こんばんは、白黒茶々です。
今、まさに全国の各地域で梅雨入りが囁かれているところなのですけど、波狛日記はまだコロナ禍による緊急事態宣言下でGWを迎えたところです。 そのような状況の中では、野球の試合はプロもアマもできませんでした。本来なら、私がプロ野球の観戦記を書く時季なのですけど、そういえば今年に入ってからまだ1度も野球を観に行っていませんでした。 それでも、心配は要りません。この「ステイホーム」を機に、久しぶりに私が家でeスポーツをやることにしたので。 さあ、バーチャルの世界の中で、思いっきり体を動かしましょう
………という流れで、私が家の中から探し出してきたのは、namco(現在のバンダイナムコ)が平成元年(1989年)に発売した「ファミリースタジアム’90(略してファミスタ’90)」。日本のプロ野球12球団だけではなく、自社球団のナムコスターズはもちろんのこと、アニメ選抜のアニメスターズ、メジャーリーガーをかき集めたメジャーリーガーズ、プロ野球界のレジェンドが集結したプロスターズもエントリーされています。
今からン十年前の私が大学生だった頃、お仲間と毎日のようにこのゲームで対戦し、お互いの腕を磨きあってきました。 おかげでコンピューターとの対決は連戦連勝だったのですけど、あれからかなりのブランクがあるので、ハンデとうか、今の私とならいい勝負になるのかも知れません。
そのファミスタ’90を起動させるのは、ファミリーコンピューター(略してファミコン)の2次モデル。 こちらも数年ぶりに蔵出ししたのですけど、まだ使えるのでしょうか?万が一火花や煙を噴いたら、速攻で電気のコードを抜くようにするのですけど、果たして……… (スイッチオン )
おおっ ちゃんと点きましたよ。 ちなみに画面に映っているTチームはタイタンズ(阪神タイガース)、Wチームはホイールズ(横浜大洋ホエールズ、現在の横浜DeNAベイスターズ)であります。
まずは操るチームを選ぶところから始めるのですけど……… やはり愛着のあるFチームことファイアーズ(日本ハムファイターズ、現在の北海道日本ハムファイターズ)がいいですね 対する相手は、Fチームにとっては宿敵ともいうべきHチームのホーネッツ(福岡ダイエーホークス、現在の福岡ソフトバンクホークス)にしておきましょう
それからこのゲームには、代打の選手のうちの1人をエディットする機能もついています。 当時の私はアニメ「ドラゴンボールZ」のベジータが好きで、彼をチームに採り入れていました。 しかし、ひらがな4文字しか入力できないうえに「ー」の表記がなかったので、「へしいた」とするしかありませんでした。 さらに力、技、足と数字を入力すれば、その選手の能力が決まるのですよ。ちなみに「へしいた」を足3にすれば、長打力はないもののスイッチヒッターで足が早く、出塁率が高かったので、先頭打者に向いていました。 令和の世となった現代に甦った「へしいた」。彼はチームを勝利に導くことができるのでしょうか?
それから、決闘の場となる球場も選べるようになっています。たからづか(モデルは今はなき阪急西宮球場)、ところざわ(屋根がなかった頃の西武ライオンズ球場、現在のメットライフドーム)、どうむ(言わずと知れた東京ドーム)、かせんじき(河川敷の野球場の代表格ともいうべき、多摩川グラウンド)、ふぇいふぇい(ボストンレッドソックスの本拠地、フェンウェイ・パーク、もちろん名物のグリーンモンスターは備わっています)、だいそうげん(両翼は無限大、外野手が後逸したらランニングホームランになる恐れが、後方にはエアーズロックが見えます)の6つのラインナップとなっております。 当時のファイターズは東京ドームをホームグラウンドにしていたのですけど、原点回帰の意味からも、多摩川グラウンド、いや、かせんじきにしておきましょう。 ちなみにこちらの球場は、両翼85m。中堅110mとなっております。国際規格を満たしている私の地元の静岡県営草薙球場の両翼100m、中堅122mからするとかなり狭いのですけど、打たれない自信があるので、大丈夫です。多分、きっと。
このゲームは、個別の対決はもちろんのこと、選んだいくつかの球団が総当たりで対戦するリーグ戦も選ぶことができます。 今回は1試合だけの勝負なのですけど、せっかくなのでリーグ戦にしてみることにします。たった1日、1試合だけで年間の覇者が決まるので、目が放せませんね。 そして、戦いの火蓋は切って落とされました。
初回を終わって両者無得点。立ち上がりは締まっていますね。 Fの先発は「にしぜき」って、西崎幸広さんのことですよね?2人の走者を置いて打席に立つのは「ききかわ」。こちらは岸川勝也さんのようで、なんか懐かしいです。 西崎さんの名誉のためにも、この場面では打たれるワケにはいきません
………って気を付けていたのに、思いっきりやられてしまいました。 この球場はホームランが出ると、川の上に花火が上がり、列車が横切ります。 さらにこれが満塁ホームランだったりすると、列車が新幹線(3両編成)になるという演出も用意されているのですよ。 その後もFはHの情け容赦ない攻撃を受け………
0対12の5回コールドで負けてしまいました。 このゲームはイニングの回数に関係なく、10点以上の差が開くと試合は打ち切られてしまうのですよ。 西崎さん、ファイターズのファンの皆さん、申し訳ございません
その結果はすぐにスポーツニュースで報じられます。 私の復帰戦は完敗だったのですけど、操作方法を覚えていたこともあって、安打(ヒット)はわずか1ながらも失策(エラー)は0で、三振も2だけでした。 それよりも、その試合の観客は30000人もいたことになっていますね。かせんじきにはスタンドのようなものは見当たらなかったのに、その人たちはどこで観ていたのでしょうか?
忘れていましたけど、その結果Hチームが優勝したことになります。 その背景はどう見ても「かせんじき」ではないのですけど……… ま、まあいいでしょう。とにかくおめでとうございます。
しかし、この1試合だけで機器を片付けるのもナンだったので、今度は球場と対戦相手を変えて、再び挑むことにしました。 そんな流れで私が選んだのは、どうむこと東京ドームで、現実の世界でも人気のGチーム(東京読売ジャイアンツ、現在の読売ジャイアンツ)でした。 こちらのほうの結果は………
まだ勝利には及ばなかったものの、先程よりは勝負になっていました。 これなら、ファンが怒って途中で帰るようなことはないでしょう。
※かせんじきの試合は瞬殺で、帰る暇もなかったのでは?(編集部注)
その後もゲームは進化を続け、今ではかなりリアルなものも出回っているのですけど、私が最もゲームにハマっていたのがファミコンやスーパーファミコンの頃でした。 なので、そのあたりの話になるとつい熱くなり、思いっきりマニアックな路線に突っ走ってしまいます。 と言いつつも、今回の話を機に波狛日記には新たに「ゲーム」のカテゴリーを設けました。また古いゲームソフトをほじり出してくるようなことがあったら、探究していこうと思います。