45年を振り返ってのアジアに対する私の感想



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45年を振り返ってのアジアに対する私の感想
1972年(昭和47年)5月15日に祖国復帰してから今日で45年になった。45年前の沖縄と現在の沖縄を比較する記事が沖縄だけでなく本土のマスコミも多く掲載した。記事を読みながら、
「復帰45年かあ」
と思いはしたが、私の脳裏を駆け巡ったのは沖縄のことではなくてヨーロッパやアジアの変化のことだった。特にアジアについては感慨深いものがある。それもいい意味で。
 アジアは変わった。45年前は、中国、北朝鮮は社会主義国家であり、韓国、台湾、フィリピンは軍事独裁国家だった。カンボジアはシヌアーク国王による王国であったが内戦状態になった。米国は社会主義国家の拡大を抑止するために民主主義国家ではなく軍事独裁国家であった韓国、南ベトナム、フィリピンを軍事支援していた。アジアの議会制民主主義国家は日本だけであった。
あの頃は社会主義国家中国や北朝鮮の情報はほとんど入ってなかった。だから中国や北朝鮮の社会がどういう状態であったかはほとんど知らなかった。しかし、社会主義国家のほうが労働者を搾取する資本主義国家米国や日本よりはいいと考える人たちは中国や北朝鮮にあこがれていた。
45年前は社会主義国家と軍事独裁国家や米国との対立があり、ベトナム戦争、カンボジア紛争、フィリピンの共産グループのゲリラ戦など戦争が絶えないアジアだった。
ベトナム戦争では米国が負けた。世界一の経済大国であり、世界最強の軍隊でありながらベトナムでは負けてベトナムから引き上げた。ベトナム戦争は民主主義国家の弱点をさらけ出した戦争であった。民主主義国家は他国に軍事侵略をして搾取することをしない。米国は南ベトナムから搾取をしなかった。戦費はすべて米国のお金で賄った。そのために戦争が長引くと国家財政が悪化した。経済も悪化し、ドルの価値は低下し、経済危機に襲われた。経済危機から逃れるために米国はベトナムから引き上げた。軍事大国てあっても経済危機には勝てずベトナム戦争に敗北した米国であった。米軍は引き上げて、南ベトナムは北ベトナムに占領された。アジアでは社会主義が増大していくのではないかと思えたのがベトナム戦争であった。
私はベトナム戦争では南ベトナムを支援している米国に賛成も反対もできなかった。南ベトナムが民主主義国家であったら米国の支援に賛成していただろう。しかし、南ベトナムは軍事独裁国家であった。軍事独裁国家と社会主義国家を比べると社会主義国家がいいかもしれないと言う気持ちがあったから、南ベトナムを支援している米国に賛成する気はなかった。しかし、北ベトナムに賛同する気持ちもなかった。

45年前のアジアは日本以外の国は社会主義国家か軍事独裁国家であり、私が支持できる国はなかった。独裁国家が連なっているアジアの政情は不安定で、未来が見通せなかった。45年前はそんな時代だった。
復帰から45年後の今は韓国、台湾、フィリピンは議会制民主主義国家になり、中国は市場経済を導入して世界2位の経済大国になった。45年前に比べれば豊かで平和になったアジアである。
 
 韓国では大統領が罷免され、フィリピンのドゥテルテ大統領は麻薬撲滅を宣言して麻薬の売人や使用の疑いのある者を警察や自警団が射殺することを許可して、今までに8000人も射殺した。そんな状況を見ればまだまだ豊かで平和なアジアになったとは言えないが、45年前のような戦争や内紛はないからあの時代に比べたら平和で豊かになったと言える。北朝鮮は気になるが、もう、45年前のような戦争はアジアでは起こらないだろう。

 議会制民主主義になれば経済発展を優先する。フィリピンでは麻薬撲滅のために警察や自警団が多くの麻薬関係者を殺害しているが、実は麻薬も経済効果がある。だから、麻薬売買を撲滅すればフィリピンの経済は悪化する。ドゥテルテ大統領は麻薬撲滅を掲げると同時に経済発展を目指して、色々な政策をやっている。
 中国やベトナムと領海争いをしている南沙諸島を共同開発するのを両国に提案したのはドゥテルテ大統領である。中国とは対立ではなく経済協力政策を仕掛けている。
 ベトナム戦争では殺し合いをしたが、今は経済発展のために米国と仲良くしようとしているのが社会主義国家ベトナムである。中国も一帯一路政策で経済発展を目指している。

 アジアの時代の流れは経済発展へと向かっている。経済発展を阻害するのが武力争いである。これからのアジアは武力争いについてはお互いに押さえる努力をやり、経済発展を目指した国々の連携によって平和なアジアが築かれていくと思う。そうあってほしい。
 45年を振り返ってのアジアに対する私の感想である。


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