ひとり座禅のすすめ

自分ひとり、坐禅(靜功)を日常生活の中で取り入れていくと今までと違った感覚を覚えていく。

耐震偽装問題ー構造設計者の嘆き

2007-12-23 09:08:25 | 社会・経済
 友人が、建物の構造設計をしておりますが、今年の6月20日以降の建築基準法の改正に伴う建築確認申請について、聞きました。 ある一定以上の建物は、建築確認検査機関のほかに、構造設計の第3者機関のチェックを受けることになったのですが、今までのチェックと違い、重箱の隅を突っつくようなことを行っていて、遅々として先に進まず、従って工事の着工もできないといっておりました。

 今回の確認申請手続きの変更に伴い、各検査機関も手探りの状態で、業務をこなしているようです。 友人によると、確認検査機関の審査が終わって、第3者機関に構造設計の書類が回ると、また一からのチェックが始まり、審査をする担当者のものの考え方一つで、最終的にまた再申請ということになってしまうといいます。 平均1.5倍以上に跳ね上がった確認申請手数料を、また払い込んで、申請しなおさなくてはなりません。

 一部の不心得のもののおかげで、ずい分と多くの人迷惑をしているようです。 経済全般における影響も大きく、新築の建設件数も落ち込んできていることや、計画自体を見合わせている人たちも、多いと聞きます。

 ちょっと異常事態だと思いませんか。 友人はもう構造設計の事務所を畳んで、ほかの事をしようかと思っていると、冗談交じりに話しておりました。

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