ひとり座禅のすすめ

自分ひとり、坐禅(靜功)を日常生活の中で取り入れていくと今までと違った感覚を覚えていく。

呼吸法や座禅を日常的に行うことがとても大切なんです

2010-01-08 07:36:01 | 座禅
私が他の人に、座禅をやっていますと話すと、大抵の方はどこのお寺でやっているんですかと訊ねます。 いえ自分の家で行っているんですよと答えます。 座禅はお寺で行うもんだと考えている方が、殆んどなんです。 私は、どこそこのお寺で、座禅を行ったことがあります、という答えが返ってくることもあります。

 座禅をやりませんかと、人に勧めることもあるのですが、いえ時間的にも精神的にも、余裕がありませんよ、と返ってくることもしばしばです。 本当のことを言いますと、私が初めて座禅(静功)を行ったときには、ある意味では精神的にも経済的にも、余裕が無かったのです。 千葉に住む大学の級友から、静功をわざわざ私の家のそばで、習うことになったという声かけがあったからに他なりません。

 週1回3時間、月4回で月謝が32000円で、入会する時に入会金1ヶ月、月謝2ヶ月合計96000円が必要だったのです。 高いなあと思いながらも、どうしようかと考えた挙句、せっかく声をかけてもらったので、やってみようかと参加することにしたのです。 はっきりいっておきますが、そのときの状況は、決して経済的にも精神的にも、余裕などは無かったのです。

 級友は自分の健康問題を、気功で治そうと思っていた節があり、週3回、それも1回は24時間の静功を行うというものでした。 私はそのとき思ったのです。 友人は経済的に余裕があるのだなあ、自分は余裕が無いので、そうだ、日常的に自分自身で行ってみようと考えたのです。

 日中は、どこへ行きときでも、電車を待っている間立ちながら、ちょっと目を瞑っては吐く息を、出来るだけ長く吐くような呼吸法を行いました。 また電車の中でも座れる場合、背もたれに背中がつかないように浅く座り、肩の力を抜いて頭のてっぺんが天から引っ張られているような感じで座り、目を軽く閉じては、吐く息を長く吐くような呼吸法を、行っていました。 事務所でも椅子に座って、ふと同じように呼吸法を行っていました。

 今おもえば、日常的に吐く息を出来るだけ長く吐くような呼吸法を行っていたせいか、自宅で座禅を行う時には、不思議と吐く息に意識を集中できたのです。 生活習慣というと悪いイメージがありますが、呼吸法や座禅はある意味では、よい生活習慣ではないかと、いつも思っていることです。 

私は座禅をはじめて行った時から、1時間の座禅を行っていました。 はじめが肝心、はじめから1時間の座禅を行うようにしてみましょう。 きっと何かが変わります。 また何かを感得できるはずです


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