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朝、子どもの体温を計って記録しよう

今年は新型インフルエンザがあります。したがって例年にもまして子どもたちの健康管理をしっかりする必要があります。
(もちろん、お父さん、お母さんも十分に気をつけてください。)

手洗い、うがいはもちろんなのですが、お勧めしたいのが朝の検温。

メモでも、PCでもいいので、子どもの朝の体温を測って記録しておくといいでしょう。6年生になって、病気でもしない限り、体温を測ることがないと思うのです。

だから平熱がいったい何度なのか。ここをしっかり把握しておく。そして毎日朝検温することによって、変化がわかります。

調子が悪くなる前に、早めに休ませるということが大事。ちょっとしたムリが、かえって病気を長引かせることになる。

そうすると、影響は少なくありません。

予防が大事なのは当たり前の話ですが、そのためにもデータは欠かせないのです。

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合不合受験の注意点

明日は四谷大塚 第1回合不合判定テストですね。

多くの6年生が受験すると思いますが、ここで注意点。
(模擬試験に対策があってはいけないのですが、つまらない失敗をしてほしくないので。)

合不合もそうですが、一般に模擬試験はひとつの試験ですべての学校の合否を判定します。したがって、全体をきれいな正規分布にする必要がある。なるべく正規分布に近づけることによって、統計的なデータの信憑性を上げなければなりません。

そこで、簡単な問題から難しい問題まで、幅広い出題をするのはもちろんのことながら、大量の問題を出すのです。

特に算数がそうですね。時間があまるようにはぜったいにしない。ほぼ全員の受験生が、最後の1分まで使うように作られています。

だから普通に考えると、なかなか最後まで行かない。そしてここが大事なことですが、

「それで打ちひしがれる」

子が出るのです。

これは入試でもそうですが、一科目の失敗を後まで引きずってしまう。そうすると、本来出来るべき問題もできなくなってしまいます。

だから合不合に限らず、どの模擬試験でも

1 自分ができる問題をといてくればいい。やり残しを苦にしない。気にしない。

2 こんなに忙しい入試はない

という気持ちをもってもらいたいと思います。

数万人を正規分布に乗せるのと、数百人を判定するのでは、基本的に試験の構造が違います。模擬試験は、あくまで統計的データを算出するのが目的であって、「光る子をとろう」的な発想はありません。

だから、

「自分が現時点でとれる点数をただとればいい」

と考えればいい。そうすると自然なポジションが算出されてくる。その統計的データを見て、次の対策を考えることです。

もとより、これは入試ではありません。今後の学習を考える上でデータを出すのが目的です。

気楽に受けてもらう必要はないが、さりとてガチガチに緊張されても困る。

試験のでがけに

「やり残しを気にしないのよ」

と声をかけてあげてください。

自然なデータになれば、それでいいのです。

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地震の問題

地震の問題は最近の理科で増えてきました。

ポイントをいくつか。

まずは用語。

震度は、揺れの大きさを表し、マグニチュードはエネルギーを表します。

震源は地震の起きた場所。震央は震源の真上の地表の位置。したがって、地震の速報で震源地という言い方は実は震央を表し、震源の深さで震源がわかるという仕組みになっています。

地震波は2つあり、第1波をP波、第二波をS波といいます。

P波が初期微動を起こし、主要動(大きな揺れ)を起こします。

P波は秒速5~7km S波は秒速3~4km。

問題ではP波を秒速8km、S波を秒速4kmとすることが多いようです。

P波が到着してからS波が到着するまでの間をP-S時と呼び、この時間によって観測地からの距離を測定します。

例えばP-S時が4秒であれば、上のP波、S波の秒速を使えばかかる時間の比は1:2になりますから差が4秒。したがってP波が到達するまでにかかった時間は4秒ですから、8×4=32kmが観測地から震源までの距離ということになります。


今年の攻玉社の問題

以下の観測データから、次の時刻を求めなさい。
(ア)震源からの距離が45kmの地点における、ゆれはじめの時刻。
(イ)この地震が発生した時刻

観測点A 震源からの距離 30km ゆれはじめの時刻 午後6時10分20秒
観測点B 震源からの距離 90km ゆれはじめの時刻 午後6時10分32秒
観測点C 震源からの距離 150km  ゆれはじめの時刻 午後6時10分44秒



ゆれはじめの時刻とは、P波が到着した時刻です。したがって90-30=60kmの距離を12秒で動いていますから、この問題ではP波の秒速は5km。
(ア)は45km地点ですから、45-30=15
15÷5=3秒ですから、ゆれはじめの時刻は午後6時10分23秒になります。

(イ)したがって30km÷5=6秒なので午後6時10分20秒から6秒ひけばいいので、発生時刻は午後6時10分14秒と計算すればいいのです。

地震の問題は聞かれることが割と決まっているので、用語を整理し、あとは速さの問題と考えれば、難しくはないでしょう。

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秘密兵器?

うちの子どもたちが、持っていました。

メモリボ

暗記と言えば、我々のころは暗記カードで、めくっては見る、めくっては見るという繰り返しでした。

基本的にはまったく同じ。

しかし、それがデータになっているところがおもしろい。

そのうち、中学受験のコンテンツも豊富になるんでしょうか。

暗記カードは自分で作るから、いいのだという説もありますが、まあ、しょっちゅう持ち歩くと言う意味では、なかなかかと。
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シルバーウィークはテーマ別の勉強を

来週はシルバーウィーク。
運動会もあるし、文化祭もあるでしょうが、しかし、冬休み前、まとまった時間がとれる機会としては貴重です。

私は、このときテーマを絞った勉強をすべきだと思います。

自分で不得意だと思う範囲を集中して勉強する。例えば歴史などは、なかなかまとまった時間がないと、整理しきれないというところがありますね。

てこ、滑車、水溶液などもその範囲でしょう。

ですから、ひとつかふたつテーマを絞って、シルバーウィークに一気に仕上げて、自信をつけることだと思います。

課題を書き出したと思いますので、その中からここで一気に解決しようという意気込みをもって勉強してください。
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合否がわかれそうな問題(電熱線)

こういう風に問題を出されると、子どもたちは混乱するでしょうね。条件が多くもないし、問題提示は文章だけ。
よく考えれば、まあ、解けそうですが。

ちょっと詳しく解説してみました。



電熱線A、B、Cがあります。これを電池につないで電流を流すと発熱し、ものを温めることができます。

それぞれを電池1個につなぎ、容器に入れた同じ量の水を同じ時間温めたところ、温度上昇の比は流れる電流の比と同じで1:2:4になりました。

また、それぞれの電熱線に電池を直列につなぎ、A、B、Cに流れる電流の大きさが等しくなるように、つなぐ電池の数を変えました。

そして、それぞれの電熱線で容器に入れた同じ量の水を同じ時間温めたところ、

温度上昇の比は4:2:1になりました。

電熱線に流れる電流の量は、直列につなぐ電池の個数に比例するものとして、以下の問いに答えなさい。

(1)Aに直列に8個の電池をつないだときの電流は、B、Cにそれぞれ何個の電池を直列につないだときの電流の量と同じでしょうか。


(2)Aに3個の電池を直列につないだときの温度上昇は、Aに1個の電池をつないだときの何倍でしょうか。


(3)Cに2個の電池を直列につないだときの温度上昇は、Aに何個の電池を直列につないだときの温度上昇と同じでしょうか。また、それはBに1個の電池をつないだときの温度上昇の何倍でしょうか。


(4)A、B、Cを並列につないで2個の電池を直列につなぎ、同じ量の水にいっぺんに入れたときの温度上昇は、Cに1個の電池をつないだときの温度上昇の何倍でしょうか。



電池1個をつないだときに、電流の比は1:2:4になった。

ということは同じ電圧がかかっているわけですから、

抵抗の比は1:1/2:1/4

ということです。つまり抵抗の比は逆に4:2:1になります。

発熱量の比は電流×電流×抵抗だから

1:2:4の電流が流れれば、発熱量の比は

A:B:C=1×1×4:2×2×2:4×4×1=4:8:16=1:2:4

になっているのです。

逆に同じ電流を流せば

1×1×4:1×1×2:1×1×1=4:2:1の発熱量になります。

で(1)ですが、Aに直列に8個の電池をつないだら8倍の電圧がかかるので、抵抗が【4】ですから(2)の電流が流れることになります。

Bは抵抗が【2】ですから(2)の電流を流すには4個を直列に並べればいい。

Cは抵抗が【1】ですから(2)の電流を流すには2個を直列に並べればいいということになります。

ここで抵抗を【1】とおき、電流は(1)とおいています。


(答え)B‥・4個 C…2個 

続いて(2)

電圧が3倍になったので、流れる電流も3倍です。抵抗は同じですから

電流×電流×抵抗なので3×3=9倍ということになります。

(答え) 9倍 

(3)ですがCの抵抗は【1】でした。そうすると2個の電池をつなぐと流れる電流は(2)。したがって発熱は2×2×1=4です。

Aの抵抗は【4】ですから流れる電流は(1)で同じ発熱になります。

抵抗が【4】ですから(1)の電流を流すためには4倍の電圧が必要ですね。

したがって電池は4個いります。

Bに1個の電池をつなぐとBの抵抗は【2】ですから流れる電流は(1/2)です。

発熱量は1/2×1/2×2=1/2となります。

4÷1/2=8倍が答えになりますね。

(答え)4個 8倍 

(4)ですが、A、B、Cを並列につないで、それぞれ2個の電池を直列につなぐと

Aは抵抗が【4】ですから流れる電流は1/2、発熱量は1/2×1/2×4=1
です。

Bは抵抗が【2】ですから流れる電流は1、発熱量は1×1×2=2
です。

Cは抵抗が【1】ですから、流れる電流は2 発熱量は2×2×1=4

この合計は1+2+4=7となります。

Cに1個の場合はCの抵抗が【1】ですから、流れる電流は1

発熱量は1×1×1=1なので

7÷1=7倍です。

(答え)7倍

と解説をすればこうなるのですが、今の段階ではなかなか難しいかもしれません。

でも、力を見るのにはなかなかいい問題だと思います。文章だけで、しかも条件は2つしか提示しない。

でもこれだけの問題内容。

できれば相当力がついたといえるでしょう。あるレベル以上の戦いなら、合否を分けるかな、という感じですね。



「映像教材、これでわかる電気」(田中貴)

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どこまで落とせば安心なのか?


四谷大塚 第2回合不合判定予備の女子の80偏差値表から2月1日、2月2日、2月3日校を偏差55~70まで抜粋したものです。

たとえば1日校で64以上の学校を受けるお子さんは、2日はどこにすればいいのでしょうか。

1月校で滑り止めがもしなければ、2月2日は安心したいところ。しかし64以上を目指すお子さんのご家庭は多分 鴎友、吉祥女子、白百合 ぐらいにと思われているでしょうね。

だから、ここに集中します。集中するということは、危険であるということなのです。

2日の明大明治、青山、慶應湘南というところはもちろん滑り止めにするのは大変ですが、これらの学校には1日に安全に受けてきた子たちが挑戦することが多い。

例えば横浜共立、横浜雙葉あたりをしっかり押さえて、それから慶應湘南という受け方をしてきている。だからこの表で言えば、62までは危ない。確実ではないのです。

60を切れば、基本的にはかなり楽になるでしょう。

多くの方はこの落しができないのです。



流れとしてはこういう感じでしょうか。だから逆の流れもあります。



この逆の流れはいいですね。だんだんにハードルをあえて行くわけだから、3日で上に行くこともできるし、滑り止めよりはもう少し高いことを狙うこともできるでしょう。

私がいう「がーっと」落とすというのはこういう感覚なのです。

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秋の勉強を書き出してみる

2学期の授業が始まりました。

やはり授業回数が増え、自宅学習時間が減り、しかし宿題が増えた!ということになっているようです。

これまでだって結構がんばってきたわけですが、自宅学習時間が減り、宿題が増えるということになれば、当然やりきれないということが起きるでしょう。

特に4教科の先生が全部違うという塾では、先生の間で課題の調整が行われない可能性があります。国語の先生は、国語のことだけ考えて宿題を出す。算数も、理科もということになると受けての生徒の方で調整をせざるを得ません。


そこで、この秋に出されている課題を全部書き出してみてください。

そして実際に1週間の計画に落としてみましょう。

多分、終わらない・・・という結果になると思います。

だから、優先順位を決めないといけない。まずは塾の先生に相談するのが先決です。ただ一方で、親の方で考えておかないといけない部分もあるようですね。

先日、あるお母さんとお話をしたときのこと。その塾は現在週5日。で、先生からはすべて取るように指導があったそうです。単科でとることはできない。だからしぶしぶ全部申し込んだんだそうですが、案の定、お子さんはくたびれて家での勉強もうまく進まない。

そこで、この授業は休んでいいか?というお話をしたところ、
「体が大事ですから、どうぞ」
だったそうです。

「売り上げが上がれば、あとはいいんだわ」
と思ったそうですが、まあ、それならそれでこちらが考えればいいことなんだと割り切って、家庭でやる勉強を決め、出る授業と出ない授業をはっきりさせてしまったら、ずいぶんお子さんの勉強が進むようになった。

「『先生が家庭中心で考えなければだめだ』と言われた意味がようやくわかりました。」とおっしゃっていました。

ですから、実際に何をすべきなのか、絞り込む必要があるのです。授業もすべて出る必要があるのかどうか、しっかり考えてみてください。

その上で向こう2ヶ月、まず何をやるのか、しっかり決めていきましょう。

そして模擬試験の結果を見ながら、また次の計画を考えていく。9月、10月は学校行事も多く、また文化祭などを見に行くことも必要ですから、まずスケジュール管理をしっかりしていきましょう。
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計算練習は低学年でしっかりと

昨日、そうてつエルフィーキッズで3年生の男の子の計算練習をみる機会がありました。

割る数が2桁。割られる数は2桁、ないし3桁。

ちょっと大変そうです。ためしに2桁×2桁の計算をしてもらうと、案の定、スムースではない。

当然のことながら、割り算はかけ算の逆であるから、かけ算のイメージがわいていないとスムーズにいかない。

例えば210÷36という計算を考えるとき、
2は36で割れない、
21も36で割れない、
だから210を36で割るわけですが、36×5が近いというイメージを持って割るわけです。したがって36×5の計算が十分にできる状況でなければ、割り算のイメージにつながらないということなのですね。

低学年でこういう計算の練習をしっかりやることが、中学受験の算数の下支えになります。だから、小さいときから積み重ねていくことがのぞましい。

こういうコツコツとした練習でも、子どもたちは環境によって熱心にやってくれます。

その環境とは?

ほめられる環境。
「すごいねえ。」「できたねえ。」
といえば、この頃の子ども達は素直に喜んでくれる。そしてまたやると言い出してくれるのです。

褒めて伸ばしながら、計算力をしっかり低学年のうちに身につけていきましょう。
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歩合計算の勘所

売買損益の問題でもうひとつひっかかるところが、~割まし、~割引きというところです。

1割は0.1ということは比較的わかりやすい。ところが、子どもたちは割合の計算をしていますから、どうしても3割というと0.3倍をイメージしやすい。ところが3割増しというのは1.3倍である。
ただ「まし」ということばがついただけで、なぜ1.3倍になるのか、ここがわからない。

大人はこれをミスだと思う。
「まし」を見逃したのだろう。いえ、そうではないことが多いのです。

「まし」の意味がいまひとつわからない。なぜますと1に0.3を足すのか。
もとを1とおくからですが、そこが本当に理解できていないから間違うのです。

ある商品に仕入れ値の3割増しの定価をつけ、定価の2割引で売ると1つについて160円もうかりました。この商品の定価はいくらですか。

という基本問題ができないときは、ことばの概念をもう一度確認してあげてください。1.3倍、0.8倍になるのがなぜなのか、説明してもらうといいでしょう。その説明を聞けば、できない理由ははっきりすると思います。
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