こんばんは、白黒茶々です。
8月13日と14日に、白黒茶々家はエスコンフィールド北海道で北海道日本ハムファイターズと千葉ロッテマリーンズの試合を観戦しました。 それから舌の根も乾かぬ18日の日曜日に、今度は京セラドーム大阪でオリックスバファローズとの対戦を観に行くことになりました。 ………というよりは、しました 1週間以内に3試合なんて、我ながらハム濃度の濃い夏になりそうですね。 ホーム(本拠地)の試合は球場の演出などがファイターズびいきで、しかも同士のファンも多い それに加えてその試合に勝った場合は、ヒーローインタビューに複数の選手が呼ばれるなどの利点があります。 それに対してビジター(遠征先)の場合は、同じファンは少なめで肩身が狭いのですけど、そのぶん広い大地(?)で同士を見つけた時の喜びが大きくて、彼らとの結束力も強まるのですよね。 私はその両方の空気を味わいたくて、2兎、いや、3兎を追うことにしました。
そしていよいよその当日の早朝となりました とはいってもまだ日が出る前の4時38分。 波と狛の散歩やお世話を済ませたら、身支度をして出発します。 今回は空路ではなく線路を通っていくので、自宅の最寄りの駅から列車に乗っていき………
豊橋駅で乗り換えの合間に、一旦改札の外に出ました。 その頃は豊橋市を舞台としたアニメ「負けヒロインが多すぎる! 」が放送されていたこともあって、駅からして地元のテンションの高さを感じました。
さらにその1時間ほど後には、清洲城の前を通過 列車の車窓から、平成元年(1989年)に建てられた模擬天守を久しぶりに見ることができました。
そして11時ちょっと過ぎに、京セラドームの最寄り駅となるバファローズ……… の装飾がされた大正駅に行き着きました。 それから間もなくして………
京セラドームが見えてきましたよ 屋根付きの球場なので「雨でもいい」と言っておいたのに、この日は快晴を通り越して炎天下でした。 こちらにもオリジナルの選手グルメなどがあるのですけど………
エスコンフィールドの時ほど入れ込んでなくて、店に並ぶのもイヤだったので、ドームの近くのイオンモール内にあるマクドナルド(関西ではマクド)でお昼を食べていきました。 腹ごしらえをしたら………
ファイターズの応援スタイルに着替えて、「今から応援に行きます 」写真を撮りますよ 箔母さんはこの日は仕事だったので、今回のメンバーは私とたつぴの2人だけとなります。 その儀式(?)が終わったら、グッズショップなどを見たりしながら………
ドーム内に入りますよ 今回はレフト側外野席の一角を仕切ったビジター応援エリアなのですけど、前から2列目の観やすい席でした。
試合が始まる30分前にはスタメン(先発出場選手)の発表があって、応援席は盛り上がりました。 これまでファイターズ(この時は2位)は私たちが観た試合も含めてエスコンフィールドで2連勝したのですけど、ビジター先のバファローズ(この時は5位)戦には2連敗。 この日も負けたら下位のチームに3タテを喰らうことになるので、それだけは避けたいです。 そうしているうちに………
いよいよ試合が始まりました バファローズの先発は、山下舜平大投手。 そのチームではエース級の選手なのですけど、昨季に腰を痛めてからは成績は芳しくなく、この試合では満を持しての登板となりました。 ちなみに彼の名前は、経済学者のヨーゼフ シュンペーター氏に由来しています。
対するファイターズの先発投手は、伊藤大海君。 こちらもファイターズではエース級で、サムライジャパンのメンバーにも選出されたことがあります。 ウワサ通りで、この試合でも彼はロージンの粉を飛ばしまくっていました。
試合のほうは、2回表にバファローズの舜平大投手の制球が定まらず、味方のエラーもあって、ファイターズはノーアウト満塁に そこから犠牲フライで1点を先制しました しかしその直後に、バファローズのラオウ(杉本裕太郎選手)のホームランで同点となりました。 その杉本選手は次の打席には3ランホームランを打ち、4対1とリードを広げました。
ファイターズの応援席は意気消沈しかけたのですけど、応援団の「イヤなことはとりあえず忘れましょう 次のファイターズの攻撃に期待しましょう 」という激励の言葉で、元気を取り戻しました。 そうしたらファイターズは1点を返して、2対4に ここから反撃開始です
ところが、その裏にバファローズの森友哉選手がホームランを打って、ファイターズの選手や監督だけではなく、ファンの期待も打ち砕き………
2対5のまま負けてしまいました。 「3タテだけは避けたかったのに………」応援席の雰囲気は悪く、たつぴは怒って出ていってしまいました。
こちらでも、試合後はドームの照明が落とされてファンがペンライトをかざす演出があったのですけど、素直に「きれい」と言う気分にはなれませんでした。
あ、それでも帰りに大阪駅でお土産を買っていくことは忘れませんでしたよ。 私はりくろーおじさんのチーズケーキを、たつぴは551蓬莱の豚まんを、それぞれ並んで調達していきました。
今思うと、私たちが観に行った試合の前日までバファローズに連敗して、イヤな流れだったこともあって、毎年陽気だった応援団には悲壮感が漂っていました。 応援席の空気も重く、私はそんな彼らと一緒になって「今日こそ勝てー ファイターズ」とか「気合いを入れろ ファイターズ」というコールをしてしまいました。 「現場はいつも気合いを入れて、一生懸命やっている。 そのようなコールは、選手も僕も傷つく」と新庄剛志監督が言ったことを報道で知って、私は反省しまいました。 勝ちたい気持ちは選手や監督も強くて、最善を尽くして挑んだ結果負けてしまったのなら、彼らを責めてはいけません。 私はもっと、彼らのことを信じてあげなければなりませんでした。
それでもファイターズはその後勢いを吹き返し、リーグ優勝こそはならなかったものの、75勝60敗8分けのパ・リーグでは2位で、今年のレギュラーシーズンを終えました。 これから日本シリーズ進出をかけてクライマックスシリーズに挑むので、ハム祭りはまだまだ続きます。
それにしても、今年のファイターズはマリーンズには6敗(勝ちは18)しかしていなくて、伊藤大海君の負けもたった5試合(勝ちは14)だけなのに、そのどちらにも当たってしまった私たちは稀有なファンなのかも知れません。