ひとり座禅のすすめ

自分ひとり、坐禅(靜功)を日常生活の中で取り入れていくと今までと違った感覚を覚えていく。

意識を集中した時に浮かぶ雑念はよいのでは

2010-01-04 17:02:01 | 座禅
座禅の時に意識を集中する方法として、吐く息だけに意識を集中する方法と、数をひたすら数える方法などがあります。 ここでは吐く息だけに意識を集中する方法をとります。 大きく吸ってゆっくり吐く、吐く息をイメージで体の中へ吐く呼吸法をとります。

私は何も分からないままに、息をできるだけゆっくり、長く吐くように呼吸を行っていました。 普通の呼吸で、できるだけ吐く息を長く吐いていただけなのですが、それが自然に吐く息を体の中へ、吐いていたのです。 またその後ものの本によって、下腹の辺りに臍下丹田があることを知り、臍下丹田に向けて息を吐いていました。

臍下丹田という言葉は分かりましたが、具体的にそれが下腹のどこにあるかは分からないままに、臍下丹田はどこだどこだと思いながら、ひたすら体の中へ息を吐いていました。 不思議なことに息を出来るだけ長く吐き、イメージで体の中へ吐くことだけに、意識を集中していますと、雑念は殆んど沸くことはありませんでした。

1時間の座禅を続けていますと、途中で日常的な解決しなければならないようなことが、ふと頭をよぎります。 そんな時には、その雑念を吹き飛ばさずに、静かに呼吸に集中している時に、雑念について考えてみます。 そのような環境にあるときの雑念は、このように考えたらよいのではないかというサジェスチョンが、頭をよぎるのです。

呼吸に意識を集中できないままに、浮かんでくる雑念を考えていますと、次から次へと雑念が沸いてくるようです。 こんな時の雑念を考えることは、余りよい答えは出てこないように思います。 先ずは意識を一点に集中することが、大切なのです。


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