国家の第一は民主主義である。美しさとか品格はまやかしの国家論である。新聞に掲載されている論文を中心に批判する。
品格より民主そして自由
末松候補の敗因

「かみつく」を改名「沖縄 民主主義4」
定価1000円(税抜)
12月県内書店で発売予定
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末松候補の敗因
名護市長選確定得票数
当19839 稲嶺 進<2>無現
=[共][生][社]
15684 末松 文信 無新
=[自]
稲嶺候補が4155票の差で当選した。末松候補が当選すると思っていた私の予想ははずれた。残念である。稲嶺候補が前回よりも票差を広げて当選した事実は認めなければならない。末松候補の敗因を云々するより、稲嶺候補を支持した名護市民の気持ちを理解するのが先である。人間は幸せを求めて生きている。その気持ちが根底にあり、名護市民は稲嶺市長を選んだ。名護市民はお金よりも基地のない平和な生活を望んでいるということである。
石破幹事長の露骨な500億円交付金を嫌い、辺野古移設に反対した。これが名護市民の選択である。
ただ、私にはしこりが残る。「県外移設」問題だ。私は「県外移設は不可能」であることを訴え続けてきた。もし、県外移設が不可能であり、「普天間固定化」か「辺野古移設」かの二者択一の選択であることを名護市民が認識した時でも「辺野古移設反対」の稲嶺候補を選んだだろうか。「辺野古移設」に反対することは「普天間固定化」に賛成することである。この厳しい選択を迫られた時、「辺野古移設」はやむを得ないと考える名護市民は多いと思う。
自民党県連は「県外移設」を公約にしていたのに、「辺野古移設を公約にしないと除名するという石破幹事長の忠告に公約を「辺野古移設」に転換した。仲井真知事は「県外移設したほうが辺野古より早い」と言っていたのに「辺野古埋め立て」を承認した。
自民党県連や仲井真知事は「県外移設」は可能であると認めている。「県外移設」は可能であるのに「辺野古移設」を選択したというイメージを名護市民に与えただろう。
「県外移設は不可能である」ことを名護市民に認識させるには革新系の思想と真正面から対峙し勝たなければならない。それができなかった自民党県連、仲井真知事に名護市長選挙の敗因はあると私は思う。
地元の辺野古の住民は移設に賛成しているのに名護市長選では辺野古移設反対の稲嶺立候補が当選した。本土では地元も普天間飛行場移設に反対するに違いない。名護市長選でますます明らかになったのは「県外移設」は不可能であることである。
「県外移設は不可能である」ことを明確にした上で、辺野古移設は自然環境を破壊しない。海に囲まれているから住民への被害はない。「辺野古移設なくして北部の経済発展はなし」を主張するべきである。
お金のことは最後に持っていくべきである。お金が全面にでた名護市長選は昔の派閥政治丸出しであった。
革新政治思想から逃げてお金で当選する時代はすでに終わっている。
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私は末次候補が圧勝すると予想している

「かみつく」を改名「沖縄 民主主義4」
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いよいよ名護市長選の開票日である。私は末次候補が圧勝すると予想しているが、新聞の世論調査では稲嶺候補が先行し、末次候補が猛追しているという。
投票先を決めるときに最も重視することを4択で聞くと、「普天間飛行場の移設問題」56%、「地域振興策」23%、「経歴や実績」7%、「支援する政党や団体」3%の順だった。
実施した世論調査では、普天間飛行場の辺野古への移設に反対が64%、賛成が19%。反対層は稲嶺氏を、賛成層は末松氏を支持する傾向が強い。
沖縄タイムス
この世論調査からは稲嶺候補が圧勝するのが確実である。それだけではない。稲嶺候補を有利にする材料はもっとある。
自民の支持率は15%で、3割台半ばの全国世論調査に比べてかなり低い。仲井真弘多知事の支持率も、昨年12月の県民世論調査で県全体では57%あったが、24%にとどまった。
沖縄タイムス
「地域振興策」23%、仲井真弘多知事の支持率24%だとすれば末次立候補が当選するのは困難である。でもそうだろうか。
私が末次氏の圧勝を予想する根拠は、前回の市長選は全国な民主党ブームがあったから、民主党人気のお陰で稲嶺氏が当選した。それでも票の差はわずか1500票であった。あれほどの民主党ブームでもわずかな差だったのだ。
現在は自民党ブームである。安倍内閣の支持率も高い。県知事選、宜野湾市長選、那覇市長選と自民党は選挙を勝ってきた。その流れは変わっていない。だから、末次候補が勝つと思っている。
圧勝予想の根拠は「辺野古移設なくして北部の経済発展はなし」を明言したことである。明言したのは立候補を辞退した島袋氏であるが、辺野古移設と経済発展を堂々と結びつけた意義は大きい。今までは基地経済にうしろめたさを感じ暗いイメージが強かった。しかし、米軍は戦後の沖縄の平和を維持し、アジアの民主主義国家の平和を維持しているのであり、基地経済は暗いものであはない。明るい経済だ。「辺野古移設なくして北部の経済発展はなし」は名護市民のもやもやをすっきりさせたと思う。
末次氏の勝利は間違いないと思う。圧勝すると私は思っているが、今日、明らかになる。
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普天間飛行場移設は辺野古しかない

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普天間飛行場移設は辺野古しかない
辺野古移設反対派は、普天間飛行場を辺野古に移設したら辺野古の海や大浦湾の生物やサンゴ礁が破壊されるとかジャゴンが食べる藻がなくなるとか、オスプレイが人家に墜落するとか、騒音被害があると主張している。
辺野古飛行場は赤印の場所である。大浦湾の先端部分のごく一部である。埋め立てをしても大浦湾や辺野古の海の自然を破壊するような規模ではない。

辺野古の飛行場予定の規模とと那覇市や豊見城・糸満の埋め立て血と比較してみよう。



地図は同じ縮小率である。
那覇市や豊見城市・糸満市は全て埋め立て地であるが辺野古飛行場の場合は三分の二弱が埋め立て地である。埋め立ては遥かに那覇市、豊見城市・糸満市の方が大きいことが分かる。
辺野古の海も南部の海も同じ海である。自然が破壊されるのは同じだ。なぜ南部の埋め立ては許し、辺野古の埋め立てには反対するのだ。
自分のたちの生活に関係する埋め立ては利益を得るから黙認して、自分たちの利益とは関係のない辺野古の埋め立ては自然が破壊されると反対する。これはエゴだ。辺野古埋め立てに反対している人たちは本当の自然環境保護主義者ではない。
埋め立て地の周囲が汚染されるというのは間違いである。那覇市や糸満市の埋め立て地の海岸を見ればわかる。
普天間飛行場と辺野古飛行場を写真で比べてみる。


周囲の大部分は海であり、残りは米軍基地である。一番近い住民地は辺野古であるが一キロ以上離れている。それに比べて普天間飛行場の周囲は住宅密集地だ。危険度は雲泥の差である。それでも辺野古移設に反対するのは人間の命をなんとも思っていないからだ。稲嶺市長は辺野古にも住民がいるから反対であると言っているが、それは反米主義の屁理屈だ。稲嶺市長が共産党や社民党と同じ米軍は日本全土から撤去させる思想があるから理由にならない理由をつけて辺野古移設に反対しているのだ。
県外移設は不可能だ

新報は平野元官房長官のインタビューを載せ、「九州『可能性あった』」と見出しにしているが、記事を読んでみると県外移設が不可能である内容になっている。
四十数か所を検討したがほとんどの場所が普天間飛行場を移設するのに適していなかった。一か所だけ適した場所があったが三県にまたがり法律的な問題も絡まって難しかった。ただ、時間的な余裕があれば技術的に移設可能な場所が探せたかも知れないという述べているだけである。それは住民の許可を取る以前の問題であり、もし、候補地を見つけたとしても住民が反対すれば建設できないということになる。住民が移設反対するのは目に見えている。平野氏のシンタビューは県外移設は不可能だったと述べていることと同じだ。
民主党政権は県外移設が不可能であることを知ったから辺野古移設に戻ったのだ。
小泉元首相は「総論賛成各論反対」という表現で県外移設が不可能であることを述べた。
自民党、民主党が県外移設をやろうとして断念したのだ。県外説が不可能であることは明々白々である。
私たち県民に突きつけられているのは「辺野古移設」か普天間固定化」かの二者択一である。この厳しい現実を受け止めてどちらかを選択するべきである。
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沖縄の老害政治家・元自民党顧問の仲里利信氏

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沖縄の老害政治家・元自民党顧問の仲里利信氏
明日1月14日火曜日の7時放映のチャンネル桜「沖縄の声」にゲスト出演する。
「沖縄の声」は「狼魔人日記」の江崎孝さんと我那覇真子の二人による番組だ。
明日は「普天間移設は辺野古しかない」について私は説明する。
冷静に考えると、ヘリコプター基地を普天間から辺野古に移すだけのことである。
移設先は米軍基地内にあり、新たな土地接収はない。普天間基地は返還されるのだから歓迎するべきことである。
埋め立ても大浦湾全体から極一部である。
移設反対で大騒ぎする理由はない。それなのに大騒ぎする。
大騒ぎする原因を自然破壊、ジュゴン保護、新基地建設反対というが、
自然は破壊しないし、ジュゴンへの影響はほとんどないし、新吉建設ではなく移設である。
大騒ぎする原因はほんとうはない。
大騒ぎする本当の理由は共産党・社民党を中心とした
反資本主義、反米主義、安保廃棄、日本からの米軍基地撤去にある。
辺野古移設反対運動の主体である共産党・社民党は県外移設にも反対だ。
彼らの目的は、
辺野古移設を阻止し、県外移設を阻止し、普天間飛行場の固定化を阻止し、
普天間飛行場の国外移設・閉鎖を実現することである。
だから、大騒ぎする理由はないのに大騒ぎするのである。
なんと、稲嶺候補の総決起大会に、保守政治家の重鎮であった元県議会議長の仲里利信氏もマイクを握った。
「県内移設は戦争につながる。戦争を経験した私は、あんな苦労を子や孫に体験させられない」
と、沖縄紙に掲載されている戦争体験者と同じ発言をしている。新聞に登場した人たちは庶民だ。政治に詳しくない。自分の体験を語るだけである。しかし、仲里氏は政治家である。しかも自民党の顧問をしていた人である。そんな仲里氏が庶民と同じレベルの戦争論をするとは情けない。沖縄自民党の思想のレベルの低さが分かってしまう。
「県内移設は戦争につながる」という考えにはあきれてしまう。普天間飛行場は戦後六十八年間あり続けた。その間沖縄は戦争に巻き込まれていない。普天間飛行場は沖縄が戦争に巻き込まれないのに貢献したと考えるのが普通だ。その普天間飛行場が辺野古に移設するだけである。
普天間飛行場の辺野古移設は沖縄全体の米軍の戦力に変化があるわけではない。沖縄には普天間飛行場以外に嘉手納飛行場やホワイトビーチなどの米軍の戦力となる基地がある。米軍の戦力から見れば普天間飛行場は一部である。その一部が辺野古に移設するだけで戦争危機が高まるはずはない。
そもそも米軍基地があったから戦後六十八年間戦争がなかったのだ。戦争を体験したことだけにこだわるから沖縄の米軍基地が沖縄が戦争に巻き込まれるのを防ぎ、アジアの平和を守っていることに気が付かないのだ。老自民党重鎮仲里氏は庶民レベルの思想しかない。政治家失格である。
老元自民党員仲里氏はとんでもない失態を犯している。
共産党・社民党は反米主義であり安保廃棄・米軍基地の日本からの撤去を主張している政党である。両党が支持している稲嶺候補も無論両党と同じ政治思想である。
稲嶺候補は「名護市の陸にも海にも新しい基地は造らせない」を公約にしている。普天間飛行場をどうすればいいかを一言も話していない。稲嶺候補の主張は共産党・社民党と同じで「国外撤去・閉鎖」である。しかし、それを公約にすれば実現不可能な公約だから名護市民の支持を得ることはできないだろう。だから、「国外撤去・閉鎖」を公約にすることはできないのだ。。
「県外移設」は「国内移設」である。米軍の日本駐留を認めることになる。そして、安保条約も認めることになる。安保廃棄・米軍の国外撤去を政党の公約にしている共産党・社民とは対立してしまう。だから、「県外移設」を公約にしたら共産党・社民党は稲嶺氏を支持することはできない。名護市民の支持を集め、かつ共産党・社民党の支持を得るために「国外撤去・閉鎖」に蓋をして「名護市の陸にも海にも新しい基地を造らせない」を公約にしたのだ。ずるがしこいやり方である。
稲嶺候補・共産党・社民党のずるがしこい選挙戦略に気づかないで、「自前でリースした遊説用のスピーカーを車に取り付け、二日から名護入り、市内で次々にスポット演説し、辺野古移設反対を訴えている」のが元沖縄自民党の重鎮仲里氏である。自民党だった仲里氏の主張は県外移設だ。しかし、稲嶺候補は本当は県外移設に反対なのだ。稲嶺陣営に巧妙に利用されている元自民党顧問仲里氏である。老害政治家である。
押し付け連鎖断て 辺野古で討論会
日米外交の政策提言を行うシンクタンク、新外交イニシアティブ(東京)のシンポジウム「普天間基地返還と辺野古移設を改めて考える」が10日夜、名護市民会館で開かれた。
防衛省出身で元内閣官房副長官補の柳沢協二氏は、軍事的に台頭する中国に対し、在日米軍を「抑止力」とする議論について「ラッシュ時に人々が一斉に同じ方向に進むような摩擦はあるが、お互い相手を滅ぼさなければ生存できないという脅威はない」と表現。「単純に米軍がいれば抑止力だという物語はもはや成り立っていない」と述べた。
その上で抑止力としての海兵隊の役割を疑問視し、普天間飛行場の県外移設について「(可能とする)軍事的条件はある。県民の利益のために実現するのが政治の役割だ」と述べた。
普天間ではなく、名護市辺野古に基地を置くという発想に関しては「思考の構造は(復帰前に)本土で反基地闘争が激しくなり、沖縄に基地が集約されたのと同じ。抵抗が少ない所に問題を押し付けるサイクルをやめない限り、沖縄は基地の中で暮らしていかなければならない矛盾から抜け出せない」と述べた。
前泊博盛沖国大教授は「全国同じように地方交付税や国庫支出金がある。当たり前にもらえるお金であり、なぜ沖縄だけ基地と引き換えにしかもらえないとされ、どう喝されないといけないのか」と指摘した。
ジョージ・ワシントン大のマイク・モチヅキ教授は海兵隊の戦略に関して「長期的にはほとんどがグアム、ハワイ、米本土に配備される。沖縄に本格的な恒久基地を置く必要はない」と指摘した。
琉球新報 1月12日(日)10時15分配信
「お互い相手を滅ぼさなければ生存できないという脅威はない」
「単純に米軍がいれば抑止力だという物語はもはや成り立っていない」
防衛省出身で元内閣官房副長官補の柳沢協二氏の弁である。お互い相手を滅ぼさなければ生存できないという戦争は今までもなかった。勝って自国の富を増やす目的の戦争があっただけだ。
経済が発展した現代では戦争をすれば自国の経済がマヒして経済危機に陥る。また他国と交流したほうが経済は発展する。民主主義国家は経済を発展させて国民が豊かになるのを目的にはているから戦争を避ける。日本も米国も戦争をしたくない国である。
共産党独裁国家中国は違う。中国の経済が発展しているから自国の経済がマヒしてしまうような戦争はしないが領土拡大の欲望は旺盛だ。軍事的に弱小なフィリピン・ベトナムにはすでに侵略して両国の領土を奪っている。そして、もっと領土拡大を狙ってフィリピン・ベトナムを脅している。それを抑止するために米軍はフィリピンとベトナムを応援している。フィリピンとは軍事演習をして中国をけん制している。
中国は尖閣諸島を自国の領土だと主張している。中国船は何度も尖閣の領海への侵入を繰り返している。尖閣での戦争を辞さないと中国政府の幹部は発言している。
だから、自衛隊と米軍は侵略された島の奪回訓練を繰り返している。訓練は中国への抑止力だ。
去年の三月に北朝鮮が停戦条約を破棄して韓国、米国へ挑発を挑発した時、米軍は戦闘機、爆撃機、オスプレイ、海兵隊、第7艦隊を北朝鮮の周囲に結集させた。それは北朝鮮に圧力をかけて戦争をさせないためだった。
このように米軍は中国や北朝鮮に圧力をかけている。柳沢協二氏は米軍の抑止力が必要でないことを主張するために大きな戦争だけを問題にしている。尖閣諸島、南沙諸島などの中国の侵略は無視している。
「本土で反基地闘争が激しくなり、沖縄に基地が集約されたのと同じ」は間違った説明だ。日本を防衛する軍隊は米軍だけではない。自衛隊がある。自衛隊は二十四万人だ。本土は自衛隊が増強したので米軍が駐留必要はなくなった。だから日本本土米軍は減らしていった。一方、中国の台頭、ベトナムやカンボジアなど東南アジアの共産勢力の脅威があり沖縄の米軍は増強した。しかし、ずっと増強していったわけではない。ベトナム戦争が終わった頃から沖縄の米軍は減り続け、一九七二頃に一二万人いた米軍は現在では二万人である。
米軍基地も小録、那覇新都心、ハンビー、美浜、読谷飛行場、泡瀬ゴルフ場など多くの米軍基地が返還されてきた。沖縄の米軍基地が増えたのは一九五〇年から一九六〇年代までであり、一九八〇年代からは米軍基地も米兵も減り続けている。
「抵抗が少ない所に問題を押し付けるサイクルをやめない限り、沖縄は基地の中で暮らしていかなければならない矛盾から抜け出せない」
沖縄は共産党の強いしまだった。だから島ぐるみ土地闘争をやり、反米闘争は激しかった。沖縄が抵抗が少なかったと言うのは嘘だ。むしろ沖縄のほうが抵抗は強かった。
沖縄の人口は嘉手納飛行場以南に集中している。普天間飛行場を辺野古に移設し嘉手納飛行場以南を返還すると日米政府は公約している。そうなれば県民のほとんどは基地に囲まれない。
「全国同じように地方交付税や国庫支出金がある。当たり前にもらえるお金であり、なぜ沖縄だけ基地と引き換えにしかもらえないとされ、どう喝されないといけないのか」と前泊博盛沖国大教授は発言したというが、沖縄が他の県より交付金をもらっている。それは基地負担の見返りのプセスアルファーがある。それを政府は当然と判断しているのであり、別に政府は恫喝なんかしていない。
ジョージ・ワシントン大のマイク・モチヅキ教授は海兵隊の戦略に関して「長期的にはほとんどがグアム、ハワイ、米本土に配備される。沖縄に本格的な恒久基地を置く必要はない」と指摘した。
琉球新報
共産党独裁国家中国を抑止するために沖縄の米軍基地はあるのであり、中国が民主主義国家になったら沖縄の米軍基地は必要がないから撤去する。沖縄に恒久基地はない。基地はいつでも解体できる。辺野古飛行場は民間空港にすることができる。嘉手納飛行場は縮小して自衛隊が使うだろう。
沖縄の基地問題は対中国問題であって長期とか短期というような問題ではない。

確かに県民の多くが辺野古移設に反対している。でも辺野古に移設しないと普天間飛行場は固定化してしまう。県外移設があるじゃないかと小那覇君は言いたいかもしれない。しかし、県外移設はできるのか。もし、君が鹿児島県に住んでいるとしよう。普天間飛行場を鹿児島県に移設する話が持ち上がった時、君は賛成するか。「オスプレイの騒音や危険性を考えると移設は嫌だし、海を埋め立てるのも賛成できない」という理由で反対するのじゃないか。鹿児島県に移設する場合海の埋め立てはないかも知れない。しかし、山や野の自然破壊はあるだろう。
沖縄在住の県外出身で辺野古移設に反対している人は自分の県に移設話が持ち上がった時、辺野古移設反対と同じ理由で反対するはずだ。だから、本土に移設することはできない。
小那覇君の主張を突き詰めていけば普天間飛行場をそのまま固定化する主張になってしまう。それでも辺野古移設に君は反対するのか。

騒音が激しいというのは本当かな。砂川さんは宜野湾市のどこに住んでいるのだろうか。
騒音が激しいのは飛行機が離着陸するごく一部の地域だ。それに限られた時間であり、実際に「騒音」と感じるのは一〇前後だ。私は読谷村の古堅に住んでいる。嘉手納飛行場から一キロも離れていない。ジェット機の離着陸の時の騒音はうるさいが、プロペラ機の離着陸は聞こえない。
ヘリコプターは私の家の真上を通り道にしている。真上を飛んでいる時は我慢ができないほどの騒音だ。しかし、その騒音は八秒くらいだ。ヘリコプターは一日中飛んでいるのではない。一日のうちのわずかな時間だ。毎日飛んでいるわけでもない。一カ月の内の数日くらいだ。最近は飛んでいない。飛行機の騒音がつらいというのは嘘だ。それに宜野湾市のほとんどの地域は騒音被害はない。
辺野古飛行場予定地に一番近いが辺野古であるが、辺野古飛行場予定地から一キロ以上離れている。それに辺野古飛行場との間に山があり音を遮断する。宜野湾市で普天間飛行場から一キロ離れた場所は騒音被害はない。それを考慮にすれば辺野古飛行場の騒音被害はないということだ。

普天間問題はお金うんぬんの問題ではない。日本の国防の問題であり、アジアの平和を維持する問題だ。しかし、県民でそのことを理解している人は少ない。山城さんも全然理解していない。理解していない県民に対して交付金を増やすのは仕方のないことだ。
県民には金で左右される人間もいれば左右されない人間もいる。市町村長や議員は交付金が多くなるのを望んでいる。そうすれば市町村民へのサービスを充実させることができるからだ。県も土木業者なども公共工事が増えるのを望んでいる。交付金が一〇〇〇億円増えたから沖縄の景気はよくなった。
「日本政府は、金さえ出せば沖縄がいうことを聞くと思っている」と政府に対して批判的であるが、沖縄の市町村長や業者がお金を要求しているのは事実だ。山城さんが批判すべきは沖縄の市町村長や業者である。
しかし、山城さんは「県民へのサービス向上をあなたは否定するのか」「あなたは沖縄が不景気でも平気なのか」「あなたは県民の失業者をふやしたいのか」と反論されるだろう。山城さんはこの反論に反論できますか。
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オリバー・ストーンまで利用する新報さん

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オリバー・ストーンまで利用する新報さん

映画監督のオリバー・ストーンさんやマイケル・ムーアさん、言語者ノーム・チョムスキーさんらアメリカの文化人29人が、アメリカ軍の普天間飛行場を名護市辺野古に移設する計画について反対する声明を発表した。
声明では、そもそも沖縄県に米軍が駐留していること自体を、「返還に条件がつくことは本来的に許されない」と批判。「埋め立て承認は沖縄県民の民意を反映したものではありません」「今回の合意は長年の沖縄の人々の苦しみを恒久化させることにもつながります」などとし、「普天間は沖縄の人々に直ちに返すべきです」と結んでいる。
以下、声明を全文引用する。
-----
世界の識者と文化人による、沖縄の海兵隊基地建設にむけての合意への非難声明
私たちは沖縄県内の新基地建設に反対し、平和と尊厳、人権と環境保護のためにたたかう沖縄の人々を支持します。
私たち署名者一同は、2013年末に安倍晋三首相と仲井真弘多沖縄県知事の間でかわされた、人間と環境を犠牲にして沖縄の軍事植民地状態を深化し拡大させるための取り決めに反対します。安倍首相は経済振興をエサに、軍港をともなう大型の海兵隊航空基地を作るために沖縄北東部の辺野古沿岸を埋め立てる承認を仲井真知事から引き出しました。
辺野古に基地を作る計画は1960年代からありました。それが1996年に掘り起こされ、前年に起こった少女暴行事件もあり当時沖縄で最高潮に達していた反米軍基地感情を鎮めるために、日米政府は、宜野湾市の真ん中にある普天間基地を閉鎖して、辺野古の新基地にその機能を移転させようと計画しました。辺野古は稀に見る生物多様性を抱え、絶滅の危機にある海洋哺乳動物、ジュゴンが棲息する地域です。
仲井真知事の埋め立て承認は沖縄県民の民意を反映したものではありません。知事は2010年の知事選直前に、それまでの新基地容認姿勢を変更し、「普天間基地移設は県外に求める」と言って、新基地反対で一貫していた候補を破って当選しました。近年の世論調査では県民の辺野古新基地への反対は7割から9割に上っていました。今回の仲井真知事埋め立て承認直後の世論調査では、沖縄県民の72.4%が知事の決定を「公約違反」と言っています。埋め立て承認は沖縄県民に対する裏切りだったのです。
在日米軍専用基地面積の73.8%は日本国全体の面積の0.6%しかない沖縄県に置かれ、沖縄本島の18.3%は米軍に占拠されています。普天間基地はそもそも1945年の沖縄戦のさ中、米軍が本土決戦に備え、住民の土地を奪って作りました。終戦後返還されるべきであったのに、戦後70年近く経っても米軍は保持したままです。したがって、返還に条件がつくことは本来的に許されないことなのです。
今回の合意は長年の沖縄の人々の苦しみを恒久化させることにもつながります。沖縄は、日本による17世紀初の侵略に始まり、19世紀末の日本国への強制併合を経て、1944年には、米軍の襲撃を控え、天皇制を守るための時間稼ぎの要塞とされました。沖縄戦では10万人以上、住民の4分の1にあたる人々が殺されました。戦後、米軍政下において基地はさらに増えました。沖縄は1972年に日本に「返還」されたものの、基地がなくなるとの沖縄住民の希望は打ち砕かれました。そして今日も、沖縄県民は基地の存在によってひき起こされる犯罪、事件、デシベル数の高い航空機の騒音や、環境汚染による被害を受け続けています。戦後ずっと、沖縄の人々は米国独立宣言が糾弾する「権力の濫用や強奪」に苦しめられ続けています。その例として同宣言が指摘する「われわれの議会による同意なしの常備軍の駐留」もあてはまります。
沖縄の人々は、米国の20世紀における公民権運動に見られたように、軍事植民地状態を終わらせるために非暴力のたたかいを続けてきました。生活を脅かす実弾砲撃訓練に対し演習場に突入して阻止したり、米軍基地のまわりに人間の鎖を作って抵抗を表現したりしました。大規模なデモが時折持たれ、約10万人-人口の10分の1にもあたる人々が参加してきています。80代の人たちが辺野古基地建設を阻止するために立ち上がり、座り込みは何年も続いています。県議会は辺野古基地反対の決議を通し、2013年1月には全41市町村首長が、オスプレイ配備撤回と県内移設基地の建設を断念するよう政府に求める建白書に署名しました。
私たちは、沖縄の人々による平和と尊厳、人権と環境保護のための非暴力のたたかいを支持します。辺野古の海兵隊基地建設は中止すべきであり、普天間は沖縄の人々に直ちに返すべきです。
終わり
この声明文にはアメリカ人オリバーストーン氏のにおいが全然しない。書き方は琉球新報の文章と同じだ。声明文は琉球新報の記者が一〇〇%書いたものである。違いない。
オリバー・ストーン氏を沖縄に招聘して、普天間飛行場や辺野古を見学させてオリバー・ストーン氏が沖縄を見たとアリバイをつくって今回の非難声明をやった。これは全て琉球新報が企画したものであり、オリバー・ストーン氏は企画通りに動いただけである。演出琉球新報、役者オリバー・ストーというところか。
オリバー・ストーン氏は辺野古の海を見て、「こんな素晴らしい海を埋め立てしてはいけない」と話しているが、オリバー氏は辺野古の海だけを見ただけだ。他の海を見ていない。もし、ほかの海も見ていたら辺野古の海だけが美しいのではなく沖縄の海すべてが美しいことを知るだろう。
辺野古の飛行場建設のために埋め立てるのは一部である。日本の埋め立て技術は最高である。埋め立てが辺野古の海を汚すことはない。それを疑うのなら那覇市、豊見城市、糸満市の埋め立て地の海岸を見ればいい。海は全然汚れていない。海の自然が壊されるというのは嘘である。
琉球新報の辺野古戦術は世界的になった。すごいな。
大金を使った企画ではあるだろうが、名護市民にはほとんど効果はないだろう。

「承認判断は怒りというかやっぱりという思い」
前泊さんの政治不信は沖縄の政治家の責任だ。沖縄の政治家は基地関係なら実現不可能な公約を平気で公約にする。
仲井真知事が最初に立候補した時の公約は「普天間飛行場の三年以内の閉鎖」であった。なぜ、そのような実現不可能な公約をやったかというと、革新系の知事候補であった糸数慶子候補が「三年以内の閉鎖」を公約にしていたからだ。革新候補と対立して普天間飛行場を容認したら落選するかも知れないと考えるのが自民党である。当選するためには基地政策を革新側と同じにしたほうがいい。基地関連の公約を同じにすれば経済では有利な自民党の候補は当選すると沖縄の自民党は考えている。そのような思惑があり仲井真候補は糸数候補と同じ「三年以内の閉鎖」を選挙公約にした。ずるい自民党である。
しかし、革新系の糸数候補が当選したら普天間飛行場は三年以内に閉鎖していたかというと実現はしなかった。普天間飛行場をどうするかは国が決定権を持っているのであり、沖縄県が閉鎖を決定する権利はない。それだけではない。米軍基地はアジア、特に共産党独裁国家中国の動きと密接な関係があるから米政府の主張も聞き入れなければならない。普天飛行場問題はアジア情勢、米政府の意向など複雑である。県レベルで扱えるようなものではない。しかし、反米主義の革新は米軍基地撤去を主張し、実現不可能な普天間飛行場の撤去・閉鎖を公約にする。
沖縄の政党は保守も革新も実現不可能な公約を平気でやる。「承認判断は怒りというかやっぱりという思い」は沖縄の政治腐敗への鋭い皮肉である。
「基地ができれば、環境にも生活にも悪影響が出ると思う」と思うのは当然であるが、前泊さんが危惧しているほどの影響はないだろう。
オスプレイはプロペラ機であるからジェット機のような不愉快な音ではないし数百メートル離れた場所ではプロペラ音はほとんど聞こえない。低空で頭上を飛ばない限り騒音被害はないだろう。東海岸の辺野古から遠く離れた西海岸に住んでいるのならほとんど影響はない。

昔から県民を裏切ったのは自民党政治家だと崎原さんは思っていないかな。でもね、昔県民を裏切ったのは革新政治家なんだ。
革新系の政治家は「祖国復帰すれば沖縄は核も米軍基地もなくなる」と大嘘をついて、県民を祖国復帰運動に巻き込んでいった。革新系の大嘘を信じて多くの人々が毛櫛家計の政治家たちを支持したので復帰前の琉球政府主席選挙で当選したのが革新系の屋良朝苗氏だった。復帰後の県知事選で当選したのも屋良氏だった。
復帰したら沖縄の核と米軍基地をなくすとは日本政府も米政府も約束していなかった。革新系政治家が勝手に言いふらしたものであった。だから復帰した時に核は国の法律に触れるから撤去したが米軍基地は撤去されなかった。すると革新系政治家たちは日米政府が裏切ったと非難した。復帰しても米軍基地はなくならないのははっきりしていたのに基地がなくなると言いふらしたのは革新政治家だったなのだから嘘をついたのは革新系政治家だったのに日本政府と米国政府が裏切ったなどと責任転嫁を革新政治家はやった。堂々とだ。
それからずっと沖縄の政治はだましの政治であった。なにが本当でなにが嘘なのか分からないのが沖縄の政治だ。その責任は自民党、革新系政治家の両方にある。
残念ながら崎原さんは本当のことが見えていない。
辺野古飛行場建設のための埋め立てに反対することが次の世代のためになるとは言えない。
普天間飛行場の存在はアジアの民主主義国家の平和を維持するという問題であり、基地被害があるから撤去するべきという次元の問題ではない。米軍基地があるから沖縄が戦争に巻き込まれるというのは反米主義の革新政治家や学者が流した大嘘だ。
崎原さんは新聞・マスコミや革新系政治家、学者の発言を鵜呑みにしている。
新聞には中国の周辺国への侵略やチベット、ウイグルの弾圧、人権活動家への弾圧のニュースが掲載される。そのようなニュースを読み、じっくりとアジア・日本・沖縄のことを考えほしい。

名城さんは那覇市に住んでいる。ならば米軍基地の影響は全然ない。新聞2紙の影響をもろに受けて反米軍基地主義者になっている。
名城さんは私と同じ年齢である。戦後の電気も仕事もない貧しい戦後から次第に沖縄の経済が発展したきたのを直接体験した人だ。。那覇市は戦後大発展した。名城さんはその原因を知っているか。
私が三歳のとき三輪車がほしいと駄々をこね、庭で泣きわめいた。母は私の駄々に負けて三輪車を買ってきた。一九五一年のことである。読谷や嘉手納で三輪車は売ってなかったそうである。その頃は那覇市のデパートでしか売ってなくて、母は那覇まで行って三輪車を買ってきた。
那覇市は沖縄で一番の小売業が盛んであり、中南部の人々は那覇市で買い物をした。特に浦添市、宜野湾市など嘉手納基地以南から那覇市にかけて住んでいる人たちは那覇市で買い物をした。彼らの多くは米雇用員であったし、米雇用員や米兵を相手に商売をしている人たちであった。
米軍から吐き出される莫大なお金は那覇市に集約していき那覇経済は大発展したのだ。米軍の恩恵を一番多く受けたのは那覇市であることを菜城さんは知らないだろうな。
那覇市に住んでいるから米軍の基地被害は全然ない。基地被害を新聞で知る。だから、もろに新聞の影響を受けてがちがちの反米軍基地主義者になっていく。
「私たちの闘いは続く。今後運動の輪を大きくしていかなければいけない」と菜城さん言う。反米米軍基地活動家になってしまった名城さん。
あなたのような頭がちがちの運動家がいなければ辺野古沖に飛行場は建設され、嘉手納飛行場以南の米軍基地撤去は進んでいただろう。名城さんの運動は沖縄の歴史の発展を遅らせているだけだ。それだけだ。

横田さんも那覇市の人間か。
革新活動家丸出しだね。
「ワジーワジー」は方言を交えて庶民の心をひきつけるために使っている。「県民への背信」と県民の代弁者を自負している。「これから生まれてくる・・」は未来の子どものためにという最近の革新政治のキャッチフレーズだ。「辺野古移設・・・・県民に問え」も革新政治が統一している発言である。横田さんの個人的な意見の箇所がひとつもない。
私たちの若いころは政治の季節だった。多くの若者が学生運動に走った。しかし、その代償として過激な思想にのめり込み、自分自身の素直な思考は停止してしまった。
こり固まった横田さんの考えはそのまま死ぬまで続くのだろうな。それが沖縄にとってマイナスであることに気づくこともなく。
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なぜ仲井真知事は嘘をついたのか

「かみつく」を改名「沖縄 民主主義4」
定価1000円(税抜)
12月県内書店で発売予定
狼魔人日記で先行発売

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「かみつく」を改名して「沖縄 民主主義」にした。


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なぜ仲井真知事は嘘をついたのか

(1月5日の知事公舎前での抗議行動)
1月5日(日)の朝も知事公舎前での抗議行動に参加した。今日も四〇名ほどの人たちが集まったが、驚いたのは最後にマイクを握った元県職員・Aさんの話だ。
Aさんは、一九九〇年頃、仲井真が大田県政の副知事だった当時、その下で働いていた。仲井真は通産省の役人から沖縄県の副知事になったのだが、その頃、仲井真は、いつもAさんたちの部屋に来て、「何故、沖縄は自治体のくせに中央政府といつもコトを構えるのか? 政府とコトを構えるのは良くない。」 とばかり言っていたという。Aさんは、「あの頃は、国対策の前に、仲井真副知事対策が大変だった。いつも、大田知事に我々の考えを届けようとすると、その前に仲井真副知事につぶされることが多かった。そのため、我々は副知事室のランプが消えて、副知事が退出したことが分かってから、知事室に書類を届けた。」、「仲井真副知事は、自民党議員団と通じ、大田知事イジメの根回しばかりやっていた。」、「今回、仲井真は、『我々は安倍政権の応援団』と言ったが、まさにその正体が正直に現れた。」とも話された。
Aさんの話でよく分かったのは、仲井真知事は、政府の恫喝に屈して埋立を承認したのではなく、当初からの筋書き通りだったということだ。Aさんは、その点について、「県民の中にも弱さがあったのではないか。」と指摘されたが、まさにその通りかもしれない。
正月休みは今日で終わり、明日(月曜日)からは県庁も開く。知事公舎前での抗議行動はひとまず今日で終わる。明日は仲井真も県庁に出てくると思われるので、OさんやIさんたちは、午前8時~10時まで県庁1Fロビーで抗議行動の予定だ。私は平和市民連絡会の高江便の運転のため参加できないが、火曜日には私も県庁で抗議をしたいと思っている。
チョイさんの沖縄日記
チョイさんの沖縄日記を読めば、仲井真知事が「辺野古埋め立て」を承認する腹を決めていたのにぎりぎりまで埋め立てではなく「県外移設」を主張してきた理由が分かる。
県庁の公務員はほとんどが共産党・社民党系の革新系である。彼らの知事への圧力は私たちの想像を超えるものすごいものである。彼らは繰り返し繰り返し波状圧力をかけていく。それは自殺に追い込む「いじめ」に似ている。「いじめ」は長い時間をかけて何度も何度もいじめていく。そのために神経がズタズタになりしまいには自殺をしてしまう。これと同じやり方で公務員組織は圧力をかけて知事を追いこむのだ。知事は神経がズタズタにされてしまう。神経をズタズタにされないないために「県外移設が早い」などと繰り返した。ぎりぎりになって辺野古埋め立てを承認したのである。承認した後の知事はいきいきとしている。埋め立て承認を発表したので、もう、いじめられないからだ。
情けないがこれが沖縄の政治である。
「あの頃は、国対策の前に、仲井真副知事対策が大変だった。いつも、大田知事に我々の考えを届けようとすると、その前に仲井真副知事につぶされることが多かった。そのため、我々は副知事室のランプが消えて、副知事が退出したことが分かってから、知事室に書類を届けた。」、
知事が選んだ幹部ではなく、政策にたずさわる権利がない平の公務員組織が政策をつくり知事に出す。それが当たり前に行われているのが沖縄の県庁である。それをAさんは暴露している。人前で堂々と発言しているということは彼はそれが正しい行為だと信じているのだ。それが沖縄の政治のやっかいな所である。
「仲井真副知事は、自民党議員団と通じ、大田知事イジメの根回しばかりやっていた」
仲井真氏は大田知事が副知事にしたのである。大田知事をいじめる地位にはない。大田知事を補助する地位にある。もし、大田知事にとって仲井真副知事が邪魔であれば首にするだろう。知事は公務員を首にすることはできないが副知事を首することはできる。大田知事が必要と思ったから仲井真氏を副知事にしたのである。それが知事と副知事との関係だ。
県庁の公務員は政治家ではない。知事や議会で決めたことを実行していく仕事人である。知事が変われば副知事はは首になるが公務員は首にならない。新しい知事の政策に従っていくのか公務員である。公務員は政策に介入してはならない。介入したいのなら公務員を辞めて議員になるべきだ。議員になって自分の主張を政治に反映していくべきである。
しかし、沖縄県の公務員はそうは考えていない。自分たちのほうが沖縄のことをよく知っているから自分たちの意見を知事は聞き入れるべきだと考えている。自分たちの主張を取り入れない知事は駄目な知事だと考えている。
沖縄の公務員は政治屋であり県の政治への圧力者である。もし、知事が自分たちの要求を聞き入れなければサボタージュをして知事を困らせることも平気でやる。
中国は共産党支配のように見えるは実態は公務員が立法・行政・司法をしている国である。つまり公務員天国の国家である。沖縄の公務員も中国と同じ考えをしているということだ。
もし、一年前から埋め立てに賛成であることを公言していたら仲井真知事はノイローゼになるくらい公務員組織に圧力をかけられていただろう。だから本音を言わなかったのだ。堂々と正面から自分の考えを言わないのは情けないが、仲井真知事は最初からぎりぎりまで嘘をつ は計画的であった。そうしなければ仲井真知事の神経は持たなかっただろう。

雨宮さんの言う通りだ。仲井真知事は県外移設を公約にしていながら辺野古埋め立てを承認した。政治家として最低である。公約を破るのなら知事を辞めて県民の真を問うべきだ。辺野古埋め立てを承認した後でも県外移設のほうが早いなどというのは県民をバカにしている。
県外移設は不可能であるのに、県外移設のほうが辺野古移設より簡単と県民に言った仲井真知事は大嘘きだ。「滑走路のある使用していない民間飛行場に移設したほうが早い」と何度も仲井眞知事は言った。知事がそんなことを言えば県外説のほうが早いと信じてしまう県民も多いだろう。雨宮さんも県知事を信じ県外移設をすると思っていた県民の一人だっただろう。
ところが埋め立て承認である。
「承認しておきながら県外移設は必要と訴えるのであれば、初めから承認はするなと言いたい」
雨宮さんの怒りはもっともである。
ところで、雨宮さんにひとつ聞きたい。普天間飛行場をどうしますか。固定化は仕方ないと思っているのか。それとも県外移設をしたほうがいいと考えているのか。辺野古移設に反対するだけで普天間飛行場をどうした方がいいかも考えなくてはならない。
一番肝心な問題は普天間飛行場をどうするかなのだ。辺野古移設、普天間固定化、県外移設、国外移設、閉鎖の五つの案がある。しかし、五つの案すべてが実現可能というわけではない。マスコミでも話題にしなくなった国外移設・閉鎖は無理だとはっきりしている。それでは県外移設は可能かどうか。
県外移設は三年以上も話題になっている。それなら県外の候補地が上がってもおかしくない。ところが一カ所さえ候補地が上がったことはない。雨宮さんは変だと思わないか。もしかすると本土には移設場所がないかもしれない。そう思わないか。
「知事の承認に屈せず、今こそ県民は一致団結するべきだ」
雨宮さんは「知事の承認に屈せず」と雨宮さんは言っているが、その前に実現可能な案はどれなのかを雨宮さん本人が考えるべきだよ。県外移設はでまるのかできないのか。三年間もひとつの候補地さえ示すことができなかったということは県外移設はできないだろうと雨宮さんは思わないのか。
雨宮さんは辺野古移設に反対しているだけで、普天間飛行場をどうすればいいかには関心がないのか。それじゃあおかしいよ。雨宮さんは辺野古移設に反対しているだけで普天間飛行場の危険性除去なは関心がなければ辺野古埋め立ての根本問題を避けていることになる。。雨宮さんは卑怯だよ。
日本政府は普天間飛行場の危険性をなくすために辺野古に移設しようとしている。今私たち県民に突き付けられているのは普天間飛行場をどうするかなのだ。「今こそ県民は団結するべきだ」と雨宮さんは言うが、普天間飛行場問題を無視している雨宮さんの言葉は空しいだけだよ。

辺野古埋め立て問題はアジアの政治が絡んでいることを知らないと間違った判断をしてしまうよ鈴木さん。
中国は共産党一党独裁国家で、周辺国への侵略を狙っている。それを抑止し、日本を守るためには米軍や自衛隊が必要だ。軍隊というと戦争をする怖い存在に思う人がいるが、でも国を守るには軍隊はなくてはならないものだ。国内社会の安全を守るのは警察である。私たちが平穏な生活を送れるのは警察が居るからだ。もし警察が居なければ盗みや暴行や殺人が横行し荒れた社会になる。それは鈴木さんも想像できると思う。自衛隊・米軍も同じだ。テロリストや外国軍の侵略から守っているが自衛隊・米軍だ。もし日本に自衛隊や米軍がいなければ、テロリストや軍隊が日本を襲っていただろう。
特に中国は日本に侵略して日本を支配していただろう。自衛隊と米軍は日本・沖縄を中国や武装勢力、テロリストから私たちを守るために存在している。
鈴木さんが海をきれいにする活動ができるのも、自衛隊や米軍が侵略を防いでいるからだ。警察が社会の安全を守っていることは誰でも知っているが、自衛隊や米軍が私たちの安全を守っていることに気づいている人は少ない。その理由は、警察が犯罪者を捕まえることを私たちは毎日新聞やテレビで見ているが、自衛隊や米軍が侵略者を撃退したことがないからだろう。なぜ、撃退したことがないか。それは撃退する前の段階で自衛隊・米軍が抑止しているからだ。
戦後ずっと平和だったから自衛隊や米軍がいなくても平和だろうと考えている人もいるだろう。鈴木さんそうなのかな。しかし、それは間違いだ。自衛隊や米軍が存在したから侵略者はいなかったのだ。
海を愛し平和を愛している鈴木さんも私たちの平和を守るために警察、自衛隊、米軍が存在していることは理解してほしい。
鈴木さんに言いたい。
平和を愛すれば平和になるのではないということを。平和は警察や軍隊が守っているから保たれている。どんなに鈴木さんが平和を願う気持ちが強くても、平和を守ることができる「力」がなければ平和にはなれない。チベットやウイグルは自分たちを守る「力」がなかったから共産党独裁国家中国に侵略され、収奪され、自由を奪われている。チベットでは植民地支配に抗議して僧侶が焼身自殺をしているし、ウイグルでは自爆テロや抗議テロを繰り返している。自分たちを自分たちで守ることができない悲劇だ。
警察や軍隊の力が弱い国では治安が悪く、テロも多い。日本は警察も自衛隊・米軍も力が強いから平和であり治安もいい。
「次の世代には怒りや悲しみではなく、理解や愛を広げたい」と鈴木さんはいうが、今の世代でも理解や愛を広げていくのは大事だ。鈴木さん。次ではないでしょ。今でしょ。
辺野古移設に怒るのは、沖縄・日本・アジアの平和に米軍が貢献していることを知らないからだ。県外移設・国外移設・閉鎖は不可能であり、普天間固定化かそれとも辺野古移設かの二者択一を選択しなければならない現実を理解していないからだ。共産党一党独裁国家の植民地支配、搾取、人権弾圧に無関心だからだ。アジアの平和を真剣に考えていないからだ。
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「戦争の島にさせない」というけれど

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「戦争の島にさせない」というけれど

一九四五年、沖縄本島南部は激しい地上戦が繰り広げられた。当時一五歳だった島袋文子(八三)は一〇歳の弟と、火炎放射器で焼かれて視力を失った母と一緒に糸満や東風平(八重瀬町)を逃げ回った。壕に逃げ込み、たまり水を手ですくって飲んだ。暗闇に目が慣れてくると、水たまりの中で人が死んでいるのに気付いた。「思い返すのも嫌さ。夜眠れなく」。島袋さんの言葉は少なくなる。
沖縄タイムス・圧力を超えて 埋め立て「承認」への思い
沖縄戦で悲惨な体験をした島袋さんは反戦・平和主義者になった。沖縄を「戦争の島にしたくない」という思いが強い。だから、「沖縄をこれ以上、人殺しの島にさせたくない」と辺野古に飛行場を建設することに反対しつづけてきた。島袋さんの沖縄を戦場にしたくないと思う気持ちは理解できる。私も沖縄が戦場になってほしくない。
沖縄を戦場にしたくないと強く思っている島袋さんは気づかないのだろうか、沖縄は戦後一度も戦場になったことがないことを。戦後のアジアは戦争の連続だった。しかし、六十八年間も沖縄は戦場にならないで平和だった。なぜ、この事実に島袋さんは気づかないのだろう。沖縄が戦場にならなかったのは米軍が駐留していたからだ。世界一強い米軍が駐留している沖縄を攻撃する国はアジアにはなかった。だから沖縄は平和だった。米軍こそが沖縄が戦場になるのを防いだのだ。沖縄を戦争の島にしたくなかった島袋さんは米軍に感謝するべきではないだろうか。
ベトナム戦争の時、沖縄から爆撃機が飛び立ちベトナムに爆弾を落とした。沖縄から多くの兵士がベトナムに行き戦争をした。米兵は多くのベトコンや北ベトナム軍を殺した。「人を殺すことに関わりたくない」と思った島袋さんは基地で働くことをやめて、商店を営み、穏やかな日々を過ごしたという。島袋さんの商店はどこにあったのだろうか。辺野古なのだろうか。もし辺野古だとすると基地で働いている沖縄の人がお客になる。米軍から出たお金が島袋さんの商店で使われることになる。米軍の仕事を辞めたとしても島袋さんは米軍のしがらみから完全に離れたことにはならない。基地で働くのを辞めて沖縄人を相手に商売をすれば基地経済から離れていると考えるのは間違っている。軍で働いて直接軍から収入を得た場合は人を殺すことに関わり、間接的な軍からの収入ならば人を殺すことに関わっていないと考えるのはずるい考えだ。
軍雇用者は給料をもらうと生活のためにスーパーや電化製品など色々な店で商品を買う。米軍から軍雇用者にお金が渡り、そのお金は沖縄の生活圏で流通していく。米兵や家族を相手にしたAおサインバー、洋服店、電化製品店、時計屋などの収入も沖縄の生活圏で流通していく。米軍から直接収入を得ていなくても米軍から出たお金のお世話になっている人は多いのだ。彼らもまた「人を殺すことに関わっている人間」である。米軍から直接収入を得ていないから米軍とは関係がないというのは島袋さんの勘違いである。経済について深くは知らない島袋さんだから勘違いは仕方のないことであるが。
島袋さんは、普天間飛行場の移設先に辺野古の名前が上がった時から、「沖縄をこれ以上、人殺しの島にはさせない」と決心し、新基地建設に反対し続けたという。
島袋さん。冷静に考えてほしい。普天間飛行場を辺野古に移設するだけである。沖縄の基地が増えるわけではない。
普天間飛行場は返還されるのだから基地は縮小されることになる。
「知事は、島をお金で売った。戦争になったら、お金で命は守れないんだよ。容認する人はそれが分かっているの?」
沖縄タイムス・圧力を超えて 埋め立て「承認」への思い
普天間飛行場を辺野古に移設することがなぜ島を売ることになるのか。理解しにくい考えである。確かに安倍首相は三〇〇〇億円以上の多額な交付金を保障した。それは辺野古の埋め立てを承認してもらいたい気持ちがあり、仲井真知事も多額の交付金に喜んだ。それは埋め立て地を承認したことと関係したことは確かである。しかし、それが島を売ったことになるのだろうか。仲井真知事は多額な交付金がなければ辺野古埋め立てを承認しなかったと島袋さんは考えているのだろうか。もし、そのように考えていたら島袋さんの考えは甘い。政治は島袋さんが考えているような甘いものではない。
仲井真知事が埋め立てを承認することは七年前から決まっていた。民主党が政権を握って、鳩山元首相が「最低でも県外」を公約にしたために回り道をしただけだ。自民党政権下で仲井真知事が辺野古埋め立てを承認するのは既定路線だった。いや、民主党政権でも埋め立ては承認していた。問題は埋め立てに反対している県民の気持ちを和らげることだった。
県民の反発を和らげるために、お金の亡者たちには高額交付金、オスプレイ配備の反発を和らげるために本土訓練の増加。普天間基地の早期撤去を希望している県民には五年以内の閉鎖などを上げたのである。政府も仲井真知事も反発されないために色々苦労しているのだ。
島袋さんは金で島を売ったというが、交付金は今までもあった。交付金を二〇年まで三〇〇〇億円以上を維持すると安倍首相は約束したが、増えるのは五〇〇億円から一〇〇〇億円くらいである。島を売ったと言えるほどの金額ではない。埋め立てを承認したくらいで「島を売った」なんて大げさである。
島袋さんは辺野古移設を反対すればいいが、政府は普天間飛行場の危険性を除去するためにはどうしても移設しなければならない。県外移設は不可能であるから辺野古に移設しかなかった。辺野古に移設することができなければ普天間に固定化せざるを得ない。
島袋さんは辺野古反対をすればいい。しかし、政府に突き付けられていたのは普天間かそれとも辺野古か二者択一なのだ。島袋さんは普天間飛行場をしようと考えていますか。県外移設をすればいいと考えていますか。それでは県外移設はできると思いますか。もし、できると考えているのなら島袋さんは現実を知っていない。県外移設ができるかできないかを真剣に検討していない。
島袋さんは無責任だよ。
島袋さんは「戦争になったら、お金で命は守れないんだよ」と言った。その通りだ。島袋さんの言うとおりだ。飛んでくる弾丸をお金で止めることはできない。爆弾の爆発をお金で防ぐことはできない。
戦争になったらもうおしまいだ。だから戦争にならないために努力しなければならない。莫大なお金を使って。島袋さんは米軍が沖縄駐留に莫大なお金を使っていることを忘れているようだ。島袋さんが基地で働いて給料をもらった。それも米軍が沖縄に駐留するためのお金だ。
敵が攻めてきた時、自衛隊や米軍は敵と応戦する。銃弾を発射し、砲撃し、戦闘機で機銃掃射や爆弾を落とす。それは全て国がお金で買ったものだ。国にお金がなければ軍隊の武器を買うことができない。武器がなければ戦争に負けてしまう。
本当は「戦争になったら、お金で命は守れないんだよ」ではない。命を守るためには莫大なお金が必要なんだ。
国はお金で国民の命を守ることができる。島袋さんは庶民感覚で戦争を見ている。戦争というのは国と国が戦争をするのだから庶民感覚で理解できるものではない。島袋さんは個人的な沖縄戦体験を元にして辺野古移設に反対しているが、島袋さんの考えは体験主義であるために間違いだらけだ。
島袋さんは「戦争になったら」と言っている。沖縄が戦争になるかも知れないと島袋さんは心配しているが、沖縄は戦後六十八年間戦争がなかった。平和だった。島袋さんはその事実を無視している。悲惨な沖縄戦を体験したから再び沖縄が戦争になるかも知れないと心配しているが、客観的にかんがえるのなら、六十八年間も戦争がなかったのだから戦争は簡単には起こらないだろうと思うのが普通である。そして、なぜ戦争が起こらなかったのかその原因を追究するのが私たち沖縄に住んでいる人間のやるべきことである。
しかし、島袋さんは戦後ずつと戦争が起こらなかったことを無視しているし、なぜ戦争が起こらなかったか、その原因を考えようとしていない。トラウマとなっている沖縄戦が再び起こるかもしれないと心配しているだけだ。
なぜ、沖縄が戦争になるかも知れないと島袋さんは思うのか。それは島袋さんが戦争が起こる原因を知らないからだ。なぜ、太平洋戦争が起こったのか、なぜ、沖縄で日本軍と米軍の戦争が起こったのか。なぜ、十万人もの沖縄人が犠牲になったのか。その原因は体験だけからは分からない。本を読んで勉強しなければ原因を理解することはできない。
沖縄戦が起こった原因は日本が大陸侵略をしたこと、民主主義に向かっていた日本は五・一五事件、二・二六事件あたりから軍部が政権を握り、戦争を拡大していき、真珠湾攻撃をきっかけに米国とも戦争になった。連戦連勝していた日本軍であったが物量豊富な米軍に敗北するようになった。米軍は南方の島々に侵攻し、日本軍を殲滅しながら北進をした。サイパン、フィリピン、台湾と進行した米軍はとうとう沖縄本島まで進攻した。
なぜ沖縄戦になったか。
第一の原因は日本軍部が日本の政権を握ったことである。
第二は日本軍が大陸を武力で制圧して帝国を築く野望を持ったことである。
第三は米国と戦争になったことである。
第四は日本軍は南方の戦争で米軍に負け続けたことである。
第五は米軍は南方から北上していって沖縄を制圧してから九州に侵攻していく戦略を立てたことである。
第六は沖縄戦になる前に日本が敗北宣言をしなかったことである。
これが沖縄戦の原因である。沖縄戦の原因を理解すれば、沖縄が戦争になった原因である第一、第二、第三が戦後はなくなったから六十八年前の沖縄戦と同じ戦争は起こらないことが分かる。沖縄で戦争が起こるとすれば米国ではなく別の国との戦争になるだろう。ただ、戦後の日本は民主主義国家になったから他国に侵略することはない。だから日本が他国に侵略してそれが原因で沖縄が戦争に巻き込まれる可能性はなくなった。米国とは親しい関係になっているから沖縄戦のように米軍と戦うことはない。戦争をするとすれば米軍以外の軍隊が攻めた時である。アジアには北朝鮮、韓国、中国、フィリピン、カンボジア、インドネシア、タイなどの国があるが、米軍が駐留している日本・沖縄を攻める勇気のある国はない。世界最強の米軍と戦争するような国はアジアにはないからだ。
尖閣諸島の領土争いが原因で中国側は日本と戦争するかもしれないような発言をするが、それは米軍抜きの日本だけとの戦争である。米軍が沖縄に駐留している限り、中国軍が沖縄に侵略することはあり得ない。
島袋さんは米軍が沖縄に駐留し、普天間飛行場が辺野古に移設するから戦争になるかも知れないと言うがそれはおかしい。戦後の沖縄史を理解していない。辺野古に移設して普天間飛行場の軍事力をそのまま維持するから沖縄が戦争になる恐れはないのだ。
普天間飛行場があり続けた六十八年間は戦争がなかった。それが戦後の史実である。普天間飛行場を辺野古に移設することは米軍基地の現状維持である。なぜ、辺野古に移設しただけで戦争になるのか。島袋さんは説明していない。
「戦争を体験した者として、沖縄を二度と戦争の島にはさせないです。生きて話ができるうちは、私は反対し続けますよ」
沖縄タイムス・圧力を超えて
埋め立て「承認」への思い
子供の頃、母から戦争体験を何度も聞いた。父は赤紙が来て南方に行って母は父の家族と住んでいた。。家は読谷村の比謝にあったから、渡久地から上陸した米軍にすぐに占領された。母は北部に非難した父方の家族と離れ、自分父親の親族たちと島尻の方に非難しようとしたが、渡具知海岸に上陸して嘉手納飛行場占領した米軍に南北を分断されて島尻に行けなくなった。母は六歳になる私の姉や実の妹や親戚と一緒に嘉手納飛行場の北側で戦時中を過ごした。山の中を壕から壕へ移動しながら米軍から逃げた。危機一髪で死を免れたことが何度もあったという話を何度も聞いた。
ある壕から出て、翌日その壕に戻ると、母たちの後に壕に入った家族が米軍の機銃掃射で惨殺されていた。ある壕では米軍に機銃掃射されたが、壕には横穴があったので助かったという話も聞いた。母の戦争体験を書けば一冊の本になってしまう。母の体験談はここまでにするとして、私は高校生になった頃に母は沖縄戦を台風と同じように考えていることに気づいた。
東大震災の大津波は自然災害であり、人間がどんなにあがいても津波を阻止することはできない。沖縄の毎年やって来る台風も人間の力では止めることはできない。米軍が上陸して沖縄戦になったが、母にとって沖縄戦は台風と同じであった。原因不明の避けることができない災いであった。
なぜ、沖縄戦が起きたのか、米国とはどんな国なのか、米軍とはどんな軍隊なのかという話を母は一度もしなかった。
母は玉音放送のことも、天皇のことも話さなかった。天皇所とても遠い存在であり、母には理解できない天の上のよう存在だった。沖縄のグソウ(あの世)より遠い存在だった。
母にとっては終戦とは恐ろしい暴風雨が終わったという感じだった。戦争がなぜ起こりなぜ終わったのかは母の理解できるものではなかった。
二十五年前に七十三歳で死んだ母は生きているなら九十八歳であるから島袋さんより十五歳上であるが、島袋さんの感性は私の母に近いと思う。目の前で起こった体験が戦争だと思っている。島袋さんの目の前で爆弾が爆発し、銃弾が飛び交った。爆弾を撃ったのは軍艦であるし、銃弾を発射したのは兵士である。目の前で起こった戦争は住民を巻き込んだ軍隊と軍隊の殺し合いであった。島袋さんの目からは沖縄で戦争をしている軍隊が自分たちの意思で戦争をしているように見えただろう。軍隊があるから戦争をする。だから、軍隊がなくなれば戦争はなくなる。そう考えるようになったのだろう。
島袋さんは軍隊の意思ではなく政府の意思で戦争をすることを知らない。その中でも、民主主義国家では国民の意思で戦争するかしないかを決めることを知らない。
島袋さんは沖縄戦を体験したから、それがトラウマとなって再び沖縄戦が起こるかも知れないと心配している。しかし、日本国民は太平洋戦争・沖縄戦を体験したから二度と戦争はしないという意思のほうが強い。戦争をしそうな政治家は当選しないだろう。国民の代理である国会・政府も戦争は二度としないという意思が強い。だから、戦争はしない。侵略された時に戦争をするだけだ。島袋さんの勘違いは軍隊があるから戦争になると考えていることである。侵略されないために沖縄の米軍が必要であることを知らないことが島袋さんの欠点である。
島袋さんには反米・反安保・反資本主義の高度な政治思想はないだろう。庶民的な反戦平和への思いが強いだけだ。しかし、沖縄二紙、革新政治家、左翼運動家が辺野古移設に反対している理由は反戦平和ではなくて反米・反安保・反資本主義だからである。島袋さんは社会主義について知らない。中国についても知らない。だから、中国が軍事増強していることを知らない。それを知っていれば島袋さんは中国の軍事増強にも反対するだろう。
沖縄二紙、革新政治家、左翼運動家は中国の軍事増強を知っている。尖閣問題も知っている。北朝鮮のことも知っている。しかし、中国の軍事増強に反対しない。中国の高官が日本と戦争するような発言をしてもなにも言わない。中国船の再三の尖閣の領海への侵入にもなにも言わない。ところがオスプレイの古いヘリコプターとの入れ代えに反対し、普天間飛行場の辺野古移設には猛烈に反対している。彼らは反戦平和主義ではなく親中国・反安保・反米主義だからオスプレイ配備に反対し辺野古移設に反対しているのだ。
沖縄戦体験者の島袋さんは戦争の一面だけを知っているだけで戦争の全体を知らない。だから、島袋さんが、軍隊があるから戦争になる、米軍が沖縄に居るから戦争になる、辺野古飛行場をつくれば戦争になる恐れがあると考えるのは仕方がないことである。
しかし、沖縄二紙、革新政治家、左翼運動家は沖縄戦の全体を知っている。沖縄の米軍基地が中国への抑止であることも知っている。彼らは島袋さんのように悲惨な沖縄戦を体験したために戦争トラウマに陥った老人ではない。彼らは島袋さんと同調しているのではなく、島袋さんの反戦平和・辺野古移設反対の思いを自分たちの反米・反安保・反資本主義のプロパガンダに利用しているだけだ。
沖縄知事の申請承認糾弾
稲嶺市長勝利へ 普天間1周デモ

(写真)出発集会でガンバロウを三唱する(右から)田村、新垣繁信、伊佐、知念、安次富、伊波、赤嶺、新垣清涼の各氏=3日、沖縄県宜野湾市
米海兵隊普天間基地(沖縄県宜野湾市)の即時無条件閉鎖・撤去を訴えて、同基地を自動車で一周する「2014年第31回新春自動車デモ」が3日、同市内で行われました。主催は「普天間基地撤去をめざす宜野湾市民協議会」(宮城正雄共同代表)。
出発集会で参加者は、昨年末の仲井真弘多(なかいま・ひろかず)知事の同県名護市辺野古の埋め立て申請承認を糾弾。12日告示の名護市長選(19日投票)で「稲嶺ススム市長を勝利させ、日米両政府に沖縄県民の総意を示そう」と決意を固め合いました。正月三が日からMV22オスプレイが爆音をまき散らして住宅密集地上空を訓練飛行する姿が見られました。
主催者あいさつで知念吉男事務局長(日本共産党宜野湾市議)は「『命どぅ宝』(命こそ宝)の県民総意を裏切った知事を絶対許してはならない」と強調。激励に駆け付けた赤嶺政賢衆院議員は「『知事は埋め立て承認撤回を』の声を大きく広げよう」と訴えました。
ヘリ基地反対協の安次富(あしとみ)浩共同代表は、「政府と結託した知事の暴挙に屈してはならない。日米両政府は名護市長選を死に物狂いでやってくる。稲嶺市長の当選まで全力でたたかい抜こう」と力を込めました。
伊波洋一元宜野湾市長、新垣繁信・県統一連代表幹事、「ヘリパッドいらない」住民の会の伊佐真次氏、新垣清涼・普天間爆音訴訟団副団長、田村貴昭・党国会議員団九州沖縄ブロック事務所長が連帯あいさつしました。
沖縄タイムス2014年1月4日(土)
日本共産党・社民党・統一連が辺野古移設反対運動のリーダーである。つまり島袋さんのリーダーである。
彼らは、「仲井真弘多(なかいま・ひろかず)知事の同県名護市辺野古の埋め立て申請承認を糾弾」「『命どぅ宝』(命こそ宝)の県民総意を裏切った知事を絶対許してはならない」「ヘリ基地反対」「ヘリパッドいらない」「普天間爆音訴訟団」など多くの庶民的な看板を掲げているが、その看板は仲間を集めるための手段であって目的ではない。彼らの最終目的は、日米安保を廃棄し、米軍を日本から追い出し、民主主義国家日本を社会主義国家することだ。
島袋さんは彼らの目的に利用されているだけだ。
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