こんばんは、白黒茶々です。
三重県の津市で開催された日本スピッツのオフ会に参加し、その勢いのまま私たちは宇治市や京都市伏見区方面を散策する拠点(車中泊)となる道の駅お茶の京都みなみやましろ村に滞在していました。 ところが、夜が明けたら想定外の雪に見舞わられ、ノーマルタイヤの車で来てしまった私は窮地に追い込まれることに。
どうするどうなる、白黒茶々さん
とりあえず、波と狛に朝のご飯を食べさせることにしました。 それにしても深雪まではいかないまでも、まわりは思いっきり雪景色になっていますね。
それでも道路の状況によっては、身動きできるかも知れません。
この道の駅から続いている国道163号線は、20km程先の木津川市までは下り坂の山道となっています。
その道路が積雪や凍結していたり、少しでも滑るようなことがあったら、そこから先には絶対に行かないという条件で、私は出発することにしました。
その山道も多少は踏み慣らされているのですけど、交通量が多いと思われる木津川市まで出れば、あとはなんとかなるでしょう
それから30分後………
多少の緊張感を保ちつつも、私はヤマを切り抜けて木津市内を走行していました。 途中で、スリップしたと思われる軽トラックが2台、側溝に脱輪しているのを見かけたのですけど、私は自分たちのことに必死で、助ける余裕はありませんでした。
そして、その日最初の目的地にたどり着きました。
それは京都府南部の都市にある………
めぇさん家でした 着いてすぐに、彼女の家の子のひかるちゃんとみずきちゃんが、私たちを出迎えてくれました。
私たちにとって、ひかるちゃんは5年ぶりぐらい。
みずきちゃんとは、初対面となりました。
めぇさんはこの日は予定があったのに、私たちのために時間を開けてくださいました。
こちらの家は新しくて、お庭はワンコが遊びやすいように設計されていました。 それにしても、波と狛は初めてのところなのに遠慮がなくて、お庭の中を好き勝手に動き回っておられる
そのあとは、ひかるちゃんとみずきちゃんの縄張りにもなっている、めぇさん家の周辺を散歩しました。 その頃には、再び雪が降ってきて。
恐いから、これ以上積もらないで
………と言いつつも、景色の綺麗なところでみんなで記念写真をすることにしました。 雪が降らない地方の私にとっては、雪の中のスピッツは珍しく思えます。
さらに、別バージョンで 最年長のひかるちゃんは14歳にもなるのに今のところ病気知らずで、足取りもしっかりとしていました。
また、みずきちゃんは波とは誕生日が1日違いの11歳(3月19日現在)。
狛も若いといえない歳になりつつあるのですけど、またみんなで元気なまま再会できることを願っています。
そのあと、私たちは雪が降る中を車で走っていき………
宇治市の観光開発の駐車場に入りました。 こちらは観光名所で世界遺産の平等院に近くて、その垣根も見えています。
しかし雪の勢いが衰えないので、波と狛には車の中で待機してもらって、私だけで散策することにしましょう。
それでも、盛り上げポイントを最後に持っていきたいので………
平等院の西側まで回り込んで、宇治橋の袂にある紫式部の像のところから入っていくことにしました。 紫式部さんといえば、昨年は大河ドラマ「光る君へ」で主人公となり、吉高由里子さんが演じましたよね。
当初、私はそのドラマに入り込めなくて、離脱しかけたのですけど、なんとか踏み止まって、結局最終回まで観ました。
しかし……… これはあくまでも私の意見なのですけど、藤原道長(柄本佑)のほうが目立っていて、彼が主役だったように思えてしまいました。
ドラマは道長が死んだところで終わっていますし。
それから、紫式部という名前は出てこなくて、「藤式部」のままとなっていました。
それはさておき、彼女の石像は平安美人で、知的な雰囲気も漂っていました。
さらに私は、平等院の門前町を進んでいきました。 宇治の抹茶を使った団子やスイーツなどに誘惑されつつも、突っ切っていきました。
やがて、表門の前に到達 朱色の立派な門の前には、このような雪の中でもたくさんの観光客が押し寄せていました。
このあと、平等院で最大の見どころとなる鳳凰堂が登場するのですけど………
私がン十年前に訪れた時は色褪せていて、朱色ではありませんでした。 屋根の上の鳳凰も、銅が変色した緑青色でしたし。
その鳳凰堂は、平成24年(2012年)から2年かけて改修工事がおこなわれ………
創建当時の色鮮やかな姿に甦りました 併せて鳳凰にも金箔が貼られましたし。
平等院は永承7年(1052年)に、関白・藤原頼道によって、父・道長の別荘を寺院に改めて創建されました。
その翌年には、阿弥陀如来像を安置する阿弥陀堂(鳳凰堂)が建立されました。
そうしているうちに、建物の正面に回りました。 10円玉の絵とほぼ同じ位置で、なかにはその硬貨と一緒に記念撮影をする人もいました。
雪雲に覆われて暗ぼったいのが惜しいのですけど、鳳凰堂の雪景色も綺麗で、ある意味貴重かも。
やはりその周辺も賑わっていて、特に海外からの観光客が多かったです。
700円の入場料には、平等院の宝物を展示する平等院ミュージアム鳳翔館のぶんも含まれています。 その内部はすべて撮影禁止なのですけど、せめて近代的なデザインの外観だけでも撮っておけばよかったです。
私が中の展示物を見学している間に、雪はやむだろう………
………という希望的観測をしていたのですけど、そうはなってくれませんでした。 それでも氷点下まではいかなかったので、次の目的地まで車でスリップする心配はあまりありませんでした。
私たちは宇治川を渡って、京都市の伏見区に入っていき………
伏見桃山陵(ふしみのももやまのみささぎ)に続く大階段の前まで来ました。 この一帯はかつて伏見城だったところなのですけど、明治天皇の御陵が造営されてからは宮内庁の管理地となりました。
神聖な場所なので、ワンコを連れて入ることはできないのですよ。
なので、またしても波と狛には、駐車場の車の中で待っていてもらいました。
そうしたら、麓からの高低差が30mもあるという230段の階段を上っていきましょう
ハアハア……… 士気を高めてから挑んだのに、すぐに息が上がってしまいました。
直線の階段が天まで続いているみたいで、終わりがなかなか見えませんし。
これはエラい
※「エラい」とは言っても、決して褒めているというワケではありません。 これは白黒茶々さんの地元の遠州弁で、疲れたとかしんどいという意味があります。 皆さまの手前上、茶々さんが途中でリタイアするなんてことはないとは思いますけど、ヒーローショーで観客のチビっ子たちがピンチに陥ったヒーローに向ける「がんばれ〜!」みたいな声援を送っていただけたら、有り難いです。(編集部からのお願い)