波と狛のつれづれ日記

日本スピッツ波と狛と、ときどき箔

京のチロルどすえ

2010-01-30 00:08:09 | チロルネタ
こんばんは、白黒茶々です。
いきなりですけど今回のチロルは、京都の白くて三角形のあの名物をモチーフにしているとのことです。 さすがに形まで似せることはできなかったみたいですけど、そのぶん味と食感に期待することにしましょう。



おおっ、袋を開けた途端、ニッキの香りが漂ってきました。 確かにこれは八ツ橋ですよ~ このニオイに対しては賛否両論あるみたいで、私も中学生の頃まではなかなか受け入れることができませんでした。しかしある時、意を決して食べてみたら、意外と美味しいではありませんか 今ではこのニッキの香りが愛おしくもあります。


        あたし、このニオイは嫌いニャア

しかし、茶々さんは否認派みたいで、ニオイを嗅いだ直後に顔をそらしていまいました。



前置きはこのくらいにして、八ツ橋チロルをいただくことにしましょう    はむっ
う~む………ニッキチョコの中に小豆風味のクリームと餅グミが内蔵されているみたいですね。 これは、チロルが八ツ橋になってしまった、いや、八ツ橋がチロルになったといったほうがいいのでしょうか?とにかくすべての要素が見事に八ツ橋を感じさせてくれます。
また、八ツ橋というだけあって、袋の中には8コ入っています。(みなしごハッチのハッチロルも確か8コだったような……… )

今回のチロルは「八ツ橋」味ということもあって、これを食べたら京都に行きたくなってしまいましたよ。 そういえば、京都なんてもう十年以上も行っていないような………



そのようなワケで、さっそく行ってしまいました。 しかも、八ツ橋チロルも携えて。 その向こうに見えるお寺の門みたいなものは何処ですって?それは………



両脇には狛犬ではなく、お狐様がそびえ立っているこの名所は、愛知県豊川市にある豊川閣妙厳寺。一般に豊川稲荷の名で知られているところです。


左箔母さん、右はたつぴなり

さすがにチロルを食べて京都にひとっ飛びはできなかったので、組み合いの旅行のコースに組み込まれていた豊川稲荷で代用させてもらいました。 それでもせっかくなので、こちらでもおみくじを引いてみることにしましょう。果たして、今春3回目のおみくじは、どのような内容なのでしょうか………



なんと、今回の私のものは「大吉」でした。 一方、「吉」を引いてしまったたつぴは少々いじけている様子。 私が「小吉」でたつぴが「大吉」のほうがネタ的にはよかったのに………いやいや、そんなことを言ったら、大吉様に失礼です。素直に喜んでおかなければ。 ちなみに箔母さんは「小吉」でした。

今回のチロルレポートは今までの逆パターンでやってみましたけど、まさかおみくじの「大吉」にまで行き着くとは私にとっても予想外でした。 また、こちらは今春4回目の初詣となるのですけど、その際に「今年もたくさんのチロルと巡り逢えますように~」とお願いしておきました。


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今季初滑り

2010-01-27 00:03:00 | お出かけ
こんばんは、白黒茶々です。
寒さが本格的になるこの時季には、冬にしかできない楽しみがあります。それは………スキーです。 スキー大好きーな私は、これがあるから冬を完全に嫌うことはできないのです。そういうこともあって、今回は今季初めて行ったスキーの様子をレポートさせていただきます。

今回私が向かったのは、愛知県と長野県の県境にある茶臼山高原スキー場でした。そこは自宅からは一番近いところで、車で2時間半ほどでたどり着くことができます。 コースはやや短めなのですけど、4時間リフト乗り放題で1500円というのですから、かなり手軽でお得なのです。
また、スキー場情報によると、年末までは雪不足で一部しか滑れない状態だったのですけど、年が改まった直後に一気に積もり、ここ数年では最も雪深くなったそうです。

そして初滑り計画を遂行する1月4日になりました。 今回、箔母さんとたつぴは「寒いのはイヤ」と言うので、彼らは春が訪れる直前に連れていくとして、代わりに友人のタナチョーを誘いました。



昨季は雪が少なくて、車にスタッドレスタイヤを履かせなくても行ってこられる程だったのですけど、今回はスキー場に近づくにつれて、かなり険しくなってきました。 ここは冷静かつ慎重にいかなければなりません。道幅が狭いうえに道がくねくねしているので、どうか対向車が来ませんように~



そして、やっとのことで目的地にたどり着きました。 スキーウェアに着替え、いよいよ滑り初めに入ります。



その前に、はやる気持ちを押さえつつ腹ごしらえをしておくことにしましょう。 そういえば、昨年も一昨年もこの茶臼山ラーメンを食べたような気がするのですけど。 「では、いただきます」    ずずず………



さらにスキー板を装着し、リフトで頂上に上がって、やっとのことでいつものこの風景を見ることができました。 ちなみにこちらは昨年の茶臼山の様子です。雪の量が少なくて、ギリギリ滑れるといった感じですね。



それが、今回はこんなにもなっていました。 向こうの山(それぞまさに茶臼山なり)もすっかり雪化粧していますね。

では、記念すべき今季初滑りに行ってきま~す!カッコつけた手前、どうかコケませんように~ その後、私たちは調子に乗って滑りまくり、膝がガクガクになるまで手を抜きませんでした。



さあ、日が暮れてリフト券の有効期限も過ぎたことですし、そろそろ帰ることにしましょう。おおっと、その前にウチにお土産を買っていかなければ。私は迷うことなくたつぴイチオシの七穀米を選んでいきました。

以前に意表を突いたお土産を買ってきてたつぴに落胆されたことがあったのですけど、果たして今回はどうなのか?「ほぉら、七穀米だよ」「わぁ~ これが食べたかったんだょ、父ちゃんありがとう」抱きっ。 これにしておいて良かったです。



七穀米はその翌日くらいに調理されて、食卓に並びました。 その上に、ゴマ塩等を振りかけてお召し上がりくださいませ~



おおっとその前に、箔にも食べさせてあげなければ。 私は一口ぶんほど彼のところに持っていってあげました。「箔や、七穀米ですよ~」
すると箔は、茶碗に盛った白米のように丸くなりつつ、期待に満ちた顔をしました。



「よし」のあとは、初めて口にするのにも関わらず、勢いよく喰らい付いてきました。 箔も健康嗜好なのでしょうか?

今回の七穀米が食べ尽くされる二月下旬頃には、今度は白黒茶々家全員で茶臼山に行くことになっています。昨年、スキーの楽しさに気付いたたつぴは、果たして今シーズンはリフトに乗るまでに至るでしょうか? その日が来るのが楽しみなのですけど、さすがに今回だけは、直前に熱を出して計画をお流れにするというのはナシにするように務めます。


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箔君、冷静におなりなさい

2010-01-23 00:04:06 | ワンコ
こんばんは、白黒茶々です。
まだまだ寒い日が続いていますね。人間にとっては少々厳しい時季なのですけど、白フワな衣を身に纏っているスピッツは快適そうにしています。 そのぶん食欲も旺盛でご飯の時間になると、箔はムダにテンションを上げまくっているのです。 今回はその様子を暴露、いや、レポートさせていただきます。



夕方の小散歩のあと、私が箔のご飯を配膳していたら、彼は待ち切れない様子で頼みもしないのにお得意のブンブンをやりまくっていました。 それでも、すぐに与えるワケにはいきません。やはり「いただきます」の前には、ワンコのお勤めを果たしていただきましょう。



まずは「おすわり」です。これは前の飼い主さんのところにいた頃から仕込まれていたということもあって、カンペキですね。



引き続いて「お手」「おかわり」をば。こちらは私が伝授したのですけど、私が箔の前足を握ろうとすると、なぜかよけてしまうのですよね。 それらをクリアしたら、今度は「ふせ」を………



………って、箔さん、私が「ふせ」と言い切る前に伏せていませんか? 早くお勤めを切り上げて、ご飯にありつこうという魂胆でしょうけど、そうはいきませんことよ。
では、一通り調教が終わったということで、ご飯を持ってきてあげることにしましょう。いいですか、それまで「まて」の大勢でいなさいよ~



だ、ダメです。箔は私の指示を振り切って、高速スピンを始めてしまいました。 あまり回りすぎると、地を翔ける竜になって………いや、ここは誉めるところではありませんでしたね。え~と、バターの色ではないので………白い生クリームになっても知りませんよ。



ご飯を前にしても、調教はまだ続きます。わかってますね、私の指示がでるまでは「まて」の状態ですよ。こちらのほうはほぼカンペキでした。



では、そろそろいいでしょう。「よし………」



「………のや」
しかし私は、久しぶりに箔にイジワルをしてしまいました。 彼はご飯前のお勤めでは所々ズルをするですけど、なぜかここの部分だけは律義に守るのでした。 急ブレーキのかかった彼に対して、今度は………

「よし………ださん」とか、
「よし………い元ピッチングコーチ」とか
つい調子に乗って続けてしまいました。悪く思うなよ、箔ちゃ。

これ以上やると部屋がヨダレの海になってしまうので、そろそろ「まて」を解除してあげることにしましょう。さあ箔、お食べなさい。



すると彼は、ものすごい勢いでご飯に喰らい付きました。 それにしても凄まじい速さです。それでも、私はたまに今回のような悪戯心が芽生えることがあるので、くれぐれもお気をつけくださいませ~


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たつぴ十歳祝

2010-01-20 00:04:19 | 家族
こんばんは、白黒茶々です。
7日の箔母さんの誕生日から息つく間もなく、14日のたつぴの番がやってきてしまいました。 彼が10歳になる記念すべきこの日も、やはり外食でお祝いすることになったのですけど、果たして今回の主役はどこのお店を選ぶのでしょうか?

「そりゃあ、かっぱ寿司に決まってるじゃん」聞くまでもありませんでした。 それだけではなく「まずはイクラとマグロを食べて、それから………」味の組み立てまで例年通りではありませんか。 ということは、毎年撮っている「たつぴイクラネタを頂く之図」が今回も見られそうです。 では、お約束通り、かっぱ寿司に繰り出すことにしましょう。



ちなみにこちらは昨年の様子です。 同じ構図で写せば、たつぴの成長ぶりだけが強調されるのですけど………



んんっ よく見ると、ネタが違うではありませんか。 彼は今回も、いつもの通りの攻め方をすると公言していたのに。これには深い(?)ワケがあります。実は………



確かにたつぴは最初にイクラとマグロの皿を手に取ったのですけど、私の思惑に反していきなりマグロのネタだけをパクリ、次に目にも留まらぬ、いや、写真にも納まらぬ速さでイクラを口に運んでいってしまったのです。 なので、先程の写真はテイク4ぐらいで撮れたものなのです。今回は私のほうが一杯食わされ、いや、たつぴが寿司をお腹いっぱい食いました。



お腹も心も満たされ、私たちが帰宅すると、そこにはじいじとばあばからの誕生日ケーキが用意されていました。 さあ、別腹を囲って、二次会を始めることにしましょう



こちらは例年通り、妥協なし裏心なしの大きさとなっております。 では、ロウソクをさしてそいつに火を付け、部屋の電気を消してください。



本来なら、ロウソクを10本さしたいところなのですけど、さすがにいっぺんに点火すると炎上しそうなので、少し太めのものを10の位と規定しておきましょう。 では、コホン……… ハッピバースディ、ディアたつぴ~………



せっかくなので、茶々にもそのケーキの生クリームを舐めさせてあげることにしましょう。 こちらでも、舌べろっちの写真を撮りたかったのですけど、あまりの舐め回しの速さにカメラが付いていけませんでした。

そんなたつぴ君には「もっと箔と仲良くしたい」という願望があるそうです。 しかし、ひょろひょろな体型が災いして、リードを持たせたら今のところグイグイと引っ張られてしまいます。 そうしたら、他にコミュニケーションを取る方法はないのでしょうか?


今回のおれっちは、チョイ役なのだ

とりあえず、カインズホームのセルフウォッシュ上がりの箔のカートを押してもらってみました。 来年の誕生日には、もっと仲良しな写真を撮ることができますように~ (かしわ手のつもり)


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箔母さんの誕生日を祝い鯛

2010-01-16 00:01:57 | 家族
こんばんは、白黒茶々です。
ちょっと前のことになってしまいましたけど1月7日は、白黒茶々家の誕生日ラッシュの第2弾となる箔母さんの生まれた日でした。 その日に備えて、私はいろいろとお祝いの仕掛けを考えていったのですけど………

「やはり、手作りには手作りで返さなければ」誕生日ケーキはその路線で進めてみることにしました。 そのためにスーパーなどでケーキ製作キットなどを見て廻ったのですけど………そのうち自信がなくなってきてしまいました。 今までこの手のことを全くやったことのない素人がヘタに手を出したら………「愛情がこもっていれば、きっと美味しいハズ」なんてセリフも引き出すことはできないでしょう。 それ以前に、こっそり台所で作っておいて、誕生日当日に本人をアッと驚かせること自体、物理的に不可能ではないでしょうか?



さんざん悩み抜いた末、結局は例年通りにプロが作ったものをケーキ屋で買うことで落ち着きました。 ただし今回も、箔母さんを祝うメッセージを書いてもらうように頼んでおきましたよ。



そして、誕生日当日を迎えました。 今回のケーキはいつもより小さめなのですけど、それには理由があるのです。



つまり、今回はそれに豪華………じゃないけど外食のディナーを付けるので、そちらにも比重を置こうという思惑なのです。 そのような流れで、その晩に私たちが口にしたものは………



七草粥でした。 やはり1月7日は七草で体調を整えるということで。箔母さんが言うことには「外食に連れていってもらうとしたら、やっぱり休日がいい 」とのこと。主婦は休みの日はご飯の仕度を休みたいたいという意向を尊重して、直近の日曜日か祝日に外食に連れていくことにしました。そうしたら、今回はどこのお店に食べに行きましょうか?とにかく、誕生日イベント第二弾となるその日が来るのを待つことにしましょう。

その直近の日曜日となる1月10日に、私はどこにいたのかというと………自分ん家でした。しかも、朝から晩まで。なぜなら、私が発熱したうえに頭痛まで訴えだしたので、その日の祝賀イベントは中止となってしまったのです。



その時の私は、これぐらいダレていました。 「よりによって、こんな肝心な日に………」その後も私の熱はみるみる上がっていき、38・3度にまで達しました。 これほどまで発熱するのは、3、4年ぶりとなります。しかし、それだけでは済みませんでした。
「昨日までなんともなかったのに、いきなり熱がガーっと上がったってことは、十中八九インフルエンザだね、今から病院に行くよ 」「ええっ 」まさかこのような展開になるとは………それよりも、箔母さんの予想通りインフルだったとしたら、前日記の見付天神の悉平太郎あたりで疾病をもらってきたということに。
さらに、病院でインフルエンザの鼻グリグリをやらされたうえに、その診断が下されたら、数日間蟄居謹慎生活を強いられることになるのです。 インフル未体験の私にとっては、それらは堪えられないことなので………
「だだだ………大丈夫だよ、これくらいの体調不良だったら、医者にかからなくても自力ですぐに治してみせるよ」私としたことが、ムダな抵抗をしてしまいました。すると、箔母さんは「そこまで言うのだったら、白黒茶々さんに任せるよ」意外なことに、あっさりと受け入れてくれました。

ところが、晩御飯を食べ始めたあたりから私はみるみる元気を取り戻してきて、熱のほうも37・1度にまで下がり、翌朝には35・3度の平熱(低すぎ )に戻りました。 まさかこんなにも早く快復するなんて………ダメモトでも言ってみるものです。

私が元気になったということで、翌日の「成人の日」にはお祝い外食なるかー



しかし、その日は鏡開きのイベントが控えていて、自宅でお汁粉を食べるのは欠かせないということから、外食する雰囲気にはなりませんでした。 その三日後にはたつぴの誕生日が控えていることから、結局箔母さんの誕生日のぶんの外食プロジェクトは自然消滅となってしまいました。



結果的に今回も例年通りにたつぴの誕生日外食と合同という形になりそうです。それにしても、今回は我ながら外食に執着し過ぎていたような気がします。 お祝いの押し売りにならないように心掛けつつも、来年の誕生日までには箔母さんをアッと言わせる仕掛けを考えておく所存にございます。 皆さんにいいアイデアがあったら、ぜひご一報を………って、これは彼女も見ているので、バレバレなのでは。


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霊犬登場!

2010-01-13 00:04:00 | ワンコ
こんばんは、白黒茶々です。
前回からの続きで、今回は初詣先の見付天神に伝わる悉平太郎(しっぺいたろう)のお話をいたしとうござります。



神社の入口には、このような悉平太郎の銅像が鎮座しています。う~む、耳がピンと立ち、マズルが長くてなかなか凛々しいワンコですね ここはやっぱり、彼と箔との2ショット写真を撮っておかなければなりませんよ。 では「よっこらしょっ(箔を持ち上げたときの掛け声) 」



なんか………凛々しさを競い合う絵を撮るつもりだったのに、箔のほうが思いっ切りゆる~い顔になってしまいました。 やはりこれは霊犬と白大福との違いでしょうか?
そんな悉平太郎のカッコよさが際だったところで、彼の核心に迫ることにします。

その昔、どこからともなく白羽の矢が飛んできて、その矢が突き刺さった家の娘を8月10日の真夜中に、見付天神にいけにえ(人身御供)としてお供えするしきたりがありました。 そうなってしまった家では、泣く泣く娘を差し出していたのですけど………
延慶の年(13O8年)に雲水(旅の修行僧)が解決策を編み出している間に、それは妖怪の仕業だということが判明しました。 さらに、その妖怪が「信濃の国の悉平太郎には知らせるな、悉平太郎が恐い 」と話しているのを聞いてしまいました。「妖怪対策のキーワードは信州の悉平太郎なるものにあり、か」
そこで、雲水はそちらの国に出向き、そのような名前の者を捜し回りました。 「妖怪が恐れるほどの者だから、腕っ節のいい大男だろうな」
その結果、悉平太郎は駒ケ根の光前寺(→開くと鐘の音が鳴る光前寺のページはコチラ)で飼われている早太郎という名の犬のことではないかという結論に至りました。「まあいい、そいつを連れて帰ることにしよう 」

そして雲水と見付の住民は、いけにえを供えることになっている夜に悉平太郎(早太郎でも可)を白木の棺にスタンバイさせ、その後のことは彼に任せることにました。 そうしているうちに、そこに巨大な狒々(ヒヒ)が現れました。なんと、妖怪の正体は、巨大なヒヒだったのです。

いつものつもりでヒヒが柩を開けたら、その中には若い娘ではなく、苦手としていた悉平太郎が。「そ、そんな……… 」いや、落胆している場合ではありません。とにかくここは闘うしかありません。 ガンバレ、巨大ヒ………じゃなかった、悉平太郎、勝て勝て勝ってくれ~

両者が闘っている間は、辺り一面に激しい物音が響き渡っていたのですけど、やがてそれも止み、いつもの静けさが戻りました。 悉平太郎と巨大ヒヒはどうなったのでしょうか?

雲水らがその現場にたどり着いたら、そこには息絶えた巨大ヒヒと、大怪我を負った悉平太郎の姿がありました。「たった一頭でこんな恐ろしい妖怪を退治するなんて、悉平太郎、よくやった」

瀕死の状態の悉平太郎はその後、駒ケ根の光前寺の住職の腕の中で息絶えたとも、傷を癒してから帰省したとも伝えられています。



私たちがこれから参拝しようとしている霊犬神社は、そんな悉平太郎にあやかって建立されたそうです。 鳥居の向こうには、長い参道が続いていて、それっぽい雰囲気が醸し出されていますね。では、ズズズイッと参ることにしましょう



その参道の突き当たりには、このような小さな祠がありました。 全国唯一を謳っているワリには、あまりにこぢんまりとし過ぎているのでは? いや、犬が祀られているというだけあって、祠は犬小屋サイズにしたのではないでしょうか。



せっかくなので箔、霊犬神社と一緒に写っておきなさい。ただし、ワンコの霊のお持ち帰りはご遠慮くださいませ。
そのあと、私たちが悉平太郎Ⅲ世君のところに行ってみたら………



なんと、彼はちょうど起きてきたところでした。 こちらの悉平太郎君は、霊犬伝説が縁で友好関係にある駒ケ根市から磐田市が譲り受けたⅡ世の息子で、平成5年5月生まれということだから………うわぁ~、もう16歳と8ヶ月にもなるのですか その年齢のワリにはまだ足腰もしっかりとしているご様子で、もう霊犬の域に入っていると言っても過言ではありませんよ。 果たして、そんな彼と箔とを対面させたら、どうなるのでしょうか?
その前に、箔か悉平太郎君のどちらかが唸ったら、箔は妖怪側で、共にいい雰囲気だったら、味方ということに定義しておきましょう。では箔、行きなさい。



「ガルル………」うわ~いきなり闘いを挑んでどうするんだ~ ぶ、無礼者、こちらのお方を霊犬と知っての狼藉か~ ちなみにその間、悉平太郎君はいたって冷静でした。霊犬としての貫禄が大いにありって感じですね。
いや、よく見てみたら、箔は唸り声を上げながらも、お得意のブンブンをやって彼を誘っているではありませんか。 しかも顔は笑っていますし………これは微妙な反応なので、明確に敵と味方に分けるのは難しいということにしておきましょう。

日本全国のあちこちには、このような犬にまつわる伝説がまだたくさん眠っていると思われます。またどこらのものを知ることができたら、嬉しいです。


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犬の神社に初詣

2010-01-09 00:01:24 | 年間行事
こんばんは、白黒茶々です。
前の日記で私は「お正月モードから脱する」ようなことを申しておりましたけど、恐れながら前言を撤回してもよろしいでしょうか? 実は、まだお正月に関するネタで、初詣というものが残っていたのです。
白黒茶々家は例年では豊川稲荷に行くのですけど、そちらは今月末に行く組合の旅行でそのコースの中に入っているということもあって、今回は久しぶりに他のところに行ってみようという運びとなりました。

そのような状況の中で、私たちが選んだのは………見付天神でした。正式名を矢奈比賣神社(やなひめじんじゃ)というその神社は、創立年月は定かではないのですけど、9世紀頃の記録にその名が出てくるそうです。また、古くからその地方の学問の神様として信仰を集めてきました。それから、毎年9月には見付天神裸祭がおこなわれています。 さらに、そちらには悉平太郎(しっぺいたろう)伝説も残っています。


      うおおぉぉ~~~、お出かけなのだ~~~!

見付天神は犬と関係の深いところということなので、今回は箔も一緒に連れていくことにしましょう。 「箔、初詣に行くかい?」今年初めての本格的なお出かけに彼は狂喜乱舞し、ものすごい勢いでクレートの中に飛び込んでいきました。 その後方で、驚いたような呆れたような顔をしているお茶々殿がなんとも。



見付天神は、Jリーグのジュビロ磐田がホームを構える静岡県磐田市にあります。 まずは拝殿をお参りしておきましょう。 (かしわ手のつもり)おおっ その両脇には………



願掛け牛の石像がありましたよ。 せっかくなので、箔もなにかお願いごとをしておきなさい。 やはり彼の願いといったら………おやつ、おでかけ、おんなの3O(オー)でしょうか?



また境内には、多種多様なおみくじも取り揃えられていました。 ノーマルなおみくじに、恋愛花みくじ、夫婦みくじ、天神みくじ、………などなど。箔母さんは色みくじ、たつぴは巻物みくじを引いたみたいですね。じゃあ、私は血液型みくじをやってみることにします。 ちなみにその結果は………箔母さん・※吉の表示ナシ、たつぴ・大吉、私・小吉でした。

うおおおぉ~ あちらには、書き割りが設置されているではありませんか。これはぜひとも、顔を突っ込まなければなりません。 しかし、たつぴはまたしても女役を拒否したのです。 だからといって、私がその役をやったら、またしてもひんしゅくを買いそうですし………



それなら、箔がやりなさい そうしてみたら意外なことに、けっこう似合っているではありませんか。 ただし、犬が犬を伴っているところは、ご愛嬌ということで。



さらに、さらに社務所らしき建物の脇には、霊犬の悉平太郎Ⅲ世なるワンコがいましたよ その犬小屋の中を覗いてみたら………なんと、就寝中のご様子。



見付天神の奥のほうには、霊犬神社がありました。その神社は、全国で唯一ワンコが祀られているそうです。 悉平太郎君が目覚めるまでの間、皆さんにもそちらのほうをご案内したいのですけど………

大変申し訳ないのですけど、夜もふけてきたので今宵の日記はここまでに致しとうございます。 果たして、霊犬神社とはどのような神社なのか、また、悉平太郎は何者なのか?それらについては次回追求していくので、そちらのほうにもどうかお付き合いくださいませ~


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白黒茶々家のお正月風景

2010-01-06 00:16:08 | 年間行事
こんばんは、白黒茶々です。
もうお正月の空気は去りつつあるのですけど、今回は遅ればせながらもわが家のお正月の様子をお伝えします。

またしても話は大晦日の夜にまでさかのぼります。 白黒茶々家では毎年、年が改まったすぐあとに、除夜の鐘を突きに隣町のお寺まで行くことになっています。 今回も昨年と同じところに行ってみたら………



そこの鐘楼にはすでにたくさんの人の列ができていました。もちろん、そのお寺の檀家ではなくても鐘を突かせてもらえますよ。 さらに先着108組に破魔矢の無料進呈があるというのですからかなり太っ腹です。
私たち一家は際どい位置にいるのですけど、果たして破魔矢を手にすることはできるのでしょうか? そして、ウチの先頭打者のたつぴの番となりました。



ところが、彼の前の人をもって、破魔矢はなくなってしまったのです。 「くぅ~………なんでこんなところで終わっちゃうの 」しかし、考えようによっては、惜しいところで破魔矢をもらいそこねる人は年に一人しかいないので、よっぽど珍しくてツイているということに………く、苦しい。 そして、悔しさと煩悩を溜め込んだ状態で彼が突いた鐘は、とてもいい音を出していました。



引き続いて、箔母さんが突きました。これはその前に合掌する段階なのですけど、彼女の脇には「ふ~やれやれ、やっと配り終えたよ 」と空筒を持って引き揚げるおいちゃんの姿がありました。そして、私も突いて除夜の鐘は終了したのですけど、せっかくなのでお寺へのお参りもしておきましょう。これが今期の初詣第1号ということになるのでしょうか。 そうしたら………おおっ、賽銭箱の隣には、おみくじがありましたよ。 しかもこちらも無料なんて、これは引くしかありません。 結果は………私・小吉、箔母さん・吉、たつぴ・大吉でした。

本堂の外では煮込んだコンニャクと樽酒が振る舞われていて、先程の破魔矢のおいちゃんも、ひと仕事の後の一杯をやっていました。 「おう、さっきは惜しかったのう」それに対してたつぴは「でも、おみくじで大吉を引いたからついているよ」上機嫌で答えていました。 

そのあとは、家に帰って就寝という運びとなるのですけど、私と箔には初日の出を拝むイベントが控えていました。 なお、そちらの結果については、前回の日記のほうをご覧くださいませ。



そして、明けて1月1日のお昼近くになって、ようやくわが家のお正月の準備ができたので、ご案内いたします。 しめ飾りの付いた玄関外では、箔がブンブンをやってお出迎えをしております。 それに乗って、出逢いや運気がたくさん訪れて来ますように~



その玄関を開けたら、今度は今年の干支に最も近い姿をしている茶々がいました。 しかしこのトラ猫ちゃん、このような姿かたちをしていても、卯(ウサギ)年生まれなのです。



そして茶の間には、おせちの用意がしてありました。 う~む………私は箔と一緒に写ったハズなのですけど、いつの間にか巨大な鏡餅とすり代わっていすね。



そのおせちは、今回も箔母さんが手掛けました。それぞれのお重には、入れるものが決まっていて、それぞれに謂れがあるそうです。 お雑煮と合わせていただきましょう。
ちなみに私の住んでいる地域のお雑煮は、醤油ベースのものに人参、大根、白葱、鶏肉等を入れて、餅と一緒に煮込んで作ります。 本来なら、のし餅を四角く切ったものを投入するのですけど、ウチでは昨年末の農協祭で拾った丸餅を使っています。

もう全国的に仕事始めの頃だと思います。これからは私もお正月から脱して通常モードに入らなければなりません。では今年一年、公私ともども頑張って参りま~す 


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謹賀新年なのだ!

2010-01-02 00:49:44 | 年間行事
あけましておめでとうございます、白黒茶々です。
今年も箔ともどもよろしくお願い致します。


     またこれをやらされるのか~なのだ

このパターンは、昨年もやりましたけど、新年の挨拶が終わったところで………

ぐ………だいたい予想がつくと思いますけど、このあとの展開はあまりに物騒で新年早々縁起が悪いということで編集部から「待った 」をかけられてしまいました。 それでもそのままお蔵入りにするはもったいないので、この日記の最後に載せさせていただくことにします。



話は前日の大晦日の夕方にまでさかのぼります。白黒茶々家では毎年その日になると、家以外の大きな風呂に入って一年の垢を落とすのが恒例行事となっています。 その場所も国民宿舎奥浜名湖で定着しつつあります。そこは浜名湖の北部にあって、見晴らしのいい展望大浴場が名物となっています。 そして、ひとっ風呂浴びているうちに………



浜名湖(…の山際)に沈む夕日が見えてきました。 幻想的なこの風景を見ていると、今年一年にあったことがいろいろと思い出され、感慨深くなってしまいます。 明日は綺麗な初日の出となって私の前に現れてくださいよ~

そして一夜開けて、いや、正確には明ける直前の2010年の1月1日となりました。 今回私と箔は、昨年のような寝過ごして日の出時間ギリギリのドタバタ劇をするようなこともなく、余裕をもって近くの遠州灘海岸に向かうことができました。 ちなみにそこからは、天気がよければ水平線から初日の出が上がる光景を見ることができるのですけど、果たして今回はどうなのでしょうか?



とりあえず海岸に到着しました。こちらにはすでにたくさんの人が集まっていますね。海岸上空は黒い雲に覆われているのですけど、まだ諦めてはいけません。 彼らの熱気でその雲もきっと吹き飛ぶことでしょう。



さらに私たちは、波打ち際で日の出を待つことにしました。厳しい状況ではあるのですけど、果たしてご来光は拝めるのでしょうか?



う~む………完全に雲の裏側に隠れてしまいましたね。 最も明るい状態がこんな感じなのです。本来なら7時前後には日が昇るハズなのに、今回は残念な結果となってしまいました。それでもその頃に、あたりにはこの地域には珍しい雪が舞っていて、今までとは違った元旦となりました。 ある意味、こちらも貴重な風景ということになります。 あとは家で温かくして、年賀状や分厚い新聞を読んだり、家族でお節を囲ったりするのですけど………


だって、大掃除の途中だったんだもん、でも、月光仮面みたいでカッコイイでしょ

このタイミングでコレを出すのですかい いちおう、前のほうで断っておきましたし。 まだ怪しいサンタから抜け出せないのでしょうか?「今までのほんわかした雰囲気がだいなしだ~ 」という方は、どうかこの部分は飛ばしてください。………って、もう遅いか。

とにかく、今年もどうぞよろしくお願い致します。


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コメント (22)
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