波と狛のつれづれ日記

日本スピッツ波と狛と、ときどき箔

塩郷の吊り橋での思惑

2020-08-12 02:55:28 | 探求シリーズ

こんばんは、白黒茶々です。

前回から、私はとともに静岡県の大井川沿いの川根路を訪れています。 目的のメインは時期限定で運行しているきかんしゃトーマス号なのですけど、それを見ただけで帰るのもナンだったので、その方面に行ったらハズせない場所にも寄っていくことにしました。 それはどこかといいますと、すでに今回の日記のタイトルに出ているのですけど………

そうです 塩郷の吊り橋であります。 大井川と線路と民家をまたいでいて、長さは220mほどです。

この橋は正式名は「久野脇橋」というのですけど、「恋金橋」という呼び名もあるそうです。 若い(?)男女がスリル満点の吊り橋を渡れば、吊り橋効果で恋が燃え上がること間違いナシ ってトコでしょうか? 今回は連れてこなかったのですけど、箔母さんは高くて不安定なところでも平気で、1人でスタスタ行ってしまうので、彼女には吊り橋効果は通用しません。

その吊り橋には、私たち以外にも家族連れなどが来ていました。 お父さんは平気という前提なのですけど、ほとんどのお母さんは嫌がって、すぐのところで引き返していました。 ところが、幼稚園児くらいの幼子は、1人でもグイグイと行ってしまって、まわりを驚かせていました。そんな彼に、私は下から拍手を送りました。

その一方で、波はどちらかというとこのようなところはニガテなのですけど、前を行く者がいれば付いてきます。 狛はというと……… 昨年に初めて連れてきた際には、恐がって動けなかったので、私が「大丈夫だから」と励ましつつ、一歩ずつでも進むように促していったら、なんとか渡り切ることができたのでした。
とはいっても、あの時はちょっと強引だったかも知れません。なので、今回は無理強いはしないで、少しでも躊躇する様子が見られたら、諦めるようにします。 あれから1年経ったので、狛に変化があるかも知れないのですけど、果たして………

なんと、平然と渡り出したではありませんか

前日までの雨で大井川は増水したうえに、流れが激しくなっているというのに。 川床までの高さは11mもあるそうですけど、それより近いようでかえってスリルが増していますよ。

一方の波は、仕方なく付いてきているといった感じですね。 ちなみにデコの汚れはケージをスリスリした際に付いたものなので、染み付いてしまってなかなか落ちません。
川の急な流れのおかげで私は錯覚を起こし、歩いているのに前に進まず、橋のほうがルームランナーのように動いているように感じてしまいました。 明らかに昨年よりは難易度が上がっているのに、それでも動じることなく先頭を行くなんて……… 狛さん、アンタはスゴいヤツです

そのような感じで、スムーズに渡り切ることができました。 明治時代に廃藩置県が施行され、紆余曲折を経て静岡県となるまで、大井川を隔てた東側は駿河(するが)、西側は遠江(とおとうみ)でした。 なので、私たちは自分の足で旧国境を越えた(渡った?)ことになります。それよりも、皆さんが「恋がねの鐘」なる案内看板が気になるご様子なので、今からそちらに向かいます。

その鐘は、吊り橋からの坂道をちょっと上がったところにあります。

せっかくなので、皆さんの恋愛が成就することを願い、私が代行して鳴らさせていただきます。  カンカンカン………
こんな感じでよろしいでしょうか?

吊り橋を渡ったら、やはり同じところを通って帰ることになります。 なので、その距離は2倍見ておかなければなりません。それでも、復路のほうも狛は迷うことなく進んでいってくれたので、難なく戻ることができました。
その後、私たちは大井川鐵道の田野口駅方面に行き、さらに塩郷駅の近くできかんしゃトーマス号を迎え討つ(?)ために、再び塩郷にやって来ました。 そうしたら、トーマス号が姿を現すまで少々時間があるので……… 私は調子に乗って再び塩郷の吊り橋を渡ることにしました。

ところが、橋の渡り口まで来たところで、狛が突然拒否したのです しかも、一歩も踏み出せないなんて……… 先程の勇ましさは何だったのでしょうか こうなってしまったからには、やはり彼に無理強いはできません。 とはいっても、私の渡りたい欲は抑えられなかったので、彼を抱えて対岸を目指すことにしました。 それでも、波のほうの私が進めば付いてくる方針は変わらず。 一方の狛は、より高い位置での移動となって、体をこわばらせるか私にしがみつくと思いきや、なぜかリラックスしていて快適そうでした。 これは……… ただ単にズルしたかったのでしょうか? それよりも、私は両腕を塞がれ、10kgの米袋の負荷をかけられたような状態で渡るハメになって……… これは何かの罰ゲームでしょうか? やはり帰りも同じでした。

吊り橋を渡ってみたら、相方たちの性格や意思が見えてきたので、「恋金橋」と同じところに刻まれた「奥大井サスペンス(ブリッジ恋愛事件)」はあながちウソではなかったみたいです。 それにしても、狛は1回目では順調に渡って、私を感激させておいてから、橋渡りを拒否するなんて……… こうなったら彼の成長を見るために、来年もこの場に立たなければなりません。


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