ひとり座禅のすすめ

自分ひとり、坐禅(靜功)を日常生活の中で取り入れていくと今までと違った感覚を覚えていく。

座禅を行うには自然の摂理に従う気持ちが大切です

2010-01-06 07:39:47 | 座禅
生来、意識しなかった呼吸を意識し、吐く息をできるだけ長く吐くことによって、私達の体に、様々な変化を感じるようになります。 目には見えなくても自分自身が感じるものは、人には言えなくても、自分でもびっくりするぐらいのものを、感じるようになります。

いつも、自然の動きに任せ、自然の摂理に従う気持ちを持っていれば、変化が起こっても動揺することなく、それを楽しむ気持ちを持つことが出来ます。 静かに行う座禅での微妙な変化は、楽しむことは出来るのですが、突然大きく変化する自発動は、私達をびっくりさせるのです。

自発動は、体の中の気が充実して、ある日突然、勝手に気が動き始めます。 もう記憶が定かではありませんが、私の場合は、いつものように半身浴を行った後、布団の上で座禅を行っていた時です。 下腹が突然、心臓のように鼓動を始めたのです。 ちょっとびっくりしたのですが、座禅をやめ、静かに布団の中で上を向いて寝ました。

下腹の鼓動を楽しむようにして、静かにしておりました。 30分ぐらい続いたでしょうか。 今度は右足の大腿部に移りました。 しばらく続いた後で、今度は右ひざにその鼓動が移り、更に右の足のかかとに移った後に、その鼓動は収束したのです。

私は、その間中、ずーっとその鼓動を静かにしながら、楽しんでいたのです。 後からものの本により、それが自発動と呼ばれるもので、自発動を無理に止めようとすると、偏差という気がおかしくなることを知りました。

普段から呼吸を、座禅を楽しむ気持ちを持っていれば、また自然の動きに任せ、自然の摂理に従う気持ちを持っていれば、そんな突然の変化ににも、楽しむことができるんだなあと、改めて感じたしだいです。


最新の画像もっと見る

コメントを投稿