県民大会の権威を落とすだけだ

 

 反育鵬社運動の中心である沖教祖をはじめ、高教祖、連合沖縄、平和運動センター、統一連の団体は11月23日に嘉手納町のかでな文化センターホールで県民集会を開く。
1、「9月8日の全員協議の決定を認めさせる。
2、育鵬社版教科書の府採択。
3、文科省大臣の竹富町優勝発言の撤回
以上の3点を首長している。

 ところが八重山教科書問題を勃発させた竹富町では、竹富町の教科書も無償給付するように要求していて、11月23日の県民集会の要求とは違っている。
 竹富町と沖教祖などとの主張にずれがある。反育鵬社の運動もバラけてきたようだ。
 
 県教育委員会は、中野委員長は「教科書採択が適正に行われるよう、まず3市町には協議をしてもらいたい。2社になった場合は考える。2週間しかないが、最大の努力をしてほしい」などと、8月23日の八重山採択地区協議会の採択と9月8日の全員協議のどちらが有効であるかの判断力もなく、解決の糸口にはならない提案をしているだけだ。

 鎌田委員は、「竹富町のみを答申通りに指導することはできない、という県の考え方が改めて前進」などと寝ぼけたことを言い、安里委員は「3ヶ月も経過しているのに解決の糸口が見えない。文科省の言う答申通りの指導などをして、終息を計るべきだ」と今頃になって言い、安次嶺委員は「採択の先にあるのは有償か無償かの話だ。県として傍観はできない。支援が必要だ」と当たり前のことではあるがすでに手遅れのことを言い、新垣委員は「しこりを残さないためにも再協議をしてほしい」と既に8月30日にやって失敗したのに、そのことをまだ知らないのか、今からでは全然効果のないことを言っている。

 このように県教育委員の意見はバラバラである。それぞれの委員が意見発表しているだけで、八重山教科書問題を解決するための協議をやらなければならないという危機感さえない。八重山教科書問題を解決する能力のないのが県教育委員会の現実である。無能な県教育委員会の結論は3市町に再協議するように促しただけだ。


 「子供のための教科書を考える保護者の会」はとうとう小中学校内で署名活動をした。署名活動は明らかな政治運動であり、反育鵬社系はとうとう小中学校内に政治を持ち込んでしまった。
 平良共同代表は「個人の自由な意見に基づき、賛同できる人に協力をお願いしただけで、圧力をかけるような行為だ。市教委の方針に保護者まで巻き込むようなことをしていいのか」と反発しているが、「子供のための教科書を考える保護者の会」の署名活動を認めれば、育鵬社に賛成の団体の署名活動も認めなければならない。右翼活動家が学校で署名活動することも可能になる。
 平良共同代表は小中学校が左翼と右翼の政治活動の場になってもいいといっているようなもの。小中学校での政治活動は禁じられて当然だ。

 八重山教科書問題は、冷静に考えればこんなに大騒ぎするほどの問題ではない。育鵬社の教科書は国の検定に合格したものであり、基本的には日本国憲法を遵守している教科書である。育鵬社の教科書への反育鵬社系の拒否反応は異常である。

 八重山問題は県民大会までやるような重大な問題とは思えない。そもそも肝心の竹富町は教科書を国が無償給与してくれるのを願っている。竹富町の首長は県民大会の主張とはかけ離れている。それでも県民大会をやるというのか。県民大会の権威をがた落ちさせるぞ
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