCR検査がとても効率が悪いことが念頭にないのである。イギリスでは一週間で全国民をPCR検査をしろと公衆衛生専門家たちが政府に連名で要求した。彼らは現実の地の上にはいない。机上にいて、机上の論理を振り回しているだけである。

PCR検査数が少ないので感染者数の実態が掴めないと政府を批判するのが公衆衛生専門家である。日本政府の弱点はPCR検査が少ないことである。その弱点をつくのが専門家であり、マスメディアであり野党である。
立憲民主党の福山哲郎幹事長は「世界中は無症状・軽症の方も含めて検査して感染者を出し、実態を把握する中で議論している」と日本のPCR検査の少なさを批判した。

公衆衛生専門家、マスメディア、野党はPCR検査の少なさで政府を集中攻撃している。政府は強烈な圧力に押されてPCR検査を増やしつつある。地方自治体もPCR検査を増やしている。PCR検査が増えていけば検査不足への批判は落ち着いていくだろう。ただ、PCR検査が増えても新型コロナ感染封じにはそれほどの効果はない。感染者は少し増えるかも知れないが死者数の増減には関係しない。

11日の東京都の感染が15人、大阪府の感染がなんとたったⅠ人だという。こんなに感染者が減ったのは国、都、府の新型コロナ感染封じの血の滲むような努力があったからである。PCR検査にこだわった連中は新型コロナ感染封じに全然貢献していない。
クラスター対策班による新型コロナ感染避けるための密閉、密集、密接を避けることは国民に深く浸透している。濃厚接触を避けることも国民は認識している。そして、クラスター潰しも地方自治体に浸透している。それが新型コロナ感染拡大を押さえているのである。
日本は新型コロナ対策一辺倒から経済正常化という方向に歩みだした。第二段階に入った。


国ではなくそれぞれの自治体の判断で経済復興の道を探る。
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