波と狛のつれづれ日記

日本スピッツ波と狛と、ときどき箔

難攻不落の二連木城、他。

2020-08-29 01:22:43 | お城

こんばんは、白黒茶々です。

前々回から、私はとともに豊橋市の多米(ため)方面に来ています。 いわく付きの峠、猫の喫茶店、昭和の木造校舎、山号と名前がかぶるお寺、………と、順当にクリアしていき、ラスボス、いや、最終目的地に同市内の仁連木町にある二連木城を設定していました。そこは今回初めて訪れるということもあって、Google Earthなどを入念にチェックし、迷わず行けるようにしておきました。

現在その城跡は、住宅街の中の公園となっています。 車を止めておくスペースはないのですけど、隣接地の老人福祉センターの駐車場を使わせてもらえば、大丈夫でしょう。

そして、予習しておいたおかげで順調にお城に行き着くことができました。 ところが、この日は老人福祉センターが休みで、それにともなってその駐車場までもが封鎖されていたのです そ、そんな……… こうなることは全く想定していなかったので私は動揺し、そのまわりを車でグルグル回る事態に陥ってしまいました。 二連木城はすぐ目の前にあるのに、近付けないなんて……… 実は難攻不落のお城だったのですね。白黒茶々さん、敗れたりです。 そうしているうちに、退屈だからなのか波がグズり出しました。 泣きたいのは私のほうなのに。 それから十数分後………

二連木城には、2頭のスピッツを率いた私の姿がありました。 あれから近くのお寺に車を止めさせてもらい、そこから歩いてこちらまで来たのです。 このお城は南側の住宅地方面からはほぼ平坦なのですけど………

北側は朝倉川を臨む段丘端ということもあって、高低差があります。 無事に到着したところで、このお城について説明させていただきます。

二連木城は、明応2年(1493年)に戸田宗光が築いたのが最初と云われています。 彼はそれまで拠点としていた田原城を息子の憲光に譲り、こちらを渥美郡を完全制圧するための根城としました。 天正18年(1590年)その時城主だった康長が、徳川家康の関東移封に追随したことによって、二連木城は廃城となりました。

そのお城の跡にはいくつかの石碑や石塔が立てられているのですけど、いずれのものも杭や鎖で保護されています。
時代が下った明治44年(1911年)に、初代豊橋市長となった大口喜六氏がこの土地を買収し、果樹園にしました。 太平洋戦争後は、大口氏は仮住まいとして移り住むことに。 さらに昭和36年(1961年)に豊橋市が買い取り、大口公園として整備して今に至ります。

その公園には土塁やお堀の跡など、二連木城の痕跡があちこちに見られます。 そのような中に、いい感じの城址碑があったので、波狛ちゃと記念撮影をしておきました。 そうしていたら………

公園の中でナナフシを発見しましたよ これは珍しいです。 波はセミの類を見つけたら、迷わずにバクッ といくので、写真を撮ったら彼女に気付かれないように逃がしておきます。 二連木城は住宅街のど真ん中にありながらも、戦国の城の面影がよく残っていました。秋には萩が見ごろになるというので、今度はその時季に行ってみたいですね。 その際には、私が最初に狙っていた駐車場が開放されていることを願っています。

ここからはオマケとなります。
私たちが二連木城を訪れてから5日後の24日の祝日は、私は休みでした。 せっかくの休みを有効に使いたいということで、その日は日曜日定休などの理由でなかなか行けなかったモーニングのお店を攻略することにしました。

………という方針で、昭和の里にやって来ましたよ こちらは豊橋市牛川町にある福祉施設で………

その建物内にあるれすとらん夕やけさんでは、隣接されたぱん工房小やけさんで焼かれたばかりのパンを加えたモーニングをいただくことができるのですよ

豊富な種類のパンの中から5つまで選ぶことができ、さらにゆで玉子、サラダ、小鉢、スープ、ドリンクが付いてくるという豪華さ こんなにも充実しているのに、500円(税込み)なんて……… できたてのパンは美味しくて、スタッフの方たちもとても親切でしたし。今から次の機会を狙いたくなります。
モーニングを食べただけで帰るのもナンだったので………

そのあと、私は吉田城跡こと豊橋公園に寄っていきました。 模擬鉄(くろがね)櫓の東側の北御多門跡の一角をよく見てみたら………

築城の際に印として石に刻まれた刻印がありました。 「半車輪」とのことですけど、私には半切りのメロンかレモンにしか見えませんでした。 そうそう、レモンといえば………

豊橋公園を出てすぐのところ。豊橋市公会堂の東側に、最近喫茶れもんさんという喫茶店がオープンしました。 こちらは土日が休みでなかなか行くチャンスがなかったのですけど、この日はやっていました。

しかも数量限定ながらも、カレー丼は330円と、とてもお得となっていますよ こうなったからには、もう少し待ってこちらでお昼ご飯を食べていくことにしましょう

メニューには、ドリンク代+100円でいただけるモーニングも載っていました。 しかも、そいつは朝だけではなく、閉店時間まで扱っているというではありませんか

………ということで、しっかりちゃっかり頼んじゃいました バターが塗られたロールパンにヨーグルト、地元の特産品のウズラ玉子やちくわは、楽譜に見立てられた味噌ソースの上で音色を奏でておられる ちなみに地元を盛り上げるために編み出されたこのような限定メニューは「エールモーニング」といいます。結果的に、この日は「禁断のモーニングのハシゴ」をやってしまいました。 しかし、これで終わりだと思ってはいけませんよ

実は、例のカレー丼も確保していたのですよ 先ほどのエールモーニングは、前菜ということで。 こちらのメインディッシュは値段だけではなく、オムレツまで乗っかって、お得感満載のメニューでした。
のちに、私が波と狛を飼っていることを知ったそのお店のスタッフのKさんは、「スピッツさんたちに逢いたい 」と仰っていました。そうするためには、お店が開いているタイミングや連れ込み方など、いくつかクリアしなければなりません。 できることならその要望に応えたいので、私もいろんな意味で次の来店を楽しみにしています。



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ノスタルジックな学校と隠れた名刹

2020-08-26 02:07:38 | お出かけ

こんばんは、白黒茶々です。

前回からの続きで、私はとともに豊橋市の北東部の多米(ため)地区に来ています。 cafeちゃちゃさんで猫の空気にどっぷりと浸かって……… いや、モーニングを食べたあとは………

いきなりワープして山の分校跡のようなところに来たような感じになってしまったのですけど、実はこちらは先ほどの喫茶店のすぐ近くなのですよ。

こちらは、かつて多米小学校だったところです。平屋建ての建物は、昭和19年(1944年)に建てられ、豊橋市内で唯一残る木造校舎であります。 昭和51年(1976年)まで使われていたのですけど、多米小学校は過疎化の影響で閉校……… と思いきや、南側のもっと広い場所に新築移転していました。 このあたりは住宅地として賑わっていて、今のところ学校がなくなるようなことはないので、どうかご心配なく。
それよりも、昔の木造校舎をバックにしたら、昭和時代に第一次大流行を起こしたスピッツは映えると思いませんか? そうしたら、第二次大流行はいつ起こるのでしょうか?それからせっかくなので、この写真をモノクロにしてみたら………

昭和度がアップしましたよ またこのような風景と出逢ったら、コレクションに入れておきたいです。

昔の学校跡ということもあって、二宮金次郎の像もありますね。岩を積み上げた山の上の土台に立っておられる。さらに朝日を背に受けて神々しくもある……… というよりは、思いっきり逆光ですね。

先ほどの木造校舎は、現在は豊橋市民俗資料収蔵室として活用されています。 土日祝日のみ無料で公開されているので、波と狛には車で待機してもらって、私はこちらを見学させていただきます

廊下からして、昔の学校の雰囲気がありありですね。 それに、かなり長いですし。このような場所に来たら、端から端まで雑巾がけを……… いや、やっぱり今はしたくないです。

さらに、1部屋だけ教室がそのまんまとなっていました。 椅子や机もすべて木製ですし。しかし聞いた話によると、今の学校にはこのような黒板や白墨はないそうです。

こちらは「民俗資料収蔵室」を謳っていることもあって、昭和の茶の間も再現されていました。 白熱電球に振り子時計、白黒テレビ、………と、懐かしい品々がありますね。 それから、壁には地元の豊橋商業のペナントが 調べてみたら、その高校の野球部は昭和26年(1951年)に夏の甲子園大会に出場していました。
昔の多米小学校、いや、豊橋市民俗資料収蔵室は以上です。 私たちはさらにそこから西に700mほど行ったところにある………

赤岩山赤岩寺にやって来ました。 以前こちら方面を通った時に、たまたまこの立派な仁王門が私の目に入って、いつか行ってみたいと思っていました。

両脇の仁王像も、金網越しにニラミをきかせていました。

さらにその門を潜り、長い参道を歩いていったら………

お寺の主要部の入口となる、朱塗りの中門に行きつきました。 赤岩寺は神亀3年(726年)に、聖武天皇の勅願によって行基が創建したと云われています。 当初は赤岩山法言寺という名前でしたけど、天安元年(857年)に空海の十大弟子の果隣が中興し、真言宗のお寺に。さらに鎌倉時代には、源頼朝が選んだ三河の名刹七ヶ寺の一つとなりました。

中門の奥にある本堂も、風格がありますね。

それから、こちらの愛染堂に納められていたという木造愛染明王坐像は………

国の重要文化財に指定され、お寺の保管庫に大事に収蔵されているとのこと。 ちなみに直江兼続の兜の「愛」は、愛染明王からきているそうです。

そのすぐ脇からは、赤岩山の登り口となる石段が続いていました。 愛宕権現社のある切り立った岩が赤色であることから、山号を赤岩山と称したのですけど、江戸時代に寺社奉行が間違えて赤岩寺と記録したために、以後赤岩山赤岩寺というかぶった名前を名乗ることになったそうです。 ちなみにその読み方は「あかいわさんせきがんじ」であります。

赤岩山は見晴らしがよくて、紅葉の時季に散策するのにはよさそうですね。 それに「近藤翁の像」なるものも気になりますし。 しかし、この日は暑くて次に行くところもあったので、ここで退散しました。 ということで、次回は城跡でもって、多米方面散策シリーズを締めさせていただきます。


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ホッピング峠と猫の喫茶店

2020-08-22 01:51:26 | その他

こんばんは、白黒茶々です。

まだ暑い日が続いていますけど、皆さまはかき氷やそうめん、スイカ割りなど、その暑さをしのぐ手立ては見つけられたでしょうか? その手助けと言ってはナンですけど、今回は違う意味で涼しさをお届けしようと思います。

きかんしゃトーマス号を見学した日の翌週となる7月19日の日曜日に、私はをお伴にして、多米(ため)トンネルを経て愛知県豊橋市に入りました。 その峠道の高台には広い駐車場が設けられていて、そこからは………

ちょっとモヤっていますけど、豊橋市街を見渡すことができます。 と、ここまでは風光明媚な観光地を思わせるのですけど、実はこの多米峠はいわく付きなのですよ。 私が聞いた話によると………
夜にこの峠道を車で走っていると、着物姿の老婆が追いかけてくるそうです。 しかも、4mほどホッピングしながら。 あまりの恐ろしさに、車の運転手は事故を起こしてしまい、人はその老婆のことを「ホッピングババア」と呼ぶようになりました。また、それが着物を着た女の子バージョンの「ホッピングちゃん」という説もあります。
さらに、波と狛が記念撮影した地点から階段を降りたところには、公衆電話があるのですけど、夜に車でそこを通ると、女の人が立っているのが見える、と。

これで終わりではありません。「怪談はもうやめて 」と言われても、やめません。 実は駐車場のトイレにも、夜になると出るそうです。私たちは朝方に来てしまったので、それを検証することはできなかったのですけど、その日は水回りが故障していて、お手洗いが流れなくて……… 違う意味で恐い目に遭ってしまいました。 いや、断っておきますけど、大ではありませんでしたよ

県を越えるトンネルや境界線には、このような恐いウワサが多々(流れないトイレはリアルなのですけど)、付いてくるみたいです。 その多米峠休息所から麓に降りていって、距離にして3.1km、車で4分ほどのところには、Cafeちゃちゃさんという喫茶店があります。 こちらでの目的は、もちろんモーニングですよ 私は今まで、豊橋モーニングのお店をGoogle Earthやインスタなどで見つけてきたのですけど、こちらは以前に通りかかった際にたまたま目に止まり、来る機会を伺っていたのでした。 調べてみたら昨年の10月に開業したばかりで、猫カフェではないのですけど、お店の方が猫好きで、看板などところどころに猫が散りばめられているそうです。

しかも、名前が「ちゃちゃ」というではありませんか 白黒茶々家にとって初めてのペットが、茶トラ猫の茶々だったのですよ そちらの茶々さんは10年ほど前に亡くなってしまったのですけど、ウチの茶トラ猫枠(?)は京ちゃに受け継がれています。 なので、その名前には特別な思い入れがあるのですよ。 ということで、いよいよ喫茶店のほうのちゃちゃさんに入ります

♪ニャ~~~
ドアを開けたら効果音が鳴るお店があるのですけど、こちらはその音がいきなり猫の鳴き声でしたよ それに、内装や飾りに猫が散りばめられていますし。

そうそう、ここに来たらモーニングメニューを注文するのでした。 ドリンク代のみで食べられるレギュラーモーニングもあるのですけど、追加できる単品メニューも充実していますね。

ついでにランチメニューのほうも見てみたら、カワイイ (ノ≧▽≦)ノ というか、凝っているというか……… 子供ではなくても、つい喜んでしまいます。 なんか、食べるのが可哀相ですね。それからしばらくして………

私が注文したメニューが運ばれてきましたよ 本来ならドリンク(コーヒー・440円)に付いてくるのは、半切りトーストにゆで玉子、サラダ、プチゼリーなのですけど、もう半分のトースト(55円)と小倉あん(55円)も加えてみました これほどの内容で、合計550円となります。 それからよく見てみたら、皿が猫の顔の形をしていて………

カップも尻尾が取っ手に、いや、取っ手が尻尾になっているという凝りよう さらによく見てみたら、布コースターは猫柄で、伝票挟みの土台までもが招き猫の形をしていますし。

つい猫の渦に飲み込まれてしまいましたけど、お腹も心も満たされた私は、再び波&狛とともにその地域の散策に入りました。 ということで、次回は昔懐かしの木造校舎と隠れた名刹に潜入いたします。



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めんそ~れ!沖縄cafe果報(カフー)

2020-08-19 01:51:52 | 美味情報

猛暑お見舞い申し上げます、白黒茶々です。

各所で40℃前後まで気温が上がり、暑さ自慢どころではない事態となっていますけど、皆さんは体調を崩したりしていないでしょうか? 確かに今は年間で最も暑い時季ではあるのですけど、そのような中でも夏に楽しめることがあります。 ということで、今回は夏らしい話題にさせていただきます。

梅雨が終わって夏の暑さが本格化し始めた8月最初の日曜日に、私はを連れて浜松市西区古人見町にある沖縄cafe果報(カフー)さんを訪れました。

実は、こちらは以前はガソリンスタンドだったのですよ。 8月19日の現在の段階でストリートビューでそのお店を見てみたら、まだスタンドのままでした。 その一角で沖縄ショップやかき氷をやったら大ウケして、行列ができるほどに。 その比率は次第に大きくなっていって………

私たちが訪れた時には、完全に沖縄のお店となっていました。 ウワサには聞いていたのですけど、かなりの人気でこの日もたくさんのお客さんで賑わっていました。

スタンドの頃は、私はその前を通ったことはあっても、利用したことはありませんでした。それでも、その名残りは今でもあちこちにありますね。 それにスタンド特有の大屋根は、いい感じで雨避けや日除けになっていますし。

テラス席ならワンコ同伴でも利用できると聞いてきたので、私は順番待ちの表にその旨も書き込んでおきました。

その間に注文するメニューを決めておくのですけど、タコライスや軟骨ソーキそば、ゴーヤ入りのおにぎらずなど、沖縄ならではの料理がありますね。 ドリンク類も充実していますし。

かき氷の種類も豊富でした いずれのものも美味しそうで、つい目移りしてしまいますけど、実は私にはこちらに来る前から心に決めてきたものがあるのですよ。 それは、後ほどのお楽しみということで

テラス席のところにシーサー(の置き物)があったので、波&狛と一緒に撮っておきました。 そして、順番待ちから30分ほどしたら………

お待ちかねの軟骨ソーキそば(中盛り・825円)がやって来ましたよ つゆは優しい味で、ラフテー(豚の角煮)が乗っているのにあっさりしていました。太麺の喉ごしもよく、ずるずると入っていきましたし。

波と狛には、トッピングのかまぼこをあげましょう ここで彼女らはこの日最高の笑顔を見せてくれました。

ソーキそばは美味しくて食べたあとの満足感もあったのですけど、このような時季なので汗が吹き出してきてしまいました。 そうしたら………

ここで別バラのかき氷の出番となりますよ これを波と狛に見せびらかしてから食べようとしたら、狛がべろんちょとやり、体勢を崩して波もろともカートから落下 さらに後ろに押し出されたカートが近くのテーブルの他のお客さんに当たるという迷惑行為までやってしまいました。
「すみません、すみません

丁重にお詫びしてからはすぐに食べないと、かき氷が溶けてしまいます ………と、アタフタしてしまいましたけど、ここで改めて紹介させていただきます。 私が来店前から絞ってきたのは、沖縄ぜんざいのかき氷(825円)にございます 氷には黒糖の蜜がかけられていて、頂上にはあんこが さらに白玉だんごも埋め込まれていました。
それらを食べていったら汗が引いていき、平らげたあとには満足感だけではなく贅沢な気分に浸ることもできました。 こちらのものは格別なのですけど、やはり夏にかき氷は欠かせませんね。

ワンコOKのお店とはいっても、波と狛はほとんどカートの中にいたので、そのあとは動き回れるところに連れていってあげることにしました。 という流れで、私はそこから近いとはいえない……… いや、遠いです、はい。 ………の、ドッグガーデンHAMA&WANさんに向かったのですけど、途中で予防接種の証明書を持ってきていないことに気付いて断念。 その代わりと言ってはナンですけど、そちらの近くにある………

蜆塚遺跡に寄ることにしました。こちらは縄文時代後期から晩期頃の集落の跡で、国指定史跡なのですけど、ワンコを連れて散策することができます。

さらに、日中は数軒の復元住居が開放されていて、こちらもワンコと一緒に自由に出入りすることができるのですよ しかし、薄暗い内部でスピッツを撮ると、白く浮き出してしまいます。

瓜郷遺跡のような、三角屋根の住居もありますね。 こちらも入口が開いているので……… ズッコズッコ(ドラクエの穴に入るときの効果音のつもり)

またしても波狛ちゃが白い発光体に そ、それでも、炎天下の外よりは多少は涼しいので、しばらくはそこにいてくださいませ。

蜆塚遺跡には発掘した貝塚を示す一角もあるのですけど、お墓や柱穴などが混在していますね。 その時代に家を新築しようとして柱の穴を掘ったら、人骨が出てきたなんてことが多々あったのかも知れません。

まだ暑い日が続いていますけど、お盆を過ぎたら赤とんぼが飛んでいたり、日没の時間が早くなったり、夕方にはなんとなく風が涼しかったり、………と、秋の気配を感じるようになりました。 今回の波狛日記は夏を感じさせる話題にしたくて、せっかく8月初旬の日記を持ってきたのですけど、次回は波狛ちゃとの軌跡を取りこぼさないためにも、7月初旬に逆戻りさせていただきます。


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昭和の鉄道遺産・大井川鐵道

2020-08-15 02:19:58 | その他

こんばんは、白黒茶々です。

川根路の訪問記は、今回が最後となります。 私はとともに上りと下りのきかんしゃトーマス号を見送ったのですけど、そのインターバル中に塩郷の吊り橋の他に、実はもう1ヶ所時間つぶしというか、寄り道をしてきたのですよ。 それはどこかといいますと………

大井川鐵道田野口駅にございます。 こちらには、昭和6年(1931年)開業した当時の木造の駅舎が残っていて、無人駅となった現在でも利用されています。

その内部も、レトロ感ありありですね。 一時期改装されていたのですけど、映画やドラマのロケを誘致するために、本来の姿に戻されたそうです。

改札を出たところの、駅舎の裏側もいい味を出していますね。 それに、駅名も「田野口驛」となっていますし。

そして、私たちは駅のホームまで来ました。 こちらは無人駅で、「ワンコ禁止」のような注意書きはないので、波と狛は出入りし放題でした。 それにしても、こちらの駅名看板だけではなく、よく見てみたら電柱までも木製でしたよ まさに、ロケ地に入り込んだ気分になりました。これでSL(蒸気機関車)が走ってくれば、パーフェクトなのですけど………

私たちの前に現れたのは、EL(電気機関車)でした。 その頃、SLの車両は修理中だったので、その代役としてELが客車を引っ張ることになったそうです。 しかし、動力が電気ということもあって、静かなうえに煙も出さなくて………

余韻もなく走り去ってしまいました。

その列車を、いつまでも見送る狛ちゃ。 ELは寝台列車全盛期の頃には、それらの牽引したりしていたのですけど、現在でも活躍の場があってよかったですね。 SLのような派手さはなくても、実物が目の前を通っていくと、つい見入ってしまいます。それからしばらくして………

今度はこのような列車がホームに入ってきました。

そこから乗り込む家族を老親(?)が送り出す場面に出くわしたのですけど、さらにそんな彼らのことを波と狛も見送っていました。

そのまた次には、かつて近鉄特急に使われていた車両が 大井川鐵道は全国各地で引退した列車を譲り受け、レトロなものも含めてたくさんの種類を運行させているので、まさに「走る鉄道博物館」です。 こちらの旧近鉄特急は各駅停車の普通列車なのに、全席ゆったりとしたリクライニングシートで、トイレや化粧室も付いているときたもんだ (編集部調べ)
しかし、南海電鉄型車両の導入にともなって、近々お役御免となるそうです。 よく見てみたら、あちこちサビで塗装が浮いていたのですけど、それでも次は鉄クズにされないことを願っています。

………と、時間が許す限り田野口駅で行き交う列車を観察したのですけど、実は私は大井川鐵道には乗ったことはないのですよ。 大井川沿線にはいつも車で行っていて、今回は波と狛も一緒なので、彼女らを置いて列車に乗り込むことはさすがにできませんでした。それでも、その車窓からこの日通ってきた風景を眺めれば、また新たな発見があるのかも知れません。

その帰りに、私は島田市川根町身成にある加藤菓子舗というお店に寄っていきました。 洋風のお洒落な外観なのですけど………

看板商品は、生クリーム大福であります。 柔らかいお餅の皮の中は、あんこと生クリームの三重構造になっていて、冷やして食べると確実にほっぺたが落ちます。 4個、6個、8個入り、さらには超特大サイズがあるので、皆さまも川根路を訪問された際には、ぜひお土産にお買い求めくださいませ。



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塩郷の吊り橋での思惑

2020-08-12 02:55:28 | 探求シリーズ

こんばんは、白黒茶々です。

前回から、私はとともに静岡県の大井川沿いの川根路を訪れています。 目的のメインは時期限定で運行しているきかんしゃトーマス号なのですけど、それを見ただけで帰るのもナンだったので、その方面に行ったらハズせない場所にも寄っていくことにしました。 それはどこかといいますと、すでに今回の日記のタイトルに出ているのですけど………

そうです 塩郷の吊り橋であります。 大井川と線路と民家をまたいでいて、長さは220mほどです。

この橋は正式名は「久野脇橋」というのですけど、「恋金橋」という呼び名もあるそうです。 若い(?)男女がスリル満点の吊り橋を渡れば、吊り橋効果で恋が燃え上がること間違いナシ ってトコでしょうか? 今回は連れてこなかったのですけど、箔母さんは高くて不安定なところでも平気で、1人でスタスタ行ってしまうので、彼女には吊り橋効果は通用しません。

その吊り橋には、私たち以外にも家族連れなどが来ていました。 お父さんは平気という前提なのですけど、ほとんどのお母さんは嫌がって、すぐのところで引き返していました。 ところが、幼稚園児くらいの幼子は、1人でもグイグイと行ってしまって、まわりを驚かせていました。そんな彼に、私は下から拍手を送りました。

その一方で、波はどちらかというとこのようなところはニガテなのですけど、前を行く者がいれば付いてきます。 狛はというと……… 昨年に初めて連れてきた際には、恐がって動けなかったので、私が「大丈夫だから」と励ましつつ、一歩ずつでも進むように促していったら、なんとか渡り切ることができたのでした。
とはいっても、あの時はちょっと強引だったかも知れません。なので、今回は無理強いはしないで、少しでも躊躇する様子が見られたら、諦めるようにします。 あれから1年経ったので、狛に変化があるかも知れないのですけど、果たして………

なんと、平然と渡り出したではありませんか

前日までの雨で大井川は増水したうえに、流れが激しくなっているというのに。 川床までの高さは11mもあるそうですけど、それより近いようでかえってスリルが増していますよ。

一方の波は、仕方なく付いてきているといった感じですね。 ちなみにデコの汚れはケージをスリスリした際に付いたものなので、染み付いてしまってなかなか落ちません。
川の急な流れのおかげで私は錯覚を起こし、歩いているのに前に進まず、橋のほうがルームランナーのように動いているように感じてしまいました。 明らかに昨年よりは難易度が上がっているのに、それでも動じることなく先頭を行くなんて……… 狛さん、アンタはスゴいヤツです

そのような感じで、スムーズに渡り切ることができました。 明治時代に廃藩置県が施行され、紆余曲折を経て静岡県となるまで、大井川を隔てた東側は駿河(するが)、西側は遠江(とおとうみ)でした。 なので、私たちは自分の足で旧国境を越えた(渡った?)ことになります。それよりも、皆さんが「恋がねの鐘」なる案内看板が気になるご様子なので、今からそちらに向かいます。

その鐘は、吊り橋からの坂道をちょっと上がったところにあります。

せっかくなので、皆さんの恋愛が成就することを願い、私が代行して鳴らさせていただきます。  カンカンカン………
こんな感じでよろしいでしょうか?

吊り橋を渡ったら、やはり同じところを通って帰ることになります。 なので、その距離は2倍見ておかなければなりません。それでも、復路のほうも狛は迷うことなく進んでいってくれたので、難なく戻ることができました。
その後、私たちは大井川鐵道の田野口駅方面に行き、さらに塩郷駅の近くできかんしゃトーマス号を迎え討つ(?)ために、再び塩郷にやって来ました。 そうしたら、トーマス号が姿を現すまで少々時間があるので……… 私は調子に乗って再び塩郷の吊り橋を渡ることにしました。

ところが、橋の渡り口まで来たところで、狛が突然拒否したのです しかも、一歩も踏み出せないなんて……… 先程の勇ましさは何だったのでしょうか こうなってしまったからには、やはり彼に無理強いはできません。 とはいっても、私の渡りたい欲は抑えられなかったので、彼を抱えて対岸を目指すことにしました。 それでも、波のほうの私が進めば付いてくる方針は変わらず。 一方の狛は、より高い位置での移動となって、体をこわばらせるか私にしがみつくと思いきや、なぜかリラックスしていて快適そうでした。 これは……… ただ単にズルしたかったのでしょうか? それよりも、私は両腕を塞がれ、10kgの米袋の負荷をかけられたような状態で渡るハメになって……… これは何かの罰ゲームでしょうか? やはり帰りも同じでした。

吊り橋を渡ってみたら、相方たちの性格や意思が見えてきたので、「恋金橋」と同じところに刻まれた「奥大井サスペンス(ブリッジ恋愛事件)」はあながちウソではなかったみたいです。 それにしても、狛は1回目では順調に渡って、私を感激させておいてから、橋渡りを拒否するなんて……… こうなったら彼の成長を見るために、来年もこの場に立たなければなりません。


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きかんしゃトーマス号との再会

2020-08-08 01:05:29 | お出かけ

こんばんは、白黒茶々です。

私の地元と言えなくもない静岡県島田市から川根本町にかけての大井川流域では、毎年初夏になると大井川鐵道がリアルトーマスこと、きかんしゃトーマス号を運行させています。 私は2年ぐらいの周期でそのトーマス号見たい欲に駆られ、昨年はを伴ってその雄姿を脳裏やデジカメ、スマホに焼き付け、いや、記録しました。 しかし、トーマス号は子供だけではなく、大人の(?)私も魅了し、前回訪れたときに私はトーマス号見学の間隔の2年縛りを撤廃する決意をしました。
ところがコロナ禍の影響で、今年はトーマス号の運行が延期となってしまったのですよ。 あらかじめビュースポットを決めたりして、受け入れ態勢に入っていたのにぃ~

それでも、コロナの勢いがある程度治まったこともあって、予定より1ヶ月以上も遅い6月末に、ようやく出発できるようになりました。 コロナの感染リスクを抑えるために出発式を簡素化し、トップハム・ハット卿の(ソックリさんの)出席を控えたり、乗客数を減らしたり、始発駅(新金谷駅)と終点駅(千頭駅)でのトーマスフェアの入場者を乗客のみにしたり、………と、かなり制限されることになりました。
ただし、そのほとんどは乗る側が対象で、沿線で見るほうには影響がないので、私にとっては何の問題もありませんでした。

………ということで、梅雨の真っ只中でも貴重な晴れ間となった7月12日の日曜日に、作戦を決行することにしました。 私たちは昨年と同じように、まずは行く途中にある道の駅掛川に立ち寄り………

さらに、大井川を北上していきました。 春以降の行動範囲は近場ばかりだったこともあり、久しぶりに遠出したら、気分転換ができて……… いや、この日はせいぜい片道50kmちょっとだったので、遠出というよりは、中出といったほうがいいのかも。 それでも、気分転換のところはホントですよ

それはさておき、私たちは川根地区の入口ともいうべき家山の桜のトンネルまで来ました。 こちらには尿量がハンパないことで有名な(?)小便小僧があるのですけど、コロナ対策なのでしょうか?しっかりとマスクをしていました。

そして、私たちは道の駅川根温泉に到着しました。 こちらはSLが見える日帰り入浴施設が併設されていることもあって、いつも混んでいるのですけど、この日は駐車場がいくらか空いていました。 そうしたらせっかくなので、温泉に入って………

と、いきたいところなのですけど、波と狛のためにも、バンガロー前の無料ドッグランのほうに入りましょう。

しかし、あまり時間がありませんでした。 波狛ちゃ、できたら5分ぐらいで出られるようにしてくださいね。

ああっ、きかんしゃトーマス号のビュースポットには、すでに人が集まっていますよ。 急げー

あと数分で、トーマス号があの鉄橋を渡ります 。しかも、魅せるためなのか、それとも乗客に景色を楽しんでもらうためなのか、橋の上では速度を緩めてくれるのですよ。

しかし、出迎え地点は日射しが直撃するので、波と狛はこちらの木陰で見ていてくださいませ。 そして、11時17分になって………

トーマス号が姿を現しましたよ!煙をもくもくと上げて。

どんどん………

どんどんと迫ってきましたよ!

トーマス号、キターーー!

もういっちゃった。その際に、乗客がこちらに向かって手を振ってきたので、私も振り返しながら見送りました。 一方の波と狛は……… 私はついトーマス号に夢中になってしまって、最接近した時の彼女らの表情は見れなかったのですけど、興奮したり尻込みしたりすることはなく、いたって普通だったと思われます。

そのトーマス号は終点の千頭駅まで行き、そこでファンサービスをしたり、転車台での方向転換をしてから、引き返してくることになっています。 もちろん、そちらのトーマスも待ち構えますよ
その撮影スポットは、昨年と同じ塩郷駅のあたりにしたのですけど、今回は線路と道路が平行している、駅の手前の沿道にしました。 こちらはトーマス号とバスのバーティーが並走する光景が見られ、そいつをカメラに収めるというのですよ やはり、直射日光が厳しいので………

波と狛は、こちらの木陰から見ていてくださいませ。 それから間もない、14時40分になって………

何の前触れもなく、トーマス号が飛び出てきました!しかも、その手前にはやや遅れてバーティーが!

うおおおお~~~!大迫力で近付いてきましたよ!

嗚呼、もういっちゃった。 時間にしてわずか1分あまりだったのですけど、彼らは金属音や石炭が燃えたニオイとともに、インパクトありありな姿を私の脳ミソに刻んでいきました。 そういえば、波と狛は……… 写真から分析すると、冷静沈着にトーマス号とバーティーを見送ったみたいですね。

こうなったら年に1度とは言わず、何度でも見に行って、新たなビュースポットを見つけたりしたいですね。 しかし、例年より長くて激しかった梅雨の影響で、下泉駅田野口駅の間の線路脇の護岸が崩れ、トーマス号だけではなく他の列車までも運行できなくなってしまいました。 それから代行のバスを出したりしたのですけど、トーマス号は新金谷駅から川根温泉の手前の家山駅を往復する形で復帰したそうです。 今期中は、川根温泉の鉄橋や塩郷の直線を走る姿は見られそうにないのですけど、まだ広められていないビュースポットはたくさんあるハズです。
とはいっても、その探究は別の機会にするとして、次回は大井川沿線にある名所の実体験を伝えさせていただきます。



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シルクロードミュージアムってどこですか?

2020-08-05 01:15:37 | 探求シリーズ

こんばんは、白黒茶々です。

すべてはスマホのLINEのガラガラポンから始まりました。 私はそのアプリで地元の金融機関を友達登録していて、そちらではたまに何かの抽選がおこなわれたりしました。 その景品は、うなぎの白焼きや寿司屋の食事券など、食べ物関連が多く、私は毎回根拠のない自信を持って挑んでいました。

しかし連戦連敗で、当たったためしがまったくありませんでした。 そのような中で、どこかの入場券の抽選があったので、とりあえず引いてみることにしました。 そうしたら、もうすっかり儀式となっている、ハズして沈むlineくまブラウンの哀愁漂う後ろ姿を見て………

ところが、今回は当たったのです ま、まずはバンザイ それよりも、当たったものは……… シルクロードミュージアムというところの入場券だそうですけど、聞いたことのない施設ですね。それってどこにあるのでしょうか?
抽選画面にも添付されていたのですけど、それは静岡県内の磐田市でも山深い旧豊岡村の上野部地区にあるそうです。 それからしばらく経った7月最初の日曜日となる5日は天気が不安定で、を連れて出かけるのは厳しかったこともあって、私は単独でシルクロードミュージアムなるところに行ってみることにしました。 ただし、その施設と家を往復するだけではナンなので………

その通り道からかなりハミ出していて、ついでに寄る部類には入らないのですけど、浜松市東区丸塚町にある珈琲パーラーアイアイさんなる喫茶店に行きました。 それにしても、どこか懐かしい昭和レトロ感漂うお店ですね。 こちらでの目的は、もちろんモーニングですよ

最近は、豊橋モーニングが続いていましたね。 浜松はそちらよりはモーニングをやっているお店は少ないのですけど、探せば見つかります。 それにしても、ドリンク代に少し加えるだけで、ちょっと豪華なモーニングメニューがいただけるなんて、ありがたいですね。

その後、私の席にこのようなメニューが運ばれてきました。はい、ホットサンドのセットにございます。 ドリンク代(コーヒー、450円)+150円で、ゆで玉子、サラダが付いてきました。それにしても、盛ってある器が昔ながらで味がありますね。
お腹も心も満たされた私は、本来の目的地のシルクロードミュージアムに向かいました。 その際に、近道となる天竜川の堤防道を走って行ったのですけど、前日の雨で川は増水していました。

前置きがかなり長くなってしまいましたけど、ようやく目的地の手前まで来ました。 シルクロードミュージアムはその名前からして、私は鉄筋コンクリート製のモダンな建物を想像していたのですけど………

なんと、築250年ほどの古民家を活用していました。 土蔵もありますし、江戸時代の豪農ってトコでしょうか?

この看板がなかったら、「普通の民家だったらどおしよ~」とビクビクしながら入るところでした。

こちらは、地元企業の浜名梱包輸送さんが社会貢献のために収集した仏教美術を展示・公開している博物館とのこと。 紀元前3千年頃から15世紀頃までの彩文土器、磨研土器、イスラム陶器、ガラス器などの美術品が見られるというので、楽しみですね。

その内部は畳敷きで、昔ながらの日本家屋の佇まいでした。 その1階には………

主に日本の伝統工芸品が展示してありました。 これらもコレクションの一部で、日本はシルクロードの延長線にあるので、またこれもアリかと。 いや、美濃焼薩摩焼は人間国宝の作品で、美術的な価値があるのに加えて、かなり凝った作りとなっていました。

案内人によると、こちらの伊賀焼を手掛けた番浦史郎氏は、「美味しんぼ」山岡士郎のモデルになったとのこと。 名料理人でもありながら、お店を持たなかったそうなのですけど、山岡さんは実在していたのですね ちなみに「士郎」という名前は、彼からいただいたそうです。

出だしからパンチの効いた展示品と出くわしてしまいましたけど、ペースを上げて紹介していかなければなりません。 九谷焼の菓子入れは、色彩が凝っているのに加えて、重量感もありますね。

こちらの九谷焼の陶器は、ただの湯呑みではありません。 内側には細かい文字がびっしりと書かれているのですけど、どうやって筆を入れたのでしょうか?

こちらの硝子細工も、どうやって作ったのか気になります。 曼荼羅の模様も、この作品を引き立てていますね。それらを堪能してから、私たちはいよいよ2階へ。

そこから世界観がガラッと変わって、中国や中東など、シルクロードの圏域で出土した美術品などがメインとなりました。 ちなみにこちらは、パキスタンのガンダーラ地方で見つかった、3世紀の石製の菩薩立像にございます。

仏陀頭部(仏頭)も、ガンダーラで出土。こちらは3~4世紀に作られました。案内役さんによると、このような仏像の類いは見る角度によって表情が変わるそうで、斜め下からがオススメとのこと。 その通りにしたら………

穏やかで優しい顔になりましたよ これからは仏像や地蔵があったら、その位置に回り込むようにします。

しかし、これはどうやって見ても、悪い顔にしかなりません。 説明書きは「仏陀立像」となっているのですけど、いったい………

その一方で、「アプサラス」は翔んで、いや、躍っています。 男性を惑わす悪女の像で、パキスタン・バクシャリから出土した7~8世紀のテラコッタ(素焼きの土器)であります。

駱駝の像もありましたよ ちなみに乗っているのは、すでに滅んでしまったソグド人という民族です。 6~8世紀のもので、中国山西省から出土したのですけど、保存状態がいいですね。

こちらはパキスタン・バロチースターンから出土した、紀元前3000~2600年の土器なのですけど、鳥や魚の絵がファンシーですね。 子供にもウケそうです。

羊形リュトンは、芸術的にデフォルメされています。 紀元前1000年頃の酒などを入れる土器で、前足に付いている乳首……… ではなく、栓のところが注ぎ口となっています。

こちらもカワイイですね 紀元前2500~2000年のパキスタン・クエッタの聖牛の夫婦にございます。

あと1品よろしいでしょうか?中国山東省から出土した、唐の時代(8世紀)の加彩武官俑であります。こちらは写実的で、本当にこのような人がいそうです。

………と、たくさんの展示品を紹介していきましたけど、これはほんの一部です。 しかも所蔵品はもっとあって、半年おきに展示物を入れ換えるというではありませんか
どちらかというと私は美術品には疎いほうなのですけど、案内の方の解説を聞きながら見て廻っていったら、ありがたみが増し、引き込まれていきました。 いずれのものも価値は高く、「開運!なんでも鑑定団」に持っていったら、高額の査定が出そうです。
さらに、展示品はストロボを焚かなければ撮影し放題で、ケースなどに入っていないものは自由に触れられるときたもんだ

今回私は無料で入らせてもらったのですけど、正規の料金の900円でも安いぐらいです。 静かな環境(片田舎)の中で、シルクロードの古美術を身近に感じることができるシルクロードミュージアム。皆さんもぜひ1度、足を運んでみてくださいませ。


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瓜郷遺跡とアルバトロス

2020-08-01 02:16:15 | お出かけ

こんばんは、白黒茶々です。

暦の上では真夏となる8月に入ろうとしている今、長さも降水量もハンパではなかった梅雨がようやく終わろうとしています。 そのような状況の中で、皆さまの生活に影響はなかったでしょうか?波狛日記は時系列ではまだ6月下旬に入ったところで、こちらは季節ネタに乗り遅れる恐れがあります。 はい、周回遅れぐらいは大目に見てもらうとして(?)、その差が2周にまでならないように努力します。
そういえば、前回は7月下旬あたりの高校野球ネタまで進んでいたので、今回は周回遅れどころか、逆戻りしたということに……… と、とにかく、ときは6月21日、ところは愛知県豊橋市の瓜郷町から入らせていただきます。

その日、私はとともに住宅地となっている瓜郷町の川沿いの道を歩いていきました。 6月というだけあって、アジサイの花がようやく咲き始めたところですね。その左側のフェンスの向こうに何があるのか、気になった方はいらっしゃるでしょうか? 皆さまが気にならないとしても、私たちは入っていきますよ

そこには、復元された縦穴式住居がありました。

こちらは瓜郷遺跡というところで、弥生時代中期から古墳時代前期頃の集落の跡であります。 昭和11年(1936年)に道路を拡張した際に貝塚が発見され、出土した土器から弥生時代の遺跡ということが判明 終戦後に本格的な発掘調査がおこなわれ、昭和28年(1953年)に国の史跡に指定されました。

現在は住宅地の一角の小さな公園の中に、縦穴式住居が1棟あるだけです。せっかくなので、その内部を覗いてみることにしましょう

防犯や管理上の都合で入れないと思うのですけど、土間に掘立柱……… と、古(いにしえ)の住まいが見事に再現されていました。

あと、高床式倉庫のミニチュアっぽいものの中には、瓜郷遺跡のパンフレットが収められていました。 せっかくなので、1部持ち帰らせていただきます。

瓜郷遺跡は小公園だけではなく、その領域はまわりの住宅地を含めた広範囲にまで及んでいました。その周辺には、このような空き地が点在しています。

順次土地を買収していき、いずれは大規模な発掘調査をおこない、史跡公園に整備するのかも知れません。 しかし、せっかく広い空き地を確保しているのに、見学者用の駐車場のようなものは設けられていませんでした。 再活用前の暫定的な置き場でも構いません。できることなら、もう私たちに路駐(路上駐車)をさせないでください。

………という朝の史跡散歩を終えたら、私たちは同じ地区にあるアルバトロスさんに向かいました。 それにしても、昔ながらの味のある喫茶店ですね。 こちらでの目的は……… もちろん、自分へのご褒美というか、モーニングですよ

その店内は、常連と思われる年配者たちで賑わっていました。 その店員さんは、いちげんさんの私がテーブルに就いたのに気付かなかったのですけど、隣の席のおばちゃんが「よっちゃん、(お客さんが)こっち(にいるよ) 」と、気を利かせて呼んでくれました。
そうそう、モーニングのメニューはドリンク代のみのレギュラー以外には、5種類もありました。しかし、このお店を紹介する記事などには最も豪華なBモーニングが載っていたこともあって、私はこちらに来る前からすっかり刷り込まれていました。 それからしばらくして………

待望のBモーニングが運ばれてきましたよ トースト、ゆで玉子、ヨーグルトに加えて、スパゲッティーまで付いてきて、ランチメニューと思われるほどの豪華さ さらに、スパゲッティーの上には、唐揚げがちょこんと乗せられていますよ。これは、大人でも朝からテンションが上がります。 ちなみにドリンク代(コーヒー、400円)+250円なので、650円となります。

国指定史跡の瓜郷遺跡と、アルバトロスさんのモーニング。 同じ方面にあることから、その2つを強引に結び付けてしまいましたけど、そのようにしたら相乗効果でクオリティが上がったので、我ながらいい組み合わせだと思います。 とはいっても、双方は国道1号線を挟んで700mほど離れています。特に徒歩で行かれる方は、お気をつけくださいませ。



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